魔宝戦姫はふたなりチンポにガチ恋する 作:人の心を捨てないと書けない
「おや、こんな所へ来てどうした? もう来なくても良かったんだぞ?」
魔王城へと自ら赴いた真央。覚悟を決めた表情で口を開く。
「僕は…僕はお前のものにならない。その…決別だ」
そう告げると、レヴィは大笑いをし始める。真央はその態度に腹を立てるも、気にする必要は無いと聞き流す。
「クフッ……くっはははは!! そうかそうか。それなら仕方ない。……来い」
ギギィッと扉が開く時の軋む音が聞こえる。この魔王の寝室に入ることのできる者は限られる。いずれにしも幹部クラス…ドロシーレベルの異常者だろうと、真央は振り向いて顔を確認する。
…真央は目を疑った。声も出ないほどに、放心してしまった。
「せ…先輩っ…? な、何でここにっ…」
「は、は? い、犬丸…さん、えっ…? なんで?」
お互いに顔を見合わせる。もしかしたら他人の空似では無いかと、爪先から髪の毛の先まで何度見返しても、自身の先輩と、自身の後輩の魔宝戦姫である。
「ふっ…サファイア。いや…今は猫宮真央か。紹介しよう、私の妻だ」
真央の横を通り過ぎて、スピネルと化した美羽の隣に立って肩掴んで抱き寄せるレヴィ。そして、もう片手でスピネルの顎を上げて、キスをする。
「あふっ…い、今はっ…だめっす…♡」
「なに、私達の愛しあう姿を見せつけてやらねばな」
ちゅっ♡ ちゅっ♡ と何度も唇を触れ合わせる二人。真央は腰から崩れ落ち、その場に跪いてしまった。
「フフッ…確かにお前が妻となるならば手は出さんと言ったが、お主が断ったのだぞ? …まぁ、私も早く手を出し過ぎてしまったが…お主も自らの意思で契約を破棄したのだ。お互い様だな」
「…ぅぁっ…あぁっ…!」
真央は、自分の選択肢が無いということを忘れていた。自分の尊厳のために、美羽を、後輩を売ってしまった形になってしまった。
「…先輩」
スピネルは崩れ落ちた真央のにしゃがみ込む。真央はその姿を見て、罪悪感で目が潤んで涙が出そうになる。
「大丈夫っすよ、さぁ…立つっすよ。先輩♡」
腕を掴まれて、無理矢理立たせてくれるスピネル。その表情に迷いはない。真っ直ぐと真央を見つめている。
「自分達の使命…果たしましょうっ! 先輩っ!」
真央を奮い立たせるように励ますスピネル。自分と同じように、まだ正義の魂が残っている。そう思わせてくれる、余りにも純粋な瞳。
「スピネルっ……。 う、うんっ…!」
罪悪感で押し潰されそうであるが、二人の絆はそう簡単には崩れない。きっと自分と同じ、身体は堕ちてしまっても、心までは堕とされていない。真央はそう感じて、とても心強かった。
「ジュエルアルターっ…! セッ…………え?」
宝石を掲げる真央。…そう、真央だけだった。スピネルは膝を床へとつけて、背筋を伸ばす…犬のような、服従の態勢をとる。
「い…犬丸…さん…?」
「何してるんすか先輩っ…♡ ほら…♡」
こうする事が当たり前だと、常識だと言うように平然と告げるスピネル。息は荒く、ハッハッとだらしなく呼吸をする。
「自分達は魔王様に服従します。これからは一生オナホ妻として性欲処理にも努めさせていただきます」
そうして頭を下げて、土下座のような姿勢へと移るスピネル。隷属を誓う言葉をつらつらと並べていき、一生を捧げさせて欲しいと懇願する。
「な…何してっ…だ、だめだよスピネルっ…!」
