乙女ゲームのR-18ルートに突入してしまった… 《もしかしたら あったかもしれない『はめふら』R-18ルート》 作:帆速やこぬ
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「愛しています、カタリナ様――…」
色っぽいハスキーな声で囁かれると、それだけでゾクゾクしてしまう。
“彼”――リアムは、私をベッドにゆっくりと押し倒した。
「本当に……するの?」
「こんな風にしたのはカタリナ様ですよ? 責任を取っていただかなくては」
ビク、ビクと震え、猛ける陰茎を見せつけるように持ち上げ、彼は秘部へとあてがった。
「―――んっ」
その熱さと生々しい感触に、思わず息を漏らす。
「……いきますね」
少し緊張しているらしいその言葉にこくりと頷くと、彼は私の脚の間にゆっくりと下半身を沈めていく。
「ふっ―――っんう――――んっ」
硬く熱い肉棒に身体の芯を刺し貫かれ、喘ぐ。
「ああっ凄い! カタリナ様の中をこんなにも奥まで感じられるなんて……!」
彼も乱れた息で嬉しそうに声を上げる。
「カタリナ様の熱さに包み込まれて、うねりながらぎゅっと締め付けられて――愛する人と奥の奥まで繋がる事ができて本当に幸せです!」
快楽に飲み込まれそうな理性の片隅で、思う。
――どうして……こんな事に――…
「―――――…?」
不意にギュッと腕を締めつける感触がして、私は目を覚ました。
月明りの青く照らす部屋で、両側からスウスウと寝息が聞こえる。
――そうだ、今日はお泊り会で……
いつものように遅い時間まで他愛のない話に花を咲かせてから、大きなベッドにメアリとソフィアとマリアと四人で眠っていた。
再び腕を締めつけられ、寝ぼけまなこでそちらを見やると、くっついていたのはメアリだった。
なんだかうなされているらしく、すがりつくように腕に抱きつきながら、苦しげに眉根を寄せている。
――怖い夢でも見ているのかな?
昔うなされていたキースによくそうしてあげたように、抱き締めて、ポンポンと優しく背中に触れる。
「大丈夫だよ、メアリ。私が傍にいるからね」
そっと耳元に囁くと、メアリは溜め息のようにゆっくりと息を吐き出した。
「カタリナ様――…」
急にメアリに呼ばれ、起きたのかと思ったが、その目は閉じられたままだ。
――寝言……
私の胸元に顔をうずめたメアリは、再び呟いた。
「――愛しています、カタリナ様」
「え…………」
――ええぇぇぇ!?
今、メアリ、“愛している”って言った? 聞き間違いかな? 私、寝ぼけているんだよね?
混乱してメアリを見ると、その頬にスッと涙が走る。
「女の子同士では駄目でしょうか………」
どんな夢を見ているのかは分からないけれど、苦しそうなメアリを放っておけず、頭を撫でてもう一度囁く。
「だめじゃないよ。私も、メアリが大好きよ」
夢の中に言葉が届いたのか、メアリは安心したように寝息を立て始める。
「メアリ………」
薄闇の部屋で驚きと戸惑いに心は乱れて揺れ動き、今夜はもう眠れそうになかった。
「――私に紹介したい人?」
「ええ、わたくしの遠い親戚が少し前からこちらに滞在しておりまして、カタリナ様にもご紹介しておきたいのです」
「ああ、そういう事」
メアリの寝言を聞いてしまってから、数日が経っていた。
その日はメアリに招待され、私用で魔法省に顔を出してからハント邸の庭でお茶を頂いていた。
「――では呼んでまいりますので、少しこちらでお待ちくださいませ」
メアリが席を外し、薔薇の花びらを浮かべたお茶を飲みながら、お菓子をつまむ。
――わ、このお菓子、綺麗なだけでなくめちゃめちゃ美味しい!
