乙女ゲームのR-18ルートに突入してしまった… 《もしかしたら あったかもしれない『はめふら』R-18ルート》 作:帆速やこぬ
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朝食の後、カタリナ様が畑仕事に向かわれたのでひとりで庭の散歩をしていると、薔薇を眺めていたジオルド様に鉢合わせた。
なんとなく、一緒に歩き出す。
「……意外でした。あなたならあの魔法道具は選ばないだろうと思っていましたから」
ジオルド様の言葉を聞いて、つい苦笑してしまう。
「そうですね。わたしも数カ月前なら、カタリナ様と出会い、見染めていただいたそのままの自分で愛し貫きたいと言っていたと思います」
わたしの答えを聞いて、ジオルド様は「ああ」と思い出したように続ける。
「そうです、それも意外でした。使用するとしても、あなたが男になるものとばかり」
「わたしも初めはそのつもりでした。けれど思いついてしまったのです。カタリナ様との愛を形にするのに、わたしが受け入れる方が確実だと」
ジオルド様がくすりと笑う。
「確かに」
ジオルド様の言う“あの魔法道具”とはもちろん、性別を変える事のできる姿見の事だ。
カタリナ様と子を為す事のできるジオルド様とキース様に感じていた“羨ましい”という気持ち。
もやもやと感じていたその気持ちを汲み取ったジオルド様は、伝手を使って魔法道具を探してくださり、昨晩さっそく男性の身体になったカタリナ様に注いでいただいたのだった。
初め、ジオルド様は“女性のままでカタリナ様と愛し合う為の玩具”と“男性となって子供をつくる為の魔法道具”を選ぶように言ったが、わたしは“ある交換条件”を出して両方を受け取った。
「……ですが、マリア。本当に、いいのですか?」
いつも自信に満ちているジオルド様が、迷いを滲ませながら尋ねる。
「はい」
昨日たっぷりとカタリナ様に愛された事で、吹っ切れた気がした。
「そろそろわたしたちは、次のステップに進んでもよい頃だと思うのです」
「そう――そうですね。僕も感じていました」
平等に。公平に。
四人で結婚してから、それは暗黙の了解で、絶対のルールだった。
結婚生活を穏やかに過ごす為――カタリナ様を三人で共有する為に、抜け駆けは決して許されない。
けれど、四人での生活に馴染み、徐々にお互いを知り合っていく中で、だんだんとそれが苦しいと感じ始めている自分に気付いてしまった。
「知っていますか? キースはこの前の騒動から、貞操具を着けているそうですよ」
「貞…!?」
もちろん共同生活に気遣いは必要だ。
だけどお互いを尊重し合うのと、遠慮して距離を取るのとでは、似ているようで大きく違う。
ましてわたしたちの関係は、特殊で複雑過ぎる。
カタリナ様はわたしたち三人を分け隔てなく愛してくれているし、わたしたちもカタリナ様を独占しようとする訳ではなくお互いを家族だと思えるようになってきている。
そろそろ、ここから一歩、踏み込んでもいいと思う。
それがわたしたちの絆を更に深めてくれるはずだ。
使用人がジオルド様に来客を告げに来たので、そこで別れる。
母屋に向かうジオルド様は、すれ違いざまに囁いた。
「では、楽しみにしています」
日曜日――今日はマリアがお嫁さんの週の最後の日だ。
離れへの廊下を歩きながら、マリアに聞いてみる。
「マリア、今夜はどうする?」
「今夜は女性同士でお願いしてもいいですか?」
「じゃあ、ジオルドにもらったアレ、使ってみる?」
「はい! 楽しみです」
初めのうちはキスするだけで真っ赤になっていたマリアだけれど、今では恥ずかしがりながらもエッチな事に積極的で、ジオルドやキースに張り合うまでなった。
もちろんエッチなマリアも超絶可愛い。むしろ清楚キャラだからこそのエロさがある。
いつものマリアはお風呂に一緒に入りたがるのに、今日は私に先に入ってほしいとお願いされた。
