花田提督と艦娘達の日常2~受け継がれし魂を持つ者 作:花田司令
宇宙世紀0110年 この年人類は再び滅亡の危機に
入ることになった…欧州で深海棲艦による
大規模侵攻が始まったからである
翌年宇宙世紀0111年7月
ついに深海棲艦はアジアに侵攻し
瞬く間にインドネシア フィリピンを制圧
8月15日ついにはアジア防衛の要だった
インド 中国までもが陥落した
戦いは日本に迫りつつあった…
宇宙世紀0111年9月15日 対馬
NPF九州方面軍 対馬基地
執務室
対馬司令部第三遊撃予備部隊
第一部隊 旗艦 高雄「以下の者は本日付
を持って対馬司令部第三遊撃予備部隊に
配属となる」
高雄「駆逐艦陽炎!」
陽炎「はい!」
高雄「駆逐艦不知火!」
不知火「はっ!」
高雄「よろしい同じく本日付で対馬司令部
第三遊撃予備部隊の隊長を任命する」
高雄「花田龍治郎大尉!」
花田龍治郎大尉「はっ!」
対馬司令部第三遊撃予備部隊
第二戦隊 旗艦 矢矧「実戦経験は大尉だけね
残りの二名は演習に入れ」
高雄「軽巡由良!」
由良「はい!」
高雄「あなたには大尉の補佐官を任命します
基地の案内を…」
由良「了解致しました」
龍治郎「…」
由良「フフッ…」
基地郊外
由良「対馬は日本海防衛の要として早くから
要塞化されてきました」
龍治郎「配備されていた戦艦隊と機動部隊は?」
由良「皆深海棲艦の侵攻の恐れがある五島列島に
派遣されました…しかも残された二個戦隊も
戦力を派遣部隊に引き抜かれ…」
龍治郎「その穴埋めを新人でするのか…」
由良「私もです…一週間前に佐世保から」
龍治郎「新人同士で組むんですね」
由良「フフッ…対馬が陥落し壱岐,五島列島
までもが敵の支配圏内になれば
九州本土全域が飛行場鬼級の攻撃圏内に入ります」
龍治郎「そうなれば君がいた佐世保や福岡まで
陥落の危機に…」
由良「それだけはなんしてでも阻止しなければ…
絶対に奴らの好きにはさせません!」
龍治郎「かつての部下たちも君と同じことを
言っていたよ…
最初の戦闘で半数が帰ってこなかった
死の5分を越えられなかったんだ」
由良「分かっていますそれでも
私はこの国を守りたいのです」
龍治郎「そうか…」
そのときどこからか歌が聞こえてくる…
龍治郎「民間人…まだこんなにいたのか」
由良「強制疎開命令は出ていますが故郷を離れる
ことなんて出来ないと拒絶する者が多いのです」
由良「それに中国の陥落で受け入れ先が簡単には
見つからないことも事実です」
龍治郎「国民に方向を示せてないのか…政府も我々も」
由良「…」
宇宙世紀0111年9月28日
作戦司令部
対馬基地司令 近藤勇夫「東シナ海の
防衛ラインが突破された以上第六艦隊による
遅滞戦術も限界に近い」
龍治郎「それでは我が部隊は?」
近藤司令「危急の際は二個戦隊と予備遊撃部隊も支援に向かう可能性が…」
男性オペレーター「対馬海峡の探知システムが
作動しました!」
近藤司令「対馬海峡だと!」
女性オペレーター「壱岐基地から入電敵侵攻部隊
半数が字久から侵攻中翌朝には対馬に到達と
見られます!」
龍治郎「司令…ご命令を」
近藤司令「第三種警戒態勢発令!基地内の全部隊を
招集せよ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
対馬基地 ドック内
ブーブーブー(警報音)
不知火「警戒警報?」
陽炎「敵が来たのね!」
由良「急ぐよ!」
陽炎「はい!」
突如として現れた深海棲艦…果たして彼女たちは
死の5分を乗り越え生き残ることが出来るのか
次回に続く!