さすがメアリ、私の好みをよく分かっていると感心していると、心地いい風が吹き抜け、甘い香りを運んできた。深く息を吸い込んでからゆっくりと吐き出すと、自然と物思いにふけってしまう。
メアリの気持ちには驚いたけれど、不思議とイヤではなかった。
自分でも意外なくらいすんなりと、その事実を受け入れてしまっていた。これまでのメアリの態度や言動から、むしろどうして今まで気付かなかったのかと思ったくらいだ。
ただデリケートな問題なので、メアリが自分から言うまでは聞かなかった事にしようと決めていた。あの夜からも変わらずにメアリとは接しているつもりだ。
咲き誇る花々を愛でながら待っていると、サクサクと芝生を踏む足音が近づいてきた。
薔薇の茂みの向こうから現れた青年は端正な顔立ちの美形で、どこかメアリと似た華のある雰囲気を纏っている。まあ、従兄なのだから当然かもしれないけれど。
――それにしても、本当に綺麗な顔立ち……
思わず見惚れてしまった私にその青年はにっこりと微笑むと、完璧な仕草でお辞儀をした。
「はじめまして。メアリの従兄でリアム・ハントと申します」
慌てて椅子から立ち上がり、こちらも挨拶を返す。
「は、はじめまして、ハント様。カタリナ・クラエスです」
リアムは微笑む瞳を一層優しく細めた。
「メアリからよく話を聞いているので、初めて会った気がしませんね」
メアリが一体どんな話をしているのかが気になるが、とりあえず脇に置いておく。
「あの、ハント様」
「僕の事はどうか、リアムとお呼びください」
「あ、はい、リアム様。私の事もカタリナと呼んでください。それであの、メアリはどこへ?」
「メアリはどうしても外す事のできない急用ができてしまいました。彼女の用事が済むまで、僕がカタリナ様のお相手をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
「――では、リアム様はお身体が悪くてずっと療養を?」
「はい。胸が重――悪くて」
心臓とか肺が悪いのかな?
「だから社交界でもお見かけした事がないのですね」
「ええ。最近になってようやく、こうして外を歩く事ができるようになりましたが、それも長い時間は難しく……それで、あの……カタリナ様」
「はい」
「急な申し出で困惑されるとは思いますが、ここに滞在する間、僕と友人としてお付き合いさせてはいただけませんでしょうか?」
「え、あ、はい?」
「家族以外の人間と接する事もほとんどなかったので、メアリからよく聞かされていたカタリナ様のお人柄から、人と会う事に慣れる為にご協力をお願いできないかと」
ああ、なるほど。
身体が弱いって大変だな……。私で力になれる事があるのなら、全力で協力しよう。
「もちろんですわ。私にできる事でしたら何でも仰ってください!」
胸を叩いて快く返事をすると、なぜかリアムは少しだけ寂しそうな微笑みを浮かべた。
「……本当にあなたは――誰に対してもお優しいのですね……」
「リアム様?」
「あ、いえ……ありがとうございます。そういえばカタリナ様は読書がご趣味だとか。僕も安静にしていなければいけない時はよく本を読んでいました。カタリナ様はどのような本を読まれるのですか? 何かおすすめがありましたら―――…」
それからは度々、一緒にお茶を飲んだり本の貸し借りをしたりと、リアムとの交流が始まった。
リアムは何か事情があるのか自分の事はあまり話さなかったが、とても聞き上手で、私の話をいつもにこにこと楽しそうに聞いてくれた。とても人と接する機会がなかったなんて思えないほどマナーも身のこなしも完璧で、私が役に立てているのかはちょっと疑問だ。
優雅で美しく、会話も洗練されていて、いつも穏やかに微笑む姿はまるで物語に出てくる王子様のよう。
今ではすっかりいい友人だが、紹介したメアリはなぜかいつも用事ができたと言って不在にしていた。
自分がいるとリアムの会話の機会が減ってしまうと気を遣って、席を外しているのかもしれない。それとも、態度に出したつもりはないけれど自分の気持ちを知られたと気付いたメアリが顔を合わせづらくなってしまったとか? あ、いや、単にいつも迷惑ばかり掛けている私に、とうとう愛想をつかしてしまった、とか!?