その間に、ジオルドからもらった玩具の用意をするつもりらしい。
ゆっくり湯船に浸かるのはなんだか久しぶりな気がする。
ひとり風呂を堪能して寝室へ行くと、ベッドのサイドテーブルには色々な玩具やら潤滑剤やら替えのシーツやら大量のタオルが準備万端だった。
マリアが革で出来た下着を持ち上げて、私に見せる。
「これ、凄くよく出来ていますよ、カタリナ様」
「どれどれ?」
下着というよりボンテ―ジっぽいそれは腰の部分がベルトになっていて、股間の内側と外側にそれぞれ取り外せるディルドが付いていた。
「カタリナ様を責めながら、わたしも楽しむ事ができるんです!」
「おぉう……」
少し恥ずかしいけれど、期待の方が大きい。
マリアは下着の内側に付いていたディルドを外すと、私に渡した。
「あの、カタリナ様。わたしがお風呂に入っている間、これを使って自慰をしていていただけますか?」
「へっ!? あ、うん……」
マリアらしくないお願いに戸惑いながら、差し出されたディルドと潤滑剤を受け取る。
――どうしたんだろう、マリア……
いつもと違う様子を不思議に思いながらバスローブの前を開け、潤滑剤を胸元に垂らす。
「ん……」
ぬるぬるとした感触の乳房を愛撫し、乳首を弄っていると、自然ときゅんきゅんとお腹の奥が疼いてきてしまう。
ジオルドとキース、マリアに毎晩のように愛されているこの身体は、軽い愛撫で濡れてしまう程、敏感で感じやすくなっていた。
そっと下半身に手を這わせる。
くちゅ、くちゅ、と水っぽい音がするそこに指を入れて弄り、たっぷりと愛液を纏った指で陰核を擦る。
「んうっ♡ ――ぁんっ、んんっ♡」
今週はずっと男性の身体で亀頭をマリアに弄られていたせいか、陰核の勃起が激しくて、いつも以上に敏感になっているみたいだ。
軽くイッてから、ベッドに転がるディルドを手に取る。
男性器を模ったいやらしい形にゾクゾクしながらディルドに潤滑剤をかけ、トロトロと纏わせた。
「はあぁっ……♡」
あてがったディルドがぬるりと滑り込んで、勝手に腰が浮いてしまう。
素材がいいのか、違和感なくフィットするそれをゆっくり動かし始めると、ゴリゴリと膣内を擦り、根元まで押し込む度に奥に当たる。
「んんん♡」
――やだ、これ――気持ちいい…!
根元まで飲み込んでグリグリと奥の子宮口を刺激しながら陰核も弄っていると、背筋が震えて目にチカチカと星が飛び始めた。
――イク、イク、イク、イクッ――!!
ガクガクと腰を揺らしてオーガズムを迎え、荒い息のままクタリとベッドに身を横たえていると、マリアがお風呂から出てきた。
「ちょうどいいタイミングだったようですね」
マリアは私を見て微笑むと、バスローブを床に落としてベッドに上がる。そのまま私の太ももの間へと手を伸ばし、ずるる、とディルドを抜き取った。
愛液をたっぷりと纏い、糸を引くディルドに舌を這わせたマリアが、うっとりと「カタリナ様の味……♡」と呟いてから、下着に取り付け直す。
ディルド付きの下着を差し出したマリアは、ころんとベッドに仰向けになって脚を開いた。
「カタリナ様、これをこのままわたしに入れてください♡」
「え? でも私が汚しちゃったよ?」
「そこがよいのです。カタリナ様とわたしの愛液が混ざり合うと思うと、それだけでゾクゾクしてしまいます♡」
「そ、そう…?」
さすがに前戯なしでは痛いかもしれないと思い、舌を絡ませてキスをしながらマリアの乳房を優しく揉み、秘部へと指を滑らせると、既にとろりと潤っていた。
「もう濡れてる……」
「カタリナ様の事を考えるだけで、いつもこうなってしまうんです」
「嬉しい、マリア」
マリアの蜜穴へと、玩具をグッと押し入れる。
「ああぁっ♡」
今週たっぷりと私の男性器で愛してあげていたせいか、すんなりと受け入れたマリアは、下着の腰のベルトをしっかりと締めて固定しつつ、別のディルドを股間に取り付けた。
――私の可愛いマリアからナンカ生えてる…!!
