※この作品はR-18です。

兎神伝〜紅兎   作:和心

71 / 102
(4)復讐

(4)復讐

 

実際…

環奈に欲しい物は何もなかった。

無いと言うより、わからないと言う方が正しかったかも知れない。

この世に、どんな美味しいもの、面白いもの、可愛いもの、綺麗なものがあるのか…

裏屋敷から一歩も外に連れ出された事がないので、何も見た事がなかった。

また、裏屋敷を訪れる者はなく、働いている人々も、環奈と言葉を交わす事は殆どなかったので、教えてくれる人もいなかった。

祖父である淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)も、守役の美穂も、屋敷の外の事を何一つ教えようとはしなかった。

環奈にとって、屋敷の中が世界であり、そこにある物は、欲しがらなくても、最初から全て自分の物であった。

しいて、手に入らないものがあるとすれば…

身体(からだ)を包み隠してくれる着物だけであった。

着物だけは、常に中身が丸見える、煤けた生地の着物しか着せて貰えなかった。

しかし、環奈もしいて着物を欲しがる事はなかった。

綺麗に着飾る事に興味もなければ、身体(からだ)を見られるのを恥ずかしいと感じる事もない。

むしろ、環奈は裸でいるのが好きだった。

祖父の淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)と過ごす時も、守役の美穂と過ごす時も、殆ど裸であった。

二人の姿を見つけては、取ってつけたように着せられた、煤けた着物すら脱ぎ捨てて、擦り寄って行く。

すると、二人も裸になって、環奈を優しく膝に抱き、求めるままに、全身隈なく舐め回し、撫で回し、弄り回してくれた。

環奈は、身体(からだ)中を這い回る舌先や指先の感触も心地よければ、裸の肌と肌が直接触れる温もりも大好きであった。

美穂がいなくなると、祖父である淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)が会いに訪れるまで、一人で過ごす事が多くなった。

その時も、環奈はすぐに着物を脱ぎ捨てて、身体(からだ)を弄って遊ぶ事が多かった。

最初は、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)が、会いに訪れる度に持ち込んで来る、玩具や人形で遊ぶ事もあったが、どれもすぐに飽きてしまった。

そもそも、遊び方が分からなかった。

美穂も、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)も、一緒に人形で遊んでやる事も、玩具の遊び方も教えてやる事もなかった。

巷の子供達が遊ぶ遊び方も、何一つ教えられる事がなかった。

二人が教えた唯一の遊びは、裸にして、身体(からだ)を弄り回す事だけであった。

環奈は、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)が屋敷を去ると、祖父の名残を惜しむように、その時持ち込んでくれた人形や玩具を、少しだけ弄り回して遊び、すぐに着物を脱いで裸になった。

そして、縁側に腰掛けると、庭先に向かって大股を開き、身体(からだ)を弄り始める。

『アンッ…アンッ…アンッ…』

最初のうちは、そっと遠慮がちに、片方の手で真っ平らな胸を撫で回しながら、もう片方の手の指先で、神門(みと)のワレメの線をなぞるように撫で摩る。

すると、ひんやりとした風が、花の香りを運んで、優しく環奈の全身に吹き付ける。

環奈は、この何とも言えない甘い香りと、冷たい感触が大好きであった。

『アンッ…アンッ…アンッ…』

最初は遠慮がちにあげていた声も、次第に大きくなり…

粒のような左右の乳首に沿って胸を撫で回していた手と、神門(みと)のワレメを撫で回していた指先の動きも早めてゆく。

『アーンッ…アンッ…アンッ…アーンッ…』

更に甘く冷たい風に煽られると、環奈は倒れ込むように横になり、胸の突起と神門(みと)のワレメを弄り回しながら、左右に転げ出した。

まだ七つになるかならずやの、露わな姿…

誰かに見られたら…

などと言う事は、思いも及ばない。

屋敷で働く者達にとっては、慣れた光景である。

その場に遭遇しても、軽く卑しむような眼差しを傾け、そそくさと去るか…

暫し猥雑な眼差しで眺めた後…

『ねえ、遊ぼう。』

環奈が無邪気に笑いかけると、慌てて顔を背けて逃げるように去って行った。

最初は、美穂や祖父の代わりに遊んで欲しいと思っていた環奈も、今では意識すらしなくなった。

日がな一日、身体(からだ)を弄り回すうち、次第に真っ白になってゆく脳裏には、美穂と淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)と、二人一緒に遊んで貰った日の光景が過りだす。

