※この作品はR-18です。

乙女ゲームのR-18ルートに突入してしまった… 《もしかしたら あったかもしれない『はめふら』R-18ルート》   作:帆速やこぬ

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extra story 眠れない幼馴染みの美少女に腕枕をおねだりされてしまった… 《ソフィア編》

――こ、これは!

ソフィアがいそいそと部屋の奥から持ってきた数冊の本は、かなりエッチな描写のあるロマンス小説だった。パラパラと簡単に中を検めただけでも甘エッチから凌辱系、百合系やBLだけでなく、魔性の伯爵シリーズの二次創作的なものまであり、ラインナップは豊富だ。

「誰にも内緒ですよ?」

恥ずかしそうに念を押され、コクコクと何度も頷いて、鼻息荒くページをめくる。

――おお……

くわっと目を見開いて食い入るように本に目を走らせる私を、ソフィアは嬉しそうに見守っていた。

 

 

今日は“読書会”と称して、アスカルト邸にお泊りに来ている。

残念ながらメアリもマリアも予定が合わず二人きりになってしまったけれど、夕食まではソフィアの蔵書室で思う存分、物語に浸った。

夕食の後はソフィアの部屋でお菓子を食べながら新刊情報や本の感想を交換したり、他愛ない話題で盛り上がったりと楽しく過ごし、一段落した頃「わたくしの秘密のコレクション、カタリナ様だけにお見せしますね」とソフィアが本数冊を奥の本棚から持ってきて披露してくれたのだった。

 

「ソフィアのおすすめは?」

「そう…ですね。こちらなどは面白かったですわ」

BLだろうな、と差し出された本をドキドキしながら開いてみると、意外な事に百合系だ。

四人の少女たちの切ない恋の駆け引きと、つたなく求め合い貪り合う行為の描写に、きゅんとしながら読み進める。

夢中になってページを繰っていると、ソフィアが急に声を上げた。

「まあ、もうこんな時間!」

つられて時計を見ると、時計の針はとっくに深夜を回っている。

「カタリナ様、そろそろ休みましょうか。そちらの本がお気に召したようなら、お貸しいたしますから」

「本当? ありがとう~。続きが気になるから朝まで読んじゃおうかと思ったけれど、貸してもらえるのならゆっくりじっくり楽しめて、助かるわ」

「ちなみにカタリナ様は、どの登場人物がお気に入りですか?」

「私? 私は、セシリー様とフェリシア推しかな」

ソフィアの瞳がパアッと輝いた。

「分かりますわ! わたくしもです!」

うんうんとソフィアが熱く頷きながら言葉を継ごうとする。

「その二人はその後――」

物語の続きを語り出しそうなソフィアを、私は慌てて止めた。

「待って、ソフィア! ネタばれ禁止!!」

「まあ! 失礼いたしました! わたくしったら……」

しゅんとするソフィアに苦笑しながら、本をテーブルに置く。

「さ、寝よ寝よ! 読み終わったらいっぱい語り合おうね」

 

 

――眠れない……

最後に呼んだ百合モノ小説のエッチなシーンを頭の中でリフレインしてしまい、下半身がもやもやする。

――下着、ちょっと汚しちゃってるな……

さすがにソフィアが傍で眠っている部屋で、ひとりエッチをする訳にもいかない。

そっと溜め息を吐くと、何度目か分からない寝返りを打つ。

と、不意にソフィアが呼びかけてきた。

「……カタリナ様、まだ起きていらっしゃいますか?」

「あ、ごめんね、ソフィア。私の寝返りが気になって眠れなかった?」

「いえ、今日はカタリナ様を独り占めできて嬉しくて楽しかったので、まだ少し興奮しているみたいで。それとたぶん、眠る前に――その……」

恥ずかしそうにもじもじと言い淀むソフィアにピンとくる。

「ああ、寝る前にエッチなの読んじゃったもんね。実は私も、なんだかもやもやしちゃって眠れないの」

「それでしたら、ミルクティーを召し上がりませんか?」

「あ、いいね。いただこうかな」

 

