乙女ゲームのR-18ルートに突入してしまった… 《もしかしたら あったかもしれない『はめふら』R-18ルート》 作:帆速やこぬ
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「あ!? ツっ…!」
痛みで跳ね起きる。
まだ日が昇り始めたばかりのようで、カーテンの引かれた寝室は薄暗い。
朝の生理現象で勃ちかけた陰茎が貞操具の中で止められ、痛みで目が覚めてしまった。
最近は夜も暑くなってきたので換気用の小さな窓を開けて風を通しているが、それでも少し寝苦しくて肌がベタつく。
――いや、脂汗か冷や汗、か……
昂りを鎮める為にも軽く水でも浴びようと、浴室へと向かう。
このところ、なんだか調子がよくない。
具合が悪い、という訳ではない。
なんとなく身体が重いというか頭が回らないというか、病気ではないが絶好調でもない。
四人で結婚して、初めのうちは義姉さんと共にいられる確かな絆を得られた事が嬉しかった。
けれど始まった新生活は、どうしてもジオルド王子とマリアの視線と存在を意識してしまうものだった。
義姉さんと二人きりの時ですら、それは見えない鎖のように纏わりつく。
同じ男として当然、ジオルド様は気になる。
会話や義姉さんへの態度だけでなく、僕やマリアにまで目を配りフォローする様子は、僕とは違ってこの不自然な結婚生活を楽しみ、溶け込んでいるように見えた。
それがまた僕よりも視野が広く、器が大きいように感じられて、劣等感にさいなまれる。
そして、マリア。
彼女の存在もまた、別の意味で気になっている。
一緒に暮らすうち、いつしかマリアを魅力的だと感じている自分に気付いてしまった。
彼女といるととても落ち着くし、義姉さんといる時の幸せそうな様子は守ってあげたいと思う。
義姉さんよりも先に出会っていたら、おそらく僕は彼女に恋をしていただろう。
けれど、だからと言ってマリアに手を出すなんて考えもしない。
それは義姉さんを裏切る行為だ。
四人で家族と言っても、彼女は“義姉さんのお嫁さん”であって、僕と結婚した訳ではない。
義姉さん以外の女性に一瞬でも心を乱される自分が許せず、そんな折に起きたメイドの事件を機に、僕は貞操具を着ける事に決めた。
義姉さんは“僕の事を信じているから、そんな必要はない”と言ってくれたが、これは自分への戒めであり、罰でもあった。
――それでもやっぱり窮屈、だな……
きっと慣れてしまえば気にならなくなるのだろう。
この貞操具も、不自然な結婚生活も――…。
そんな感じで、幸せな一方でどこか悶々とした日々を送っていたある日、仕事から帰った僕は夕食を軽く済ませると眠気に襲われ、早々に離れへ引き上げた。
食後にジオルド様に誘われて口にしたブランデーが、少し強かったせいかもしれない。
伴侶役は今週ジオルド様の番で、まだ週の半ば。明日も仕事だ。今夜はもう風呂に入って、早めに休む事にしよう。
――なんだか、今夜は随分暑いな……?
眠りながら無意識にパジャマの胸元のボタンを外す。
「……キース、暑いの?」
義姉さんの囁く声が耳をくすぐり、目を開けるとエッチな下着姿の義姉さんが覗き込んでいた。
「うん……」
――変な夢だな……
あのジオルド様が自分の週に義姉さんを僕の寝室に来させるはずがない。だからこれはきっと、夢だろう。
「暑いなら、全部脱いじゃえば? 手伝ってあげる」
「そう……だね……」
寝ぼけたまま返事をすると、ボタンを外され、下着まで脱がされる感覚がした。
本当に変な夢だ。
夢は願望を表すというから、僕は義姉さんに脱がされたい願望があるのかもしれない。
来週、義姉さんにしてもらおう……。
そんな事をウトウトと考えていると、カチャカチャと微かな金属音とわずかな締め付けを身体に感じた。
「――ッ!?」
突然グイッと脚を持ち上げられ、目が覚める。
「な? なん!?」
拘束具で手首を膝に固定され、そこから伸びたベルトがベッドの上部に括りつけられていた。
訳も分からないまま局部を丸出しにされ、貞操具を外された股間を全開に開脚させられる。
部屋に灯りが点き、明るさに目が慣れると、ベッドの両脇には下着姿の義姉さんとマリアが見下していた。
「義姉さん!? マリアまで!? 二人とも一体何をしているの!?」
僕はまだ夢を見ているのだろうかと疑いたくなってしまうが、拘束された感触がこれは現実だと物語っている。
二人はベッドを回り、僕の局部を覗き込んだ。
「ちょっ!? 見ないで!?」
「キース様の恥ずかしい部分、まる見えですね」
「キース、凄い恰好……」
マリアが嬉しそうな声を出し、義姉さんは顔を赤らめながらも興味深そうに見つめている。
「誰のせいですか! というかこれ、外して!」
男性器どころかアナルまでまる見えにされ、恥ずかしくない人間はいないだろう。
「あら、外していいんですか? これから“とっても気持ちいい事”をして差し上げるつもりだったのに?」
「大丈夫よ、キース。安心して、私たちに身を任せて」
不安しかないし、そもそも拘束されている時点で拒否権はない。
「義姉さん、ジオルド様はどうしたの? 今週はあの人の週でしょ?」
「ん、後で来るって」
ジオルド様公認!?