可憐なマリアの股間から禍々しく反り返った男性器が生えてしまったようなビジュアルに、背徳感が半端ない。
「なんだか恥ずかしいです」
そう言いながらもマリアはウキウキとディルドに潤滑剤をかけ、私を押し倒した。
「いきますね」
正常位で私の両脚を抱え上げながら、マリアがゆっくりと腰を落とす。
華奢なマリアだから圧し掛かられる圧迫感は少ないけれど、恍惚の表情で腰を振り始めたマリアに言いようのない淫らさを感じる。
「あ、んっ♡ ――打ち付ける度にわたしの中の玩具も刺激されてしまいますっ♡」
ぱちゅっ、ぱちゅっ、と音を立てて打ち付けられる度に目の前でぷるんぷるんと乳房が揺れ、膣内をかき回される感覚に倒錯してしまいそうになる。
次第に息が荒くなったマリアの首筋から汗が伝っていった。
「男性ってこんなに動くのですね――わたし、毎晩のようにカタリナ様に愛していただいて、疲れさせてしまっていたんですね」
「んーん、そんな事ないよ。私も男性になってみて分かったけど、とにかく出す事しか考えられなくなって、擦るのが気持ちよくって腰が勝手に動いちゃうっていうか、止められなくなる感じだったから」
ふと、不思議に思う。
「マリアは姿見使わないの?」
「先の楽しみにとっておきたくて……」
「そうだね、いきなり全部試しちゃ、もったいないよね」
「わたし、ちゃんとカタリナ様を気持ちよくできていますか……?」
「ん、もちろん。女の子のままのマリアに男の人みたいに求められて、ゾクゾクしちゃう♡ マリアはどう? イケそう?」
「はい。でもこれだと一緒にイクのは難しそうですね」
「なら私はさっきひとりでシたから、今度はマリアが気持ちよくなろ?」
一旦抽送を止め、マリアに腰を引いてもらう。
腰のベルトを外すと愛液が溢れこぼれ、マリアに入っていたディルドが重みでズルンと抜け落ちた。
今度は私がマリアを押し倒して、脚を広げる。
「マリアのここ、ピンク色で本当に可愛い……いい香りがして、愛液が甘くって、感じやすくって――こんなところまで可愛いなんて、さすが主人公ね」
「わたしにとってはカタリナ様こそが主人公です」
「ありがと♡ そんな可愛い事を言ってくれるマリアには、キスのご褒美をあげちゃう♡」
マリアの秘部に顔をうずめてチュッと吸い付き、丁寧に愛液を舐め取る。
「ぁん♡ ――あぁっ♡ カタリナ様の舌、大好きです♡ 切なくっておかしくなりそう……! カタリナ様、ここ――ここもシてください♡」
マリアが自分で陰核を剥き出しておねだりする。
「本当にどこまで可愛いの、マリアは」
私が丹念に育てたマリアの陰核は、ぷっくりと突出して真っ赤に勃起していた。
「大きくなったね」
「はい。カタリナ様にたくさん弄っていただきましたから♡」
再びディルドを挿入して動かしながら、陰核を舌先で舐め回す。
「カタリナ様ぁっ、吸って! もっと強く吸ってください!」
希望通りに吸い絞りながら膣奥をグリグリとディルドでかき混ぜると、マリアは腰をガクガクと震わせた。
「ああぁっ♡ イッて――イッてしまいます! ――んんんぅッ!!」
ヒクン、ヒクン、と陰核が痙攣して、ディルドが抜け出た後からは愛液が噴き出すように溢れ出る。
「あ♡ ……あ♡ ………」
陰核がヒクつく度に喘ぎが漏れちゃうマリアが可愛い。
マリアは息が整うと、「少し暑いですね」と言って、窓を開けた。
窓に下がっていた薄い貝細工のウィンドウチャイムがシャランシャランと耳をくすぐり、月明かりをチラチラと反射させる。
流れる風が火照った肌に心地いい。
「次はどうしようか?」と聞くと、マリアはサイドテーブルにあった両頭ディルドを取った。
「今度はこれを使って、一緒にイキたいです」
「ん、分かったわ」
長いI字型のディルドを潤滑剤まみれにして、マリアが私に挿入していく。
半分くらい挿入したところで奥に当たると、マリアは私の片脚を抱えて自分の膣中に入れていき「少し長いですね」と呟いた。
「あと、もうちょっと――」
グッと片脚を抱き締めるように引き寄せられて秘部同士が触れるまで押し込まれ、子宮を突き上げられる。
「んぁ!?」
深い……!