 

「――どうぞ。香りの強い茶葉で淹れてあるので、ミルクを入れてもちゃんと香りが立って美味しいですよ」

厨房から戻ったソフィアが運んできたポットからカップに注ぐと、温かな湯気と芳香が立つ。

「わあ、ホントいい香り!」

――あ、でもこれ、全部飲んだら夜中にトイレで起きちゃうかも

せっかくソフィアが淹れてくれたものなので、一口二口飲んで、後は話しながらカップに口をつけるだけにして飲むふりをしていると、ソフィアが小さく欠伸をした。

「眠くなってきた?」

「はい……カタリナ様は?」

「そうだね。ミルクティーのおかげで――眠くなってきた…かも?」

言いながら、急にクラッとするほど強い眠気に襲われた。

「あ、れ……?」

カップを取り落とし、ミルクティーが敷物に広がり染み込んでいく。

「ご、ごめんなさい……拭かないと……」

「大丈夫ですわ。わたくしがやっておきますから。眠いようでしたら、ベッドまで手をお貸しいたしますわ」

「あ、うん、ありが…とう………」

 

 

――お薬、効いたかしら?

ベッドに倒れ込むようにカタリナ様は眠ってしまわれた。

先程のミルクティーには、眠り薬を入れていた。それほど強くはないものだけど、念の為だ。

カタリナ様の寝つきの良さも、一度眠ったらなかなか起きない事も知っているけれど、万が一にも事の途中で起きてしまわれたらいけない。

「……カタリナ様?」

そっと名前を呼んでみても、反応はない。頬にも軽く触れてみたが、目を覚ます気配はなかった。

――よかった。大丈夫そう……

スウスウと寝息を立てるカタリナ様に身を寄せ、同じ枕に頭を乗せて横たわる。

しばらく愛おしい寝顔を見つめてから、指を伸ばして唇に触れてみた。

柔らかな感触に鼓動が早まるのを感じていると、不意にカタリナ様が触れていた指先をあむあむと口に咥えてしまった。きゅん、と痺れるような胸の疼きに理性が飛ぶ。

――ああ、もうダメ! 抑えられない!

咥えられた指先をそっと外し、顔を寄せて唇を重ねる。

柔らかくぷるんと弾む繊細な感触に、夢中になって唇を食んでしまう。

――本で読んだ通り……ううん、もっと素敵で幸せな気持ち……

「カタリナ様……好き……大好きです、カタリナ様…………」

カタリナ様と口づけをしているのだと思うだけで幸せ過ぎて、どうにかなってしまいそうだ。

――なのに――

胸にチクリと差す痛みに、急に現実に引き戻されてしまう。

 

分かっている。カタリナ様はお兄様の想い人。お兄様と結ばれてほしい人。ちゃんと分かっているはずなのに――。

 

自分の気持ちを止められない。

もう自分の気持ちに嘘を吐けそうにない。

カタリナ様の笑顔を見られるだけで、名前を呼んでいただけるだけで、軽く触れるだけで、この胸は高鳴り、温かなもので満たされる。

「……ん……………」

寝息さえ愛おしいカタリナ様の首筋に顔をうずめ、髪の匂いを嗅ぐ。

カタリナ様の香りを胸いっぱいに吸い込むと、身体の芯が疼き出してしまう。

 

“カタリナ様が好き ”

子供の頃から変わらないはずだったこの気持ちが、抑えられない欲望に変わっていったのはいつ頃からだっただろう。

肌に触れ、それが離れた時のいいようのない寂しさ。残り香にさえ感じる愛おしさ。

カタリナ様の事を考えるとポウっと身体が熱く、下半身にうずうずとした甘い痛みを感じるようになり、ある日手に取った女性同士の恋愛を描いたロマンス小説で、身体を重ねるシーンを読みながら下着を濡らしてしまった時、カタリナ様に対する本当の気持ちと欲望に気付いた。それと同時に、この欲望を叶えようとする事は、お兄様を裏切る事だというのも理解していた。