混乱とまだ残っている酒のせいで頭が上手く回らない。
それでもなんとかこの状況を整理しようとしていると、二人はベッドに上がって僕に添い寝するように両側に寄り添い、乳首を指先でふにふにと弄り始めた。
「キースの乳首、可愛い♡ いつもキースががっつくからなかなかシてあげられなかったけど、今夜はマリアと二人でいっぱい弄ってあげるね」
あっという間に硬くなった乳首をクニクニと指でつまみ、乳輪をくるくると舐め、舌先で弾き、チュウッと吸い付き、コリコリと甘噛みする。
「あ…ひっ………ふぁっ」
――乳首ってこんなによかったか!?
二人がかりで責められる状況に興奮しているのか、拘束されているせいなのか、感度がおかしい。
「キース様、乳首責めはいかがですか?」
「こんなにビクビクさせて、このまま乳首だけでイッちゃいそう?」
ビンビンに勃起した陰茎が先走りを溢れさせながら、まるで別の生き物のようにビクついているのが見える。
ねろねろとねちっこく乳首を舐め回すマリアと、きゅうっと乳首を摘まみ上げてコリコリと弄る義姉さんの愛撫に腰が浮いてしまう。
「んあっ――あー! クっ! うくっ…!」
ビュルルッと勢いよく吐き出される精液が、顔にまで撒き散らされる。
乳首だけで情けなく射精してしまう自分が恥ずかしい。
「いっぱい出たね♡」
「でもまだまだこれからですよね、キース様?」
義姉さんとマリアが身体に飛び散った精液を舐め取ってくれる。
「どうして、こんな事……」
荒い息を吐きながら言うと、マリアが微笑んだ。
「わたしたち、そろそろお互いに踏み込んでもいいと思うのです」
「踏み込む……?」
「ええ。わたしたちはカタリナ様を中心にした家族ですが、それぞれがカタリナ様と繋がっているだけで、三人ではかなり他人行儀ですよね」
「それは、まあ……」
義姉さんがあらぬ疑いと不安を抱かぬよう、そしてこれ以上マリアに対して気持ちが深まらないよう、必要以上には近づかないようにしている。
「ですが、このままではこの関係は長続きしないと思うのです」
「そうですか? むしろ僕たちが節度を持って距離を保つ事が、この生活を続けていく為には必要だと思いますが」
「こんな物を着けてまで?」
マリアが外された貞操具を持ち上げる。
「う………」
それを見せつけられると、何も言えない。
義姉さんが優しく僕の髪を撫でた。
「私もね、マリアの言う通りだと思う。キースもマリアもジオルドも私にとっては大切な家族だから、もっと仲良くなってほしい」
「その為には、恥ずかしい部分をさらけ出すのが一番かと」
「だったら他にやり方が……!」
「でもジオルドも受け入れてくれたよ?」
「え」
あのジオルド様が?
思わずマリアの顔を見ると、にっこりと頷く。
「今週はずっと、カタリナ様と二人で、ジオルド様を開発して差し上げています」
聞き間違いかと耳を疑う。
――開発? 開発って―――何を?