容赦なく膣奥に押し込まれる刺激に逃げそうになる腰をマリアにしっかりと押さえつけられ、ニュルニュルと陰核を擦りつけられる。
「ま、待って! だめ! 奥とそこ、同時はだめぇ!」
一度スイッチの入ったマリアの耳には届かず、熱にうなされたように「カタリナ様♡ カタリナ様♡」と腰をくねらせ、貪られてしまう。
偶然か計算か、奥の弱いところを重点的に責められ、お互いの愛液でぐちゃぐちゃになりながら陰核を潰される。
普段のエッチで秘部を合わせるだけでも充分気持ちいいのに、こうしてディルドまで入れて満たされながらすると、じわじわと奥から快感が湧き上がって腰が痺れてきた。
時折繋がっている部分にディルドが露わになるのが、視覚的にもいやらし過ぎてゾクゾクする。
「カタリナ様っ♡ ――もう、わたしっ…!」
「うんっ、一緒に――一緒にイこっ♡」
「「はああぁぁあんっ♡♡」」
ビクッと跳ね上がった腰をガクガクと震わせながら二人一緒にオーガズムを迎えた。
シャラシャラと鳴るウィンドウチャイムと二人の荒い息が部屋に響く。
ふわふわと身体が浮き、指先まで痺れる快感に、動く事ができない。
そっとディルドを引き抜くと、二人の秘部からまるで精液を注がれたような白い愛液が噴き出した。
「……これ……凄いですね、カタリナ様……♡」
「ん♡ ……しばらく動けそうにない……」
少ししてようやく息が整ってくると、マリアはゆっくり身を起こし、衝立を見る。
「……………」
「マリア? どうしたの?」
「――出てきていただけますか?」
突然、衝立に話しかけるマリアに驚いていると、衝立の後ろからガサガサッと音がした。
バツの悪そうな表情で出てきたのは――。
「ジオルド!!? なん――ええ!?」
初めて見た時は違和感のあった衝立も、毎日見ていれば見慣れてしまう。
――でもまさか、本当に人がいたなんて――…
つい今しがたまではしたなく乱れていた事を思い出し、恥ずかしさで耳まで熱くなる。
「申し訳ありません、カタリナ様。今夜はわたしがジオルド様をお招きしました」
「なんで!?」
みんなで決めた約束事の中に、“お互いの寝室には立ち入らない”というのがあったはず。
「ジオルド様からの贈り物を両方受け取る為に、条件を出したのです。“カタリナ様とわたしの愛し合う姿をお見せする”と」
「えええ!?」
ジオルドが慌てて「僕から言い出した訳ではないですよ!」と付け足す。
「ですが、興味は大いにありましたので、提案を受け入れたのです」
マリアはローブを羽織ると、私に向き直った。
「カタリナ様。わたしたち、結婚して結構経ちますよね。そろそろ、お互いに踏み込んでもいい時期なのではないでしょうか」
「踏み込む……?」
「はい。例えば、キース様は今、貞操具を着けているとか」
「あ、うん。この前の騒ぎがあってから“身の潔白を証明したい”って」
「ですがわたしは、そこまでする必要はないと思うのです」
「うん、私もそう思うけど……」
「キース様がそこまでしたのは、メイドの一件がきっかけではあるけれど、たぶんわたしに手を出してはいないとカタリナ様に示したかったからだと思います。一応結婚相手であるわたしに手をつけたりはしていない、と」