「うるさいっす。 …ほら、何で土下座しないんすか! 自分達は魔王様のオチンポ咥え込むしか能のない雑魚メスなのに、そんな態度取って良いと思ってるんすかっ…!」
「ぐえっ… や、やめてっ…!」
真央の頭を掴んで、無理矢理床へと押しつけるスピネル。無礼を働いてはならないと、同じ奴隷妻としての立場をわからせようと行動をする。
「…よしよし、良い子だなスピネル」
「〜〜〜っ♡」
頭を下げるスピネルの頭を足で踏み付けるレヴィ。そんなぞんざいな扱いをされていると言うのに、スピネルの心は歓喜に打ち震える。
「やっ…やめろっ! 足をっ…どけろっ…!」
そんなスピネルの姿に耐えかねて声を荒げる真央。だが美羽は、もっと踏んで欲しい。足蹴にして、自分の下等な立場をわからせて欲しいと逆に懇願するように体を震わせる。
「顔を上げよ、スピネル。そんなに私を愛してくれているのか…嬉しいぞ」
愛する人の喜びの感情を向けられて、それだけでイってしまいそう。それほどの幸福感。
「…ふわぁっ……♡ …せ、先輩…♡ 先輩も早くこっちに来たほうがいいっすよ…! ……あぁ、そーゆーことっすか。なるほど…」
真央と目を合わせるスピネル。蕩けて淫靡な表情を間近で見た真央は発情しそうなる。
「おぉ゛っ♡ ち、チンポはいってっ゛っ…♡ あぁんっ…♡」
真央と向き合うスピネルの背後からデカチンを挿入するレヴィ。甘い喘ぎ声を漏らすスピネルを真央は真正面で見続けなければならない。
「せ、先輩っ……♡ 自分っ…あんっ…♡ 先輩のことっ…んっ…♡ すき、だったんすよぉっ゛っ…♡!」
スピネルの、独白が始まる。
「あの時っ…先輩が自分を助けてくれた時っ…♡ あれが自分の……は、つ、こ、い♡」
真央の耳元でそう囁くスピネル。その甘い声が真央の脳を打ち震わせて、脳を溶かしていく。
「好きっ…好きっす先輩っ…♡ 誰にも渡したくないっす…♡ ……で、もぉ♡」
「愛してるのはっ…魔王様っす♡」
「だってぇっ…♡ こんなにっ…こぉぉぉんなに気持ち良いんすよっ…♡」
「ねぇっ…先輩っ…♡ 一緒に堕ちましょっ♡ 自分と一緒なら怖くないっすよ♡ さぁ、さぁっ…♡」
真央の顔を舐め回すスピネル。唇も、鼻も、頬も、眼球も。
「やっ…やめっ…♡」
「先輩も気づいてるんすよね…? 私たちみたいな雑魚メスは強いオスに勝てないって。魔王様に服従する事が気持ち良いってっ…♡」
「うるさいっ!! やめてっ…やめてよっ…♡」
ずるい、ずるい。自分は我慢してたのに。必死に我慢してたのに、自分より後に犯されたくせに、なんで自分よりも早く服従してるのだろう。自分もしたかった、でも皆んなの為に我慢してたのに…
そんな黒色の感情が真央の胸の中に生まれてしまった。
「ほーら…♡ あっ…イクっ…♡ イクっす…♡♡♡ ぁっ゛っ゛…♡!!」
ガクガクと体を震わせるスピネル。頭を真央の肩に預けて、絶頂の余韻に浸っている。真央は美羽の短い髪の毛から漂う淫臭で胸が強く脈打つ。
「はっ゛っ…はぁ゛ぁ゛ぁ゛っ…気持ち良いっすぅ゛ぅ゛♡」
真央の下腹部に熱が篭り始める。だめ、だめと頭で何度も反芻する。
「ぉふっ……♡ ほぉら…見てくださいよぉ、あの…オチンポ様を…♡」
スピネルの体から飛び出したチンポを真央は嫌でも目にしてしまう。
とても太くて、反り返ってて、あれが自分のおまんこに入ったらさぞ気持ち良いだろう。あのカリ高なチンポが、自分のおまんこにある前立腺肉輪に引っかかったらどれだけの快楽が体を襲うのだろう。
……全部知っている。真央の体は、その快楽を全部覚えている。あの雄々しくて、カッコいいチンポの味も知っている。