混乱しているうちに二人は僕の脚を抱えて、腰の下に枕を入れた。約2週間の禁欲で勃起が治まらないままの陰茎が目の前に来る。
さっきよりも更に恥辱的なポーズに慌てているうちに、ねっとりとした潤滑剤をたっぷりと取ったマリアの指が、おもむろにアナルへと突っ込まれた。
「ひぐっ!? そんなところ――!」
反射的に穴を締めると、マリアに怒られる。
「いけませんよ、キース様。力を抜いてください。傷付いたらどうするのですか」
「あ、じゃあ私が気を逸らせてあげる」
義姉さんが睾丸を弄び始めた。
「凄い……ずっしりしてて、パンパンに詰まっている感じ」
陰茎には触れず、片方をふにふにと優しく揉みしだかれ、もう片方を口に含んでころころと転がされる。
「ね、義姉さん! 触るなら竿を――」
「ごめんね、キース。それはだめ。ちゃんとマリアの指に集中してね」
粘度の高い潤滑剤を纏わせた指がぬるぬると、排泄の為の穴を探るように凌辱していく。
ある個所を指先が押した瞬間、ゾクッと背筋に寒気のような刺激が走った。
「あ、鳥肌……ここですね」
マリアが一点を集中してこね始める。
「んん? …………ん?」
しばらく続けたが、その後は何の反応もない。
「どう、マリア?」
「んー、難しいですね。ジオルド様はすぐにできたのに」
“噂をすれば”で、名前が出た途端にノックの音がして、ジオルド様が入ってきた。
「どんな感じですか?」
「ちょっ!? ジオルド様! 互いの寝室には入らない決まりですよね!?」
「もうマリアも入っているではないですか。――というか君、凄い恰好をさせられていますね」
「そう思うのなら助けてください」
意外な事に、ジオルド様にからかう様子はない。面白がってはいるようだけど。
「それはできません。これはこれからの僕らの為に必要な事なんですから。で、どうですか?」
「慣れるまで時間がかかりそうです」
「そんな気がしたので、いい物を持ってきました」
ジオルド様が、不思議な形をしたそれをマリアに渡す。
「なんですか、これ?」
「前立腺開発器具です」
「ぜ……」
――前立腺!?
「なるほど……この向きで入れて――ここの突起が常に圧迫して刺激するようにできているのですね」
「変な形……これが男性用なのね」
興味深そうに観察した義姉さんとマリアは、その器具に潤滑剤を塗り込むと、アナルへと挿入していった。
「やめっ―――ふっ!? うっ!」
結構な太さがあるのに意外とすんなりアナルへと吸い込まれていき、痛みはない。
「排泄の時以外は外さないでくださいね、キース様」
「その代わり、貞操具は着けないでも大丈夫よ、キース」
「来週、進捗の確認をしますからね」
何の? とは聞けないまま、三人は僕の拘束を解き、寝室を去っていった。
それからは仕事中だろうと一日中、アナルに変な器具を挿入したまま過ごした。
貞操具とは違いそれほど違和感はないものの、常に軽い異物感と、椅子に座ったりキュッとアナルに力を入れる度に下腹部にじわじわと何ともいえない感覚――むず痒さのようなものが広がる。
あの夜の事――義姉さんだけでなくマリアまでいやらしい下着を着けて、僕の身体に舌を這わせたり精液を舐め取ったりしていた姿を思い出すと、自分だけが遠慮し気を遣っていたようで無性に苛立ちを感じた。
三人とも、まるで何事もなかったように今まで通りに接してくるので、あの夜の事は夢だったのではないかと疑ってしまうが、挿入された器具だけが夢ではないと証明していた。
器具を入れて5日目、今日から一週間は夜を義姉さんと過ごす事ができる。
「ね、キース。お尻はどう? 開発、進んでる?」
「よく分からないけど……特に気持ちよくもないし、なんとも……」
「そっか~」
たっぷり甘えようと楽しみにしていたのに、義姉さんはお風呂から上がった僕の四肢を、ベッドに固定した。
「……本当にこれでするの?」
「いや?」
「うん、まあ……義姉さんがしたいなら僕はいいけど」
「ありがとう。今日はちょっと、いつもと違うところ、弄ってあげるね」
義姉さんが細い棒を取り出した。
「見て、キース。これね、柔らかいのに張りもあるんだよ♡」
よく見るとただの棒ではなく、ポコポコと丸いのが繋がった形状をしている。
「これ、どうすると思う?」
「どうって……」
なんだろう? こんな細い物、アナルに入れても何も感じないだろうし。
「これはね、こうしてたっぷり潤滑剤をつけて――」
義姉さんは潤滑剤を纏わせた棒を亀頭の先へあてがった。
「え」
ツププ、と棒の先を尿道へと挿し込んでいく。
「っ!? ああぁ!?」
――入ってくる…!
