花田提督と艦娘達の日常2~受け継がれし魂を持つ者 作:花田司令
宇宙世紀0111年10月1日
東京 海軍省執務室
(ノック音)
『どうぞ』
龍治郎「失礼します」
「ご無事で何よりです。花田龍治郎大尉」
龍治郎「そいつはどうも花田 瑞(みずき)閣下」
花田 瑞(みずき)先代海軍大臣 花田誠一の孫にして
国民投票一位で当選した女性初の海軍大臣である
瑞「聞いたわよ。着任して早々戦闘になったとか」
龍治郎「あぁ…また多くの民を部下を
死なせてしまった」
瑞「兄さん…」
龍治郎「それでなんのようだ対馬陥落と
多数の民間人の死者を出したことで更迭か?」
瑞「いえ兄さんの更迭はありません…ただ」
龍治郎「ただ…なんだ?」
瑞「この敗戦の責任としてNPFを解散しろ
と言う意見が」
龍治郎「なんだと…ちっ反対派か」
瑞「既に先日の御膳会議で話されたようです」
龍治郎「殿下はなんと?」
瑞「私に一任すると」
龍治郎「そうか…それにしても
連中好き放題言ってくれる
そもそも我々は軍隊じゃねぇ軍隊内部や
反政府組織の捜査を管轄する警察組織だ…
それが今じゃ深海棲艦との戦いに動員され
奴らが逃げるなか第一線で戦う…
そして成功したら手柄を横取り失敗したら
責任をこっちに取らせる…」
瑞「兄上…いかがなされますか?」
龍治郎「処分は君が決めるんだろ?好きにやれ」
瑞「しかしトップは兄上です…
だから私はあなたの意見を聞きたいのです…」
龍治郎「押さえつけられなかったのは事実だ
受け入れるしかあるまい」
瑞「それでは」
龍治郎「あぁNPFは解散する」
瑞「しかしそれでは」
龍治郎「最後まで聞け…ただ解散
するんじゃない縮小するだけさ」
瑞「縮小ですか?」
龍治郎「それだけじゃない特戦軍と
合併する」
瑞「合併ですか?」
龍治郎「我々は力が無さすぎる…警察では
対処できないことが多いからなしかし
軍になればある程度の戦力を持てるそれに…」
瑞「それに?」
龍治郎「縮小した方が目立たなくなるので
都合がいい…」
瑞「なるほど…」
龍治郎「それでいいか?」
瑞「分かりました。そちらで話を進めます」
龍治郎「あぁあと…縮小に伴いうちの人員を
そちらで受け入れてもらいたい」
瑞「うちというと」
龍治郎「あぁお前さん直属の部隊にな」
瑞「…分かりました」
龍治郎「さて母上に会ってくるよ」
瑞「よろしくお伝え下さい」
龍治郎「分かった…失礼するよ」
ガチャン
廊下
龍治郎「お待たせ…由良」
そうこの由良は大尉の補佐艦として
対馬基地にいた人である対馬基地陥落後も
龍治郎の補佐官として仕えていた
由良「いえお話は?」
龍治郎「大丈夫…上手く行った」
由良「よかったですね」
龍治郎「そうだな」
由良「次はどこへ」
龍治郎「実家だ」
由良「大尉のご実家は確か」
龍治郎「…山口だ」
数時間後 山口 岩国
花田邸
由良「ここが大尉のご実家ですか」
龍治郎「さてそろそろ来るはずだが」
由良「どなたか来られるんですか?」
龍治郎「あぁ」
「兄上!」
龍治郎「やって来たか…蒼治郎」
由良「蒼治郎?」
蒼治郎「すみません 直前まで会議して
いたものですから」
由良「あの大尉…この方は?」
龍治郎「すまない彼は花田 蒼治郎俺の弟だ」
花田 蒼治郎(そうじろう)花田刀治郎の次男で
特殊戦術軍 通称特戦軍の司令官である
蒼治郎「はじめまして…いつも兄上がお世話に
なっております」
由良「いえこちらこそ…ん弟?」
蒼治郎「あぁ弟って言っても義理の弟ですかね
母上が違うので」
そう彼は花田刀治郎とその妻蒼龍との間に
出来た子…よって龍治郎とは異母兄弟である
由良「失礼しました」
蒼治郎「いえいえ」
龍治郎「瑞から聞いたか?」
蒼治郎「はいなんでもうちと合併するとか」
龍治郎「あぁ…その件でお前と母上に話したいと
思ってな…」
蒼治郎「なるほど…確かに兄上は公安ですから
あまり目立つのはよろしくないだからうちと
合併して影として取り締まると…」
龍治郎「さすがだな」
蒼治郎「ついでに昨今の情勢からして
警察組織では対処出来ないことが多いから」
龍治郎「完璧だ」
蒼治郎「ありがとうございます」
由良「すごい…さすが兄弟」
「いつまで家の前にいるのかな?二人とも」
蒼治郎「失礼しました!」
龍治郎「申し訳ございません母上!」
由良「母上…まさか」
龍治郎「紹介しよう私の母上の…」
飛龍「飛龍よ…あなたが由良ねうちの息子が
お世話になってます」
由良「龍治郎さんの補佐官を務めております
由良です」
飛龍「さぁ入りなさい蒼治郎も蒼龍が
待っているわよ」
蒼治郎「はい!」
茶室
蒼龍「久しぶりね二人共」
龍治郎「ご無沙汰しております。蒼龍さん」
蒼治郎「お久しゅうございます母上」
飛龍「しかしこの二人が突然帰ってくるなんて」
蒼龍「何かあったの?」
龍治郎「それに関しては私から」
カクカクシカジカ
蒼龍「なるほど そういうことだったのですね」
飛龍「瑞から聞いてはいたけどそこまでの
考えなら異論はないわ」
由良「大尉・・・瑞さんは」
龍治郎「あぁ妹だよさっき会っていた」
由良「さっきってまさか」
龍治郎「あぁ海軍大臣花田瑞は俺の妹だ」
由良「えぇー!」
飛龍「龍治郎あなたまさか言ってなかったの?」
龍治郎「いやてっきり知っているかと・・・」
蒼治郎「兄上・・・」
蒼龍「ほんとそういうところ刀治郎にそっくり!
ねぇ飛龍」
飛龍「ホントね!」
龍治郎「ごめん由良さんまた今度ゆっくり話すから」
由良「そうしてくださいね」
龍治郎「はい・・・」
蒼龍「蒼治郎・・・」
蒼治郎「はっ」
蒼龍「あなたはこれからどうするの?」
蒼治郎「私は副司令として兄上の
補佐を務めます」
蒼龍「そう…兄弟仲良くしっかりと
務めなさい」
龍治郎&蒼治郎「はっ!」
飛龍「さて固い話はここまで ご飯にするわよ」
蒼龍「由良さんも今日はうちでゆっくり
して行ってね」
由良「はい!ありがとうございます」
実家に帰り新たな道を定めた龍治郎たち
果たして彼らの進む道に何が待っているのか
次回に続く!皆様よいお年を!