『さあさ、今日はお庭で遊びましょう。』

『お庭で?』

『そうじゃ、そうじゃ。庭の土の上に寝転がってするのも、格別じゃぞ。さあ、早く着物を脱いだ脱いだ。』

『うん。』

そして、言われるままに、庭先で寝転がると、ひんやりとした土の感触は、部屋の畳や寝床の感触とまた違って、心地よかった。

『わー、冷たーい。』

『どうじゃ、土の上に寝るのも気持ち良いじゃろう。』

『うん。』

『それに、ここなら幾ら粗相をして汚しても大丈夫でしてよ。』

『もう!美穂の意地悪!』

環奈が少しむくれて言うと、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)はゲラゲラと、美穂はクスクス笑いながら、二人同時に、環奈の身体(からだ)に舌先と手を這わせていった。

『アーン…アーン…アーン…』

環奈は、胸の乳首と神門(みと)先端の神核(みかく)を摘み、指先の中で転がしながら、あの日の事を更に思い出してゆく。

脳裏の中で、美穂は環奈の粒のような乳首をチロチロ舐め回した後、唐突に唇に含んで吸い出し…

『どうじゃ、ここは、気持ち良いじゃろう。』

淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)も、そう言って神核(みかく)を包皮越しに舐め回した後、唐突に咥えて吸い始めた。