普通なら決して触れられる事のない穴にスルスルと硬い物が挿入されていく感覚に、ぞわりと背筋が震える。
「キース、大丈夫? 痛くない?」
「痛くはない、けどっ――」
棒は細く、粘度の高い潤滑剤のおかげで痛みもないが、微かにトクン、トクンと脈打つような違和感でムズムズする。
少しずつゆっくりと挿入された棒は、やがて膀胱の奥にまで入り込み、先が中に当たる感じがした。
「ね、義姉さんっ! それ以上は入らないよ――」
「凄いね、男の人ってこんなに入っちゃうんだ」
義姉さんが嬉しそうに棒を摘まむ指先をくるくると回したり、抜き差しするようにゆっくり動かし始める。
「んっ! ふっ!!」
棒のポコポコが尿道口に引っかかる度、漏らしているのではないかと錯覚してしまう。
義姉さんは睾丸も同時に刺激し、押し出されるように熱いのが込み上げてくるのが分かった。
「駄目だよ、義姉さん! 溢れる! 溢れちゃう…!」
けれどせり上がってきたそれは、尿道いっぱいに入り込んだ棒にせき止められる。
出したいのに出せない苦しさで、気付けばみっともなく懇願してしまっていた。
「抜いて! 抜いてッ!!」
「あ、そっか」
義姉さんがツポポポッと勢いよく棒を引き抜く。
「はグッ! うううぅ!!」
四肢の自由を奪われたまま仰け反り、ビクビクッと激しく噴き出した精液を撒き散らして果てる。
止められていたのを急に解放されたせいか、それとも初めての尿道への刺激のせいか、噴き出す量も勢いも今までと段違いに激しく、その一回で数回分を使い果たしたようにぐったりしてしまう。
「わあ、抜いた後、お口開いて可愛い♡」
義姉さんが嬉しそうな声を上げた。
絶頂の余韻を惜しむように、亀頭の先がパクパクとヒクついている。
「義姉さん……今、の……」
「気持ちよかった?」
「う……」
パチパチと星が爆ぜる視界に瞳を輝かせる義姉さんが映り、微かにジンジンと疼く尿道を感じながら頷く。
「うん………」
その後は毎晩、尿道責めをされた。
だんだんと太い棒を挿入され、慣らされる。
「凄いね、キース。もうこんなに太いの入っちゃうよ♡」
「あっ――はあっ、うぁっ」
ズリ、ズリ、と柔らかなゴム棒が尿道を擦り、膀胱を掻き回す。
アナルよりも背徳的な快楽を覚え込まされた身体は、着けっぱなしにされていたアナルの器具の感じ方も変えた。
日中でも軽く下腹部に力を入れるだけで、奥からじわじわと気持ちよさが広がるようになっている。
金曜日。明日は仕事も休みなので今夜はたっぷりと楽しめる。
「じゃん♪」
義姉さんが嬉しそうに先がボール状になった棒を見せてきた。
僕の“開発”を始めてから、義姉さんはとても楽しそうだ。
今までずっと、夜はいつも僕が攻めていたから、逆に僕を思い通りに喘がせたり絶頂させるのが楽しいらしい。
なんというか、夜の楽しみ方の幅が広がった感じだった。
「棒の部分は今までよりも細いんだね」
「でも先にボールが付いているでしょ? きっと――」
義姉さんは耳元で囁く。
「 “凄い”、よ」
そういえば、義姉さんやマリアはどこでこんな技術を習得したのだろうと思って聞いてみたところ、なんとアンに教えてもらったらしい。
元の旦那に仕込まれたテクニックを伝授してもらったのだそうだ。
「うっ――ふぅ…!」
思わず恥ずかしい声が出て、ブルッと震えが来る。
ニュクク、と尿道を押し広げながらボール部分が押し込まれていき、やがて膀胱まで辿り着いた。狭い管を抜けて、ポン、と入り込んだ感覚がする。
「あ……入ったね」
棒部分は細いので圧迫感はなく、ボール部分がないとむしろ物足りないくらいだ。
「じゃあいくね、キース」
「え? もう入っているのに、何が始まる―――んぉっ!?」
義姉さんが棒を少し引き抜き、ボールが膀胱の出口辺りをグッと押し擦った。それをまた膀胱へ戻し、再び引く。
「どう? 前立腺を直接刺激される感じ」
ズボ、ズボ、と膀胱の出口を圧迫して刺激され、次第に腰全体がおかしくなる。
「義姉さん、なんか変――っ…変な感じがっ、ああっ! …ッ!」
急激に込み上げる射精感に抗う術などなく、せり上がるままに任せる。
「あれ? キース……」
義姉さんが驚いて手元を見つめた。
感覚では射精しているのに、陰茎からは噴き出すというよりタラタラと精液が滴り落ちていく。
「何、これ――」
確かにオーガズムらしきものを迎えたのに、いつもと違う感じに戸惑う。
「キース、これ、気持ちいいの? いっぱい出てるけど」
「なんか……気持ちいいのが長く続いている感じ……」
「そうなんだ……どうしよう、続けても平気なのかな……」
迷うように呟いていた義姉さんはキリッと顔を上げるとガウンを羽織り、「ちょっと待っててね」と言い残して寝室を出ていってしまった。
ふわふわするような気持ちよさで身体に力が入らないので、ベッドに身を投げ出して余韻に浸っていると、少しして話し声が近づいてきた。
扉が開き、パジャマ姿のジオルド様とマリアを連れた義姉さんが入ってくる。
「――凄いよ、キース! さっきの、凄く珍しいイキ方なんだって!」
「え、あ、え!?」
――というか、なんで二人を連れてくる!?
