※この作品はR-18です。

花田提督と艦娘達の日常2~受け継がれし魂を持つ者   作:花田司令

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今回は前回に引き続き刀治郎(望月蒼也)目線で
お送りいたします 


第三十話「守護十三家」

京都御所 二の丸御殿

 

守護十三家…アジア・オセアニアブロックにおいて

日本国内最強の守護家の総称である

守護十三家は長らく筆頭守護家に君臨する花田家

その下に日本各地で最も勢力のある

七大分家とそれを補佐する譜代五家の三つで

構成される

 

蒼治郎「今回伊達・毛利・滝川・真田・黒田・

竹中家の方々はそれぞれ作戦行動中につき欠席

となります…ではこれより会議を始めます」

 

「その前に少しよろしいか…」

 

蒼治郎「上杉殿…」

 

上杉家…代々上越を治めてきた

一族であり七大分家の一つ

上越方面軍の司令を務めている

 

上杉義政 「此度のご当主殿の

一件ご説明を頂けないか」

 

蒼治郎「ご説明といいますと」

 

義政「龍治郎殿の件未だ我らに伝達が

いっていないとはこれいかに…」

 

蒼治郎「それは…」

 

望月元帥「…それに関しては僭越ながら私が

ご説明致します」

 

義政「貴殿は確か…」

 

望月元帥「お初にお目にかかります

望月蒼也でございます当主望月綾花

様が体調不良により私が代理で出席して

おります」

 

義政「…そうであるかそれで

何故我らに黙っていた」

 

望月元帥「本件は全て身内のことで

ありそれをわざわざご多忙な皆々様に

ご報告することではございますまい…」

 

「御託はいいぞ望月の若造…」

 

望月元帥「武田殿…」

 

前田家…代々諏訪を治めてきた一族であり

こちらも上杉家同様七大分家の一つ

東海方面軍の司令を務め上杉家と懇意にしている

家柄である

 

武田信弘「実際…秘密裏に探していたが

逃げられたそうじゃないか…」

 

望月元帥「なので我が望月家に協力を

依頼されたのですそれが先月のこと

未だ調査中なのです」

 

信弘「何故譜代の望月家に

協力を?そのような調査ごとなら

義政殿に任せればよろしいのに…」

 

義政「まぁまぁ信弘殿

考えても見よ現当主綾花殿は

先代の刀治郎殿の部下…しかも

内偵を担当していた方でもある

信頼度が違うのだよ」

 

信弘「結局は身内で片を

付けたかったということか…」

 

蒼治郎「それが適切だと判断致しました」

 

義政「なるほど…しかしながら

此度の一件誰かがケジメを付けなければ

誰も納得はしないのではないか?」

 

蒼治郎「ッ…それはもちろん此度の一件

が片付けば責任は取らせます」

 

信弘「龍治郎殿だけでは済ますまい」

 

誠二「ではいかように?」

 

信弘「誠二様…」

 

誠二「ではどうすればそなたらの気が収まる

ワシの首でもあげようかの」

 

信弘「ご冗談を…」

 

誠二「冗談ではないぞ元々龍治郎の目付け役は

兄上亡き後このワシが任されているなれば

此度の一件ワシの責任でもある

首一つ差し出すのが筋ではないのか…

のぅ武田殿…」

 

信弘「っ!ご無礼を致しました」

 

誠二「上杉殿はいかがかな?」

 

義政「誠二様のご覚悟確かに承りました

されど此度の一件は簡単にはいかないのです

それは誠二様もご承知のはず…」

 

誠二「ではどうする?」

 

義政「恐れながらこれをきに

一門衆皆々様の現職からの辞職

そして筆頭守護家の座から降りることですかな」

 

蒼治郎「なっ…」

 

誠二「それは流石にやり過ぎではないかの

上杉殿…」

 

義政「恐れながら此度の一件既に殿下も

ご承知の模様しかもあまりのことに

ご心痛なされておられるとか…」

 

誠二「それがどうした我らは元々連邦政府

の人間ぞ…こういってはなんだが関係

なかろう」

 

義政「関係がないとは言い切れません…

これでもし殿下が退任なされば自治ブロックが

乱れるのは必定そしてそれは連邦政府とて

許されないことでしょう。さすればその責は

誰が取らねばならぬのか誠二様ならご承知の

はず…」

 

誠二「それは分かっておる…されどそれは

当主にさせればよいこと…一門までその責を

取らねばならぬのか…」

 

義政「恐れながら…現当主龍治郎様は

筆頭守護者を務める器ではないと思います」

 

誠二「ほぅ…詳しくもうせ」

 

義政「はっ…龍治郎様は先代刀治郎様に比べて

まだ未熟者で力もなく二度の敗戦をなされております

それに自分の非を咎めた部下を殺めた

このような者に筆頭守護者は務まりましょうか?」

 

誠二「…でなぜ一門まで」

 

義政「流石に此度の一件龍治郎殿に責任を

問うには足りないのでございます

なので御一門の皆々様には現職からの

辞職を申しておるのです」

 

誠二「…なるほどのぅ」

 

義政「先代の刀治郎様がおれば

違うのでしょうが…

もうあの方はいないのです」

 

蒼治郎「ッ!」

 

義政「他の当主の方々もそれでよろしいか?」

 

蒼治郎「お待ちを…」

 

(開放音)

 

大淀「会議中に失礼致します!」

 

義政「何者か!」

 

蒼治郎「私の部下です」

 

義政「失礼…それで何事ですか」

 

大淀「恐れながら申し上げます

四国沖に深海棲艦が出現しました!」

 

義政「四国沖…それなら

長宗我部殿の部下が対応すればよいはず」

 

長宗我部家 代々高知を治めてきた

一族であり七大分家の一つ

そして一条家とは盟主の間柄…

四国方面軍の司令を務めている

 

長宗我部家 当主 長宗我部公親

「いや…これは私の部下でも」

 

義政「どういうことだ」

 

大淀「恐れながら現在確認出来てる限り6郡以上

しかも…その中には最も上位種

個体の反応が探知されています…」

 

義政「上位種…まさか…」

 

大淀「はっ…エリート級でございます

しかもそれだけではなく棲鬼級の

反応も確認されています…」

 

信弘「なんだと」

 

公親「では私は指揮を取らねば

ならぬので…一条殿参ろうか」

 

一条校長「はっ!」

 

「長宗我部の!助太刀するぜ!」

 

公親「おぉ島津殿!かたじけない」

 

島津家…代々霧島を治めてきた一族であり

七大分家の一つさらに南九州方面軍の

司令を務めている

 

島津家当主 島津義勝「じゃ俺もこの辺で…」

 

蒼治郎「では会議を一時中止致します」

 

ガヤガヤ

 

望月元帥「大淀さん…敵の予想針路は?」

 

大淀「ここです」

 

望月元帥「ここは…まずい!」

 

大淀「いかがなされますか?」

 

望月元帥「…あの人に連絡を」

 

大淀「よろしいのですか?」

 

望月元帥「構わん…それに」

 

大淀「…まさか」

 

望月元帥「奴にはそろそろ記憶を

取り戻してもらわないとな」

 

大淀「閣下…」

 

 

続く

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