『アーンッ!アッ!アッ!アッ!アーーーーーーーンッ!』

狂ったように身悶えする環奈は、胸と股間の最も敏感な所を、同時に舐められ吸われ、次第に全身が蕩けるような感覚に陥っていった。

そして…

『アーーーーーーーンッ!!!!』

環奈は、一際大きな声をあげて、腰を思い切り浮かせると…

『あっ、また、やっちゃった…』

縁側から庭先に向けて、思い切り放尿してしまった事に気づいて、頬を赤くした。

しかし、今日は、尿に塗れた顔いっぱいに笑う祖父の姿も美穂の姿もない。

環奈は、少し寂しい気持ちに肩を落として息をついた時…

『あっ…』

ふと、庭先の物陰から、二人の男がこちらを見ている事に気づいた。

見れば、庭掃除の犬神人(いぬじにん)である。環奈は、暫し小首を傾げて、犬神人(いぬじにん)を見つめた。

身体(からだ)を弄ぶ姿を覗かれるのは、今日が初めてではない。

屋敷で働く犬神人(いぬじにん)や猿女(さるめ)達には、年中見られているし、それをしいて恥ずかしいとか思った事もない。

そもそも、人にそれを見られる事が恥ずかしい事だと言う事を知らない。

むしろ、美穂がいなくなり、一人で寂しい時が多い中、遊んで欲しいなと思った。

しかし、多くは、環奈の一人遊びに遭遇すると、忽ち侮蔑と嫌悪の色を浮かべ、そそくさと去り…

好奇の眼差しで、覗き見を続ける者も、環奈がこちらに振り向き近づくと、逃げるように去って行った。

今回もきっと、そうだろう…

環奈は思いつつも、やはり一人寂しい気持ち、ひょっとしたら遊んでくれるのではないかと言う気持ちから、犬神人(いぬじにん)達をジッと見つめ続けた。

すると、今日に限って、犬神人(いぬじにん)達は、すぐ逃げ去る事はせず、やはり環奈の方を見つめ続けている。

これは、ひょっとしたら…

環奈はそう思い立つと、犬神人(いぬじにん)の方にゆっくりと近づいて行った。

犬神人(いぬじにん)二人は、環奈がこちらに近づいてくると、戸惑うように互いに顔を見合わせつつ、尻込みを始めた。

『おい…こっちに来るぞ…どうするよ…』

『どうするって、おまえ…おまえが言い出した事だろう…どうせ、孫娘に夢中なのは親社(おやしろ)様だけ…社(やしろ)では爪弾きの忌子(いむこ)だってな…』

『でも…でも…宿姫(すくひめ)様に手を出して、万が一にも親社(おやしろ)様に見つかったら…』

『何を今更…なら、おまえはもう、忘れると言うだな!加吉の事…いいや、加吉だけじゃねえ!俺達の娘や妹達が、日頃、こいつの親類どもにされてる事をよ!』

『忘れるわけねえ!忘れられるわけねえ!昨日だって…』

『それじゃあ…』

二人は時に言いながら、顔を赤くし、目を怒らせつつも、次第に脂汗を流し始めると…

『ねえ、遊んで。』

環奈は、草叢をかき分け、二人の間に顔を覗かせ、ニコッと笑って言った。

『遊ぶって…そ…そ…それがし達と…で、ございますか?』

『うん。だって、ずっとそこで見ていたんでしょう。』

『いや…それがし達は…あの…その…お庭の掃除を…』

犬神人(いぬじにん)達は、忽ち声と身体(からだ)を震わせながら、今にも逃げ出そうとすると…

『ねえ、遊ぼう。遊んでよう。』

環奈は、二人の袖を掴みながらせがみ続け…

『いや…あの…あの…』

『それがし達は、その…』

二人の犬神人(いぬじにん)達が、一層、及び腰で逃げ出そうとすると…

『ねえ、遊んで…遊んで…』

と、環奈は次第に涙声になり、遂には鼻をならして、しゃくりあげ出した。

『あっ…宿姫(すくひめ)様…』

『ま…まずい…ここで泣き出されたら…』

犬神人(いぬじにん)達は、慌てふためきつつ、ふと、屋敷の門に目を向ける。

すると、何事かと言うように、警護の神漏兵(みもろのつわもの)二人が、こちらを睨みつけている。

『わ…わ…わかりました!』

犬神人(いぬじにん)の一人は、いよいよ眼を擦り擦り、シクシクと泣き始める環奈に向かって掠れた声をあげ…

『遊びましょう!遊びますから!宿姫(すくひめ)様、泣かないで…』

もう一人の犬神人(いぬじにん)も、観念したように言うと…

『わーい!ありがとう!』

環奈は、忽ち泣き止み、満面の笑みを浮かべて二人に抱きついた。

『アン…アン…アン…アーーーン…』

その日から、環奈は毎日のように訪れる犬神人(いぬじにん)二人と、庭先の物陰に隠れて、遊ぶようになった。

『そう…そこ…そこ…そこ、凄く気持ち良い…もっと…もっと…もっとして…』

『宿姫(すくひめ)様、声が大きゅうございます。』

『もっと、お声を…お声を…』

『だって…だって…凄く良い…凄く気持ち良いのですもの…

アーン…アン…アン…アーーーーーーーン…』

環奈は、在りし日、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)と、美穂にそうして貰ったように、犬神人(いぬじにん)の弥助には乳首を、与助には神核(みかく)を舐め回されると、更に声をあげていった。

弥助と与助は、周囲も憚らず声を上げる環奈に脂汗を流しながらも、乞われるままに、小さな乳首と神核(みかく)を舐め、吸い、しゃぶり続けた。

最初のうちこそ、弥助も与助も戦々恐々と、環奈に手を出していた。

最初の日は、気づかれた勢いでやってしまったが…

二日目も、三日目も、庭掃除に訪れる二人を見つけては、環奈にまとわりつかれると、生きた心地がしなかった。

『確か…この辺りだよな…』

『うん?何がだ?』

『ほれ…去年、宿姫(すくひめ)様に手を出した、加吉の娘が…』

東屋の卓上を寝台代わりに寝そべる環奈の股間を弄り回しながら弥助が言うと…

『そう…だったな…』

与助は、環奈の真っ平らな胸を弄る手を止めて、青くなった。

環奈は、裏屋敷で育てられるようになった頃から、侮蔑されつつも、好奇の対象であった。

御飯事や雛遊びをする代わりに、美穂に愛撫されて喘ぎ…

玩具を与えられる代わりに、祖父である淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)の穂柱を握らされて喜ぶ環奈を横目に見ては、屋敷の者達は、嫌悪の目を背けるか、さもなければ、猥雑にほくそ笑んでいた。

