乙女ゲームのR-18ルートに突入してしまった… 《もしかしたら あったかもしれない『はめふら』R-18ルート》 作:帆速やこぬ
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身体がふわりと浮かび上がるような浮遊感。
でもそれは空を自由に飛び回る開放的なものではなく、四肢を固定されたまま吊り下げられる感覚だった。目を開く。
「!?」
薄暗く狭い空間に無数の触手が蠢き、両腕と両脚に絡みついている。
――なに、これ……!?
助けを呼ぼうと大きく息を吸い込む。
“助けて! 誰か!”
どんなに叫んでも、空間に吸い込まれてしまったように声が出ない。
思い付く限り親しい人たちの名を呼んだが声にはならず、それがまた不安を増長させる。
何が起きているのか分からず、見回してみても周りには誰もいない。
不安に駆られ、逃れようと身をよじっても、白濁した分泌物を纏った赤黒い触手が遠慮なしに身体中を這い回って食い込み、両脚はすでに膝までたくさんの触手に飲み込まれるように見えなくなっていた。
常に動く触手が足の指の間にまでぬるぬると入り込み、まるで舐められているような感触にゾクリとする。
両腕も羽交い絞めのように後ろ手の状態でがっちりと触手が掴んで拘束していて、自分の力では逃れられそうにない。
触手は紐のように細いものや腕のように太いもの、ボコボコとイボの並ぶものにブラシのように細かな繊毛がびっしり生えたもの、ぽこぽこと丸い形が連なるものと、色んな形状のものがある。太さや先端の形も様々で、どこかで見た事のある形のものもあった。
――どうしてこんな事になっているの…!?
全く思い出せないし、心当たりもない。
「やっ…! んっ……」
触手がドレスの胸元から入ってきた。
狭い隙間をぬるぬると無理矢理這い回り、全身を隈なく愛撫し始める。
やがて触手は、窮屈さに苛立ったようにドレスを引き裂き始めた。
前かがみの恰好で、ドレスから解放された乳房が揺れる。
破れたドレスが身体に残ったまま、露わにされた乳房に触手がギュウっと縛るように絡みついてくる。
「ひっ…!?」
――絞られる!
感触を楽しんでいるかのようにぬるぬると乳房に巻き付き、揉み、扱き、まるで触手ひとつひとつに意思があるかのようだ。
更にイボがびっしりと並んだ触手が舐めるようにイボを擦りつけ、ぞろぞろとした感触に乳首が敏感に反応して硬くなる。それを理解しているのか、紐のように細い触手が乳輪ごと乳首をちぎり取ろうとでもするかのように強く巻き付く。
「ひうっ」
――これって、やっぱり……
細い触手が2本、唇から入り込んで口を大きくこじ開けた。
先がつぼみのように膨らんだ触手が喉まで捻じ込まれると先端が開くのを感じ、何か熱い液体が流し込まれた。口に収まりきらない液体が唇の端から溢れ、顎を伝う。
「――!!?」
苦いような甘いような変な味が広がり、途端に身体の奥が熱くなって鼓動が早まり、感覚が敏感になって、刺激がより鮮烈に感じるようになる。
――まるでメアリに媚薬を飲まされた時みたい……
気持ちが悪いはずなのに、火照った肌を滑る触手の感触が気持ちよく、もっと密着し擦ってほしいと思ってしまう。
――きっと今から、あの触手たちにいっぱい犯されちゃうんだ……
嫌悪と恐怖を感じる一方で、心のどこかで期待でもしているかのように身体の奥が疼く。
脚に群がる触手が、ゆっくりと両脚を広げた。
両腕を拘束されていて、抵抗する事も隠す事もできない。
下着の中へとイボイボの太い触手が入り込み、まるで自分に陰茎が生えたみたいだ。
「んぁあっ…!」
並ぶイボが陰核を無遠慮に擦り、刺激する。
しばらく蠢いていた触手は下着もすぐに引き裂き、広げた秘部を露わにした。ボロボロに引き裂かれたドレスと下着を身体に残したまま身体中に触手が絡まる姿は、誰も見ていないと分かっていても、ひどい辱めを受けている気分にさせる。
白い粘液を纏いぬらぬらと光る触手が何本か、何かを探しているように秘部に当て擦り始めた。
やがて触手は目指す場所を見つけ出す。
「あ……あぁっ…!?」
――入ってくる…!
ズルズルと膣の中に遠慮なく触手が入り込み、どこまで入るのかを試しているかのように奥へと進んでくる。
得体の知れない何かに身体の内側を侵食され犯される感覚に、嫌悪と同時に抗えない快感を感じてしまう。
膣に入り込んだ触手は抽送のような動きをし、やがて震え出すとその先から熱い液体が放出されて子宮を満たし、どんどん溢れて膣から吹き出す。
「――!!」
膣に入り込めなかった触手がお尻の穴を探り当て、先っぽをあてがった。
「そっ、そこは違っ…! だめ…!」
だが触手に言葉など通じるはずもなく、グリグリとこじ開けると無理矢理捻じ込まれていく。
「いやああぁぁっ!!」
――こんなのっ……知らない……!
二つの穴に捻じ込まれた触手だけでもおかしくなりそうなのに、細い触手が横から滑り込んでくる。
何本も何本も入れ替わっては捻じ込まれ、二つの穴だけでなく時には同時に同じ穴に入り込み、奥に何か熱い液体を噴出してはまた別の触手に貫かれる。
気付けば何百本もの触手に囲まれ求められ、穴という穴に捻じ込まれ、身体ごと飲み込まれてしまう勢いで群がられていた。
――溺れる――……
最後の視界が触手に飲み込まれた瞬間、弾かれたようにベッドに身を起こして目覚める。ひどい寝汗だ。
――怖い夢、だった……
夢だった事に安堵しつつ、サイドテーブルにある水差しからグラスに水を注いで、ゆっくりと飲み干す。
――予知夢、って事はさすがにないよね? 何かの強迫観念なのかな…?
だとしたら、考えられるのはただひとつ。
秋の休暇が終わり、今日からまた、魔法学園での生活が始まる――。
触手編はR-18本編に関係のない全くの蛇足ですが、基本カタリナ総受けの甘々イチャラブの為、どれもこれも甘いだけだと飽きてしまうかと、スパイスのつもりで入れてみました。(・ω・)ノ
それにしても”蠢く”って漢字、凄いですよね。春に虫虫…物凄くうごめいてそう……(>_<)