乙女ゲームのR-18ルートに突入してしまった… 《もしかしたら あったかもしれない『はめふら』R-18ルート》 作:帆速やこぬ
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焼き菓子店『FORTUNE LOVER』がその美味しさで評判となり、目論見通りに繁盛した為、二号店をオープンする事になった。
店名はもちろん、『FORTUNE LOVER Ⅱ』!
しかも二号店はテイクアウトのみではなく店内でお茶と一緒にお菓子や軽食を楽しめるイートインスペースも設けている。つまり、喫茶店だ。
お茶を提供するにあたって、美味しい淹れ方をレクチャーしてもらおうとラファエルに相談を持ち掛けたところ、ブラックな職場に疲弊しきっていた彼は、魔法省を辞めて喫茶店に転職する事に決めた。
というより、あまりに疲れ果てた様子が心配で、私が説得して半ば強引に魔法省から引き抜いた。
そんな訳で、私がオーナー兼ウェイトレス、マリアが料理人、ラファエルがマスターという役割分担で新店舗はスタートする事になったのだった。
連日行列ができて忙しかった一号店と違って、二号店は“お客さんがくつろげる落ち着いた隠れ家的なお店”を目指し、立地も大通りから一本裏に入った閑静な場所を確保できた。
カウンター席も含めて10人くらいしか入らない小さなお店だけれど、ゆっくりできるようテーブルは詰め込み過ぎずにスペースを確保し、内装や照明、食器類もこだわって少し大人な雰囲気の店舗になっている。
オープンして1週間、ようやく接客にも慣れてきたが、夕方の閉店時間になる頃にはいつもクタクタだった。
店の前を掃除してから窓の鎧戸を締め、扉に鍵をかけると、マリアも厨房から出てきた。
「戸締り、ヨシ!」
「厨房の片付け、終わりました……カタリナ様、そのポーズは何ですか?」
「あははー、ちょっと指差し確認をね」
「――カタリナさん、マリアさん、お疲れ様。少し待ってね、お茶を淹れるから」
テーブルを拭き終えたラファエルがカウンターに入っていくと、程なくして芳香を含む温かな湯気を纏ったカップが目の前に置かれた。
「んんん~、いい香り! やっぱりラファエルが淹れてくれるお茶は最高だわ!!」
「はい! とっても美味しいです。一日の疲れがほどけていきますね」
「ありがとう。香りづけに少し、ブランデーを垂らしてあるんだ」
一口飲んでホウッと息を吐く。
「――一号店は安心して任せられる人が見つかって本当によかったよね」
「はい。おかげでわたしはお料理に専念できます」
「こっちのお店で出すお菓子は一号店からの仕入れでいいものね。その代わり、味が変わらないよう、マリアが定期的にチェックしなきゃだけど」
「それは全然大丈夫です。それよりも、オープンしたばかりなのにこんなにお客さんに来てもらえるとは思いませんでした」
「女性のお客さんはみんな、ラファエル目当てっぽいけどねー」
ラファエルは少し照れたように笑う。
「でも確実に料理の美味しさは口コミで広がっているし、カタリナさんの接客も元気があっていいって評判だよ」
「だよね! マリアの料理は最高だよね!!」
「ですよね! カタリナ様に迎えられたら元気をもらえますよね!」
マリアと同時に言って、二人で照れてしまうのをにこにこと見守っていたラファエルが、思い出したように言った。
「そうそう、そういえば今日もお客さんに、“夜はやらないの? ”って訊かれたよ」
「夜の営業かあ……夜だとお酒も出さなきゃいけないだろうし……」
「別に営業許可証を取らないといけないんですよね?」
「それもあるけど……」
チラリとラファエルを見る。
ラファエルにも、それにマリアにも、今まで頑張り過ぎていた分、あまり無理はさせたくない。
言えばきっと前向きに頑張ってしまう二人だからこそ、ここは慎重に。
「……とりあえずは今のペースでやっていきたいなあ、なんて」
「やるにしろ、やらないにしろ、僕はカタリナ様…カタリナさんが決めたのなら従うよ」
「あ、ラファエル、“様”って言った!!」
「ごめん、つい口が……」
「お店でマスターがウェイトレスを様付けで呼んでいたらおかしいから、さん付けでって決めたのに!」
「それを言ったらマリアさんも――」
「わたしは厨房から出ませんし、問題ありませんわ」
「ええー…」
少し情けない顔をしたラファエルがなんだか可愛くて、マリアと顔を見合わせて笑ってしまう。
「マリアは何か、気になっている事ある?」
「そうですね……今一番気になるのは、カタリナ様とラファエルさんのお腹の空き具合でしょうか」
それを聞いた途端、お腹の虫がぐうう、と大きな声で鳴いた。
「あ………」
マリアが笑って、立ち上がる。
「急いでお夕食の準備、しますね」
厨房の奥には階段があり、地下は食料貯蔵庫、屋根裏部屋は物置として使っていて、2階には今は私とマリア、ラファエルの三人で住んでいた。
幸い一号店よりも敷地が広いので、2階には三人それぞれの部屋が確保できている。
ふらふらと階段を上り、自分の部屋に入ると、ボフン、とベッドに身体を投げ出した。
「疲れた~~…」
ベッドの上でついウトウトとしていると、不意に人の気配で目が覚める。
「んぁ? ラファエル?」
「……ごめん、起こしてしまったかな」
ベッドの縁に腰かけたラファエルが、前髪を優しく梳いてくれていた。
「夕食ができたから呼びにきたのだけど、ノックしても返事がなかったから……勝手に入ってごめんね」
「え!? そんな、こちらこそ……起こしてくださってありがとうございます。すみません、お手を煩わせてしまって」
「いやいや、疲れて眠ってしまっても仕方がないよ。カタリナさんはお客さん相手にずっと動きっぱなしだったのだから。むしろ貴族のご令嬢に接客なんてさせて、こちらこそ申し訳ないというか……」
「いえ、そんな! 好きでやっている事ですから」
両手をブンブンと振ってから、二人で笑い合う。
「……さあ、行こう。マリアさんが待っているよ」
「はい! お腹ペコペコです」
「美味しーい!」
疲れが浄化されるような優しい美味しさに、途端に元気が出てくる。
「簡単なものばかりですみません」
「とても美味しいよ。マリアさんは本当に料理上手だよね」
マリアは謙遜するが、テーブルには鶏肉ときのこのハーブソテーに、ソーセージとじゃがいもにたっぷりチーズをかけて焼いたグラタン、カボチャのポタージュスープ、パプリカときゅうりのピクルスが並び、どれも一手間かかっていて凄く美味しい。
「特に、このポタージュスープ、美味しいね」
「カタリナ様に頂いたカボチャなんです! 何日か軽く干して、甘みが増したものを使いました!」
パアッと花が開くようなマリアの笑顔を受けて、ラファエルが微笑む。
「ああ、道理で」
ぱくぱくと口に運んでいると、夕食はあっという間にお腹に収まった。
「………」
――なんだか、ちょっと……少ない、かな?
今夜はなんだか一品一品の量が少なくて、少し物足りない。
と、マリアが「お二人とも、まだ食べられますか?」と伺う。
「あ、何かあるの?」
「実は、新メニューにどうかと思って、仕事の合間にデザートを色々作ってみたんです。試してもらってもよいでしょうか?」
マリアの新作スイーツ!?