大好きなお兄様を裏切るなんて絶対にしたくない。

頭では分かっているのに、身体は勝手にカタリナ様を求めてしまう。

目は姿を追い、耳はどんな言葉も聞き漏らすまいと澄まし、抱きついてはその温もりと香りを脳裏に焼き付ける。

ロマンス小説だって、物語の世界を楽しみながらも、いつだって“これはカタリナ様が喜ぶかしら ”“これはお好みかしら ”と考えている自分がいる。

最近ではロマンス小説の際どいシーンに自分とカタリナ様を重ね、毎晩のように身体を慰めるようになってしまっていた。

 

“カタリナ様がこんな風に優しく触れて――”“カタリナ様の唇が身体中にたくさんのキスをしてくれて――”“カタリナ様の舌が敏感な部分を――”

 

妄想を重ねれば重ねるほどそれは鮮明に刷り込まれ、火照る身体は我慢できないほどカタリナ様を求める。

 

カタリナ様が欲しい

例え心は手に入れられなくとも、一度でいい、恋人のように肌を――身体を重ねたい

 

それがどれだけ幸せで気持ちがいいだろうと想像する一方で、小心者のわたくしにはお兄様や幼馴染みたちを裏切る勇気も度胸もなかった。

今日の読書会兼お泊り会にメアリ様とマリアさんが来られないと分かった時から、迷いながらも機会をうかがっていたが、結局ベッドに入る直前まで決心がつかず一度は諦めかけた。

 

そんなわたくしに禁断の一歩を踏み出させたのは、カタリナ様の一言だった。

“セシリー様とフェリシア推しかな ”

何気ない感想が、わたくしには光のように心に差し込んだ。

その登場人物の二人の関係性と境遇が、カタリナ様とわたくしによく似ていたからだ。

それはまるでカタリナ様とわたくしを肯定してもらえたようで、早鐘のように打つ鼓動を悟られないよう振る舞うのがやっとなくらいだった。

 

眠れない様子のカタリナ様に思い切って声を掛け、“いつか使えるかも ”と、お母様の薬箱からこっそりと抜き取っていた眠り薬を、お茶のカップに仕込んだ。

一回一包の薬だけど、あまり強く効き過ぎて翌日違和感が残ってはいけないと思い、半包だけ使用した。匂いや溶ける様子に気付かれないよう、ミルクティーを提案した咄嗟の機転を自分でも褒めたいと思う。

 

カタリナ様と想いを遂げる、最初で最後の機会かもしれない。

それなら例え一方的であっても、カタリナ様と恋人のように肌を重ねてしまおう。

 

 

身に着けていたものを全て脱ぎ捨てると、カタリナ様のパジャマに手をかける。

ドキン、ドキンと大きな音を立てる心臓の音を聞きながら、震える指でボタンを外していく。

ファッと広がったパジャマから、形のよい乳房がこぼれ、ぷるりと揺れた。

――ああ、やっぱり綺麗……

わたくしの理想の、釣り鐘型で形のよい乳房。大きいけれど大き過ぎない量感。カタリナ様のお言葉を借りれば、とても“エッチ ”で、目に入る度、触れたくてたまらなかった。