だって、だって……
「ね…ここっすよね。先輩……♡ 羨ましいっす…自分も欲しいっす♡」
真央の下腹部を、さすさすと撫でるスピネル。
「だめっ…それはだめっ…思い出させないでっ……!!」
そんな懇願も虚しく、真央のもっとも触れられたくなかった事実に、躊躇なく言及されてしまう。
「先輩のぉ、赤ちゃん♡ …とくん、とくんって…生きてるのわかるっすよね…?」
「あぁ゛っ………あぁぁ゛ぁ゛ぁ゛っ…!!」
受精して、新たな命を身に宿している…その事実から、真央は目を背け続けていた。
「ねぇ先輩っ…男に戻りたいんですかぁ…? でも…そうしたら…この子はどうなっちゃうんでしょうねぇっ……♡ ……死んじゃうっ…すよね?」
「やめて……」
「可哀想っすよね…この子」
「やめてよっ……」
「先輩のせいで死んじゃいますねっ…♡」
ぽきり、と…心が折れる音がした。
「…こ、こんなのっ…僕の望んだ事じゃないっ……僕の子なんかじゃっ…ないっ……ぅぅ……!」
涙を流しながら、苦しそうにそう言う真央。
「そうか。では仕方がないな」
レヴィは真央の下腹部へと手を伸ばす。子宮のある部分を指の先でくるくると撫で回す。
そして人差し指を、つぷ、つぷと…体の中へと侵入させていく。
「ぉ゛っ………? お、おなかっ…やめっ…♡」
真央は子宮の中へ、指が侵入しているのを直感する。そして、もう一本…親指をも入れる。
人差し指よりも太いため、中へと入る抵抗感がより強く、つい下品な声が漏れてしまう。
「な…何する気でっ…ぅ゛ぁっ゛」
指が子宮の中を掻き回して、激しい刺激が真央を襲う。何かを探すように、グルグルと。痛みにも近い快感が真央を襲う。…ここ数日間、感じていなかったメスの快楽に脳が打ち震える。
「ここにあったか…」
レヴィは何かを摘むように、指と指をくっつける。
「…今、私が掴んでいるのが何かわかるか? ……それはな、お主と私の……受精卵、だぞ? そんなよがっている場合か?」
「……は、は?」
真央の快楽に支配されつつあった脳が、一瞬で理性を取り戻す。
「今からこれを潰す」
「…な、何言って……?」
「私としても心苦しいが…な」
本当に悲しそうな表情を真央に向けるレヴィ。その顔が、冗談を言っているのではないのだと物語っている。
「お…お前の…お前との子供だぞっ……!? なんでそんなっ…!!」
「いらないのだろう? 子供を産みたくないのなら…それに応えてやるのも夫の度量というものだ…」
「は、は? や、やめろっ…自分の子供をっ…殺すなんてっ…! そんなことっ……!!」
「…先輩が男の子に戻っても死んじゃうんすから…先輩が殺すようなもんっすよね? 魔王様は優しいですから、そんな苦しみを先輩に負って欲しくないんすよ?」
どんどん指が力を増してきて、真央の子宮の受精卵が形を変えていく。
「や…やだっ……」
「やめて、ください。やめて、やめてください。僕の赤ちゃん、殺さないでください。僕の子供を、うばわないでください」
無表情で、涙をぽろぽろと流しながらお願いをする真央。
真央は、親からの愛を知らずに育った。だからずっと、ある一つの志を胸に生きてきた。
自分の子供は、絶対に愛してあげたい。
その強い母性が、真央の心を完全に壊した。
「おねがいです。やめてください。メスになります。妻になります。オナホになります。奴隷になります。だから、僕の赤ちゃんを、殺さないでください」