「食べる! 食べます!」
「僕もまだいけるかな」
ラム酒を利かせたマロンケーキ。ブランデーに漬けたドライフルーツがたっぷり入ったバタークリームをしっとりしたサブレで挟んだバターサンド、たっぷりとブランデーを染み込ませたフルーツケーキ、さくらんぼのお酒を利かせたチョコレートケーキ、ワインのゼリー……。
「みんなお酒を使っているのね」
「はい。秋ですと、味に深みを持たせた濃厚なものが喜ばれるかな、と」
「なるほど。どれもすっごく美味しそう! いただきます!」
全てのスイーツを少しずつお皿に盛り、ぱくん、と一口頬張る。
「んんんーっ! 美味しーい♡」
「うん、どれも完成度が高くて、美味しいね」
「よかったです」
緊張した面持ちで見守っていたマリアが、ホッと息を吐く。
「んー…」
ラファエルがむぐむぐと味わいながら、なにやら考えている。
「……寒くなったら喫茶店の方も、マリアさんのお菓子に合うようなお茶を出そうかな。さっき二人に淹れたブランデーを垂らしたお茶とか、濃く煮出したミルクティーとか、林檎の皮を煮出して淹れたアップルティーとか」
「わあ、素敵ですね!」
「ワインゼリーは秋まで待たなくても、すぐに出してもよさそう!」
「そうだね。まだまだ暑いから、よく冷やして出したら、絶対喜ばれる」
「えっと……ただ、お店に並べるには少しシンプル過ぎではありませんか?」
「あ、そうしたら、赤ワインと白ワインの二層のゼリーにしたら、見た目も綺麗そうじゃない!?」
「中に果物を入れてもよさそう。今なら葡萄とか、桃とか。秋冬なら林檎のコンポートとか」
「わあ! そうですね。お二人のアイデアを取り入れて、もう一度試作してみます」
そう言うと、マリアがふふっと笑う。
「どうしたの?」
「今までお菓子もお料理もひとりで作ってきて、それが当たり前だと思っていましたけど、こうして人の意見を聞いてアイデアが膨らんでいくのって凄く楽しくて面白いなって」
そんな風に言ってもらえた事が嬉しくて、マリアの手を取る。
「そうだよ、マリア。マリアはひとりじゃない、私もラファエルもいるのだから、遠慮なく相談して頼ってくれていいんだよ」
うんうん、とラファエルも頷く。
「はい!」
いい雰囲気になったところで、スイーツをもう一巡、皿に取る。
「それにしても、このひとつの皿で色んなデザートを少しずつ楽しめるのっていいよね」
「ああ、デザートプレートってやつだね。なるほど……いいかも。女性のお客さんに喜ばれそう」
「女性のお客さんが増えたら、またラファエルのファンが増えちゃうね」
「そんな事はないと思うけど……」
「あら、カタリナ様。ラファエルさんにはもう心に決めた方がいらっしゃるので、そんな風にからかっては悪いですよ」
「ええ!? そうなの!?」
――誰だろ? やっぱりマリアかな? でもそれならマリアが言うのは変だよね。うわあ、気になる!!
「明日は定休日だし、このまま三人で恋バナしたい!」
「いいですね! わたしも夜通し、カタリナ様とお話ししたいです!」
「いや、僕は――」
餌食になりそうな雰囲気を察して、ラファエルの顔が引き攣る。
「ラファエルさん!」
マリアがラファエルの耳に顔を寄せ、何か囁いた。
ラファエルが真っ赤になる。
――よかった……マリアもラファエルも楽しそう
こうしておしゃべりを楽しみながら食事を楽しむのも、もういつもの光景だ。
二号店の話が出て、ラファエルを引き入れるとなった時、マリアは強くは反対しなかったものの、少し難色を示した。
闇の魔力に操られていたとはいえ、やっぱりさらわれたり閉じ込められたりした事が、心のどこかでネックになっているのかと心配していたけれど、結局マリアは了承してくれたし、ちゃんと上手くコミュニケーションを取ってくれている。
三人での共同生活も、問題なさそうだ。
つい顔を緩ませていると、マリアがこちらを見て、ふわりと微笑む。
「カタリナ様? にこにこして、どうされたんですか」
「んーん、何でもないよ。じゃあ、各自お風呂に入って、パジャマに着替えたら、居間に集合ね!」
――今夜は眠らせてもらえそうにないな……
湯船に沈み、溜め息を吐きながらも、心のどこかで楽しみにしている自分がいる。
けれど楽しい気持ちの奥に、進む事も止める事もできない想いがわだかまっていた。
魔法省に勤めていた頃に比べれば、今の仕事は自分の時間も身体を休める時間もしっかりと取る事ができ、かなり恵まれた環境にある。現状にはとても満足しているし、これ以上を望むなんて許されるはずがない。
それでも普段は考えないようにしているその望みは、こうしてひとりになると想い焦がれ、目を閉じればまぶたに姿を映し、夢にまで現れる。
顔にパシャリとお湯をかけ、呟く。
「……カタリナさん……」
彼女への気持ちが、もう好意では止められなくなっていた。
感謝でとどめなければならない気持ちが、一緒に働くうちに、いつしか強い愛情に変わってしまっていた。
闇の魔力に操られていたとはいえ、過去に僕は彼女を傷つけた。陥れようとした。殺そうと眠りの魔法をかけた。
それなのに彼女は、僕に手を差し伸べてくれた。救ってくれた。笑って許してくれた。
“悲しい時、つらい時には元気が出るまで一緒にいる”
カタリナさんの言ってくれた、大切な言葉。
この言葉があれば、僕はこれからも生きていけると思った。
それで充分だったはずなのに、分不相応にも僕はカタリナさんに恋をしてしまった。
想いは日一日と募り、欲望は増し、傍にいられるだけで満足だった心はいつしか特別な関係を望むようになっていた。自分だけのものにしたいと願うようになっていた。
太陽のように明るく温かいカタリナさんを愛し、望んでいる人間はたくさんいて、太刀打ちできないような身分と絆の強さを持つ恋敵が多い。
なにより平民である自分が公爵家の令嬢であるカタリナさんと結ばれるなんて、万にひとつも可能性はない。
何度も理性が諌めたが、届く事のない想いがどうしようもないほど胸を焼く。
一歩踏み出す事ができたら――何かが変わるだろうか?
想いを伝え、毎日着けている“無害な同僚”の仮面を外せば、関係を進める事ができるだろうか?
――でももし、想いを伝えた事で、今の良好な関係が壊れてしまったら……?
そう考えると、その一歩が遠い。
情熱に任せて夜に部屋に忍び、無理にでも想いを遂げる事を考えた事がない訳ではないが、信頼してくれた彼女を裏切るなんて、とてもできなかった。
ただ一枚の壁が、とても遠い。
――こんなに近くにいるのに……
不意に、先程マリアさんの囁きを思い出す。
“カタリナ様との関係を、進めたいのでしょう?”