「ちょっと待って!?」
慌てて下半身を隠そうとすると義姉さんとジオルド様に腕を掴まれ、なぜか四つん這いにされた。
「な、何? 何?」
「心配いりませんよ、キース。マリアは上手ですから」
ジオルド様がにっこりと笑い、義姉さんもうん、うんと頷いている。
「これ、抜いてしまいますね」
マリアが尿道に挿入したままだった棒をゆっくりと引き抜くと、膀胱を出る時に引っかかる感触で甘イキし、ビクッと震えてしまう。
マリアが説明してくれた。
「おそらく、アナルに入れていた器具と尿道からの刺激でキース様の前立腺が順調に開発されている証拠です。この器具は前立腺だけでなく精嚢も刺激しているので、気持ちよくなってお腹にギュッと力を入れた時に、精嚢が押されて出てきてしまったのだと思います」
「えっと、つまり?」
「前立腺開発は成功という事です。なので一旦、器具を抜いてみますね」
「はあ……」
「キース様、お尻の力を抜いて――」
――義姉さんと二人きりで思いっきり愛し合うつもりだったのに……
どうしてこうなったと思っていると、マリアが器具を抜き取り、潤滑剤を垂らしてアナル周りをマッサージし始める。
「ふ、ぐっ!?」
なんの抵抗もなく吸い込まれた指先が腸内を押し、ビクンと反応してしまう。
「あ……やっぱり敏感になっていますね。以前は全然反応しなかったのに」
「やったね、キース」
「う、うん……?」
指で押される度にビリビリと背筋に刺激が走り、ぞわぞわする。
さっきの変なイキ方のせいか、勃起もしていないのに再びせり上がってくる感覚がした。
「!?」
突然身体の奥から震えが起きて、チカチカと目の奥に星が瞬く。
「待っ――止め――っ!?」
グリグリと前立腺をえぐられて、息もできないようなオーガズムへと押し上げられる。
――こんなイキ方知らない! 知らない――ッ!!
「んぉ!? おあぁぁッ!!」
強烈過ぎる快感に意識が飛びそうになり、自分でも聞いた事のない声を上げていた。
ガクガクと全身が痙攣し、力が抜けて、そのままベッドに突っ伏す。
「ぁぐ……あ♡ ……♡」
初めてのイキ方だった。
今まで射精以上の快感はないと思っていたのに、もっと奥から湧き上がるように広がる深いオーガズム。
尻を突き出したままの恥ずかしいポーズなのに、それを気にする余裕もない。
「短期間でしっかり開発されていますね」
感心したようにジオルド様が言ってから、微笑む。
「初めてのドライオーガズム、おめでとう、キース」
マリアが指を抜きながら義姉さんに薦めた。
「カタリナ様も、キース様を気持ちよくしてあげてください」
「あ、うん。やってみる!」
三人はまだ息も整わない僕をベッドに仰向けにすると膝を抱え上げて、局部をまる見えにした。
初めての深くて長いオーガズムに身体が痺れ、恥ずかしい恰好なのに抵抗できない。
張り切った様子の義姉さんはたっぷりと指に潤滑剤を纏わせると、マリアに聞きながらアナルに滑り込ませる。
「キース様の反応を見ながら、指でお腹側を探るようにして――」
前立腺をクイッと押され、勝手に腰が浮く。
「あぅッ!」
「ここね♡」
義姉さんが嬉しそうに、グニグニと前立腺をこねる。
「キースの気持ちいいところ、ちゃんと覚えたからね♡」
返事は、できなかった。
「ぅぐッ――うーッ! はぁあぁぅ!」