「――カタリナ様、どうかされましたか?」
顔に出てしまっていたらしく、一緒にお茶を楽しんでいたリアムが心配そうにカップを置いた。
「はい……なんだか最近、あまりメアリと会えていないような気がして……もしかして嫌われてしまったのかな、なんて」
「まさか!」
リアムはガタンと音を立てて椅子から立ち上がり、両手をテーブルについた。
「カタリナ様を嫌いになるなんて事、絶対にありませんわ!」
「……わ?」
「あ、いえ、ついメアリの気持ちになって代弁してしまいました」
コホンと咳払いをし、リアムが断言する。
「メアリがカタリナ様を嫌いになんてなるはずがありません。彼女のカタリナ様への感謝と信頼を、僕がどれだけ聞かされてきたか」
「そ、そうですよね。申し訳ありません、変な事を口走ってしまって」
思うところのあるような表情のリアムはきゅっと唇を噛むと、深呼吸をした。
「あの――カタリナ様。カタリナ様はメアリの事をどう思っていらっしゃるのですか? カタリナ・クラエス様にとって、メアリ・ハントとは、どのような存在ですか?」
真っ直ぐに見つめる瞳はとても真剣な色をしていた。
「たくさんいる友人のうちのひとり? ただの幼馴染み? それとももっと特別な――何か?」
――メアリは、幼い頃からの親友。
植物を育てるのがとても上手で、会ったばかりの私の野菜の相談にも親身になって乗ってくれた。
困っている時や悲しい時にはいつも傍にいて励まし、力になってくれた。
美人で華やかでお洒落で、作法やマナーも完璧で、いつだって貴族令嬢として堂々としていているその陰で、本当は頑張り屋の努力家で、そんなメアリが友人である事は私の自慢でもあった。
でも頼れるから私はメアリと一緒にいる訳ではない。甘やかしてくれるからでもない。
一緒にいると時間を忘れるほど楽しくて、話しかければいつだって嬉しそうに笑顔になってくれて、いつも私という存在を肯定してくれる。周りの人が“変だ”と言う事も、私の“いいところ”だと認めてくれる。これから先もずっと、一緒にいられると信じられる大切な友人。
これまで特別に意識した事はなかったけれど、メアリはこんなにもかけがえのない存在だと今更ながらに気付かされた。
愛していると聞いてしまったあの夜から、私もメアリの事をたくさん――本当にたくさん考えた。
そしてどんなに色々考えても、結論はひとつだった。
メアリとこれからもずっと一緒にいたい。離れるなんて考えられない。
だけどそれを形にするにはどうしたらいいのか、それが分からなくて模索している最中だった。
「――メアリはかけがえのない大切な人です」
素直に答えると、リアムは更に踏み込んだ。
「それは友人として?」
真剣に考える。今うやむやにしてしまったら、もう答えが掴めない気がした。
「……どうしても関係性に名前をつけなければいけないのだとしたら――ただの友人ではありません。もっと親密で、もっと深い――…」
この気持ちにぴったりと当てはまる言葉が見つからない。
「では、親友?」
「……いいえ――…」
今までは親友だと思っていたけれど、“違う”とはっきり感じた。
そんな言葉では足りない。絶対に失いたくない。何があっても一緒にいたい、大切な人。
メアリの姿を思い浮かべる。
名前を呼ぶと嬉しそうに振り返る時の、幸せそうな顔。
こちらまで嬉しくなってしまうほど真っ直ぐに好意を示してくれるメアリを思い起こし、胸の中に小さな炎が温かく灯った。
――そうか、そうなんだ――…
「いいえ、私――メアリを愛している」
その言葉を口にした途端、なぜか涙が溢れた。
大きく目を見開いたリアムに、微笑んでみせる。
「気付かせてくれてありがとうございます、リアム様。私、メアリが好き」
「ッ――――!」
私の返答を聞いたリアムは、急に呼吸を乱した。シャツの胸元をぎゅっと掴んでいる。
――え? もしかして発作!?