マリアさんとは少し前に、踏み込んだ話をしていた。
カタリナさんが出掛けていて、マリアさんと二人きりだった時の事だ。
「――ラファエルさんに大切なお話があります」
「カタリナさんが一緒では話しづらい内容?」
「ええ、まあ……たぶんラファエルさんが」
「僕?」
「カタリナ様が戻られる前に、単刀直入に言いますね。ラファエルさん、カタリナ様に想いを寄せていらっしゃいますよね?」
「!? ……どうしてそれを……」
「気付かれていないと思っていたのですか? カタリナ様以外は皆さん、気付いていらっしゃいますよ」
「あ……え……」
少し呆れたようなマリアさんの言葉に、顔に血が上る。
「えっと……もしかしてそれが仕事に支障をきたしていたり……?」
「いえ、そういう訳ではなく……わたしはただ、ラファエルさんが苦しそうなのを少しでも手助けしてあげられたらと思っただけです」
「手助け?」
「ここ最近、特につらそうで――きっと想いが募り過ぎてご自分ではどうにもできなくなっているのだと……違いましたか?」
「いえ……その通りです……」
マリアさんが頷く。
「よく分かりますわ。わたしも同じ気持ちですから」
――同じ?
「……マリアさんも、カタリナさんを?」
つい聞いてしまうと、マリアさんは困ったように笑った。紛れもなく、肯定の笑みだ。
――なんとなく、そうなのだろうとは思っていたけれど……
「わたしも、とても悩みましたが――でもカタリナ様が興味を示されるのでしたら、知っておかないといけないと思ったのです」
「何を? ……興味?」
混乱している僕に、マリアさんは続けた。
「――きっと、チャンスは巡ってきます。それまでは待ちましょう」
ザッと前髪を掻き上げ、湯船から上がる。
今はまだ、“その時”を待つしかなかった。
「――なにこれ! 美味しい!!」
居間のソファでマリアとラファエルに挟まれて座り、綺麗な赤い飲み物が満たされたグラスを渡される。
「ワインゼリーを作った時に余ったワインに、果物やスパイスを漬け込んで、シロップで割ったフレーバードワインです」
「飲みやすいね。お店で出せないのがもったいないくらい、美味しい」
ラファエルも一気に飲み干してしまった。
お風呂から上がったばかりなので、マリアが出してくれたその飲み物がとても美味しく感じられる。
「マリア、おかわりもらってもいーい?」
「もちろんです、カタリナ様。ラファエルさんも、遠慮しないでどうぞ」
マリアはピッチャーから二人のグラスに注ぐと、自分のグラスを手に取った。
くっとグラスを傾け、ふうっと息を吐く様子が妙に色っぽい。
思わず見惚れていると、マリアがこちらを見て首を傾げる。
「カタリナ様、どうかされましたか?」
「ううん、なんでもない――なんだかこの部屋、暑くない?」
「そうですか? 夜になったら涼しくなってきて、さっきラファエルさんと“そろそろ秋だね”ってお話ししていたんですが……」
「あれ? お風呂上りだからかなぁ?」
パタパタと手であおぐと、ラファエルが心配そうに覗き込む。
「カタリナさん、顔赤いね。もしかして熱でもある?」
ラファエルの優しい手の感触が額を覆い、ドキリとしてしまう。
「いやいや~? そんな感じはしない、けど」
「うん……大丈夫そう」
「そうですよ、ラファエルさん。熱がある時はむしろ寒気を感じるものです。暑いのは、試作のデザートと今の飲み物で少しお酒を召し上がったせいではないでしょうか」
――そういえば、さっきから身体がほわほわする……
「マリアの作るものはなんでも美味しいから、いつもついつい食べ過ぎてしまうけど、酔っぱらっちゃうほど食べてたかぁ」
てへへと笑うと、マリアがお水を持ってきてくれた。
「ありがとう、マリア」
「どうしますか? もうお部屋に戻られます?」
「!」
ラファエルがパッと表情を明るくする。
「そうしよう、カタリナさん。今夜はもう眠った方が――」
女の勘がピンときた。
これはうやむやにして流されちゃうパターン!
「やだ! ラファエルの恋バナ! 聞きたい!!」
なんだか急に気が大きくなって、ラファエルの顔を両手で挟む。
「ラファエルの好きな人って、誰? マリアが知っているのに私だけ知らないなんて、ずるい!」
「あー…そうだねー……」
むむむ、と迫ると、視線を逸らして曖昧に笑っていたラファエルが、不意にスッと真顔になり真っ直ぐに私を見つめる。
「――本当に知りたい?」
「え? あ、はい……」
返事をした次の瞬間、私はラファエルの腕の中にいた。頬に手を添えられる。
――なんだか、顔が近いな……
気付くと私は、ラファエルとキスをしていた。
「!!?」
柔らかくて温かな感触が唇に押し付けられ、優しく吸いながらはむはむとついばまれる。
「好きだよ、カタリナさん」
熱い息と共に耳元で囁かれたその言葉が、ゆっくりと頭の中へと染み込んでくる。
――好き? ラファエルが――私を?
そうでなくても熱かった頬に、更に血が上る。
「なっ!? え!? ラファエル……本当に?」
「うん」
「えええええぇっ!」
――全然、気付かなかった……
「そんな……いつから……?」
「自分でも分からない。闇の魔力から解放された瞬間だったのか、淹れたお茶を褒めてもらった時だったのか……。顔を合わせる度、言葉を交わす度に君という存在がどんどん特別に、大切になって、いつの間にか理性を抑えられなくなってしまっていた。いつだって君を貪りたくて仕方がなかったよ」
こうしてね、と言いながら、ラファエルの舌が口の中に入り込む。
「ラファ…んん――」
絡まる舌から、さっき飲んだワインの味がする。
「ふふ……口の中、熱いね」
――あ、そうか……
「酔っているのね? ラファエル」
「ん?」
「いつものラファエルなら、穏やかで大人で、紳士的で、こんな事するはず――」
「そんな無害な男がいるはずがないでしょ? そういう無邪気なところは君のいいところだけれど、無防備過ぎる君にどれだけの忍耐力を試されてきたか、今夜はたっぷり分からせてあげる」
そう言ってラファエルは私をソファへと押し倒した。
ラファエルの肩越しに覗き込んだマリアと目が合い、助けを求める。
「マ、マリア! 助けて」
困ったように微笑んで、マリアは期待とは真逆のセリフを口にした。
「申し訳ありません、カタリナ様。わたしも、今夜だけはラファエルさんと同意見です」
マリアはパジャマを脱ぎ始める。
