もんむすくえすと!ぱらどっくす 世界が終わるその前に 作:tanu3
前の話読み返してシチュが被らないように頑張りながら前のを読んで恥か死したりしてました。
次でラスト!ラストです!!
「うん、そうだね。食べるってなったらお口だもんね」
ラミをぺろりと舌なめずりをする。俺の全身を包んで余りあるほどの巨大な舌がてらてらと光り、目が離せない。
「えへへ、期待しちゃってる?」
俺の視線に気づいたラミは目線を少し下げる。俺のペニスは確かに期待にそそり立っていた。
「じゃあご期待にお応えして、気持ち良ーく、美味しく食べてあげるね。まずはお口の中でぺろぺろーって転がして……きもちよーくやわらかーくなったら、そのままごっくん、ってしてお腹の中でとろっとろになって、そのままお兄ちゃんは溶けちゃってあたしと一つになるの」
上気した表情でラミは囁く。俺も聞きながら心臓が早鐘を打っていた。食べられる恐怖よりも想いが通じ合ったラミと一つになれる幸せの方が大きく感じられた。及びもつかぬ戦いへと赴くラミに俺からできることはこれぐらいしかないだろうし。
「じゃあお兄ちゃん、心の準備はいいかなー?」
ひょいと身体が摘まみ上げられラミの唇の目の前まで運ばれる。ラミはゆっくりと見せつけるように口を開いた。ぷるんとした唇にてらてらと光る舌、それから綺麗に並んだ歯列が視界を覆う。俺はラミの問いにこくりと頷いた。
「はい、いただきまーす」
ラミの口が一気に近づき、ぱくりと上半身が咥え込まれる。腰から下はラミの口元にぶら下がっている状態だ。
「れろれろれろー」
「うわ……っ」
ラミの舌が顔に近づき唾液を塗りたくる。むせ返りそうな甘い匂いとともに顔から胸まで巨大な舌に蹂躙され、思わず手足をばたつかせるもラミには何の障害にもなっていないようだった。
「えへへー、ちゅるっ」
「のわっ!?」
おもむろに全身が啜り上げられ、ラミの口内に引きずり込まれる。ぬめった舌がペニスをぞろりと舐め上げ、そのまま精を漏らしてしまった。
「はい、ほうこうてんかーん」
舌でひとしきりしゃぶり上げられたと思ったら、今度は肩から上がラミの口内からはみ出した状態で止められた。小さくなった身体で見る店内は普段とは全然違う印象だった。
「ラミ、そんな俺に気を遣わなくても好きにしてくれて良いからな」
「違うの。お兄ちゃんの入る場所を作ってるからちょっと待ってね」
「は……?」
ここまで小さくなった以上一飲みだろうにと疑問を抱いたところにラミの舌が執拗に下半身を責めてきてわからないまま悶えさせられる。
「もうちょい、もうちょいでお好み焼きが消化終わるから」
「ああ、そういう……」
いくらラミと一つになれるとは言え確かにお好み焼きの残骸と一緒に消化されるとなるとぞっとしない。改めて今から俺が行く先がどういうところなのか認識し直して背筋がぞわりとした。
「ってか胃の中の様子とかもわかるもんなのか」
「いいでしょ!クイーンサキュバスだぞ!」
咥え込まれた状態で喋られると唇や舌が身体に這い回ってもどかしい刺激を全身に与えてくる。
「お兄ちゃん、もう少しだからとりあえずお口の中に全身入っちゃおっか」
「お、おう」
再びちゅるりと全身が口内に収められた。とろりと唾液が全身にまぶされそのまま舌が全身を包み這い回る。その刺激にびくびくと腰が跳ねて幾度目かの精をラミに捧げる。
「あは、お兄ちゃんの味だー」
ラミは飴玉でも転がすかのように舌を使って器用に俺を口内で転がす。あちこちに転がされながらも痛みや衝撃が一切なく快感だけが走るのはクイーンサキュバスの舌技ゆえか。舌にしゃぶられ、挟まれ、圧迫され、既に何度も出しているはずなのに幾度となく射精が続く。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「ん、そろそろ仕込みは終わったかな。お腹も空っぽになったし……」