そして、誰もが内心思っていた事…

それは、環奈になら、何をしてもかまわない…

で、あった。

同じ神職(みしき)でありながら、拔巫女(ぬいみこ)に手を出す事を禁じられ…

日がな一日、裏屋敷に押し込められ…

領内(かなめのうち)の者であれば、誰もが認められている、兎神子(とみこ)を買う事もできず…

例え鐚銭一枚持ち合わせてない乞食でも、自由に手を出して良いとされる赤兎に手を出す暇も与えられない…

そんな、裏屋敷勤めの犬神人(いぬじにん)達は、目と鼻の先にある神饌倉で、共食祭の穂供(そなえ)参拝達を相手に喘ぐ兎神子(とみこ)達の喘ぎ声を聞きながら、裸同然の環奈の姿に生唾を呑み込んでいた。

そうして、環奈が六歳になろうとした時、事件が起きた。

加吉と言う犬神人(いぬじにん)が、遂に我慢の限界に達し、美穂が少し目を離している隙に手を出したのである。

しかし、ことはすぐに露見した。

加吉は、いきなり乱暴に環奈を押し倒すや、まだ小指の頭も入りそうにない股間の神門(みと)に、怒張した穂柱を捩り込もうとした為、環奈は声を上げて泣き出した。

その声を聞き、駆けつけた美穂は、すぐさま神漏兵(みもろのつわもの)達を呼び寄せ、加吉を捕らえさせた。

激怒した淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)は、屋敷中の者達を庭先に呼び寄せると、見せしめとして、加吉に凄惨な仕置きをした後…

『さて、おまえの娘にも、同じ事をしてやろうかの…』

淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)は言うと…

『お許しを!私めはどうなってもかまいません!娘は…娘は…』

地面に額を擦り付けて泣き噦る加吉の前に、九歳になる加吉の娘を引きずって来させると…

『脱がせろ!』

と、加吉を仕置きする神漏兵(みもろのつわもの)達に命じた。

『やめて!やめて!お父様!お父様!』

神漏兵(みもろのつわもの)達は、泣き叫んで父に救いを求める加吉の娘の着物を乱暴に剥ぎ取ると…

『やれ!』

と、言う淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)が命じるのも待たず、加吉の娘の手足を押さえつけ、よってたかって、弄んだ。

『痛い!痛い!痛い!お父様!お父様!痛いよー!痛いよー!』

忽ち、血と白穂に塗れた加吉の娘の参道に、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)も、何度も何度も穂柱を貫いた後…

『さて…今度は、おまえの番だ。わしの孫娘にしようとしていた事の続きを、させてやろうではないか。』

そう言うなり、加吉の袴を剥ぎ取り、穂柱を剥き出させて、娘の前に突き出した。

『わしの孫娘とやりたかったのだろう?遠慮はいらんぞ。これから、穂柱と穂袋を切り落とされるおまえだが、最後に願いを叶えてやろう。存分にやれ。』

『お許しを!お許しを!』

蒼白になった加吉が、再び地面に額を擦り付けて赦しを乞うと…

『どうした?やらんのか?ならば、仕方ない。おまえの息子達を連れてきて、おまえと一緒に穂柱と穂袋を切り落としてやろうか?

穂柱と穂袋を切られる前に、娘とするのが良いか、息子達も一緒に切り落とされるのが良いか…好きな方を選ぶと良い。』

淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)は、加吉の耳元で、冷酷に言い放った。

観念した加吉は、泣き泣き娘の股間を抉り…

その後、十人もの屈強の男達に穂柱を抉られ、股間を血塗れにした娘の傍らで、加吉が穂柱と穂袋を切り落とされ、のたうちまわったいたのが、今、環奈を弄ぶ、この東屋であった。

しかし…

幸い、周囲に人の目はなく、警護の神漏兵(みもろのつわもの)が駆けつける事もなかった。

誰も気づかなかった…

と、言うより、環奈が誰と何をし、どれだけ声をあげても、おかまい無しであった。

警護の神漏兵(みもろのつわもの)達も、警護と言うよりは監視役である。

しかも、屋敷四方一丁超えなければ、その中で環奈が誰と何をしようと関係ない…

むしろ、手柄を立てる機会から遠ざけられ、日がな一日、裏屋敷の門前に立たされている神漏兵(みもろのつわもの)達は、ちょっとした退屈凌ぎに、犬神人(いぬじにん)達に弄ばれてる忌子(いむこ)の姿を、面白半分に見物してた。