「一応だなんて……」
マリアは深呼吸をひとつして、顔を上げた。
「カタリナ様は一瞬でも考えた事はありませんか? 伴侶役ではない週のジオルド様とキース様がどう夜を過ごしているか――わたしを相手に身体を慰めているのではないか、と」
「え……」
三人がそれぞれに愛してくれるのを受け止めるだけで精一杯で、深く考えた事はなかった。
けれど今、改めて考えてみると、主人公であるマリアが二人に愛されるのは当然なので、シていてもおかしい事ではないし、不誠実な事でもないと思う。
だからといって、それをわざわざ口に出すのも“マリアに手を出して”と言っているようで、何か違う気がする。
それは本人たちが心からお互いに受け入れてもいいと思えた先の結果であるべきだ。
「カタリナ様とジオルド様。カタリナ様とキース様。カタリナ様とわたし」
マリアが指を折ってみせる。
「わたしは、三人がそれぞれカタリナ様と愛し合い、三組のペアが波風立てずにやっていければそれでいいと思っていました。初めはそれでよかった。けれど、カタリナ様がご不在の時のわたしたちは、なんというか、とてもよそよそしいのです」
「え、そうなの?」
三人とも、仲良しだと思っていた。
少なくとも私の前では、よそよそしさを感じるような事はなかった。
「四人で結婚したからには全員で幸せになる為に、認め合い、支え合う存在になった方がいいと思うのです。その第一歩として、ジオルド様をお誘いしました」
「うん――――うん?」
途中までは分かったけれど、どうしてジオルドを誘ったのかが、よく分からない。
でも真面目なマリアがここまでするという事は、きっと私たちにとって必要な事なのだと思う。
それなら私は全力で協力するまでだ。
「ええっと……それで、僕はどうすれば?」
ジオルドもこの後の事は聞いていないのか、マリアに尋ねている。
マリアはニッコリと笑って両手を打ち合わせた。
「――では、三人でいたしましょうか」
「あの……僕は構いませんが、本当にいいのですか?」
服を全て脱がされたジオルドが両手首を後ろ手に拘束されて、床にぺたりと胡坐をかいて座っている。
「マリア、手枷はやり過ぎじゃない?」
ジオルドとは何度も拘束プレイをしているが、縛られるばかりでジオルドを縛った事はない。
王子様相手にいいのかな、と戸惑ってしまう。
「今夜はわたしたちにリードさせていただきたいのです」
マリアの言う“わたしたち”は当然、マリアと私だろう。
――今まで受けるばかりで攻めた事はないのだけれど……
私にできるだろうかと思っていると、マリアに繊細に透けるものを渡された。
「カタリナ様はこれでご準備を」
「これは?」
「ストッキングとガーターベルトです。これを着けて――」
マリアが耳元に顔を寄せ、手で隠しながらこしょこしょと耳打ちする。
「へっ!? ……ええ!? ………ふぇ!!?」
今の言葉は本当にマリアの口から出てきたものかと、自分の耳を疑ってしまう。