ゾクゾクと背筋を震わせる痙攣が止まらず、恥ずかしいなんて感じている暇もないまま強引にとろかされてしまう。
「んぉおあぁぁあぁッ♡」
休まず責められ、喘ぎなんて可愛いものではない声を上げる。舌を突き出して震える身体を仰け反らせ、すぐに次のオーガズムに飲み込まれた。
ハー、ハー、と荒い息を吐きながら、どうしてこんな事になっているのか、なぜジオルド様とマリアまで寝室にいてこんなにもいやらしい事をしているのか、考えようとするのに考える事ができない。
快楽にとろけきった脳が、“もうこのまま何も考えずに堕ちてしまえ”と囁く。
――そうだ、僕たちは四人で結婚したんだから……
こうなる事は当然で必然だったのだと、突然理解した。
痙攣が治まり義姉さんがゆっくり指を引き抜くと、マリアが嬉しそうに笑った。
「キース様のアナル、ぽっかり口を開けて、ヒクヒクして、可愛いですね♡」
「うん、それに私の指をまるで“美味しい”って言ってるみたいにクイクイ締めてくれるの♡」
ジオルド様も覗き込む。
「では、次は僕が弄ってあげましょう」
――は?
一瞬耳を疑っている間に遠慮なく突っ込まれた指に、アナルを蹂躙される。
「恥ずかしがらずに気持ちよくなってくれていいですよ。僕も先週ずっと、カタリナとマリアに弄ってもらいましたから」
「な、何言って……?」
「君もすぐに自分でできるようになりますよ」
どういう意味なのか考える余裕もないまま、しなやかな指が絶妙な力加減で気持ちいいところを刺激した。
――イヤだ――男の指でイかされるなんて――それもアナルで――
そんな気持ちとは裏腹に、身体は悦んで快楽を受け入れようとする。
「あ♡ ……ひぃ♡ ………」
「キース、顔、とろけちゃってる♡」
「わたしたちも少し、お手伝いしましょうか」
義姉さんとマリアが指先で乳首を弄び始めた。
「……前立腺、プリプリに仕上がってますね。ここ――いいでしょう?」
ジオルド様がクスクスと笑いながら、アナルの中で指を立てる。
「ううぅッ♡」
「ふふ……意外と楽しいものですね。男同士だからこそ、身体が悦んでいるのが手に取るように分かります。こっちまでゾクゾクしてしまいますね」
「ふうっ!? ――べ、別にっ――それほどでも―――ッ♡」
「キース様、涙目でお顔を真っ赤にしていては、強がりになりませんよ?」
「ほら――イってしまいなさい。君は僕たちにただ身を委ねて、快楽を享受していればいいのです」
慣れた手付きで前立腺の感じるところをキューッと押し込み、グイグイとマッサージするように圧迫し、グリングリンとアナル全体を掻き回されて、あっという間に快楽の波に飲み込まれる。
――上手過ぎる…!! こんなの……こんなの―――!
「ぁひっ! ぐぅッ!! あぐぅううぅーッ♡」
ジオルド様の指だというのに簡単に絶頂してしまう自分が恥ずかしい。
その後も三人に代わる代わる前立腺を弄ばれ、射精以上の快楽を立て続けに与えられて、相反する気持ちが同時にせめぎ合って頭の中までぐちゃぐちゃにされる。
――指止めて! これ以上おかしくしないで! ――やめないで! もっと強く弄って! ――イヤだ! もうイキたくない! ――でも気持ちいい! ――いや、これ以上は無理! ――もっと犯して! もっともっと滅茶苦茶にして! 僕の知らない僕を引き出して!
あー! またイク! イク! イクゥ…!!
