※この作品はR-18です。

花田提督と艦娘達の日常2~受け継がれし魂を持つ者   作:花田司令

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第三話「対馬基地防衛戦 後編」

対馬防壁近海

 

矢矧「戦闘後に棲鬼級と遭遇だと!」

 

ヒュー ドカドカドカーン(爆発音)

 

矢矧「この攻撃は!」

 

朝雲『矢矧さん!第一戦隊です!』

 

高雄『後退せよ!奴らは我々がやる!』

 

矢矧「了解!第二戦隊全艦後退!」

 

高雄「第一戦隊各員につぐ。棲鬼級には20ミリでは歯が立ちません!120ミリを奴らの首にお見舞いして差し上げなさい!散開!」

 

『『了解!』』

 

陽炎「喰らえ!」(カチ)

 

ダダァン(発砲音)

 

駆逐棲鬼「アマイ!」

 

キィン!

 

陽炎「くっ防がれた!」 

 

由良『陽炎さん!付いてきて!』

 

陽炎「はい!」

 

駆逐棲鬼「シズメ!」

 

ドカドカドカーン(発砲音)

 

由良『回避!』

 

陽炎「了解!」

 

ヒュー ドカーン(爆発音)

 

陽炎「後ろ…もらったぁ!」

 

由良『今だ!』

 

ダダァン(発砲音)

 

駆逐悽鬼「ギャー!」

 

ドカーン(爆発音)

 

陽炎「やった!」

 

由良『喜ぶのはまだはやいよ!次行くよ!』

 

陽炎「り、了解!」

 

 

高雄『一体たりとも防壁に近寄らせるな!』

 

 

戦艦大和 中央作戦室内

 

戦術オペレーター「沿岸部の棲鬼級、撃破5体!」

 

レーダーオペレーター「新たな棲鬼級、出現12体!」

 

龍治郎「司令このままでは…押しきられます!」

 

近藤司令『支援要請を!』

 

参謀『本土も四群以上の深海棲艦と交戦中でこちらに

向かえる余力はありません』

 

近藤司令『帝国軍は?』

 

龍治郎「未だ一切の返答がありません」

 

近藤司令『なんのための安保条約だ』

 

戦術オペレーター「深雪 大潮 荒潮!通信途絶!」

 

レーダーオペレーター「第七波来ます!数一万二千!」

 

近藤司令『第二戦隊は?』

 

戦術オペレーター「出撃可能な艦がもう残っていません。」

 

対馬市街地 地下シェルター

 

兵士「もう住人はいないか!」

 

兵士「はい!」

 

兵士「よし閉鎖しろ!」

 

ガターン

 

少女「ッ!」

 

少女「…」

 

 

対馬防壁近海

 

 

不知火『くそ!次から次へと!』

 

高雄「第一戦隊ここで止めろ!

これ以上ここを通らせるな!」

 

不知火『この!』

 

高雄「はっ!不知火!回避を!」

 

不知火『はっしまっ…』

 

ドカーン(爆発音)

 

陽炎『不知火!』

 

由良『効力攻撃!?』

 

高雄「敵の新鋭戦艦だ全艦回避行動!」

 

 

大和 中央作戦室

 

レーダーオペレーター「沿岸部に新鋭戦艦確認!」

 

近藤司令『ついに来たか…遊撃部隊は?』

 

龍治郎「残存戦力での掃討は不可能です」

 

 

市街地 地下シェルター

 

兵士「HQ!現在敵艦載機を爆撃を受けている!

至急救援を!」

 

ガッシャーン…

 

少女「…お姉ちゃん」

 

少女「大丈夫,大丈夫だから」

 

ドカーン(爆発音)

 

 

戦術オペレーター「市街地の被害甚大!」

 

レーダーオペレーター「第八波来ます!」

 

参謀『司令残念ですが…』

 

近藤司令『限界か…』

 

龍治郎「…」

 

小沢艦長「ここまでだ大尉…」

 

龍治郎「しかし艦長!」

 

小沢艦長「市街地にまで入り込んだ奴らを

駆逐するほどの武器は残念ながら艦隊には

ない…」

 

龍治郎「くっ…第一艦隊撃ち方やめ…」

 

対馬防壁近海

 

 

高雄「ここまでか…」

 

近藤司令『HQから高雄』

 

高雄「こちら高雄」

 

近藤司令『最後の命令だ…』

 

陽炎『くそ!奴らめ次から次へと』

 

高雄『陽炎…由良さん』

 

由良「こちら由良」

 

高雄『あなた達は野分達と共に民間人を対馬港まで

護衛して下さい』

 

陽炎『まだ戦えます!』

 

高雄『満足に戦えないあなた達がいると邪魔なだけよ。

第二戦隊残存戦力と合流し任務を遂行せよ。』

 

由良「…了解しました。」

 

陽炎『由良さん!』

 

由良「民間人護衛も私たちの大事な任務です

ここは高雄さんに従いましょう。』

 

陽炎『くっ!…了解。』

 