マリアはおもむろに立ち上がってジオルドの後ろに座ると、脚を絡めてジオルドの股間をグイッと全開にした。
「ちょっ!!? これは――」
さすがのジオルドも驚き、顔を赤らめて慌てている。
「あら、いつもカタリナ様には恥ずかしい恰好をさせたり言わせたりしているのでしょう? ジオルド様も、もっとご自分をさらけ出すべきです」
強制的に局部を広げられて緊張しているのか、ジオルドの陰茎がヒクヒクしている。
「……あら? ジオルド様、もしかして……」
スン、と鼻を鳴らしたマリアが、脱がされたジオルドの服のポケットを探り、ハンカチを取り出した。
「あ、それは――」
ハンカチを広げると、べっとりと白濁液を拭き取った跡が残されている。
「ジオルド様、“見るだけ”というお約束でしたよね?」
「えっと……はい」
「わたしたちを覗きながら、自慰をされていたのですか?」
「…………はい」
「約束を破るなんて、ジオルド様は悪い子ですね。これは“お仕置き”が必要でしょうか」
不穏な言葉を口にするマリアに、ジオルドが焦って言い訳を始めた。
「そうは言ってもあんなに綺麗でいやらしく絡み合う二人の姿を見せられて、興奮しない男はいません! 不可抗力です!」
マリアが、私を見上げる。
「カタリナ様、準備はできましたか?」
マリアに渡されたものを身に着け、頷く。
「ん、着けたよ」
下着なしでストッキングだけって恥ずかしいな……。
「ではお願いいたします」
促され、さっきマリアに言われた通りベッドに腰を下ろして、床に座らされているジオルドへと脚を伸ばした。
――カタリナの綺麗な脚が、僕に伸ばされてくる――
脚に視線を釘付けになっていると、マリアが後ろから囁いた。
「よい眺めでしょう? ジオルド様」
フウッと耳に息を吹きかけてくる。
「よく覚えていますよ。ジオルド様が、樹に登るカタリナ様に目を奪われていた時の事」
カタリナの足裏が股間を踏むように押し付けられ、それだけでゾクゾクと悦びが湧き上がってきてしまう。
「カタリナ様の綺麗な脚で踏まれて、いかがですか、ジオルド様? 男性として屈辱ですか?それとも――?」
そう言ってマリアがクスクスと笑う。
「聞くまでもありませんでしたね。もうこんなにして」
大切な男性のシンボルを足蹴にされているというのに、カタリナの柔らかな足裏を押し返そうとでもするように興奮を露わに勃たせてしまっている自分が恥ずかしい。
マリアは潤滑剤を取るとカタリナの足にゆっくりとかけた。
「カタリナ様、擦って差し上げてください」
少し戸惑いながらカタリナが足裏で竿を擦り上げる。
「うッ!?」
初めての感覚に腰が浮きそうになった。
「ああぁッ! ま、待って!? これは―――刺激が強過ぎるっ!!」
ぬるぬると潤滑剤を纏った繊細なストッキングのザラザラとした感触は、暴力的なまでに気持ちいい。
「あああぁぁ――ッ」
それを両足を使って竿だけでなく亀頭まで擦られて、喘ぎが止まらない。
しかも長い脚の中心には、真っ赤に色づく淫靡な秘肉が見えているのだ。
――こんな――こんなのっ! いやらし過ぎるッ!