ある日の帰りがけ…

『よう!今日もたっぷり楽しんだかい?』

『そろそろ、お前達の穂柱さんに、御祭神様を拝ませてやったらどうだ?』

弥助と与助は、不意に警護の神漏兵(みもろのつわもの)達に声をかけられ、顔を見合わせた。

すると…

『手で弄ったり、舐めたりだけじゃー、物足りないだろう?』

『されたくてたまらない、淫乱な宿姫(すくひめ)様の参道を、ざっくり抉って、喜ばせてやれよ。』

『なーに、お前達の可愛い穂柱さんならよ、ちゃーんと挿るって。』

神漏兵(みもろのつわもの)達は、弥助と与助の肩を叩きながら、ゲラゲラ笑って言った。

弥助と与助は、もう一度顔を見合わせると、ニィッと笑った。

忌子(いむこ)である環奈に、誰が何をしたところで、気にかける者などいやしない…

殺しでもしない限り、何をしたところで、咎めだてする者など誰もいない。

いや…

よしんば、殺してしまったところで…

社(やしろ)では厄介者の忌子(いむこ)…

怒り悲しむのは、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)のみ…

その、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)とて…

恐怖による絶大的な力を奮っていたのは過去のもの…

今や…

『よしよし、気持ち良うございまするか!』

『うん!気持ち良い!気持ち良いよー!』

『それでは、もっともっと、気持ち良うしてしんぜましょう!』

環奈に何をしても、誰も何も言わない…

それどこか、見張り達に面白がられている…

最早、人目を憚る理由は何処にもない…

『アンッ!アンッ!アンッ!アンッ!』

『これで、どうです?気持ち良いでしょう!凄く良いでしょう!』

『アーーーーーーーンッ!アーーーーーンッ!』

『さあさあ、こちらはもっと良うございましょう!』

飛び魚の如く身体(からだ)を跳ね上げながら、喘ぐ環奈と一緒になって、弥助と与助も声を大にして、環奈の身体(からだ)を弄り続けた。

弄り方も、次第に大胆になり…

環奈を四つん這いにして、一人は尻の裏神門(うらみと)を、一人は股間の神門(みと)を、同時に舐めあげ、吸い上げ…

更には、怒張した穂柱の先端を擦り付けたりもするようになった。

そうして、最後…

『今日も、遊んでくれて、ありがとう。さあ、弥助と与助も、穂柱を出して。気持ち良くしてあげるわ。』

『へっへっへ…』

『そいつは、どうも…』

環奈は、頭を掻きながら、怒張した穂柱を出して見せると。

『わあ!今日も大きくなってるねー。』

環奈は、大はしゃぎして言うと…

『それは、宿姫(すくひめ)様が、お可愛いからでございますよ。』

『本当?』

『本当でございますとも。ほら、今も、お可愛い、お可愛いと、それがしの穂柱も申しておりましょう。』

弥助と与助が、怒張させた穂柱を上下させながら言い…

『うん!それじゃあ、私も、二人の穂柱を優しくしてあげないとね。』

環奈は、そう言って、環奈は二人の穂柱を同時に扱き始めた。

そうして…

『ウッ…』

『ウゥゥッ…』

弥助と与助が声を漏らした刹那…

『ワーッ!』

と、環奈も声を出す。

二人が噴水のように放つ白穂が、思い切り環奈の顔を直撃したからである。

『あっ…』

『宿姫様…』

弥助と与助は、自身の放った白穂に塗れた環奈の顔を見て、硬直する。

しかし…

『二人とも、いっぱい出たね。』

環奈は、顔にかかった白穂を手で拭って言うと…

『も…も…申し訳…』

『申し訳ありません!』

尚も蒼白でいる二人に…

『良いの、良いの…私だって、何度も二人の顔に尿(ゆばり)をかけてしまいましたもの。これで、おあいこね。』

そう言ってクスクス笑い出すと。

『まあ…』

『確かに…』

と、弥助と与助も言い、三人で声を上げて笑い出した。

環奈にとって、二人は初めての友達であった。

友達と遊ぶ楽しさ…

それは、守役の美穂と毎日遊ぶのとも、数日おきに訪れる祖父の淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)と遊ぶのとも、何か違っていた。