「リアム様! 大丈夫ですか!?」
肩を震わせている彼に慌てて駆け寄ると、リアムは笑いながら泣いていた。
「――カタリナ様、わたくしもカタリナ様を愛しております」
「リアム様?」
「そうですね、この姿のままではややこしいですわね」
「え? ――っと、リアム様!?」
リアムは突然、強引に私の手を引いて屋敷へと入り、真っ直ぐにメアリの部屋へと入っていった。
いくら従兄でも、勝手に部屋に入るのはだめなのでは? と思っていると、壁際に掛けられた布をサッとめくる。
何度も来ているメアリの部屋に、今まで見た事のない姿見が置かれていた。
なんだか不思議な細工が施されたその姿見にリアムは全身を映すと、カッとまばゆい光が鏡から溢れ出し、彼を包み込む。
眩しくて目を開けていられなかった光が落ち着き、そっと目を開けると、姿見の前にはリアムの服を着たメアリが立っていた。
「え? メアリ? リアム様は?」
「わたくしがリアムです、カタリナ様」
メアリが飛びつくようにぎゅっと私を抱き締める。
「わたくしも心からお慕い申し上げておりますわ、カタリナ様!!」
「――性別を反転させる魔法道具!?」
「はい。ラーナ様に相談して、貸していただきました。カタリナ様を騙すような真似をしてしまい申し訳ございません」
「それはいいのだけど……」
そう答えて、思わずくすりと笑ってしまう。
「カタリナ様?」
「ううん。実を言うと、私もラーナ様に同じ相談してたの。ほら、リアムを紹介された日、私、魔法省に寄ってからここに来たでしょ? メアリと同じ事をラーナ様にお願いしていたんだなあって思って」
「それは――」
「うん、“私が男性になれる魔法道具はありませんか”って」
「……つまり、カタリナ様も以前から私の事を意識されていた、という事でしょうか?」
「あ、えっと……」
これからもずっと一緒にいたい人に、嘘は吐きたくない。
寝言を聞いてしまった件を話すと、見る見るうちにメアリの顔が赤くなっていった。
「そ、そうだったのですね。お恥ずかしいですわ、きちんと気持ちを伝える前に知られてしまっていたなんて」
「でもね、そのおかげで私、メアリが特別だって気付く事ができたよ」
ぱあっ、と花が開くようにメアリが笑う。
「寝言で女性同士である事を気にしているみたいだったから、私が男性になればメアリは素直に気持ちを口に出す事ができるのかなって思って」
「そこまでわたくしの事を考えてくださって、ありがとうございます。本当に、カタリナ様はお優しいですね」
「ラーナ様は“魔法道具はあるにはあるが、今貸し出していてね”って言っていたけれど、メアリの事だったのね。でもメアリ、私がリアム様を本当に好きになってしまっていたら、どうするつもりだったの?」
「リアムとしてカタリナ様と結ばれる事ができたのなら、一生あの姿で嘘を貫き通すつもりでした。わたくしはわたくし自身である事よりも、カタリナ様が欲しかったのです」
「メアリ――」
メアリの覚悟に心を打たれる。そこまで真剣に私を愛してくれているメアリが愛おしくて、思わず抱き締めると、ぱちんと何かが音を立てて飛んでいった。
「!?」
身体を離すと、メアリの着ているシャツのボタンがなくなって、胸元がはだけている。
リアムの――男物のシャツですらメアリの巨乳ではパツパツで、抱き締めた拍子に弾け飛んだらしい。
「あ、姿が戻ってからずっと苦しかったよね、メアリ。気付かなくってごめんね。着替える?」
「あの、カタリナ様に脱がせていただきたい、です♡」
甘えるように上目遣いで見上げるメアリが可愛くて、「うん、いいよ」と二つ返事でシャツの襟元に手をかける。
ボタンを外し、はだけたシャツから露わになったメアリの乳房は、一緒にお風呂に入った時に何度か目にしたよりも扇情的だった。
窮屈なシャツから解放されてフウッと息を吐いたメアリは、私の視線に気付いて恥ずかしそうに肩をすくめてから何かに気付いたように悪戯っぽく微笑むと、こちらに飛びついてきた。
「カタリナ様♡」
「わわ……っ」
ちょうど後ろにあったベッドにもつれ込み、私を見つめたメアリはそっと目を閉じた。唇がほんの少しだけ開いている。
――メアリ、キスしてほしいんだ……
鈍い私にも分かるくらい素直に唇を差し出され、ぷるんとした唇から目が離せなくなる。
引き寄せられるように唇を重ねると、柔らかな感触に、気付けば夢中になって味わってしまっていた。
「ん♡ ……カタリナ様……カタリナ様――…♡」
「メアリ……」
そっと唇を離すと、上気した頬をしたメアリが囁く。
「カタリナ様……わたくしもっと……カタリナ様と深く繋がるキスがしたい、です♡」
そう言ってメアリは私の頬を両手で挟むとキスをし、舌を差し入れた。
「――っ!」
メアリの舌が私の舌を誘うように絡まり、ちゅうっと音を立てて吸う。
「んむっ……カタリナ様の舌、美味ひい……♡」
愛おしい想いが溢れて止まらないみたいなメアリのキスに、気が付くと私も舌を使って応えていた。
顎に唾液が伝うのにも構わず、お互いの唇と舌を貪り合う。
ぬるぬると絡む感触につられるように、キスだけできゅんきゅんと下半身まで疼いてくる。
と、不意にドレスの胸元が緩んだ。
――え? どうして――…
「カタリナ様と何度もドレス交換をして、脱がせ方を覚えておいてよかったですわ♡」
唇をぺろりと舐めながら、メアリが微笑む。
あんなに情熱的なキスをしながらドレスまで脱がせていたなんて、メアリ、恐ろしい娘!