「マリア!?」
一号店の開店で始まったカタリナ様と二人きりの幸せな日々は、すぐに終わりを告げた。
二号店を開くという話が持ち上がり、ラファエルさんを引き入れると聞いた時から、確実にこうなるだろうと分かっていた。
カタリナ様には不思議な力――苦しんでいる人の傍に無意識に寄り添い、その心を無自覚に救う力がある。
わたしもカタリナ様に救われたひとりだから、よく分かる。
カタリナ様がこのタイミングでラファエルさんを選んだのなら、きっと何かがあるのだろうし、わたしもそれを受け入れる―――そう決めていた。
自分でも不思議だけれど、闇の魔力に操られていた時にされた事を考えても、ラファエルさんに対して怖れとか嫌悪とかそういう気持ちは全くない。彼は被害者で、長い事苦しんできた事も理解できたし、闇の魔力から解放された時には心から謝ってくれている。
こうしてこのお店で一緒に働いて、その柔和でお人好しな人柄や、機転の利く仕事ぶりはとても頼もしいし、好ましい。
それでも同じ人を――カタリナ様を想い慕う人間としては、恋敵として警戒せざるを得なかった。
ラファエルさんが好ましい人間であればあるほど、カタリナ様に頼りにされればされるほど、そしてラファエルさんの想いが募れば募るほど、不安になってしまう。
カタリナ様を奪われたくない。独り占めしたい。誰にも渡したくない――…
そんな独占欲にまみれた醜い気持ちを、純粋にラファエルさんを心配し気にかけるカタリナ様に伝えられるはずもなく、かと言って、たくさんの人に愛されているカタリナ様を、独り占めする事は難しい。
闇の魔力の一件で、わたしとカタリナ様に後ろめたさを感じているラファエルさんであれば、抜け駆けされてしまう可能性は低いと思いながらも警戒していたからこそ、このところラファエルさんがとてもつらそうだとも気付いていた。
手が届きそうで、届かない
今の関係を壊したくない
一緒にいられる時間が増えた分、そのもどかしさに苦しむのは容易に理解できる。
わたしとラファエルさんの境遇が似ている事もあり、様子を見守るうちに親近感が湧き、共闘するのもいいのかもしれないと思うようになっていた。
押し倒したカタリナさんに圧し掛かり、しっかりと唇を合わせて舌を突き入れ、味わう。
「あ、ラファ……待っ――ん……」
戸惑いながら喘ぐカタリナさんに、身体中の血が沸騰するように興奮する。
「んむっ……ん………ふぁっ」
唇も、舌も、唾液も、漏れる息も、唾液が絡まって立てる音や舌と唇を吸う音さえも甘く愛おしくて、我を忘れて貪った。
「――ずるいです、ラファエルさん。わたしもカタリナ様とキスしたいです」
ソファの横にしゃがみ込んだマリアさんが、頬を膨らませる。
「ん、分かった。交代」
唇を離すと、とろん、と目を潤ませ顔を赤らめたカタリナさんの顎に唾液がこぼれ、それが喉まで伝っているのを見て、ゾクゾクと背筋が震えた。
濃厚なキスに身体の力が抜けてしまっているカタリナさんの頬を両手でそっと触れ、マリアさんが被さる。
「……マリア?」
「カタリナ様……わたしも、カタリナ様を愛しております」
そっと唇を押し当てたマリアさんは、すぐにチュッチュッと音を立ててカタリナさんの唇をついばみ始めた。
綺麗な女性が折り重なり、唇を重ね、舌を絡める淫靡な光景に、ズキッと下半身に痛みが走る。
パジャマの下がパンパンに張っていた。
――もう、後戻りはできない
身に着けていたものを全て脱ぎ捨て、カタリナさんのパジャマをたくし上げる。
浮かび上がるように白く光る肌、なだらかな下腹部、くびれた腰、そしてツンと上を向いた乳房――…
愛しい人の美しい身体に、興奮する事すら忘れて見惚れてしまう。
ごくり、と無意識に飲んだ唾の音で我に返り、腹部を撫でる。
そのままゆっくりと手を上へと這わせ、おもむろに乳房に指を沈めた。
柔らかいくせ弾き返すようにみずみずしい感触に、昂ぶりが抑えられない。
ぷるんと手の中で自在に形を変え、もっちりと手の平に吸い付くような素晴らしい触り心地に、理性が飛ぶ。
勢いに任せ、カタリナさんのパジャマの下に手をかけて脱がせた。
「あっ……」
反射的にカタリナさんは膝を合わせたが、強引に脱がして下半身は下着だけになる。
「ああ、やっぱりカタリナさんは可愛いね。ここ――もうぐしょぐしょだよ」
下着には既に大きなシミができていて、触れると指先に糸を引くほどだ。
「せっかくお風呂に入ったのにね? このままだとソファまで濡らしてしまいそうだから――僕が全部綺麗にしてあげる」
下着に手をかけると、カタリナさんの唇を貪っていたマリアさんが口を離した。絡まった唾液が糸を引いて顎に垂れる。
「待ってください! 唇とお胸をお譲りしたのです。次はわたしにさせてください!」
「あ、うん……そうだね」
普段からカタリナさんの事となると目の色が変わるマリアさんだけれど、その勢いに押されて場所を譲った。
するる、と脱がせた下着と秘部の間にとろとろと愛液が糸を引いて、明かりを受けて光る。
「カタリナ様――こんなに濡らして、なんて愛らしい……」
マリアさんは、恥ずかしがって脚を広げないカタリナさんの膝を曲げて足を持ち上げ、秘部へ顔をうずめた。
「いい香り……それに真っ赤になっていて、とっても美味しそう……」
「や!? マリア、嗅がないで!? ――ああぁっ!」
マリアさんの舌が這うと、カタリナさんが甘い声を上げ始める。
どちらかと言えば積極的に見えるカタリナさんが責められ、控えめな印象のマリアさんが責めているという普段の印象から真逆の光景が、更に下半身を滾らせる。
昂った欲望のままにカタリナさんにねだってみた。
「ね、カタリナさん。手でこう――押さえて、乳房を寄せてもらえる?」
「……ふぇ?」
マリアさんに口淫されてピクピクしながら、カタリナさんは素直に胸を寄せた。
カタリナさんの身体に跨り、怒張した陰茎を乳房の隙間に挿し込む。
「ふっ、うぅ!」
陰茎がみっちりと柔らかな乳房に包まれ、溢れる先走りが絡まってグチグチと音を立てる。
「あ…凄い……ラファエルの、ビクン、ビクン、って跳ねてる……」
挟むだけでも充分気持ちがいいのに、動かす度に亀頭にカタリナさんの息がかかり、唇に触れるのが嫌でも更なる欲望を煽る。
「カタリナさん――先、咥えて?」
「…………」
カタリナさんが亀頭をちろちろと舐め、上目遣いでこちらを見た。
――そんな顔、可愛過ぎる!
