熱で溶けて 作:モスコミュール
たんっ、たんとリズミカルにウサギの耳が揺れる。それに合わせるように、豊かな双丘も揺れていた。
「はあぁっ…あふぅぅぅぅぅ♡」
仰向けに寝っ転がった丹月の上で、ウサギが淫らに踊っていた。
もとより、丹月からすれば心もとないと感じていたバニースーツは、股ぐら部分のみがずらされて、女陰は肉棒を呑み込んでいく。
ギシリとベッドのきしむ音。
伸びてくる手を丹月は掴む。
「あっ………っんっっん…!」
ひときわ大きく声をあげた百は背筋を一度ピンと弓なりに伸ばして、ゆっくりと丹月の胸板に倒れこんだ。
「ふうー♡ふうー♡」
荒い息とともに、二つの果実がふわりふわりと潰れていく。
丹月はまだ繋がっている肉槍を、弛緩している百のより深い部分に打ち付けた。
「ふうー、んっ!? あひ…ぃ!や……あぁっ! ま、まっ、につき、まだっ」
「ごめん」
どちゅどちゅと肉同士がぶつかり合う水っぽい音が響いた。
「ひぃぃぃあっ! やめっんちゅちゅちゅぱふぅぅぅぅん♡」
深く舌同士が絡む。いつしか、バニースーツの女は自ら腰を動かし始めていた。より激しく、より強く。
「もも……さんっ!ふぅうっ!そろそろっ」
「ひぃぃああああああああっ!」
◇
「変態」
「申し開きはないけど、その文言から何でブラシとドライヤーを渡したの俺に」
「お前のせいで、二度も風呂にはいる羽目に成ったのだから、髪を乾かす程度はせめてお前がしないと割に合わんだろう」
いやそもそもそっちがバニースーツなんて持ち込んだからでしょうが、服は服でありそこから勝手に発情したのはお前だ云々。
結局。
ブオーンとドライヤーの音がリビングに響く。
「痒いところございませんかー」
百はフローリングで胡座をかいている。丹月はそれを両膝で挟み込むような形でソファに座っていた。
「右肘」
「自分でどうにかして?」
「内出血のせいかもしれないな」
戯れ言は聞き流して、ブラシを通していく。するりとどこにもつっかからない。
「やっぱり髪きれいですよね、意外にも」
「そうか? 特になにもしていないが」
そういう割にはしれっと、このドライヤーもそれなりに良いやつだったりするのが、百だということを、丹月は知っていた。
ほぼ全てを捨て去ってるように見えて、外面というのは少し違うけど、外向けの姿はしっかりしていたりする。
かと思えば、ジャージでカリスマモデルの友人に会い、全力でキレられたりしたこともあったらしい。
「百さんのバランス感覚謎だな……」
「なにを訳のわからんことを呟いてるんだ、この草餅め」