ついさっきお互いの気持ちを確かめ合ったばかりだというのに、私を抱く気満々のメアリを止める事はもうできなさそうだ。
私も心を決め、緩められたドレスを脱いで床に落とすと、メアリも身に着けていた男性ものの衣服を全て脱ぎ捨てた。まだ日の高いうちからベッドの上で何も身に着けずに肌を晒している事実に、ゾクゾクしてしまう。
メアリは手を恋人繋ぎにしてもう一度キスをしながら、ゆっくりと私をベッドに押し倒した。
「……触れても、よろしいですか?」
「ん」
メアリの手が優しく乳房に触れ、愛おしそうに包み込む。
「ああ、ずっとこうして――カタリナ様に思う存分触れる事を夢見ていました」
ツンと硬く勃起した乳首に嬉しそうに顔を寄せて吸い付き、もう片方を指でシコシコと弄る。
「ああぁっ♡」
ねちっこく舐め回され、舌先で転がされ、指先で潰され、我慢できずにはしたない声を上げてしまう。
「あっあっ…メアリ! 気持ちいいっ、メアリの愛撫、気持ちいいの!」
「ふふ♡ ……淫らに喘ぐカタリナ様も可愛いですわ」
たゆんたゆんと乳房を揺らして、顔を挟めそうなほど近くにメアリが屈む。
「カタリナ様、わたくしにも――触れてください♡」
柔らかに視界を圧迫する乳房の誘惑に勝てずにそっと指を沈めると、メアリは甘い吐息を漏らした。
「んっ♡ ――ふっ―――ふぅっ♡」
「やっぱりメアリの乳房、大きくって綺麗で柔らかくて、凄く気持ちいい……」
「気に入っていただけて……はぁっ♡ ……何よりですわ♡」
メアリは鏡台に立って行き、並べられた瓶のひとつを取り上げると、自分の胸元にとろりと垂らした。金色の液体がゆっくりと乳房を伝っていく。再び圧し掛かったメアリは乳首同士を擦り合わせ、ぬるぬるとした感触とコリッと硬い感触で刺激した。
「カタリナ様の乳首、どんどん硬く……♡ 感じていらっしゃるのが分かります」
「メアリっ…ぁんっ……コリコリ当たるの、だめえ!」
これ以上ないほど感じてしまっている乳首を香油でぬめらせながら擦られると、身体の芯に響くようにジンジンと痛いほど敏感になっていく。
――乳首だけでイク! イッちゃう!!
「あうっ! んっクッ!」
ビクンと身体を仰け反らせてからゆっくりと弛緩していく私を見て、メアリが嬉しそうに微笑んだ。
「カタリナ様はとても敏感なんですのね♡」
「うん、メアリがエロ――上手で……」
息が治まらないまま起き上がって、メアリの乳房に手を伸ばす。
「カタリナ様!?」
「次は、私がしてあげる♡」
――それにしても、本当におっきい……
たぷ、たぷ、と手の中で柔らかな肉が音を立て、持ち上げるようにその重さを感じながら愛撫していると、メアリは聞いた事がないほど甘い喘ぎ声を上げる。
「あっあん――カタリナ様がっ――わたくしの身体を愛してくださっていると思うだけで、気が変になってしまいそう! ああ、カタリナ様っ、疼いて仕方がないのです! 先をっ、先を吸ってくださいませ!」
「ん、メアリの、凄く美味しそう♡」
舌全体で舐め回してから、おもむろに乳首を吸う。
「はあぁぁぁぁあぁっ♡」
途端にメアリがゾクゾクと震えるのが分かった。
可愛い反応についこちらも熱心に乳首に吸い付いて責めていると、目にいっぱいの涙を溜めたメアリが懇願する。
「カ、カタリナ様! もう片方も愛してください。切な過ぎてジンジンします!」
「ねえ、メアリ……メアリの大きさなら先っぽ、お口に届くんじゃない?」
「え? あ、どうでしょう? やってみた事はありませんが……」
「やってみせてよ」
メアリは戸惑いながらも、自分の乳房を持ち上げて乳首を口元に近づけた。
はぷ、と自分の乳首を咥えるメアリの姿に、形容しようのない興奮が湧き上がる。
――幼馴染みの美少女が、自分の乳首を咥えて切なそうに悶えている……
メアリの目を見つめながらちろちろと舌先で弾くと、メアリも同じように舌を動かし、強く吸うと同じように吸いしゃぶる。懸命に快感を同期しようとするメアリの姿に、もっと気持ちよくしてあげたいという気持ちが溢れて止まらない。