思わず、彼女の意思を無視して、その喉奥に無理矢理突っ込んでしまいたい衝動に駆られるが、必死の思いで押しとどめる。
「……嫌?」
「大き過ぎて……ラファエルの、全部は口に入らないと思う……」
「先だけで――愛しい人の口でシてもらえるだけでいいんだ」
「ん、分かった」
あーん、と大きく開けたカタリナさんの口に、陰茎が吸い込まれていく。
亀頭しか入らなくても、愛しい人の口の熱さを感じられるだけで、すぐに射精してしまいそうなほど、気持ちいい。
せめても、と思ったのか、ぬるぬるとした口の中で舌がうねうねと絡みついてカリや裏筋を擦ってくれて、苦しそうなのに一生懸命な様子がまた、愛おしさを増す。
せり上がってくる欲望を止められるはずもなかった。
「ごめん、カタリナさん! もう! 出るっ!!」
慌てて腰を引くと、乳房の中に埋もれた亀頭から、びゅるる、と勢いよく噴き出た精液が溢れ、こぼれた。
「凄い……熱い……」
「ご、ごめん! カタリナさん、気持ち悪いよね。すぐに拭くから――」
カタリナさんは首を横に振った。
「ラファエルが期待して、興奮してくれたんだと思うと、嬉しいです」
――男の人って、こんなに出るんだ……
ねばっとした白濁液が乳房にドロリと伝っていく。
――これが、ラファエルの……
もたげた好奇心のままに精液を指に取って、舐めてみる。
「カタリナさん!?」
「変な味……それに凄い匂い……」
「わたしも、いいですか?」
いつの間にか傍に来ていたマリアが、一緒になって精液をぺろぺろと舐め取り始めた。
「マリアさん!? どうして――」
「カタリナ様が興味を示されたものに、わたしも興味があるだけです」
二人で自分の精液を舐める光景に、ラファエルの陰茎は萎えるどころか更に反り返る。
それを目にしたマリアが顔を赤くしながらも、興味津々でまじまじと見つめた。
「先程は後ろ向きでしたので気付かなかったのですが……ラファエルさんの、凄いですね……まるで腕が生えているみたい……」
「恥ずかしいので、言わないでください……」
小柄なラファエルには似つかわしくない凶暴な持ち物に、妙にゾクゾクとしてしまう。
マリアのお酒を使ったデザートとワインに酔い、気付けば取り返しのつかないほど、ラファエルともマリアとも友人の一線を越えてしまっていた。
もちろん二人の事は大好きだし、信頼もしている。
だからと言ってこんな事――三人で愛し合う、なんて考えたこともなかった。けれど……。
――人の肌って、こんなに気持ちがいいんだ……
それぞれから告白され求められて重ねた肌は思った以上に熱く、もっともっと触れていたいと思わせるものだった。
――こんな……
触れる指先が肌を通して“愛している”と囁いてくる。
――こんなの、知ってしまったら――…
マリアさんが見た事のない艶然とした笑みを浮かべ、自分の乳房を持ち上げた。
「カタリナ様」
カタリナさんも同じようにして、マリアさんのものにくっ付ける。
ぷるんとした感触に精液がぬめり、硬くなった乳首がコリコリと当たる度に喘ぎを漏らす二人の様子から目が離せずにいると、マリアさんが微笑んだ。
「この隙間に挟んでほしいですか?」
四つの乳房の中心を指され、思わずごくりと喉を鳴らす。
「い、いいの?」
「ひとつだけ約束してくださるのでしたら」
「約束? どんな?」
「簡単な事です。“わたしのいないところで、カタリナ様に手を出さない事”」
もとよりマリアさんを除け者にするつもりはない。
「……分かった、約束する」
「うぁ……凄いっ! っく…!」
――こんな贅沢でいやらしい事、許されるのか!?
浅くソファに腰かけた左右から、美人二人のぷるぷるで柔らかい乳房に陰茎をむっちりと包み込まれ、扱かれる。
「男の方ってこんなに硬くなるのですね」
たぱん、たぱん、と肉が打ち付けられる音に、先走りとさっき出した精液が絡んで擦れるいやらしい音が部屋に響く。
「マリアの乳首が当たって――擦れるのっ!気持ちいい…!」
二人がかりで自分の陰茎を挟みながら、お互いにクリクリと乳首を擦り合わせる様子がたまらない。
「……カタリナ様」
マリアさんが乳房をぐいっと持ち、乳首を揃えた。
「あ、マリア、それ可愛い」
カタリナさんも乳首を二つ、きゅっと寄せる。
硬くなった四つの乳首でカリ下をコリコリと責められ、あっという間に込み上げてしまう。
「そんないやらしい事、されたら――もう出るっ! 出るぅ!!」
二回目とは思えない勢いで精液が噴き出し、二人の顔にかかった。
「凄い……二回も出したのに、こんなに硬く……」
「ラファエルのエッチ」
えっちってなんだろう、と思いながら、カタリナさんとマリアさんがお互いの顔に飛んだ精液を舐め取る様子から目が離せない。
――なんていやらしくて、美しいんだろう……
綺麗になってからも舌を絡ませている二人に嫉妬と寂しさを感じて、二人の腰に腕を回して抱き寄せた。
「きゃっ!?」
「……僕も、入れて」
三人で舌を絡め合い、吸い合い、舐め回し合う。
「なんだか不思議……マリアの舌も、ラファエルの舌も、甘くって――気持ちいい……」
「甘い、ですか? ……あ、いいかもしれませんね」
何かを思いついた様子のマリアさんはキッチンに行き、すぐに瓶を手に戻ってきた。
「マリア、それは?」
「試作でつくってみたミルクジャムです」
瓶の蓋を開けながら、マリアさんが答える。
「ラファエルさんの事は信頼していますし、嫌いではありませんけれど、でもやはり恋敵ですので、少し抵抗があったのです」
闇の魔力に操られていたとはいえ、僕はマリアさんを連れ去り、監禁した過去がある。水に流してくれた彼女の中にわだかまりがあったとしても、仕方がない。
「そうだよね。本当は一緒に働く事も嫌だったよね」
「いえ、それは一向に。カタリナ様が決めた事ですもの。抵抗があったのは、わたしが愛しているのはカタリナ様なのに、カタリナ様以外を受け入れる事ですわ」
――んん?
「ですが、カタリナ様が望まれるのでしたら、わたしは精一杯お応えするだけです」
「マリア? イヤなら無理しなくても――」
「いいえ! 除け者にされる方が耐えられそうにありませんから。それにこうして開店の準備から一緒に働いてみて、ラファエルさんなら悪くはないかもって思えるようになりましたので」
そう言うと、マリアさんはジャムの瓶を傾けた。
「っ!? ぁあっ………」
もったりとした重く白い液体が、敏感な亀頭にかかり、ゆっくりと伝っていく。
「これなら、美味しくいただけそうですね」
いつもの笑顔のはずなのに、妙に色っぽくマリアさんが微笑んだ。
「さあ、カタリナ様。二人で一緒に味見をいたしましょう」
カタリナさんとマリアさんが向き合って、ジャムを纏った陰茎を舐め回す。
「マリア、これ……すっごく美味しい!」
「カタリナ様に喜んでいただけてなによりですわ」
「うあっ…ぁ………」
ぺろぺろと舌が這い、チュルッチュプッと音を立てて舐め回され、喘ぎ声が抑えられない。
「こんなに美味しいなら、一晩中でも舐めていられそう」
「やめて。僕が持たない」
「まあ、ラファエルさんたら。こんなに硬くしておいて、説得力ないですよ?」
舐め回されながら二人に上目遣いで微笑まれ、ドクッと大きく脈打つ。
「今、目が合ったらすっごいビクッてしたね」
「そうですね、カタリナ様。見つめながら二人で動きを合わせたら、ラファエルさんが悦んでくれそうですね」
――ああ、もう、本当に!
溌溂とした美人と柔らかな美人が、普段は見せない淫らな表情を浮かべて、見つめながら自分の性器に舌を這わせているのだ。
こんなにも煽られ、まだ少しでも理性を残せている事を褒めてほしいくらいなのに。
「もうっ――本当に! そろそろ、限界……!」
思わず喘ぐと、二人の愛撫が更に熱を増す。
カタリナさんが先を咥え、くぽっくぽっとカリに唇を引っかけて強く吸う。
マリアさんは睾丸を口に含んで、舌先でコロコロと転がす。
「あ!? ぐっ…!」
――こんなの! 耐えられる男が、いるはずがない!!