幾度射精したかさだかではないが、出し尽くして嬲られきった俺は口内でラミの舌に身体を預けて肩で息をする。そんな俺にラミは優しく囁きかけた。
「お待たせ、お兄ちゃん。じゃあ、食べるね」
「おう……」
「いただきまーす」
ごくり。俺の身体が奥へと誘われてするりと下に落ちていく。狭い喉を通る時に粘膜の刺激で腰が跳ねる。こんなところまでクイーンサキュバスは気持ち良いのかと感心する間もなくどちゃりと柔らかい空間に落着した。
「いらっしゃーい。どう、お兄ちゃん、あたしのお腹の中は」
「暗くてよくわからん」
胃の中に入ったにもかかわらず、胃液の酸っぱい臭いやさっき食べたお好み焼きの匂いは感じられない。おっかなびっくり這いずってみると、柔らかな感触の肉壁が俺の手を優しく包み込んできた。
「んっ……なんだ、これ」
「えへへ、気持ちいい?普段は胃袋だけど今はお兄ちゃん専用のベッドルームだよ」
言われるままに寝転がって肉壁に身体を預けると、確かにほんの少し身体が沈み込んで柔らかく包み込まれ、適度に温かく心地いい。
「サザーランドのベッドぐらい気持ちいいと思うよー?」
「ラミ、泊まったことあるのかよ」
「一回だけ」
「あるのかよ!!」
世界を股にかけて旅をしているパーティは格が違った。不貞腐れていても仕方ないので、俺は俺で俺だけのために用意された空間を満喫すべくごろごろと転がって回る。ぬるついた肉壁が適度に絡みついてきて妙な気持ち良さがある。
「お兄ちゃん、気持ちいい?」
「おう、気持ち良いぞ」
転がっているうちにぼふりと柔らかい感触の壁に突き当たったので逆方向に転がってみる。またぼふり。さっきよりも壁に当たるまでの距離が短い気がする。
「まさか……」
上に手を伸ばすと、もにゅり。入った時はもっと広かった気がしたラミの胃がどんどんと狭まってきている。
「あ、気づいちゃった?そろそろ本番だから力を抜いて大人しくしてねー」
楽し気なラミの声が降ってくる。言われるままに力を抜いて肉壁に背を預けると、先ほどよりも深く身体が沈んだ。その分密着感が強いが嫌ではない。むしろラミを感じて安心感すらある。
「はーい、ぐにゅぐにゅぐにゅー」
「うわっ……」
俺を包み込んだ肉壁がむにゅむにゅと蠕動を開始する。身体にぴったりとフィットした部分が全身を揉み解すように動き、まるで凄腕の按摩師の施術のようだ。
「はあぁぁぁ~~~~」
心地よさについ出た声は肉壁に吸い込まれて消えていった。とろとろと粘度の高い液体が分泌され、蠕動がそれを俺の身体に塗り籠めていく。全身がぐにゅぐにゅと愛撫され搾り尽くされたはずのペニスがむくむくと再び勃起し―――
ぬぷぷぷぷぷっ
「んはぁっ!?」
いつの間にか肉壁が俺の背中側だけではなく正面にまで迫ってきていた。そこに正面から突っ込んだペニスが呑み込まれ、全身が跳ねそうになるが肉壁に包まれた身体は動くことを許されなかった。
ぬちゅり
「うあああああっ!」
ぬるついた肉壁二枚に全身がプレスされる。痛みはないが全身が咀嚼されるような肉壁の蠕動のもたらす快楽は暴力的で、ペニスから最後の精を搾り出されていく。
「ラミ……もう……」
「うん、大丈夫だよ、お兄ちゃん。もうぜーんぶ出たから、安心してあたしに委ねて」
心なしか肉壁の蠕動が優しくなったように感じる。全て出し尽くした疲労からか肉壁に揉まれながら徐々に眠くなってくる。
「お兄ちゃん、眠い?」
「――――――」
こくり、と小さく頷く。ぐにゅりぐにゅりと全身が愛撫されるこの快感の中でもう意識を手放してしまいたい。
「お兄ちゃん、お休み。それから……」
ごちそうさま。
その一言を最後に俺の意識も、肉体も、ラミの胃壁の奥へと沈んでいった。