「おふっ…ッ! おぉおおうんぅッ♡♡」
ガクンッと腰を振り上げて仰け反り、カクカクと痙攣する。
イキ過ぎて波が治まらない。全身が痺れて身体が動かない。
頭の中は真っ白で、知ってしまった背徳の悦びに頭も身体もとろけきってしまう。
「――さあ、最後の仕上げとまいりましょう」
マリアが言うと、勃起はしていないがヒクヒクしている陰茎に義姉さんが潤滑剤をたっぷりとかけて、にゅるにゅると擦り上げ始めた。
ジオルド様は僕の乳首をクニクニとこね、マリアが睾丸を口に含んで舐め回す。
「ヒッ…!? んうぅうッ!」
連続イキさせられて全身が敏感になっているところを愛撫され、陰茎はあっという間にブクブクと膨れ上がった。
亀頭と裏筋を義姉さんに責められて精液が昇ってくるのを敏感に感じ取ったマリアが「あ、来ましたね」と呟くと、ジオルド様がギュッと陰茎の根元を掴んで射精を止める。
「ぁぐ!?」
寸前で止められ、苦しさで発狂しそうだった。
「なんでっ!? 手を離してください、ジオルド様! 本当に狂う! 狂ってしまいます! 出させて! 射精させてぇッ…!!」
ジオルド様が呆れたように懇願する僕を見る。
「君はまだ僕に敬称を付けるのですか? これだけ僕たちの前で乱れて、恥ずかしい部分をさらけ出したのです。もう呼べるでしょう? キース」
もうとっくに射精する事しか考えられなくされていた僕は、必死に叫んだ。
「ジオルド、手を離して! ジオルド!」
満足そうに微笑んだジオルド様が手を離した瞬間、これまでにないほど勢いよく噴射した精液が辺りに撒き散らされた。
「おあぁあぁぁーッ!」
立て続けに与えられたドライオーガズムで痺れた下半身は制御が利かなくなっていて、後から後から精液が噴き出してくる。
「凄い……まだ出てる……」
「もう1分くらい射精していますよね……」
「ぁが♡ ………おふ………♡」
ドプドプと溢れてくる精液の匂いが充満し、ドライオーガズムで何度も絶頂した後の強烈過ぎる快感に、呼吸困難になりながら力尽きる。
だがジオルド様は――ジオルドは、ビクビクと震える陰茎を扱き上げ始めた。
「ぃぎッ!? いやだ! それ、本当に駄目です! 射精のすぐ後は無理! 無理――ッ!!」
ジオルドの手を止めようとすると、義姉さんとマリアに手足を押さえつけられる。
――本当に壊れる! 壊される!! 頭がおかしくなる!!
亀頭を手の平でズリズリと撫で回され、その一撫でごとに思考力と理性を削られていくようで、上手く息ができない。
「ヴうぅー! うウぅッ! ううぅー!!」
裏筋を指先で弄られ、耐えられないくすぐったさに動かせない手足を必死にバタつかせた。
「まあ、キース様ったら、気持ちよ過ぎて泣いちゃうなんて――可愛いですね♡」
「キース、大丈夫よ。ここを我慢したら凄く気持ちよくなれるからね♡」
「僕はその気持ち、よく分かりますよ。もう少しの辛抱です。このまま失神するまで昇天させてあげますからね」
必死に泣き喚いて懇願しても聞き入れてもらえず、再び弾けるような強烈な射精感に襲われる。
「イグッ! ッグ! ぐううぅううぅうーッ!!」
陰茎から透明な液体を噴き散らし、歯を食いしばった口から唾液をこぼしながら、ビクン、ビクン、と身体を大きく震わせて絶頂する。
「やったね、キース! 潮吹いたよ!」
嬉しそうな義姉さんの声をどこか遠くに聞きながら、頭の奥でバチバチッと極彩色の火花が明滅する。
「あぁ♡ ………あっ♡ ………あ♡……」
痺れた身体から力が抜け、快楽の海に沈んでいくように僕の意識は遠のいていった――…。
――それから私たちは、金曜日を“四人で愛し合う日”に決めた。
順番を決めて、ひとりを三人でグズグズに甘やかす。
とある日は大きな鏡の前で見せつけ合うように、私の奥へ代わる代わる注いで満たし――
「ふふ……キースと交互に挿入されて、君の膣内が戸惑っていますね」
「わたしのディルドも感じてください♡」
「ああ♡ そんなにされたら溢れちゃう♡ 2本同時凄いの…! おかしくなっちゃう♡♡」
「敏感なところもたくさん弄ってあげるね、カタリナ」
とある日はベッドに四つん這いに拘束したジオルドを腰が抜けるまで搾り尽くし――
「イクイクイクイクッ! イッくぅ! うぅう♡♡」
「あ、また潮吹いた♡」
「僕にアナルを舐め回されるのがそんなに気持ちいいですか、ジオルド?」