「んうっ! ううぅっく!」
ガクガクと腰を浮かせて、オーガズムに達してしまった。
射精の勢いでカタリナさんの口から外れ、撒き散らされた精液が二人の身体にかかる。
再び、舌で綺麗にし始めたカタリナさんとマリアさんが、ソファにもつれ込んだ。
二人の秘部がトロトロに濡れて光り、太ももにまで愛液が垂れているのが偶然見え、気付く。
今夜、僕ばかりが気持ちよくしてもらって、二人はまだ一度も達してない。
――二人も、気持ちよくしてあげないと……
「――ね、カタリナさん、マリアさん。二人で折り重なってもらってもいい?」
「こうですか?」
意図を理解したらしいマリアさんが、カタリナさんの脚を広げて太ももを押さえ込むように上に圧し掛かった。
「え、マリア? これ、ラファエルに見えちゃう……」
「はい。どうやらラファエルさんがこれから、気持ちよくしてくださるつもりのようですから」
二人の秘部が目の前で、上下にまる見えの状態で並ぶ光景に、眩暈すら感じる。
「……では、いくね」
床に膝をついて屈んだラファエルさんの指が、ゆるゆると秘部を掻き回す。
同時にちゅく、ちゅっ、と水っぽい音が響き始め、カタリナ様が甘い吐息を漏らし始めた。
――カタリナ様を舐め回しながら、わたしを弄っているんだ……
本当の本当は、カタリナ様との全て――口づけも、愛撫も、甘い声でよがらせるのも、オーガズムを与えるのも、全部わたしがしてあげたかった。
わたしだけが、してあげたかった。
――だけど……
ラファエルさんの息がかかった、と思うと、彼の舌が丁寧に愛液を舐め取り、優しく秘部を舐め回す。
「んっ……」
――あ、いい…かも……
優しい舌遣いは、カタリナ様へ向けられるものとたぶん同じで、カタリナ様を愛しているのに、だからと言ってわたしをぞんざいには扱わないラファエルさんに対して、好意以上の何かを感じてしまう。
――仲間? 恋人未満の友人?
恋敵なのは変わらない。けれど確実にその範疇に収まらない関係。
その関係に今はまだ名前は付けられないけれど、この三人だけの特別な絆が結ばれつつあった。
「……カタリナさんもマリアさんも、どんどん溢れてきて追いつかないね」
ラファエルさんはクスクスと笑いながら「少し、強くするよ」と唇を舐める。
「はあぁぁ!」
膣へと滑り込んだラファエルさんの指に探るように内壁を擦られ、ビクッとしてしまうと、カタリナ様も身体を震わせて喘いだ。
「あっ――んん……ラファエルっ、そんないやらしい音、立てないで…!」
ぢゅるる、ぢゅぷっと下品な音を立てて、啜るように舐め回す音が耳に付く。
少しすると、同じ音を立ててわたしの秘部も愛液を啜り、舐め回される。
――カタリナ様と同じ刺激で、カタリナ様と同じように愛されている――…
それがクラクラしてしまうほど嬉しくて気持ちがいい。
気付けば自分で腰を上げ、陰核を剥き出していた。
「ラファエルさんっ、ここも弄ってください! カタリナ様のを吸いながら! して!!」
「ん、いいよ」
「「んあああぁぁぁっ!」」
愛する人と同じ刺激で交互に愛され、倒錯した悦びで頭がおかしくなってしまいそうだ。
「ふふ……二人とも、ヒクヒクさせてとても可愛らしいよ。それにこんなに硬くして……真っ赤に熟れた実が二つ並んで、ゾクゾクしてしまうね」
忍び笑いを漏らすラファエさんが、ふと思いついたように言う。
「ね、このまま二人で、陰核を擦り付け合ったら? きっと凄く気持ちがいいよ」
――したい
だけど、そんないやらしい事、カタリナ様は引いてしまわれないかしら?
カタリナ様を見ると、潤んだ目ですがるように見つめられた。
「マ、マリア……して?」
「よろしいのですか?」
「はしたなくてごめんね。幻滅されてもいいから、マリアにして欲しい…!」
「ではカタリナ様としたくてたまらないわたしの事も、幻滅してください」
「幻滅なんてする訳ないよ! マリアの事、大好きだもの!」
「カタリナ様! わたしもカタリナ様が大好きです!」
ギュッと抱きついて舌を絡めてキスをしながら、下品に腰を動かして陰核を擦り合わせる。
「カタリナ様、カタリナ様、カタリナ様!」
「あぁっ♡ いい! 凄い気持ちいい!!」
グチグチと押し潰すように一番敏感な突起を擦り合わせ、快楽を貪り合う。
一気にオーガズムへと押し上げられると、カタリナ様が涙をこぼしながら声を上げた。
「あーっ! イクッ、イク! イッちゃう! イッちゃうぅ…!!」
カタリナ様の身体がビクンッと強く痙攣し、激しく息を乱す。
その反動で、わたしもオーガズムを迎えてしまう。
カタリナ様は余程快感が深かったのか、焦点の合わない瞳で荒い息を吐きながら、ピクピクと身体を震わせている。
「……二人で乱れて、凄かったね。いやらし過ぎて、目が離せなかったよ」
「ラファエルさん……」
三回立て続けに射精して萎えていたはずの陰茎が、わたしとカタリナ様の行為を見て興奮してしまったのか、ビクビクと震えながら反り返っているのが見えた。
どちらかと言えば小柄で愛らしい印象のラファエルさんに、あんなに血管が浮いて脈打つ極太の肉棒がついているギャップにゾクゾクとしてしまう。
「ところでさっき、カタリナさんが言っていた“イッちゃう”って、どういう意味だろう?」
「たぶんですが、絶頂してしまう、という意味ではないでしょうか」
「うん、きっとそうだね」
「ところで、ラファエルさん」
「ん?」
わたしとカタリナ様の合わせ目を指差して見せる。
「ここに――したくないですか?」
「え!?」
驚いたラファエルさんの陰茎が、びくりと反応した。
「でも……いいの?」
「そんな煮え切らない事を仰って。ラファエルさんの“こちら”は――したいと仰っているようですが」
「う……主張が激しくて、お恥ずかしい」
視線を受けて、慌てて股間を隠すラファエルさんの様子がおかしくて、つい笑ってしまう。
「――わたしは、ラファエルさんでしたら、いい、と思っています」
「それは……光栄だな」
ラファエルさんが笑った。
ようやく息が落ち着いてきたカタリナ様が、こちらに顔を向ける。
「ん……何? どうしたの、二人とも?」
「いえ、どうぞカタリナ様は、わたしたちに身を委ねていてください♡」
「――っ!」
ぬるるっ、と私とマリアの恥骨の間に硬い肉棒が挿し込まれ、陰核を擦った。
――今さっき、イッたばかりなのに!
