※この作品はR-18です。

花田提督と艦娘達の日常2~受け継がれし魂を持つ者   作:花田司令

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第十一話「火種」

宇宙世紀0115年11月帝都某所

 

「やはり先の佐渡島戦帝国軍は一兵も出ていなかったのか…」

 

「腰抜け共が…やはり今の帝国軍ではこの国を

守れないのではないか?」

 

「ではそろそろ…例の計画を」

 

「いえ現在帝国軍は九州にて大規模な

民間人避難作戦を遂行中です。」

 

「人員が九州に集中しているのなら

関東の守りは手薄なはず…」

 

「それこそまさに好機ではないか!」

 

「もはや救いがたし…」

 

 

数時間後 統合特殊戦術海軍若狭本部

 

甲一号作戦を終えた後龍治郎たちは

矢矧の調査結果を聞いていた…

 

龍治郎「何も情報がないだと」

 

矢矧「はい…本省並びに関係省庁のデータベース

を片っ端から調べましたがヒットしませんでした」

 

龍治郎「そうか…」

 

蒼治郎「具体的な人数不明 敵か味方かの判別不明

正体不明だらけですな」

 

龍治郎「分かっているのは今の所女性三人組で

あの国を滅ぼすことを目的としたことのみ…」

 

蒼治郎「お手上げですね」

 

龍治郎「矢矧もう一つ頼んでいた方は?」

 

蒼治郎「もう一つ?」

 

矢矧「"帝国内のサルバドール"ですね」

 

蒼治郎「それって」

 

シエラ『"帝国内のサルバドール"に気を付けなさい』

 

龍治郎「あぁ…それで何か分かったか?」

 

矢矧「そのままの意味は不明ですが

サルバドールなら一つヒットしました」

 

龍治郎「スペインの画家サルバドール・ダリか」

 

矢矧「はい…」

 

蒼治郎「どういう意味なんだ…何かの暗号か?」

 

矢矧「その可能性が高いかと…」

 

龍治郎「矢矧…この資料は?」

 

矢矧「参考までに彼の代表作を調べたものです」

 

龍治郎「そうか…」

 

(ノック音)

 

迅鯨「失礼します。司令そろそろ…」

 

龍治郎「ん?もうこんな時間か」

 

蒼治郎「何かご予定が?」

 

龍治郎「あぁ今回の一件で瑞と話す為に

料亭にな…」

 

蒼治郎「分かりましたでは護衛の方を」

 

龍治郎「一応密会だから大事にはしたくないのだが」

 

蒼治郎「しかし最近また反政府の動きが活発して

おりますし…」

 

龍治郎「分かったなら少数精鋭で行こう」

 

蒼治郎「では磯風と浜風そして艦廻

(かんまわり)衆一個小隊をつけます」

 

龍治郎「了解…では留守は頼んだ」

 

蒼治郎「お気を付けて…」

 

龍治郎「あぁ…」

 

 

数分後都内某所

 

女将「こちらでお待ちです」

 

龍治郎「ありがとう…行こうか」

 

磯風「はっ!」

 

龍治郎「艦廻衆は?」

 

浜風「司令の命令どおり周辺で待機中です」

 

龍治郎「よし…」

 

(引き戸を開ける)

 

龍治郎「すまない待たせたな」

 

瑞「本当これが許されるの兄上だけですからね」

 

龍治郎「あはは次からは気を付けるよ…」

 

瑞「まぁ座って後ろの二人も楽にしていいわよ」

 

磯風「司令…」

 

龍治郎「楽にしていいぞ」

 

浜風「では…」

 

龍治郎「それで話って?」

 

瑞「まずこれを見て欲しいの」

 

龍治郎「これは確か…」

 

瑞「先の佐渡島戦以降兄上が帝国軍に技術供与した

三式人型戦術戦闘機通称春雷(しゅんらい)の

生産データと配属先のデータよ…これを見て」

 

龍治郎「数が合わないなそれもつい最近」

 

瑞「一応帝国側のデータには負傷品扱いに

なっているけどそれにしては…」

 

龍治郎「少しずつだが多いなそんなしょっちゅう

戦闘しているのか?」

 

瑞「それがこれまでの戦闘記録見たけど

どんなにやり直しても数が合わないのよ」

 

龍治郎「しかもそれが一箇所に固まっているな…

戦術研究会?」

 

瑞「表向きは戦術の研究をしている所ね」

 

龍治郎「なるほど表向きねということは」

 

瑞「えぇ…調べたけど架空の組織だったわ」

 

龍治郎「分かったこっちでも調べてみよう」

 

瑞「ありがとう兄さん…それともう一つ」

 

龍治郎「これは…どういう意味だどうして彼女が!」

 

瑞「わからないけど会っているのは間違いなく

反政府の連中よそれにこの制服…」

 

龍治郎「まさか」

 

瑞「恐らく兄さんが考えている通りよ」

 

龍治郎「しかしまだ確証がない

調べてみるよ」ピッ

 

龍治郎「私だ…矢矧すまないが至急調べて

もらいたいことがある…」

 

矢矧『分かりました。すぐに調べます』

 

龍治郎「頼んだぞ」ピッ

 

瑞「しかし厄介なことになったわね」

 

龍治郎「あぁしかもそれがいつ起こるのか

分からないときた…」

 

瑞「お互い用心しないとね」

 

龍治郎「杞憂で終わることを祈ろう…」

 

瑞「そうね」

 

ダダダ パァン

 

「失礼致します!」

 

磯風「誰だ!所属を述べよ」

 

瑞「あなた確かうちの憲兵隊の…」

 

海軍憲兵「はっ私統合海軍省憲兵隊所属の者です

突然の無礼をお許し下さい!花田海軍大臣!

いや花田統合特殊戦術海軍司令官も居られましたか!」

 

龍治郎「何があった!」

 

海軍憲兵「帝国軍の一部兵士が決起致しました!」

 

瑞「なんですって!」

 

海軍憲兵「既に花田首相は銃撃を受けて重症!

その他多数の施設が攻撃を受けております!」

 

龍治郎「今すぐ将軍殿下に戒厳の布告を請願せよ!

統合海軍省を戒厳司令部とする!」

 

海軍憲兵「駄目です!現在海軍省は敵と交戦中で

安全ではありません」

 

龍治郎「然らば統合特殊戦術海軍横須賀地方隊

蒲田基地を戒厳司令部とする!」

 

海軍憲兵「了解致しました!」

 

瑞「そんな…お爺さまが」

 

龍治郎「瑞!しっかりしろ早く戒厳司令部へ」

 

瑞「そ…そうね」

 

龍治郎「磯風!浜風!」

 

磯風「はっ!」

 

浜風「ここに!」

 

龍治郎「周辺で待機している艦廻衆に連絡して

表に車を回せ!我々も蒲田基地に向かう」

 

磯風&浜風「了解!」

 

龍治郎「お爺さま…」

 

突如として発生したクーデター果たして彼らは

無事に乗り越えることができるのか!次回に続く!

 

 

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