色々な方法で乳首を責めてみると、乳輪ごと大きく口に含んで唇で吸い絞ったまま舌先で乳首をコリコリするのが一番好きみたいだ。ピクピクと腰を浮かせて反応している。
このまま、一度イかせてあげよう。
乳首を責めながらメアリの下腹部をスリスリと撫で、秘部へと指を滑らせると、ピクンッと震えた。
――熱い
トロトロと指先に愛液が絡まり、手の平にまでこぼれてくる。
「あああっ♡ ……カタリナ様の指っ♡ カタリナ様の指がぁっ♡」
「こんなに濡らして――メアリ、可愛い♡」
「恥ずかしいです、カタリナ様……」
滑り込ませた中指は、簡単に根元まで飲み込んだ。なんだか物足りなさそうだ。
「……ね、メアリ、結構ひとりでエッチ――自慰、してたりする?」
「え! あ………あの………」
カアッと真っ赤になりながら視線を泳がすメアリは、否定も肯定もできずに涙目になっている。
嘘が吐けないメアリ、可愛い。
メアリの耳元に顔を寄せ、囁く。
「……もしかして、私の事を想いながら、してくれてた?」
ビクッとしてから消え入りそうな小さな声でメアリは頷いた。
「はい……」
「どんな事、考えながらしてたの?」
「ええ!?」
「教えて、メアリ」
「…………んぶ」
「え?」
「全部、です。カタリナ様が優しくリードしてくださったり、カタリナ様に強引に組み敷かれたり、反対にわたくしが恥ずかしがるカタリナ様を無理矢理押し倒したり……あらゆるシチュエーションを想像して、自分を慰めておりました」
「じゃあ、これからはそれ、全部しようね」
メアリの目が大きく見開かれる。
「……はしたないわたくしを、軽蔑されないのですか?」
「どうして? 私の事が好きだから妄想も捗ったって事でしょ? ――って、メアリ!?」
ボロボロと涙をこぼして笑いながら、メアリが抱きついた。
「好き! 大好きです、カタリナ様! わたくし、カタリナ様に滅茶苦茶にしていただきたいです!」
「ん、分かった」
メアリをベッドに横たわらせ、脚を大きく開かせる。反射的に手で隠そうとしたメアリの手を取った。
「隠しちゃだーめ。全部見せて♡ メアリの恥ずかしい部分も、奥までぜーんぶ。だって私たち、恋人になったのだから」
「は、はい」
メアリは恥ずかしそうにひだを押さえ、秘部を広げて見せた。
「どうぞ、ご覧ください♡」
美少女が震えながらも自分で秘部を広げて見せる光景にゾクゾクしてしまう私は、かなりの変態なのだろうな。
メアリの脚の間に顔を近づけ、溢れ出る愛液を舐め取る。
「はあぁっ――そ、そんなところを舐めては汚いですっ、カタリナ様」
「どうして? メアリのなのだから、汚くなんてないよ。むしろいっぱい濡れてて、真っ赤になってて、可愛い♡ 全部、私が舐め取ってあげるね」
じゅるる、と音を立てて舐めると、メアリが耐えられずに嬌声を上げ始めた。
「どんどん溢れてくる♡ ……それにメアリのここ、甘酸っぱい匂いがして、ぷにぷにしてて本当に可愛い♡」
「こんな風に明るいところで見られてしまうなんて、恥ずかしいです。でもカタリナ様にならどこを見られても平気ですわ♡」
「そう? じゃあメアリの一番敏感なところ、見たいな♡」
「一番、敏感……」
「私に舐め回してほしいところ、あるでしょ?」
メアリはキュッと唇を噛んでから、震える指で陰核の皮を剥いた。
「ここ、が――カタリナ様に舐めていただきたいところ、です♡」
気持ちいい事に貪欲に、恥ずかしいお願いにも抗えずに従ってしまう淫らな姿に、今まで感じた事のない支配欲に似た感情が湧き上がる。
「メアリ、可愛い! ほら、こんなに真っ赤に顔を出して、とっても美味しそう♡」
ビンビンに勃起した陰核をじっくりと舐め上げると、「あぅっ!」と可愛く喘いでメアリの腰が跳ねる。焦らすようにちろちろと舌先で陰核をかすりながら周りを舐めると、もどかしそうにメアリが泣き声を上げた。
「ああっ、いやぁっ! お願い、カタリナ様! 焦らさないでっ! もっといやらしく舐めて! 強く吸ってくださいっ!」
