※この作品はR-18です。

花田提督と艦娘達の日常2~受け継がれし魂を持つ者   作:花田司令

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第十話「甲一号作戦〜その裏で」

矢矧「ハァ……ハァ……」

 

公安部隊の副隊長矢矧は既に満身創痍だった。

通常装備の主力艦隊達を部下達と共に守りながら

敵の新型を迎え撃っていたのだが、練度の違いか

苦戦を強いられていた…

 

矢矧「グ………主力艦隊は…?」

 

白雪「主力艦隊が安全圏まで退避するまで

あと10分です!」 

 

 

矢矧「いい私たちの任務は主力艦隊が無事

砲撃地点に行けるようにすること…そのためには

ここを橋頭堡とし死守します!撃ちまくれ!」

 

白雪「了解!各員前方に火力集中射撃用意!

撃てぇー!」

 

ダダダダ(発砲音) 

 

『グルル……!』

 

矢矧「嘘でしょ…」

 

白雪「数百発の弾丸喰らっておいて

傷一つ付かないなんて…」

 

矢矧「化け物め…」

 

『グワァー!』

 

白雪「矢矧さん!」

 

矢矧「なっ!」

 

龍治郎「そうはさせん!」

 

キィーン

 

龍治郎「そこをどけ!」ドカッ

 

矢矧「司令!」

 

白雪「司令官!」

 

龍治郎「皆無事か?」

 

矢矧「私たちは無事ですが半数以上は重症…」

 

白雪「動けるのは私たちを含めた四割程度しか」

 

龍治郎「うちの精鋭でもこの被害とは」

 

矢矧「申し訳ございません」

 

龍治郎「いや敵の戦力を読めなかった私の責任だ…」

 

白雪「司令官…」

 

龍治郎「まぁそれはさておき状況は?」

 

矢矧「現在主力艦隊は砲撃地点に向かっています」

 

龍治郎「護衛は?」

 

白雪「迅鯨さんからの指示で水雷戦隊が護衛に

ついています」

 

龍治郎「迅鯨か…ありがたいなこれで専念出来る」

 

矢矧「しかし司令…敵の戦力が予想以上です。

我々の武装でも傷一つ付きません」

 

龍治郎「嘘でしょ…20ミリ弾でも効かない

というのか120ミリ弾は?」

 

白雪「今換装して撃ってますが…」

 

龍治郎「効果なしか…」

 

白雪「はい」

 

龍治郎「分かった…君たちは下がれ」

 

矢矧「司令まさか!」

 

龍治郎「銃が駄目なら刀でやるだけよ」

 

白雪「駄目です!危険すぎます!」

 

龍治郎「危険なのは重々承知だけど

あれを野放しにするわけには行かないんだ」

 

白雪「司令官…」

 

龍治郎「それにそう簡単にはやられんよ」

 

スッ 

 

白雪「消えた!」

 

龍治郎「もらった!」

 

矢矧「いつの間に!敵の急所に!」

 

白雪「そこからなら!」

 

「…アマイ」

 

矢矧「喋った!」

 

「…終ワリダ」

 

ヒュッ!

 

矢矧「なんて数…」

 

白雪「このままでは!」

 

龍治郎「クッ!」

 

「ったく詰めが甘いぞ龍治郎…」 

 

スパッ ドカドカーン

 

龍治郎「なっ…」 

 

矢矧「あの攻撃をたった一振りで」 

 

蒼治郎「兄上!」

 

龍治郎「蒼治郎なぜここに支援艦隊は?」

 

蒼治郎「支援艦隊は無事に支援地点に

到着しました…」

 

龍治郎「それでその傷は?」

 

蒼治郎「敵の抵抗が激しくて申し訳ございません」

 

龍治郎「いや無事で良かった…それより」

 

蒼治郎「ご紹介します彼女らは」

 

龍治郎「一人は知っている…」

 

蒼治郎「なんと…」

 