唾を飲み込み、そっと乳房に手を伸ばす。

柔らかく指を飲み込むのに張りがあり、手の中で押し返すように弾むみずみずしい感触を楽しみながら、乳房の中心に触れてみる。

ツン、と勃つ乳首が、触れられるのを待っていたかのように指先をくすぐる。

――あ……どんどん、硬く……

指先で弾くように弄り、おもむろにつまみ上げてクニクニとこねてみる。

「んっ…………」

カタリナ様が小さく喘いだ。

「カタリナ様……わたくしちゃんと、カタリナ様を気持ちよく……できていますか?」

囁きながら、カタリナ様にぴったりと身体を合わせて抱き締める。

――身体、凄く熱い……

滑らかな肌の熱さに、カタリナ様も昂っているのだと思うだけで“もっと気持ちよくしてあげたい”という欲望が溢れてくる。

「愛しております、カタリナ様……」

自分の乳首をカタリナ様と擦り合わせると、自分でも見た事がないほどぷっくりと乳首が硬く尖っていく。

――自分で触ってもこんなに気持ちよくないのに……カタリナ様と擦り合わせていると思うだけでこんなに――…

きゅんきゅんと下半身まで昂ってきてしまう。

衝動に任せ、赤ちゃんのようにカタリナ様の乳首に吸いついて、硬い感触を舌と唇で感じる。

強く吸いつきながら舌全体で舐め回し、舌先でクリクリと弾き、押し潰すと、カタリナ様の吐息が甘く乱れ出す。

「んっ………んん……………」

ピクン、ピクンと腰が動き、膝が浮いている。

――眠っていても、感じてしまうものなのね

ちゅぽんと乳首から口を離すと、熱心にしゃぶり過ぎて唾液が幾筋も伝っていた。

カタリナ様の下のパジャマを脱がせる。

高鳴る鼓動を深呼吸で鎮めて下着に手をかけ、ゆっくりと下ろしていくと、秘部にぴったりと付いた下着がなかなか離れてくれない。少し強引に下ろすと、ようやく剥がれた布地と秘部の間にトロトロと糸を引いて太ももとシーツにこぼれた。

――カタリナ様が……わたくしの愛撫でこんなに感じてくださっている……

嬉しさと愛おしさでおかしくなってしまいそうになりながら、カタリナ様の両脚を広げる。

――これが……カタリナ様の大切な部分……

ひだに縁どられた真っ赤な秘肉から愛液が溢れて濡れ、ヒク、ヒク、といやらしく動いている。

ひだを完全に広げると立ち昇る甘酸っぱい香りにクラッとし、身体中の血が沸き立った。

吸い寄せられるように秘部へと顔を寄せ、むしゃぶりつく。

――甘い…!

愛しいカタリナ様が感じている証だと思うと、甘くいやらしい香りと味に溺れてしまいたくなる。

「美味しい……とっても美味しいですわ、カタリナ様……」

クッと下腹部の肉を持ち上げるようにすると、真っ赤に熟した小さな果実が顔を出す。

――なんていやらしくて、なんて愛らしい――…

舌を伸ばしてちろちろと掠るだけで、意識のないカタリナ様が声を漏らし、腰が浮き、愛液が溢れ出す。

普段は隠された身体中で一番敏感なその部分を露わにし、暴き出した事に、征服欲と支配欲のようなものを満たされた気分になってしまう。

――ここが、陰核……ここが尿の出る穴だから………

こんな小さな穴に、本当に指やそれ以上の太さのものが入るのかと訝しみながら、膣へと指を滑り込ませる。

入り口は小さく狭いが、指は簡単に根元まで飲み込まれていった。

勝手な解釈と分かっていても、カタリナ様に受け入れられたようで嬉しい。

ちゅぽ、ちゅぽっと背筋をくすぐる音を立てながら指を抽送し、陰核を吸っていると、カタリナ様のカクカクと浮いていた腰がブルブルと震え始めた。

膣内の指の締め付けも強くなってきている。

――オーガズムが近いのだわ

絶頂させてあげたい。わたくしの指で。口で。

欲望のままに、思い切り強く陰核を吸いながら舌先でこりゅこりゅと擦る。

「んっ――んっ、んっ、んんッ――!」

ビクン、と腰を跳ね上げ、カタリナ様がゆっくりとベッドに沈んでいく。

眠ったままハーハーと荒い息を吐くカタリナ様の呼吸が落ち着くのを待ってから、ロマンス小説で学んだ女性同士の愛し合い方を試す為に、カタリナ様の片膝を立てて、自分の下半身を滑り込ませた。眠っている相手だからか、なかなか難しい。

なんとか秘部を重ねると、カタリナ様の熱を感じただけでゾクゾクと達してしまいそうになる。

 

「一度……たった一度でいいのです……カタリナ様に愛していただければ……」

 

「――一度だけでいいの?」

「!?」

一瞬、罪悪感からの空耳かと思った。

だが顔を上げた視線の先で、少し困ったようにカタリナ様が微笑んでいた。

「カタリナ様!? どうして――」

反射的に身体を離し、ベッドの上で正座する。血の気が引いていくのが自分でも分かった。

――薬、効かなかったの!?