マリアもゾクゾクしてしまっているのか、ぷるぷると震えている。
「じゃあ――動くね」
ラファエルがズッ、ズッ、と動き始めた。
「カリが! 陰核に引っ掛かるの、だめぇ!!」
「カタリナ様とっ! 一緒に! 擦られてる!」
マリアとしたばかりで溢れた愛液が、ズチュッ、グチュッと絡まる音を立てる。
「すっ凄い! 二人のひだがぬるぬると絡みついてくるっ!」
「気持ちいいですか、ラファエルさん?」
「狭くて――ぷにぷにの肉に挟まれて――背徳的に気持ちいいよっ」
「わたしもっ!気持ちいいです! カタリナ様と一緒に責められていると思うだけで達してしまいそう!」
普段の姿からは想像もできないほど乱れているマリアとラファエルを目にして、嬉しいと感じる。
いつも控えめな二人が、欲望のままに乱れ、欲求をさらけ出す事ができるのは、いい事のような気がした。
それが私を求める事であるならば、応えたい。
「マリア! 舌を絡めてキスして! ラファエル、もっといっぱい擦ってぇ!」
ラファエルにグイッと腰を押さえつけられ、更に狭くなった間を少し乱暴にカリが陰核をえぐる。
「あぐっ」
「ひっ」
強過ぎる刺激に、キスをする余裕もなくマリアと喘ぐ。
「ああぁぁっだめだめだめっ! イクイクイクイク――ッ!!」
「わたしも! カタリナ様と一緒に! 一緒にイキます!!」
二人でガクガクと腰を浮かせて痙攣すると、お腹に熱い感触がした。
ドク、ドク、と脈打ちながら広がっていく精液の熱さが心地いい。
「三人で……」
「達してしまいましたね」
「僕も、二人の熱に当てられて……」
ハアハアと荒い息を吐いていると、マリアが黙ってちょいちょいと、ラファエルの下半身を指す。そっと視線を送ると、たった今、四回目の射精をしたばかりだというのに、そそり勃ったままだ。
「嘘……」
思わず口に出してしまい、私の視線を追ったラファエルが真っ赤になる。
「あっこれは、その……この店の開店で忙しかったから、ずっと抜いてなくて……」
マリアが真顔で、びっくりするセリフを口にした。
「仕方がありませんね。もうこうなったら、全て搾り尽くしてしまいましょう」
「マリアさん!?」
マリアがいいなら、と私も頷く。
「明日はお休みだものね」
――ソファに横たわる私に、ラファエルが圧し掛かる。
マリアが見守りながら念を押した。
「ラファエルさん、膣内は駄目です。必ず、外に出してくださいね」
「分かっています」
ラファエルが先っぽをあてがうと、くすりと笑った。
「前戯は必要ないね」
期待できゅんきゅんとお腹の奥が疼く。
「は、早く、ラファエル。焦らさないで……」
「可愛いよ、カタリナさん。指では届かない奥の奥を、たくさん突いてあげるからね」
ギチギチと押し広げながらゆっくりと挿入され、あまりの圧迫感に息も上手くできずにパクパクと喘ぐ。
「あっ…熱いっ……あぁぁ!」
「……ッ! きつっ――それに締め付けも凄ッ――」
「凄いです……ラファエルさんの太いのが、カタリナ様をいっぱいに広げて貫いて――」
マリアが私の下腹部に触れ、スリスリと膣内のラファエルを確認する。
「こんなに奥まで来て……カタリナ様とこんなにも奥深くまで繋がる事ができるなんて、男性は羨ましいです」
マリアに撫でられてラファエルがゾクゾクとしているのが、繋がっているところを通して伝わってきた。
「マリアさん、それ……続けてもらってもいい? カタリナさんが慣れるまで」
「このくらいの強さでいいでしょうか」
「うん」
マリアの優しい手つきのおかげで、次第に膣内が緩んでラファエルのものを受け入れ始める。
「……仕方がないですね。今夜は特別ですよ?」
マリアが私の陰核を弄りながら、ラファエルの乳首をチュッチュッと吸い始めた。
「や!? マリア、そこ弄っちゃ――」
「うあ!? マリアさん!? 待っ…!?」
二人でブルルッと震え、その痙攣で更に膣内が馴染む。
「……ラファエル、もう、動いて平気」
「ん。じゃあ、初めは優しく、ね」
「マリアも、ありがとうね」
「はい」
ゆっくりと引き抜き、一気に貫かれる。
「あ……あ――私の中が、ラファエルでいっぱい……♡」
「カタリナさんの膣内っ! うねって――絡みついて! 最高に気持ちいい!」
「私もっ――痛いはずなのに、幸せで――気持ちいい!」
ゾクゾク、とラファエルが震えたのが分かった。
「ごめん、カタリナさんが可愛過ぎて――止まれないかも…!」
「ラファエルさん……幸せですか?」
マリアに訊かれ、今更ながらラファエルが赤くなる。
「幸せだよ! 愛しい人と繋がる事ができて、夢みたいに幸せだ」
「それなら、ちゃんとカタリナ様に伝えないと」
ラファエルとマリアの目が合い、頷き合う。
「――カタリナさん」
「?」
「愛している―――愛しているよ」
「~~~ッ!?」
一突きごとに“愛している”と囁かれ、浅いところを掻き回し、一気に突いて奥を揺らされると、幸福感できゅんきゅんと身体の芯が痺れてくる。
気持ちよさに耐え切れずにラファエルの首に手を回してギュッと抱きつくと、彼も私を抱き締めた。
「愛しているよ、カタリナさん。君に出会う事ができて、僕は本当に幸せだ」
気持ちよさで頭が回らない時にそんな甘いセリフを囁かれて、クラクラと頭の芯が痺れ、胸が高鳴る。
「ラファエル、ずるい――今そんな事言われたら、好きになっちゃう…!」
「好きになって! 君に愛してもらえるなら、闇の魔力に操られていた8年も、報われる!」
聞いた事がない切ない声で乞われ、抽送は激しさを増していく。
「ね、言って! 好きって言って! 愛してるって言って! カタリナさん!!」
バチュッバチュッと激しく奥を突かれ、ソファがギシギシと悲鳴を上げる。
「―――愛してる! ラファエル! 愛してる!!」
「本当? 本当に?」
「ラファエルの優しいところも、頼りになるところも、可愛いところも、全部好き!」
「嬉しいよ! もっと、奥――えぐってもいい? もっと深く、君と繋がらせて――!」
「うん、来て。私ももっとラファエルを感じたい」
激しくグラインドして奥へと打ち付ける、いやらしい音が鳴り響く。
「ああぁっ! 子宮、潰れちゃう!」
苦しいはずなのに、頭が溶けてしまいそうに気持ちがいい。自分では触れられない深いところで繋がっているという事実で、キュンキュンと身体が昂り、腰が浮いてしまう。
「っく! ――子宮口がっ、吸い付いてくるっ!」
目の奥にチカチカと星が瞬き、気が変になりそうだ。
「ラファエルっ、もうイク! イッちゃうよぉ!」
「ごめんっ、マリアさん! 約束、守れそうに、ない!!」
ラファエルは私の腰をしっかりと押さえる。
「カタリナさん! このまま奥に注ぐよ! 僕の――僕とマリアさんだけのものになって!」
「私も――これからもずっと、ラファエルともマリアとも仲良くしたい!」
マリアが苦笑した。
「……こうなる予感はしていました。まったく……仕方がない人ですね」