龍治郎「そうですな ジュリエッタ殿」

 

ジュリエッタ「あの時以来だな」

 

蒼治郎「兄上お知り合いだったのですか」

 

ジュリエッタ「いやそんなもんじゃねぇよあたし

たちは…」

 

「ジュリエッタ…話しすぎ」

 

「ブラボーの言う通りですよジュリエッタ…」

 

ジュリエッタ「ごめんなさい!シエラ姉!」

 

蒼治郎「ジュリエッタ,ブラボー,シエラ…」

 

白雪「貴方がた一体何者なんですか!」

 

シエラ「これは失礼しました…海軍特殊戦術海軍

の皆様…私はシエラと申しますそして彼女は」

 

ブラボー「ブラボー…よろしく」

 

シエラ「そして最後は」

 

ジュリエッタ「ジュリエッタだよろしくな」

 

矢矧「司令…」

 

龍治郎「あぁ…」(一見ただの少女だが気配が尋常

じゃないまるで熟練兵士以上の闘気だ…がこの気配

どこかで…)

 

蒼治郎「君らは一体何者なんだ…目的は」

 

シエラ「我らはシャードソード…闇を狩りかの国

を滅する者」

 

龍治郎「闇の刀…」

 

シエラ「こちらからも質問いいかしら?」

 

龍治郎「聞こう…」

 

シエラ「先程の戦いを見て気づきましたが

龍治郎あなた…なんで御家流を使わないのですか」

 

矢矧「御家流?」

 

蒼治郎「ッ!どこでそれを聞いた」

 

シエラ「あなたには聞いてないわ蒼治郎」

 

蒼治郎「なぜ私の名まで知っている!」

 

ジュリエッタ「そりゃそうだろだってお前らは

かつての英雄花田刀治郎の息子なんだから」

 

龍治郎「ッ!」ギュ

 

矢矧「司令?」

 

シエラ「さぁ答えてちょうだい…」

 

龍治郎「…単に嫌いなだけだ」

 

シエラ「…そう変わらないのね」ボソッ

 

龍治郎「何か言ったか?」

 

シエラ「いえなんでもないわ」

 

ブラボー「シエラ姉さん…そろそろ」

 

シエラ「では私達はここらで退散するわ」

 

龍治郎「おい!待て」

 

シエラ「何?」

 

龍治郎「どっかであったか?」

 

シエラ「さぁどうかしらね…」

 

龍治郎「そうか」

 

シエラ「あっそうそう…」

 

龍治郎「なんだ?」

 

シエラ「"帝国内のサルバドール"に気を付けなさい」

 

龍治郎「どういう意味だ?」

 

シエラ「そのうち分かるわ…」シュッ

 

矢矧「消えた」

 

蒼治郎「追え!まだそんなに遠くには逃げてないはずだ」

 

龍治郎「無駄だ蒼治郎」

 

蒼治郎「しかし!兄上」

 

龍治郎「いいか蒼治郎我々の任務は棲地を

叩くだけで奴らの確保じゃない…」

 

『HQより全部隊へ先程敵棲地を制圧,よって

現時刻を持って本作戦の終了を宣言する展開中の

全部隊は直ちに帰投せよ繰り返す全部隊帰投せよ』

 

龍治郎「だそうだ…さぁ帰投しようこれから

忙しくなるぞ」

 

蒼治郎「了解…」

 

龍治郎「矢矧…」

 

矢矧「はっ…ここに」

 

龍治郎「調べてほしいことがある」

 

矢矧「…分かりましたお任せ下さい」

 

龍治郎「頼んだ」

 

 

こうして棲地SD攻略戦通称甲一号作戦は

成功したこれにより北陸地方における反抗作戦が

帝国軍との共同作戦により実施され宇宙世紀

0115年8月ついに制海権を奪還した

そしてかつて棲地だった場所には統合特殊戦術海軍

による要塞通称佐渡島要塞が建設されたのだった

 

次回に続く…

 

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