 

 

 

“愛しております、カタリナ様……”

 

泣き出しそうな、震える声が聞こえた。

燃えてしまいそうな身体の熱さで、不意に目覚める。

――ソ…フィア……?

「? ……?」

ソフィアが、私の乳首を一生懸命舐め回している。それに私、上のパジャマを脱いでしまっているみたいだ。暑くて、自分で脱いじゃったのかな……。

寝ぼけた頭で、どうしてこんな状況になっているのか思い出そうとしてみたが、全く思い出せない。

――あ、寝る前にエッチな小説を読んじゃったから、抑えられなくなっちゃったのかな?

その気持ちは分かる。私も、ひとりエッチしたくなっちゃったもの。

――でもどうしよう……たぶん、ソフィアは私が眠っていると思っているよね……このまま眠ったふりをした方がいいかな……

迷っていると、ソフィアの舌がコリコリと乳首を転がし、チュッチュッと吸い始めた。

「んっ………んん……………♡」

――やばい! 声、出ちゃう…! 腰、浮いちゃう!!

なんとか喘ぎ声は抑えたけれど、勝手に反応する下半身までは止められない。

できるだけ身体の力を抜いて眠っているふりをしつつ耐えていると、ようやくソフィアの口が離れた。

――終わった、の……?

ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間、ソフィアは私の下のパジャマを下ろした。

「!?」

――え? え? ソフィア? どうして、パジャマを?

戸惑ううちに、ソフィアの手が下着にもかかる。

――うそうそうそうそ! 下着も脱がせるの!?

強引に下着を脱がされ、脚まで広げられ、じっくりとあそこを眺められている気配に、恥ずかしいのになぜだか少し興奮してしまっている自分に気付く。

「!!?」

――ま、待って! 広げないで!?

何度も目が覚めている事を言おうと思ったけれど、今さら言い出せるはずがない。

もしかしたらソフィアは、他人の身体がどうなっているのか純粋に好奇心でこんな事をしているだけかもしれない。これ以上の事はまさかある訳がない。それに今起きていたと知られたらこれからのソフィアとの関係が気まずくなってしまう。

迷っているうちに、とうとうソフィアが秘部を広げて、舐め回し始めてしまった。

――やっ!? うそ、ソフィア!? こんなのだめ! だめだよぉ!

ちろちろと小さな舌が這い回り、唇がまるでキスするように吸う。

「美味しい……とっても美味しいですわ、カタリナ様……」

「っ―――っ! …っ!」

必死に声を我慢しているのに、ソフィアの舌遣いはどんどん激しく、熱っぽくなっていく。

やがて剥き出された陰核まで弄り始め、もう声を我慢するのは不可能だった。

「ふぅ――んっ……あっ―――ぁんんっ」

お腹の奥にきゅんきゅんと強い疼きが高まり、そこから熱いものが流れ出るのを感じる。

その疼きの中心を確認するかのように、ソフィアの指がゆっくりと差し入れられていく。

――お願い! これ以上掻き混ぜないで! 吸わないで! 舐め回さないで!!

視界と声を出す事を抑制された事で、逆に身体は急激にオーガズムへと昇り詰めていった。

――イク! もうイク! 親友に恥ずかしいところを弄り回されて、私、イッちゃうう!!

ガクンと腰が浮き、絶頂の痙攣が身体を震わす。

「あ………ぁ…………♡」

甘い余韻の中、ソフィアの声が切なく響く。

「一度……たった一度でいいのです……カタリナ様に愛していただければ……」

その言葉にハッとした。

 

――ソフィアが、私に愛されたいと思っている……?