「メアリったら、はしたなくって、いやらしくって――凄く可愛いよ♡」
メアリの太ももに腕を回してしっかりと押さえつけ、陰核に強く吸い付く。
「ひうっ! はっ、ああぁぁぁぁぁッ!」
ちゅぽっちゅぽっと吸い搾りながら、指を2本、膣へと挿入して抽送する。
指を締めつける膣がピクピクと痙攣し、熱くて白い愛液が溢れ出てきた。
「カタリナ様、もっと! 滅茶苦茶にっ! 滅茶苦茶にしてぇ!」
「ん」
メアリの中へ、指を3本根元まで挿入してグッと奥まで押し込むと、子宮口に触れる。
「あぁッ!?」
電流が走ったようにメアリの身体がブルルと震えた。少しずつ位置をずらしてメアリの反応を見ながら“そこ”を探し出す。
「っ――!? そ、そこ! 何かっ変! 変です、カタリナ様!」
「うん、メアリの奥のいいところ、見つけたよ。いっぱい弄ってあげるね」
クニクニと重点的に刺激していると、メアリが涙をこぼしてシーツを握り締めた。
「あっ――あ!? 何か、何かキます! カタリナ様ぁっ!」
「イキそう? イッちゃいそうなの、メアリ?」
「はい、イキそうです! イッちゃいます! イクッ…っく――!!」
ビクンッ、とメアリの身体が跳ね上がった。
そのままゆっくりと落ちてクタリとベッドに横たわる。
視点の定まらないとろんとした瞳で全力疾走した後のような荒い息を吐きながら、メアリは私に向けて両手を伸ばした。
抱き締めてほしいみたいだ。
身体を寄せると、メアリは私にぎゅっと抱きついて囁く。
「ふわふわして、力が入りません……♡」
「私、メアリをちゃんと気持ちよくできた?」
「はい……頭の中が真っ白で、気持ちよくて、幸せで、溶けてしまいそうです♡ ……好きな人と結ばれるって、こんなにも気持ちよくって幸せな気持ちになれるのですね♡」
メアリの膣から引き抜いた指を見ると、愛液で真っ白になっている。
「本当、すっごく感じてくれていて、私も嬉しい♡」
「ああ、カタリナ様の指を汚してしまい、申し訳ございません……」
そう言うとメアリは指をペロペロと舐めて綺麗にし始めた。
「メアリ、汚くなんてないから」
見つめ合いながら、二人で指に纏わりついたメアリの愛液を舐め取る。
「メアリの味、いやらしい味だね」
「はい……あの、カタリナ様?」
「なあに?」
「わたくしにも、カタリナ様を味わわせてください……♡」
「うん、もちろん」
「ああっ♡ 甘い♡ 甘くて、いい香りがして、気が変になってしまいそう!」
さっきまで受け身だったメアリが、打って変わって私の身体を貪る。
「ま、待って、メアリ! そんなっ激し―――ああぁんっ!」
秘部にむしゃぶりついたメアリは、聞いた事もないほどいやらしい音を立てて愛液を啜った。
「わたくしを愛撫しながら、カタリナ様もこんなに感じてくださっていたなんて――♡ ああ、太ももにも――♡ お尻の穴にまでこんなに垂れて♡ ――一滴残らずわたくしが舐め取って差し上げますわ!」
メアリの舌が、まるで別の生き物のように身体を這い回る。
私の言葉が耳に入らないほど興奮したメアリを、止める事などできそうになかった。
「んんっ!」
つぷぷっ、とメアリの指が膣に入ってくる。
「あぁ素敵♡ ……カタリナ様の中がこんなに嬉しそうにわたくしの指を根元まで飲み込んで、締め付けて――悦んでいただけているのが分かりますわ!」
しばらく奥を探っていたメアリは、やがてそっと溜め息を吐いた。
「……残念です。わたくしの指ではカタリナ様の奥には届かないみたいです――ですが、浅いところなら、わたくしにも」
そう言ってメアリは指を曲げて浅いところを探り始めた。
「ふっ!?」
そのポイントでビクッと腰が勝手に浮いた。
「このザラザラですのね、カタリナ様の気持ちいいところは♡」
メアリは微笑むと体勢を変えて、そこを弄りながら乳首に吸い付いた。ぬるぬると舌が擦りつけられ、つられるように下半身へと快感が流れ込む。
「ふ、んクッ…!」
触れられる度、目の前にチカッ、チカッと星が瞬き始めた。
――何か、せり上がってくる!
