ある日、世界中に災害が訪れた。その災害とは突然現れた化け物たち。ゴブリン、オーク、スケルトンを初めとしたモンスターが都市を闊歩し、人々を蹂躙していく。だが、それだけで滅ぶほど人類はもろくはない。各国が軍を出撃させ、モンスターどもの殲滅作戦を実行したのだ。町は戦場と化した。モンスターは際限なく湧いて出てくる。民間人たちの大多数はモンスターの被害に遭い、生き延びた人々も身を隠して怯えることしかできなかった。軍人たちの中には避難誘導を行おうとするものもいたが神出鬼没のモンスターどもから匿うことができる場所などありはしなかった。
人類は大打撃を受けた。だが、長期戦となれば策を練ることができる。モンスターの出現が頻繁に起こる場所を危険区として隔離し、監視する。危険区から出ようとするモンスターは即刻射殺される。この徹底した隔離政策は世界中で行われ、モンスターによる被害は収まっていった。「このまま被害が収まって行けば町を立て直し、文明を復興していけるかもしれない」。生き延びた人々は誰しもそのような希望を持った。
しかし、状況は再度一変した。たった10名の人間がモンスターを率い始めたのだ。知能が低かったためなんとか対処できていたが、十分な知能を持つ人間に統率されたモンスターは的確に軍の戦力の穴を突き瞬く間に戦況を変えていった。何よりも問題なのが、統率している人間にはにわかに信じがたいような能力を持っていた。1人1人の戦闘能力が一つの軍隊を壊滅させられるような戦力を持ち、破壊の限りを尽くしていた。人々が交渉を持ちかけても聞く耳を持たずに攻撃は続いた。降伏した国の人々は洗脳されモンスター同様に戦力として酷使される。洗脳された人々も同様に能力を駆使していた。先の15人と比べると性能はかなり劣るものの、数の暴力で侵略は進んでいく。各国首脳は最終手段として敵軍勢への核爆弾の投下を決行した。
が、1人が軽々と跳ね返してしまった。全人類がその報道に動揺し、絶望した。呆然としていると突如世界中の通信端末がジャックされ、映像が切り替わる。
「こんにちわ〜♡、愚かな人類の皆さぁん♡!!
赤髪のツインテール、ゴスロリ衣装の少女がそこには写っていた。容姿は整っているものの、中学生ぐらいにしか見えない。だが、間違えなくこの少女が核爆弾を片手で弾いてみせたのだ。
「初めっからぁ〜♡わかってはいたけどぉ〜♡ 人間って弱すぎぃ〜〜♡!! 今のオモチャが一番の武器なんでしょお♡ざぁ〜こっ♡」
核爆弾をオモチャ呼ばわりで煽り倒す。幼い容姿で顔をニヤけさせ生意気な態度をとる。しかし、画面を見ている人々の表情は怒りではなく恐怖であった。たとえどんな容姿であったとしても片手で核爆弾を跳ね除ける人間を恐れぬものはいないだろう。
「最初は〜♡ 逃げ惑う人間のブザマなとこを最後まで弄ぶつもりだったんだけどぉ〜♡♡ もう飽きちゃったの♡ だ・か・ら♡ 全員私たちの
人差し指を画面に向ける。すると、画面先の全員が体の自由を奪われる。目は虚ろになり、だらっと脱力している。
「
アヴィズが放った赤紫色の光は地球中に広がっていき、全人類を飲み込んでいく。光を浴びた人々は皆それぞれの異変が起こり出した。ある人は牙と角が生えた歪な姿になり、またある人は全身から謎の粘液を分泌し始めた。かつて、降伏した国の人々の身に起こったように世界中の人々が洗脳され能力を目覚めさせられた上で服従させられる。
「ちゃ〜んと♡ 役に立ってね♡!
こうして世界は
もし、出してほしいキャラがいたらメッセージに書いていただけたら幸いです。