「っああぁ! 出るッ! いくよ! カタリナさん! 僕を全部、受け止めて!!」
「いいよ、ラファエルっ、一緒に! 一緒にっ!!」
絶頂と同時に、ビュルルルッと熱いものが身体の奥で弾け、注がれるのを感じる。
「あ♡ ……あ♡ ……いっぱい、出てる……♡」
「あぁ……幸せ過ぎて、溶けそう……」
――心も身体も満たされるって、こういう事を言うんだ……
二人でソファに崩れるように身を投げ出すと、マリアがしゃがんで私の脚を広げた。
「……マリア?」
「ご心配なさらずに。わたしが全部、吸い出しますから」
ぺちゃぺちゃ、ちゅぞぞ、と大量に溢れてくる精液を舐め啜り、膣の中を掻き回すように舌が入り込む。
「――はい、綺麗になりましたよ、カタリナ様」
そう言ってマリアはペロッと唇を舐めた。
「……ラファエルさん」
「は、はい!」
「まだ、できますか?」
「……はい?」
マリアは私の秘部に屈んだまま腰を上げ、クイッとお尻を持ち上げた。
「カタリナ様を愛したそのままで、わたしの奥も突いてください」
少し萎えていたラファエルの陰茎がビクッとすると、ムクムクと勃ち上がる。
「あ、元気になった。ラファエルったら、やらしいんだ」
恥ずかしそうにラファエルが頬を掻く。
「面目ない……反応してしまうのは男の性っていうか」
「できそうですね。よかった」
「いや、でも、マリアさんはカタリナさんを愛しているのに、僕がマリアさんに触れる訳には――」
「今夜はもう、お互いの恥ずかしい部分をさらけ出し合って、触れ合って、絶頂するところまで見せ合っているんです。それに、わたしがカタリナ様をお慕いしているのと同様、ラファエルさんもカタリナ様を愛しているという事がよく分かりました。その上で、わたしは“カタリナ様が受け入れたラファエルさんだから受け入れられる”と思えたのです。例え、他人からは理解されなくても、わたしたちは三人で恋人という事でよいのではないでしょうか?」
「三人で恋人……」
三人で見つめ合い、指を絡めて手を繋いだ。そのまま引き寄せられるように唇を寄せ、突き出した舌で互いを舐め合う。
「……ラファエルはもう何度も射精して疲れているだろうから、ソファに横たわって……」
マリアはすぐに空気を読んで、頷いた。
「わたしは、ラファエルさんに跨ればいいのですね」
「うん。でもラファエルのは凄く大きくてなかなか入らないだろうから、さっきマリアがしてくれた事、私もしてあげるね」
ラファエルの上に脚を広げて跨り、自分から秘部へと陰茎を導いていくマリアの姿に、思わず生唾を飲んでしまう。
――わあ……エロい!
「っ……んんっ」
極太の肉棒をゆっくりと挿入していくマリアの下腹部を優しく撫でながら、乳首も舌で愛撫してあげる。
「カ、カタリナ様!?」
「大丈夫だよ、マリア。怖がらないで、受け入れて。だってこれはさっき私を愛して、満たしてくれたラファエルの男性器なんだから」
「そう、ですね……そう考えると、愛おしいって思えてきます」
やがて奥まで入ったらしいマリアが、戸惑いながらも動き始める。
「んっ――ラファエルさん、気持ちいいですか?」
「うん、焦らないでいいから。正直、僕もオーガズ…イッたばかりだから、苦しいなら馴染むまで無理して動かなくても大丈夫だよ」
――凄……こんなに奥まで……さっきまで、こんなに太いのが私の中にも入っていたんだ……
マリアのお腹をさすりながらラファエルのものがゴツゴツとマリアの中に収まっているのを感じていると、たった今絶頂したばかりなのに、また身体の奥が疼いてきてしまう。
マリアは息を乱してまだ苦しそうだ。
――濡れたら、少し楽になるかな?
屈み込むと、マリアの陰核をチュッチュッと吸ってみる。
「カタリナ様!? んッ――あぁっ♡ ……カタリナ様ぁ!」
見ていて分かるくらい、ジュワッと愛液が溢れてきた。ラファエルも息を乱す。
「あ、凄い……熱いのが奥から溢れてくる……」
「ん、よさそう……マリア、動けそう?」
「はい……」
マリアがぎこちなく、腰を打ち付け始めた。
清純なマリアがラファエルを襲っているみたいな光景に、背徳的な興奮を感じる。
「マリアとラファエルが繋がっている姿、ゾクゾクしちゃう。マリアも私とラファエルを見て、興奮してた?」
「し、していました――嫉妬と羨望と同時に、カタリナ様が貪られている姿を見て、興奮していました!」
喘ぎながら正直に言ってしまうマリアが可愛い。
「あ、いい事思いついちゃった♡」
ラファエルの胸に跨り、マリアとキスをしながら、乳首を擦り合わせる。
「……カタリナさん、少し身体ずらして――僕の顔に跨ってみて」
ラファエルに言われ、ちょっとだけ躊躇してしまう。
――顔に跨るのは、さすがに恥ずかしいな……
それでも何をされるかを予感してしまっている身体は、抗えない。
跨った途端、ラファエルに太ももをしっかりと掴まれ、貪るように舌が秘部を舐め回し始める。
「さっきマリアさんに綺麗にしてもらったばかりなのに、もうこんなに濡らして……僕とマリアさんがしているのを見て、感じちゃった?」
マリアがラファエルと繋がって、自分で腰を振って――
ラファエルは私の秘部を舐め回して――
私はマリアと乳首を擦り合いながら舌を絡めて――
三人で信じられないほどいやらしい事をしている自覚が、理性を狂わせていく。
「ラファエル! もっと強く吸って! もっといやらしく舐め回して!!」
「っ! もうイキそうかな? ――僕もそろそろ……ッ」
「出してください、ラファエルさんっ。わたしの中に全部出して! カタリナ様と同じので、汚して…!」
三人でガクガクと痙攣しながら、今夜一番深い絶頂を味わう。
やがて弛緩していく身体をソファに投げ出すと、マリアの膣から精液がドロドロと溢れ落ちた。
「ラファエル、いっぱい出したね♡」
「さすがに、今夜はもう――出ない……」
「なんだか……お腹が重い、です……」
部屋に響く三人の荒い息が落ち着くのを待ちながら、マリアが提案する。
「明日、もっと頑丈なソファを見に行きませんか? 三人乗ってもギシギシ言わないような」
三人で顔を見合わせて苦笑してから、ラファエルがポツリと呟く。
「……しばらくの間、夜の営業は難しそうだね」
男性ひとり×女性ふたりのCPで、ようやく3Pらしい3Pになりました。
カタリナ以外のもう一人を、お互いに”受け入れてもいい”という心情にする為に、どうしても長くなって…('◇')ゞオツキアイイタダキ カンシャデス
それにしてもこのルートの魔法省、カタリナにマリアとラファエル引き抜かれて災難ですね~。
ミルクジャムは薄茶色ですが、夜の明かりの下では白っぽく見えるという事で”白い液体”としています。ヾ(≧▽≦)ノ ソノホウガ エロイジャン?
サングリア(フレーバードワイン)は作り置くと日本では違法ですが、この世界ではOKって事で(・ω・)ノミンナデ ノンジャウシ!
extra story 二人×カタ編は、次で最後になります。