「だめ、そこ! メアリっ、漏れちゃうっ! 漏れちゃうぅ!!」
自分では止められない昂りが頂点に達したと思った瞬間、勢いよく潮が吹き出し、ベッドから絨毯まで飛び散った。
立ち眩みの直後のようにクラクラし、カク、カク、と下半身の痙攣も止まらない。
「ご、ごめんね、メアリ……びしょびしょにしてしまって……」
「いいえ、嬉しいですわ♡ カタリナ様がこんなに感じてくださって……わたくしの指で、唇で、舌で、身体で、カタリナ様を乱れさせているのだと思うだけで、オーガズムに達してしまいそうです。 さあ、今度は二人で気持ちよくなりましょう♡」
容赦なく片脚を抱え上げられ、休む間もなく秘部を擦り合わされる。
「あクッ――、あぁぁッ、メアリ待って! 今、イッたばかりなの! 敏感過ぎるの!」
メアリは身体の角度を調整し、私の陰核を剥き出して当て始めた。
ぬる、ぬるっとお互いの愛液を含みながら、勃起した陰核が陰核で刺激される。
「カタリナ様♡ ……カタリナ様♡ ……カタリナ様♡ ……」
熱に浮かされたような表情で見つめるメアリが、大きな乳房を小刻みに揺らしながら腰をくねらせ、身体中で一番柔らかい肉を擦り付ける様子が、視覚的にやばい。
――こんなの、我慢できる訳ない!
「ごめん、メアリ、私っ、もう――!」
「あぁっ、わたくしも――一緒にっ一緒に――っ♡」
ぐりん、と陰核を強く押し付けられ、グチグチと押し潰されて、二人同時にオーガズムを迎える。
「「ああああああぁぁあぁぁぁっ♡♡」」
強烈な絶頂に、二人でベッドに倒れ込んだ。
まだ明るい日差しの差し込む静かな部屋に、二人の荒い呼吸だけが響いていた―――
「――幸せです、カタリナ様♡」
「そうだね、私も幸せ」
「ずっと、わたくしの想いが通じる事も、願いが叶う事も決してないと思っていましたから」
長椅子に二人で肩を寄せ合うように座りながら、改めて恋人になった事を噛み締める。
メアリが私の手を取り、指を絡めた。
「――愛しています、カタリナ様。幼い頃からずっと――。どんなにつらい事も、カタリナ様が笑ってくださるから頑張る事ができたのです。カタリナ様がくださった言葉も、笑顔も、差し出してくれた手も、何もかもがわたくしの支えで、宝物です。今のわたくしがあるのは、全てカタリナ様のおかげなのです」
「違うよ、メアリ」
「え?」
「メアリが素敵なのは、メアリが今まで頑張ってきたからだよ。私の方こそ、メアリにお礼を言わなくちゃ。つらい時も、悲しい時も、メアリが傍にいて励ましてくれたから、乗り越える事ができたんだから。だからね、メアリ。いつもありがとう」
「カタリナ様―――…」
うるり、とメアリの綺麗な目に溜まった涙を、唇ですくった。
「……これからも、二人で乗り越えていこうね」
メアリはにっこりと笑った。
「はい♡」
甘えるように肩にもたれるメアリの心地よい重さを感じながら、ふと姿見に目を留める。
「ねえ、メアリ。あの魔法道具、どうするの?」
「そうですね。もう必要ない――…」
ハッと何かに気付いたように、メアリが言葉を止めた。
「わたくし思ったのですが、この魔法道具があれば、男性として――リアムとしてもカタリナ様を悦ばせる事ができますわ。それに――そうだわ!」
顔を輝かせたメアリが両手を打つ。
「カタリナ様が男性になってわたくしを攻めていただく事もできますわね。一度くらいなら男性同士の姿で試してみても―――」
「ちょっ、メアリ!? 落ち着いて!?」
extra story 幼馴染みの美少女と色々な×(カップリング)を試してしまった…《メアリ編》
リアムはジオルド並みの腹黒さと攻略対象並みの美形に、したたかさも兼ね備えた強力なキャラです。(・ω・)ノ タブンネ!
ちなみにメアリの男性変身時の名前”リアム”は、MARYのアナグラム”RYAM”だったりします。