花田提督と艦娘達の日常2~受け継がれし魂を持つ者 作:花田司令
統合特殊戦術海軍横須賀地方隊 蒲田基地
中央作戦室
龍治郎「現状は?」
オペレーター「反乱部隊は首相官邸や
帝国議事堂を占領他の施設も攻撃を受けて
いるとのことです…」
龍治郎「厄介なことになったな」
瑞「兄上…これって」
龍治郎「あぁ…反乱だやはり危惧した通り
だったか…将軍御所の状況は?」
オペレーター「確認します!」
龍治郎「反乱軍の正体は?」
磯風「反乱を犯したのは帝国軍帝都守備連隊
短時間で帝都をほぼ手中に治めるとは…」
龍治郎「やはりか…」
オペレーター「司令反乱軍の声明が発表されます
繋ぎますか?」
龍治郎「そうしてくれ」
オペレーター「お待ちを…繋ぎました」
明智大尉『国民の皆様私は帝国軍帝都守備連隊
所属明智直矢大尉であります。
我が帝国は現在人類滅亡をかけた
戦いの最中でありますがしかし
帝国軍と政府はその責務を全うして
おらず先の佐渡島戦報道では帝国軍がやったと
ありますが実際は一兵も出しておらずさらに
災害派遣でも民間人を襲撃し難民収容所に
収容した。しかし奸臣共はその事実を殿下に
伝えておらずこのままでは我が国は滅亡します!』
瑞「これは事実なのですか…」
龍治郎「いや佐渡島戦はともかく災害派遣では
我が部隊も出動しましたがそのような事実は
ありません」
瑞「では誤った情報を与えられたと…」
龍治郎「恐らくは正しい情報を与えたことで
それも事実であるように思わせたのでしょう」
浜風「司令最後まで抵抗をしていた統合陸海軍省
が先程陥落しました」
磯風「それと同時刻京都臨時政府の発表が
ありました…」
龍治郎「…構わん覚悟は出来てる」
磯風「では…臨時政府は反乱軍の銃撃により
花田首相含む閣僚数名の死亡を確認したとの
ことです…」
瑞「…」
龍治郎「爺が…」
磯風「ご親族の逝去謹んでお悔やみ申し上げます」
龍治郎「瑞大丈夫か?」
瑞「はい今は任務中ですから」
龍治郎「…」
オペレーター「司令京都臨時政府より
治安維持法に基づく出動要請が…」
瑞「変わります繋いで下さい…」
オペレーター「どうぞ」
瑞「統合海軍の花田です…先程の要請
いかなる理由で我々に」
政府高官『我々は我が国が不安定な状態に
なることを望んでおりません』
瑞「ではクーデターに我々も介入せよと」
政府高官『受け入れられないと…』
瑞「対馬陥落と同時にそちらと結んだ
安全保障条約を一方的に破棄されたのに
如何様にしろと?」
政府高官『…』
瑞「こちらも襲われたとはいえ我々
連邦政府機関は政権を許された自治ブロック間の
問題に対して正式な手続きを踏まれてからでは
ないと介入出来ないのはご存知のはず」
政府高官『並行線ですな一旦引き下がるとしましょう』
プツン…
オペレーター「司令先程連邦政府から
日本から新たな安全保障条約締結したいと
申し出があったと…」
龍治郎「それで締結したと?」
オペレーター「はいどうやら連邦政府も
不安定な状態になることをよしとしなかった
ようです。」
龍治郎「そうか…閣下ご指示を」
瑞「准将…」
龍治郎「我々は統合海軍省の傘下です
よってあなたの命令に従います」
瑞「分かりました…花田龍治郎准将」
龍治郎「はっ!」
瑞「海軍大臣特権により貴官を少将に
任命します」
龍治郎「謹んで拝命致します」
瑞「そして統合海軍省より統合特殊戦術海軍に
治安維持法に基づき出撃命令!反乱軍を制圧
せよ!」
龍治郎「はっ!お任せ下さい!」
磯風「司令横須賀と若狭から通信です」
龍治郎「繋げろ」
オペレーター「はっ!」
蒼治郎『司令』
山本隊長『ご指示を』
龍治郎「我々はこれより帝国軍と共に反乱軍を
討伐する!」
蒼治郎&山本隊長『はっ!』
龍治郎「そちらの状況は?」
蒼治郎『現在我々も出撃準備をしておりますが
途中経路上に反乱軍の支配圏内があるため
到着に時間がかかるかと』
龍治郎「そうか…横須賀はどうか?」
山本隊長『こちらは現在反乱軍と対峙中です』
龍治郎「戦力は?」
山本隊長『主戦力は三式春雷ですが…』
龍治郎「それ以外にいるのか」
山本隊長『はい…艦娘です』
龍治郎「なんだと横須賀鎮守府も奴らに呼応したのか」
山本隊長『いえ横須賀鎮守府は未だ対峙中です
恐らく行方不明扱いにされていた者達かと』
龍治郎「将軍は?」
山本隊長『反乱軍は御所に背を向け銃口を殿下に
向けておりません』
龍治郎「そうか…帝国軍は?」
山本隊長『帝都奪還作戦の戦力は絶対防衛線と
二次防衛線から抽出されたと聞いております』
龍治郎「二次防衛戦からもか…分かった
横須賀地方隊の各基地は帝国軍の受け入れを
開始しろ。尚発砲は禁止 正当防衛戦よる
発砲のみ許可する」
山本隊長『承知致しました』
龍治郎「若狭は出撃準備完了次第新潟方面並びに
東海道方面の二方面から展開 沼田基地並びに
五殿場基地に布陣せよ」
蒼治郎『承知致しました。』
龍治郎「基地司令!」
森司令「はっ!」
龍治郎「我々の戦力は?」
森司令「対抗できるのは九四式人型戦術
戦闘機斬雪一個大隊それと二個戦隊のみです」
龍治郎「それにうちの磯風 浜風並びに
艦廻衆一個小隊か…十分だ後で二個戦隊の
資料をくれ」
森司令「承知致しました」
龍治郎「さてと閣下…今我々に出来るのは
ここまでです。後は帝国軍の支援受け入れを
待ちましょう」
瑞「はい…」
龍治郎「瑞…しばらくかかりそうだ少し
休んでこい…」ボソッ
瑞「大丈夫です…」
龍治郎「まだこれからも続く体がもたないぞ」
瑞「分かりました…少し休みます」
龍治郎「分かった何かあったら浜風に呼びに
行かせる」
瑞「…分かりました」
スタスタ
龍治郎「浜風…聞こえていたな」
浜風「はっ…」
龍治郎「頼んだぞ」
浜風「お任せ下さい」
磯風「司令例の二個戦隊の資料が来ました」
龍治郎「分かった…磯風作戦立案に付き合ってくれ」
磯風「はい…」
身内を失ってしまった龍治郎と瑞果たして二人は
この難局を乗り越えることが出来るのか
次回に続く…!