プチっ……
「……あ」
指の先がくっついた。それは何を意味するのか、真央は理解した。理解してしまった。
「なんで、なんで? なんでっ……なんでっ…」
尊厳もすてた。プライドも捨てた。なのに、許されなかった。
真央は今まで気付かないようにしていた、もう一つの命の感覚を感じなくなってしまった。
「……ぅぁぁ゛っ……ぅあぁぁっ……!」
大粒の涙が、ボロボロと、とめどなく溢れ出してしまう。
「ごめんさいごめんなさいごめんなさい。しんじゃった、ぼくのあかちゃん、しんじゃった。ごめんなさい、産んであげれなくてごめんなさい」
メスに堕ちていたら、お腹の子供が死ぬことは無かったのだと深く後悔する。
「……かえせ、……返せっっ…!! 返してよっ……!! このっ…お前っ…! お前のせいでっ……!!!」
弱々しい女の力で、レヴィの体を叩く真央。これ以上、自分を責め続けたら本当に廃人になってしまうと防衛本能が察知し、他者を責め始める。
「返してっ…僕の赤ちゃんっ……ぅわぁぁ…」
真央は泣いた。無垢に、子供のようになきじゃくった。
「……あぁ、すまなかった、すまなかったなぁ。虐めすぎてしまったよ」
真央を抱きしめて、背中を優しくさするレヴィ。いつもとは違いとても優しい、それこそ母のような愛を突如向けられる真央。
「うっ…ひっぅ……やだぁっ……返してぇっ……!」
涙がレヴィの肩を濡らし、服へとどんどん染み込んでいく。
「…そら、これを見よ」
レヴィがグッと掌を握り、そして開く。そこには、粘膜のような球体がぷかぷかと浮いていた。そして、その球体の中にあるものを、真央は本能で感じ取る。
「そ、それっ……!! ぼ、僕のっ……!」
「私がせっかくできたお主との愛の結晶を壊すわけなかろう。否が応でも産ませるわ」
魔法で、潰すと同時に別の場所へ一時的に受精卵を送っていたのだった。そのおかげで損傷もなく、元のままに母体へと帰る。
「あぁっ……よ、良かったっ……♡」
真央は体に温もりを感じる。ポカポカして温かい、心地よい幸福感が全身を襲う。
「……ね、先輩。ほら…もうどうしたら良いのか、わかるっすよね」
このお腹の子を産まなければならないと、もう心に決めてしまった。男なんかには戻れない。
一度、失ってから大切さがわかった。もう自分は母なんだと。この逞しい魔王様の妻なんだと。この子は守らなければならないと。
「魔王様に服従を誓います。もう二度と逆らったりしません。僕の一生を、あなたに捧げます…♡」
「仲間は、世界はどうするのだ? 今まで背負ってきたものは?」
「どうでもいいです! 世界なんかよりも僕は、ま…魔王様とこの子がいれば幸せなんです♡」
レヴィの隣へ行き、体を左腕に絡ませて擦り寄り、「好き好き〜♡」というオーラを全開に放つ。
もともと堕ちていたのだから、好意を自覚してしまった以上はもう止まらない。
「嬉しいことを言ってくれる。式はまた後日、最高のものにしようぞ」
自分が純白のドレスを着て、皆に見られながら誓いのキスをする光景を想像する。このメスはこのオスのもの…と皆に知らしめる最高の瞬間を。
「ぁ…あぁ…嬉しい…嬉しいです…♡」
「じ、自分にもしてくれるっすよねっ…魔王さまぁっ…?」
スピネルも自分をアピールするように、真央の反対側、レヴィの右側の腕に抱きついて頬擦りをする。
「お前たちの態度次第だな」
「っ……は、はいっ!」
「頑張るっす♡」
二人の目はもうドロッと淀み、それでいて純粋だった。