「あぐっ――うううぅ!」
先程のカタリナとマリアの睦事を見ながら一度出して、そうでなくても敏感になっているところを責められ、あっという間にガチガチに勃起してしまう。
「本当に、この感触はっ―――はあぁぁっ!」
逃げそうになる腰を、マリアがしっかりと後ろから絡めた脚で押さえつけ、更に乳首まで弄り始めた。
マリアに乳首を指先でコリコリと潰され、カタリナに両足で陰茎を弄ばれる。
拘束されて自由が利かないまま、二人がかりで責められるという状況に興奮している自分に気付いた。
「ちょっとコツ、掴めてきたかも♡」
慣れてきたカタリナが、足の指を広げて亀頭を掴むように擦る。
「あああっ!? カタリナ! それは―――」
敏感な亀頭がザラザラに包み込まれ、脚を伸ばして腰が浮いてしまう。もう射精寸前だった。
「うあっ! ああぁっ! イク! イクっ…! …ぅクッ!」
ビュルルッと勢いよく精液をカタリナの足裏に放つだけでは止まらず、ビクつく度に、ピュッ、ピュッと白濁液を撒き散らす。
全速力で走った後のように荒い息を吐いていると、マリアが信じられない言葉を続けた。
「あ、カタリナ様、そのまま続けてください」
「!!? ――――ぅあぁッ!?」
オーガズムの余韻に浸れないまま敏感になっている亀頭を弄られ続け、強烈なくすぐったさが苦しくて気が変になりそうだ。
「待って! 待ってください! 今、敏感なので――」
必死に逃れようと身をよじるが、手枷がガチガチと音を立てるだけで、さほど力もなさそうなマリアに押さえつけられる。
「うぐっ! ううぅーッ!」
歯を食いしばったが、とても耐えられるようなものではない。
「お願いです、本当に苦しいんです! これ以上はっ、やめっ…!」
マリアがいつもの優しい声で、耳元に囁く。
「ダメですよ、ジオルド様。これは“お仕置き”なのですから」
涙を流して懇願しているのに、二人の責めは止まらない。
―― 無理無理無理無理! これ以上は無理ぃっ!!
ブルブルと身体の奥から震えが起き、苦しいのに気持ちいい未知の感覚に身体が支配される。
「本当にっ! もう無理です! お願いします、許して! ――もう、許して――!!」
「大丈夫ですよ。お仕置きと言っても、その先は“ご褒美”ですから♡」
「ジオルドの情けない表情を見ていたら、私もゾクゾクしてきちゃった♡」
どんなにお願いしてもやまない愛撫にギュッと手の平を握り締め、腰を突き出して仰け反り、駆け上ってくる快楽に身を任せる他なかった。
「ぁああ! おかしくなるッ! もうっ――ック! んぁっ♡ ああぁぁあぁーッ♡」
女性のような恥ずかしい喘ぎ声を上げて、込み上げた熱いモノがプシャーッと噴き出した。
射精よりも容赦のない激しい絶頂感に、涙と唾液をこぼしながら失神寸前になる。カクカクと突き出した腰が勝手に動くのを止められず、恥ずかしいと感じる余裕もない。
カタリナが驚いて、足を上げた。
「あ、え? 潮!?」
――し…お……?
「ぁが♡ ……ぁ♡ …………♡」
生まれて初めて知ったオーガズムの先の強烈過ぎる快感に、目にパチパチと火花が弾け、頭の中は真っ白だ。
ヒュー、ヒュー、と呼吸困難になりながら、力の入らない身体をズルリと投げ出す。視界に映る床は透明の液体でびしょびしょで、カタリナの足からも雫がしたたっていた。
「男の人も潮って吹くのね」
「ええ、そのようです」
マリアが拘束を外し、僕を覗き込む。
「いかがでしたか、ジオルド様? 自分でも知らない恥ずかしい部分をさらけ出したご気分は?」
「…………悪くないです」
泣き叫びながら快感に仰け反る姿を二人に晒して、もう恰好などつかないと分かってはいても、そう答えるのが精一杯の見栄だった。
ジオルドを脚フェチという設定にしてから、絶対書こうと思っていました!ローションストッキング&足コキ!
もちろん、ウィンドウチャイムは衝立裏に隠れているジオルドの気配を誤魔化す為です。
another storyはカタリナ攻めのハードめのエッチな話を書く予定だったのに、なかなか思うように展開せず、結局extra storyで書く事になりました。
そもそも、another storyは、キースを調教→ジオルドを調教→マリアも調教、くらいの軽い出来心で始めたのですが、はめふらのカタリナが主人公じゃ、そうはならん!と気付くのが遅過ぎた…(;・∀・)ムリジャワ
という訳で、前編はキースの射精管理&マリアと性転換エッチ、中編はマリアと百合エッチ&ジオルド亀頭責め調教&男の潮吹きです。
後編は更にハードに、キースのあんなところやこんなところを開発&調教プレイです。
お楽しみにお待ちください!ヾ(≧▽≦)ノ