 

それってつまり――ソフィアは私を愛しているって事?

いや、待って。そんな素振り、今まで一度も――そう思いかけて、言える訳ないと思い直す。

子供の頃からずっと傍にいてくれた大切な幼馴染み。初めてのロマンス小説仲間。

メアリと三人、いつも一緒だったし、魔法学園に入ってからはマリアも加わっていつも四人で行動していた。

四人の友情のバランスを壊すような事、優しいソフィアに言えるはずがない。

けれど、もしソフィアがとても前から私に恋愛感情を抱いていたのだとしたら、ソフィアはずっと、そんな気持ちを隠して私に笑いかけてくれていた……?

ソフィアの優しさを思い、胸に痛みが走る。

――ごめんね、ソフィア。私鈍くって、全然ソフィアの気持ちに気付いてあげられなかった……

ソフィアは眠っている私に劣情を催すほど、もう自分の気持ちを抑えられなくなっている。

可愛いソフィアの気持ちには応えてあげたい。

だけどその前に、考えなくてはいけない。

私の本当の気持ちは?

ここまでするソフィアの気持ちは、きっと本物だ。

だから、この場を無難にやり過ごす為の誤魔化しじゃなく、きちんと向き合わないといけない。

それが鈍い私にできる、せめてもの誠意。

 

“一度でいい”とソフィアは言った。

それは一度愛し合ったら、それを思い出に一生自分の気持ちを隠していく、という意味だろう。

だけど意識のない状態の私と一方的になんて、そんなの、愛し合うって言わない。

 

私はこれからも、ソフィアと一緒にいたい。

私のこれからの人生に、ソフィアがいないなんて考えられない。

大切なソフィアに嘘を吐かせ続けたくない。

なら、答えはひとつ。

 

「――一度だけでいいの?」

 

 

 

――いつから? いつからカタリナ様は起きていたの?

眠っていると思い込んでいた為、動揺と混乱、恥ずかしさときまり悪さで、今のこの状況を誤魔化す言葉が咄嗟に出てこない。

困ったように微笑んでいたカタリナ様が少しだけ真剣な顔になり、居住まいを正す。

「ソフィア、ごめんね」

「え……」

どうして、カタリナ様が謝るの?

「ソフィアの気持ち、ずっと気付いてあげられなくてごめん。ずっと苦しい思いをさせてごめんね」

「カタリナ様――…」

目が、熱い。そう思った瞬間、とめどなく涙が溢れ出していた。

そうだ。わたくしは、カタリナ様のこの優しさに救われ、好きになったのだ。

“女性同士だし”“友人としか思えない”そう拒絶されてもおかしくないと覚悟していたのに、カタリナ様はわたくしの気持ちを、“大切なもの”として扱ってくれる。

わたくしの気持ちを知ってなお、臆病なわたくしに、いつもと変わらず微笑んでくれる。

涙と一緒に、想いが溢れ出す。

「好き……大好きです、カタリナ様。子供の頃からずっとお慕いしておりました」

「うん」

カタリナ様がぎゅっと抱き締めてくれる。

「泣いていいよ。それで涙が止まったら、ソフィアの気持ち、全部聞かせて?」

「はい―――はい……」

 

子供のように泣きじゃくった後、わたくしは自分の気持ちを思いつくままに話した。

きっと支離滅裂だっただろうと思うが、カタリナ様は黙って聞いてくれた。

包み込むように抱き締め、話を聞いてもらいながら、この方を好きになって本当によかったと思った――…。

 

 

 

「――ありがとう、ソフィア。ソフィアの気持ち、凄く嬉しい」

ソフィアは本当に私の事を心から慕ってくれていた。

だからこそ、今すぐここで答えを出す事はできないと思った。

この状況を、ソフィアの気持ちを受け止める。受け入れる。その上で、これまでの関係を壊さずに、これからを考える。

「正直に言うと、 “愛する”って私にはまだよく分からない。だけどソフィアとは、ずっと一緒にいたいって思ってる」

「はい」

ソフィアの目を真っ直ぐ見つめ、手を取る。

 

