知らない人の家に無断で上がり込んで勝手にコーヒーを啜ってる。テーブルを挟んで反対の席には『ソードアート・オンライン』のアスナが座っている。先ほどバケモノに襲われた以上何があっても不思議では無いんだろうが改めて見ると実感が無い。
「ええと…さっき、俺の能力がどうのこうのって…」
「ええ。私がここにいるのはあなたの能力『
「サモン?…召喚するみたいな? でも、そもそも普通の人間にそんな能力あるわけ…」
「赤紫の光を浴びなかった?多分それが能力の発動条件なの。彼女たちは生き残った人類のほとんどを洗脳した後能力を与えた。あの怪しげな光はその時のものよ。」
「じゃあ、さっき戦ったバケモは…?」
「……元々は、人間ね…能力付与の際の負荷に耐えられなかった人たちは異形のバケモノになるみたい。」
「あ…あれが…人間…」
「彼らも危険ではあるけれど…もっと危険なのは負荷に耐え切れた人たちね。健斗くんもそうだけど意識がはっきりと残っているし何より能力が強力になることが多いの。」
あのバケモノよりも強い奴らがいるのか。この事実は大変な脅威だがまずそれよりも気になることがある。
「なぜ、アスナはそんなにいろんなことを知っているんだ。さっき召喚されたばかりなのに…」
「健斗くんが休んでる間に部屋を物色していたの。そこにパソコンがあったからこっそり使っちゃった。」
「えぇ… 世界中の人が洗脳されてるのに情報がネットに上がってるのか?」
「うん。普通に世界中に映像を配信し続けてるの。どうやら、人々を洗脳したはいいんだけどその全員に一斉に命令することはできないみたい。なんというか…お粗末だよね。」
世界を征服することはできるのに管理はできないのか。まるで、おもちゃを手に入れて遊んだ後片付けせずに散らかしているかのようなぞんざいな扱いだ。まあ、逃げる時に見えたディスプレイに写っていたのは女の子だったわけだから間違ってはいないのだろうか。
「…まあ、お粗末さは置いといて…彼女たちのチカラは本物だよ。私1人じゃあとても勝てない…」
「じゃあ、俺みたいにたまたま洗脳に掛からなかった人を探して協力すればいい。他にも負荷に耐えられている人がいるかもしれない。」
「だけど、どう考えても洗脳されている人がほとんどなの。彼らを掻い潜って生存者を集めるのは現実的じゃないわ。」
「たしかに…」
その危険性は先ほど身をもって味わっている。1人であればアスナが対処できるかもしれないが複数体を相手にするのは難しいかもしれない。
「何より大事なのは健斗くんが自分の能力を理解して使いこなすこと!今から能力のルールを説明するからちゃんと理解すること。」
「は、はい。」
召喚した本人が召喚された相手に解説される。世話焼きなアスナの性格も相まり能力の説明会が始まる。
「健斗くんの能力は『
「なんか気がついたら手元にあったんだよね…」
能力の媒介だというカードを眺める。透明なプレートに金色の装飾があしらわれている。中心には数字の一が、その下には少しだけ溜まったゲージのようなものが書かれている。
「この数字とかはどんな意味があるの?」
「数字は召喚に応じる人の数ね。今は私1人だけ。下のゲージが満タンになると数字が一つ増えてさらに1人召喚できるわ。」
「召喚に法則ってあるの?アスナが召喚されたなら物語のキャラクターとか?」
「そうね。正確には『あなたが好きな女性キャラクター』からランダムね。」
「…なんで女性のみ?」
女性という縛りに疑問を持つ。
「あぁ…えっと…それは…エネルギーの供給の問題…かな。」
「エネルギーの供給?」
「エネルギーは私たちを召喚を持続するのに必要なもの。それが不足していると私たちは召喚を持続できないの。」
「あぁ…ゲームのMPみたいなもんか。 」
「そんな感じね。ちなみに、さっき健斗くんの命令を聞いて戦ったとき私の体光ってたでしょ?」
「うん…それがどうかしたの?」
「あの光はエネルギーをたくさん消費してチカラを引き出している状態なの。」
「命令がチカラになるってそういう…」
つまり、彼女の体内にはそのエネルギーが一定量蓄えられている。そのエネルギーを消費して召喚を維持したり戦ったりしているらしい。しかし、一向に女性という縛りの理由がわからない。
「それで…そのエネルギーを供給するにはどうすれば…?」
「…えっと…///(ごにょごにょ)」
顔を赤らめ恥ずかしそうにしゃべっている。
「うーん。そんな小さい声じゃあわからない…?」
「うぅ…その…性行為を…してもらうこと…です///」
両手で顔を覆いながら恥ずかしそうに説明する。まあ、普通こんなこと言いたくはないだろう。
「…え?それ、大丈夫なの?そんなのアスナはそんなのイヤだろうし…」
「…それは大丈夫。健斗くんなら…大丈夫…なの。」
なんだか異常に信頼されている。原作なら異性にこれほど信頼を寄せているのは主人公のキリトぐらいのものだろう。
「…うぅ…それでね…えっと…さっきの命令でね…少しだけだけど…ね…そ、そのぉ…エネルギー不足なの…だから…ね?」
アスナが擦り寄ってくる。顔を赤面させながら恥ずかしそうに健斗の手を両手で包む。そのまま手をアスナの軽装のチェストプレートの隙間に誘っていく。その内側に隠れているたわわな果実が健斗の掌に収まる。アスナはそのまま胸を揉むように促す。痛くならないよう優しく手を動かすと少し体をくねらせていた。恥ずかしそうに赤面していたが、歓喜の表情も見てとれた。
「……アスナ…いいのか?」
「うん♡大丈夫♡健斗くんにならイヤじゃないよ♡だから…お願い♡♡」
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