 

対馬基地 作戦司令室内

 

参謀「第一艦隊より司令部に対馬港まで退避せよと

通信が入っております」

 

近藤司令「若様か…感謝するとだけ伝えろ」

 

参謀「了解致しました!」

 

 

市街地地下シェルター

 

陽炎「こちら陽炎シェルター内に到着…」

 

龍治郎「陽炎,由良」

 

陽炎「隊長!」

 

由良「どうしてここに?」

 

龍治郎「話は後ださぁ行くぞ」

 

由良「生存者は…」

 

陽炎「この爆発では…」

 

ガターン

 

由良「待って!」

 

龍治郎「ケースか」

 

由良「開けるよ」

 

陽炎「はい」

 

プシュー

 

 

由良「大尉!」

 

龍治郎「生存者二名確認!」

 

少女「うぅん」

 

龍治郎「分かるか?」

 

少女「…はい」

 

龍治郎「そうかさぁいこう」

 

少女「待って…妹が」

 

龍治郎「由良…彼女を」

 

由良「了解」

 

龍治郎「大丈夫…妹ちゃんもお兄さん達が安全な所に

連れていくから」

 

少女「ありがとうございます…」

 

陽炎「隊長」

 

龍治郎「あぁ急ぐよ!」

 

陽炎「はい!」

 

 

避難トラック内

 

 

負傷兵「いてぇ!」

 

衛生兵「もうすぐ対馬港だからな!頑張れ!」

 

ドカーン(爆発音)

 

民間人「ヒィー!」

 

民間人「敵機だ!」

 

ダダダダダダダダ(発砲音)

 

龍治郎「行かすか!」

 

ダダダダダダダダダダダダ(発砲音)

 

陽炎「隊長!大丈夫ですか!」

 

龍治郎「あの子達は?」

 

由良「衛生兵に任せました」

 

陽炎「キリがない!」

 

ドカーン(爆発音)

 

由良「爆発!?」

 

龍治郎「いや!これは…」

 

ヒュー(飛来音)

 

龍治郎「第一艦隊の砲撃だ!」

 

ドカーン(爆発音)

 

小沢艦長『援護する!避難民を誘導せよ!』

 

龍治郎「了解!」

 

 

対馬 対馬港

 

高雄『由良さん…』

 

由良「高雄さん!」

 

高雄『任務は果たせそうですか?』

 

由良「現在民間人を移送用艦艇に収容中確認が

取れ次第すぐにそちらへ向かいます」

 

高雄『無用です』

 

由良「しかし!」

 

高雄『あなたは任務を果たした我々も軍艦として

の責務を果たします…由良さんこの現実から

目を背けないでください。そして生きて

この戦いのことを後世に伝えてください

命令です…』

 

由良「承服出来ません…」

 

高雄『フフッ…軽巡洋艦由良肯定行為とし解任する

ザザッ…』

 

ドカーン(爆発音)

 

由良「高雄さん…」

 

 

戦艦大和 中央作戦室内

 

 

小沢艦長「避難民収容艦艇の退避を急がせろ」

 

龍治郎「司令部要員は?」

 

安倍副長「現在収容者の中に要塞司令部の人員は

含まれておりません…」

 

小沢艦長「誰一人もか」

 

安倍副長「はい再三の退避要請にも感謝するとだけ」

 

龍治郎「ッ!」ダァン

 

 

甲板

 

由良「大尉…」

 

龍治郎「あの子達は?」

 

由良「妹さんはショック状態ですが

一命を取り留めました。もう一人は

先ほど目を覚ましました」

 

龍治郎「そうか」

 

由良「あの爆発で奇跡です」

 

龍治郎「一つくらい奇跡があってもいいだろう」

 

少女「あの!」

 

由良「噂をすれば」

 

龍治郎「怪我の具合はどうだい?」

 

少女「おかげさまで大事には至りませんでした」

 

由良「そう…」

 

少女「あの」

 

龍治郎「なんだい?」

 

少女「ありがとうございました」

 

龍治郎「軍人として当然のことをしたまでさ」

 

少女「それであのお名前は」

 

龍治郎「ん?あぁこれは失礼した私はNPF

海軍公安連邦局九州方面隊の花田龍治郎大尉だ」

 

由良「私は同じく九州方面隊の由良よ」

 

 

少女「大尉さん!由良さん!私決めました

大きくなったら艦娘になって

あなた方に会いに行きます」

 

由良「あら」

 

龍治郎「そうか…待っているよ」

 

少女「はい!失礼します」

 

 

由良「あの子大尉に惚れましたね」

 

龍治郎「何を…」

 

由良「フフッ…楽しみですね」

 

龍治郎「そうだな…」

 

 

こうして対馬は深海棲艦の手に落ちた

死者,行方不明者民間人含め

およそ3万5千6百人…

そして対馬には21番目の巣 棲地TSが建設された

のだった…

 

大きな損害を出しながらも生還を果たした龍治郎

果たして彼を待っていたのは…次回に続く

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