「だからね、ソフィア。時間をちょうだい? 私なりにこれから真剣に考えていくから。そして、答えが出せるまで、今まで通り、私と一緒にいてください」

 

「――はい」

にっこりと微笑むソフィアと笑い合ってから、少し芝居がかって、“ふと気が付いた”ふりをする。

「あ、そうだ。あと、お仕置きね」

「お仕置き?」

ソフィアの頬を両手で包み、顔を上げさせる。

「私だけ気持ちよくしたソフィアに、お仕置き」

そう言って、唇を奪う。

「っ!? ――カ、カタリナ、様!?」

戸惑い強張っていたソフィアの身体から少しずつ力が抜け、受け入れ始める。

――ソフィア……口、小っちゃい……舌も……

小さな口と舌が一生懸命口の中を舐め回し、応えようとする様子にきゅんとしてしまう。

たっぷりとお互いを味わい合ってから唇を離すと、ツッと舌先に糸を引いた。

とろんと瞳を潤ませたソフィアは、いつもと違って妙に淫靡に見えた。

「……大人のキスって、本当に……糸を引くのですね……♡」

「すっごく可愛いよ、そのトロけ顔……ね、ソフィア」

「はい?」

「こういう事もね、これからは我慢できなくなったら、眠っている間にとかじゃなく、女の子だけの秘密として、二人でしよう?」

「――いいのですか?」

「本当の事言うと、さっきのソフィアの、その……すっごくよかった、から……」

ハッとしたソフィアの目から、ぽろぽろと涙が溢れる。

「わたくし、ちゃんと――カタリナ様を気持ちよくできていましたか?」

「うん。だからね、一度なんて言わないで、何度でもいっぱい、しよ?」

「はい…!」

ソフィアが抱きついて、そっと息を吐き出した。

「――カタリナ様……寝る前にもうひとつだけ、我儘を言ってもよろしいですか?」

「なあに?」

もじもじしながら上目遣いのソフィアが伺う。

「眠るまで、腕枕を……していただけないでしょうか?」

「腕枕?」

「その……夢だったのです。好きな人の腕枕で眠るのが……駄目でしょうか?」

「え!? あ、もちろんいいけど」

私、あまり寝相よくないから、そんな近くで眠ってソフィアに迷惑かけないかな?

ちょっぴり不安を覚えつつも、ソフィアが望むなら叶えてあげたい。

ベッドに横たわり毛布を上げると、ソフィアが嬉しそうにいそいそと、私に寄り添った。

うっとりと溜め息を吐いて、目を閉じる。

「とても……温かいです……」

「うん、もし眠っている間にギュッてしちゃって、苦しくさせたらごめんね」

「いえ、それはそれで本望です」

スウッと眠りに落ちていきながら、ソフィアが呟いた。

「――カタリナ様……」

「ん?」

「次はお兄様と三人で、気持ちいい事しましょうね……」

幸せそうに眠るソフィアの頭を撫で、微笑む。

「うん…………ぅん!?」

返事をしてから少し遅れて、とんでもなく過激な提案である事に気付いた。

 

「ソ、ソフィア!? 三人? 三人って…!?」

 

 

 

 

 

――extra story 美形兄妹と温泉でしっぽりしてしまった…《ニコルとソフィア編》へ続く…

 

 

 

 

 




他のキャラは、この子(性格)ならこのモチーフを使ってこんな話、というのが割とすぐに出てきていたのですが、ソフィアだけは本当に最後までノープランで、結局オーソドックスなエロ本ネタになりました。
ソフィアって”自分がカタリナとどうこうなりたい”というよりは”ニコルとカタリナがくっついた延長で仲良くしたい”という気持ちの方が強そうなので、今回はカタリナとガッツリくっつく話ではなく、答えをはっきりとは出さないけれど甘ラブエッチにまとめました。まあ、睡姦なんですが。
( ˘ω˘)スヤァ |ω・)♡
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