「わたしの亀頭責めがよかったんですよね?」
とある日は目隠ししたキースを失神するまで嬲り倒し――
「マリア、そんなに喉の奥まで咥えて、やらし♡」
「んむっ―――ンッ――んグッ」
「初めはあんなに嫌がっていたのに、今ではこんなに悦んで締め付けて――すっかり中を抉られるのが病みつきになっていますね、キース」
「もっと抉ってッ! 強く吸って! もっと滅茶苦茶に――僕を滅茶苦茶にしてぇッ!」
マリアは子供ができるまでは膣への挿入は私以外NGだけど、他はどんな事でもジオルドとキースを受け入れ、応えていた。
「いっぱい注いであげるね、マリア♡」
「アナル、だいぶいい具合にほぐれたね」
「では僕は乳首を責めてあげましょう」
「あぁっ、そんな――気持ちいいところ、一度に全部――♡」
理性も分別もない、ただ本能に従う獣のような性交。
身分も性別も関係なく愛し合い、貪り合い、ひとつになる悦び。
全ての穴を塞がれ、満たされる悦びに目覚めた身体を隅々まで見せ合い、自分でも知らなかった部分を引き出され、欲望すら剥き出しにされて、淫らに乱れた姿も、恥ずかしい声も、だらしなく緩みきった表情も全てを暴き受け入れ合った今、もう四人の間に隠すものはなく遠慮もよそよそしさもなくなった。
私たちの絆は、心も身体も深く繋がる事で確かなものとなった。
「おはよう、みんな」
朝、食堂に入ると、もう三人は席に着いていた。
「おはよう、カタリナ」
「おはよう、義姉…カタリナ」
「おはようございます、カタリナ様」
キースはちょっとぎこちないけれど、みんなを名前で呼べるようになっている。
マリアはまだ敬称を省く事は難しいみたいだ。それでもきっと近いうちに呼べるようになるだろう。
だって夜はあんなにも分け隔てなく四人で愛し合えるのだから。
「キース、夏季休暇は取れそうですか?」
「ええ、ジオルド」
「ではこの前手に入れた別荘で過ごしましょう。森の中にあって、湖も近いのです」
「まあ、素敵ですね」
「“手に入れた”って、買ったの?」
「病気療養中で、公務で役に立たない僕が王家の別荘を使用する訳にはいきませんからね。出版社の売り上げが良かったので、税金対策に購入しました。普段は社員の保養所として利用できるようにするつもりです」
「へ、へえ……」
さすがはジオルド。何をやらせても有能だ。
「ところで、今夜は誰の番?」
「君ですよ」
「あれ? そうだっけ?」
「先週、マリアだったでしょ」
「そうそう、玩具を使って」
「ああ! そうだったわね」
手を打つ私の隣で、マリアが呟く。
「玩具……」
朝食の後、考え込んでいたマリアが、ジオルドにそっと耳打ちする。
「そういえばジオルド様にいただいた玩具ですが、全て、まるで象ったように“誰かのもの”にそっくりですね?」
「え!? ぐ、偶然でしょう」
ダラダラと冷や汗をかくジオルドにマリアが苦笑した。
「まあ、そういう事にしておきましょうか」
マリアにやり込められているジオルドの様子に、二人の肩に腕を回す。
「なになに? 二人でコソコソ、何の話?」
キースもひょこっと顔を覗かせ、加わる。
「僕も混ぜてよ」
――開け放たれた窓から、笑い声が響いた。
キースも無事開発され、最後は四人で仲良く4Pです! チョッ⁉(; ・`д・´)イイカタ!
”四人で結婚”となった時に起こりそうな葛藤をエロで乗り越えました!
キースはあらゆる場所を開発してもらい、ところてんまでされて、ますます夜が楽しそうです。
カタリナに執着の強かったキースだからこそ三人の中で一番、四人で結婚という状態を受け入れるのに時間がかかりそうだったので、あえてマリア主導で開発調教しました。
そして戦犯は、一度は人妻となり旦那様に色々なプレイを仕込まれたアンです。
相談を受け、マリアとカタリナにテクを伝授した、という設定です。
惜しむらくは、キースの例のハンカチが特に機能しなかった事ですね。ヤンデレ化もしなかったし…(´-ω-`)
初めはもっと、ドロドロした四角関係になる予定だったので…
やっぱり『はめふら』のカタリナは幸せを引き寄せる力があるのでしょうね。
(。-`ω-)ムリヤリ マトメタナ…
ここまでお付き合いくださった皆様、ありがとうございました!ヾ(≧▽≦)ノ
書き始めた時は、まさかここまで長編になるとは思いませんでした~。
これでおしまい!一応完結のつもりですが、何かアイデアが浮かんだら書くかも…?