『おはようございます、宿姫(すくひめ)様。』

と、小さな胸の突起をチロチロ舐め、神門(みと)のワレメをクチチュクチュ弄る美穂の笑顔に起こされるのも…

『おお、環奈や、環奈や、元気にしてたか?寂しくなかったか?ジジは、おまえに会えなくて寂しかったぞ。』

『もう!お祖父様、まだ湯に入ってませぬ。そこは、先程、厠で尿(ゆばり)をしたばかりで、汚うござい…アッ…アァァッ…』

『汚いものか…おまえの良い甘い味、良い匂いがするぞ…』

数日おきに顔を見せるなり、唐突に抱きしめ、煤けた行灯緋袴をめくりあげ、まだ洗いもしない神門のワレメを舐めまわす、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)の舌先の感触も…

それは、朝になれば日が上り、夜になれば月に照らされるの同じ、時がくれば、ごく当たり前に訪れる温もりと喜びであった。

しかし、毎日、庭掃除にやってくる二人を待つのは、思いもかけず執り行われると言われた、祭りの日の訪れに似ていた。

毎晩、二人の訪れを考えただけで、胸が大きく高鳴り、なかなか眠れず…

朝になれば、何刻も前から、二人の訪れが待ち遠しくて、そわそわしていた。

遥か遠くから、二人が引く荷車の音が聞こえてくると、いてもたってもいられなくなり…

『弥助!与助!』

と、大きく手を振りながら、部屋を駆け出して行った。

『ねえ、ねえ、遊ぼう!遊ぼう!早く遊ぼうよ!』

環奈は、二人に絡みつくと、これ以上もう待てぬと言うように着物を脱ぎ出し…

『私、もう、ちゃんと湯に入ったわ!厠に行くたびに、綺麗に洗ったわ!だから、早く!早く!』

二人の手を、小さく真っさらな神門(みと)のワレメに押しつけた。

『お待ちくだされ、宿姫(すくひめ)様、お待ちくださりませ。』

『それがし達は、まず庭の掃除を…』

『そんなの良いから、早く遊んで。ねえ、ねえ、ねえ…』

『いや、そう言うわけには…』

『弱りましたな…』

『そうそう…今日は、宿姫(すくひめ)様に、お土産が…』

と、困り果てたように言う二人が、思い出したように懐を弄りだし…

『えっ?何?何?何?』

『これにございます。甘くて、美味しゅうございますよ。』

棒飴を差し出すと…

『わあ!ありがとう!』

環奈は、飛び上がって受け取り、しゃぶり始めた。

『それでは、それがし共は、しばし庭掃除をさせて頂きますゆえ…』

『宿姫(すくひめ)様は、終わりますまで、お待ちくださりませ。』

『うん!』

そうして、縁側にかけ、時折こちらを見て笑いかけてくる二人の掃除する姿を眺めながら、夢中になって、貰った飴にむしゃぶりつく。

環奈にとって、飴など珍しくも何ともないものであった。

飴に限らず、お菓子なら、祖父の淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)が、訪れる度に山のように持ってきてくれていた。

それも、奴婢同然の犬神人(いぬじにん)が持ってくる飴など比較にならぬほど、高価で甘い菓子であった。

にもかかわらず、待つ間、片手で股間を弄りながらしゃぶる、二人が持ってきてくれた飴の味は、特別甘く感じられた。

『弥助ーっ。与助ー。』

時折、こちらを振り向く二人に、環奈は、満面の笑顔で両手を振ると、二人も笑顔で手を振り返す。

しかし…

その度に互いの顔を見合っては、何かを企むように頷き合う二人の目は、全く笑っていない事に、環奈はまだ気づいていなかった。

そうして、一刻程経った頃。

『さあ、終わりましたぞ。』

『宿姫(すくひめ)様、お待たせして、申し訳ありませぬ。さあ、こちらへ…』

漸く、二人に手招きされると…

『うん!』

駆け出す環奈の参道は既に火照っており、神門はしっとりと濡れていた。

『アン!アン!アン!アーン!』

その日も、環奈は弥助と与助の指と舌先に身を委ねながら、赤子の甘えるような声を漏らし続けた。

『飴は、甘うございましたか?』

『うん!とっても…』

『宿姫(すくひめ)様の御手々も甘うございますな。握られた飴と、お慰めになられていた御神門(おみと)から溢れ出す蜜に味が混じ合うて、良いお味ですぞ。』

『宿姫(すくひめ)様の御御足も、芳しく、甘うございまするぞ。今朝は、花園の上を歩まれましたかな?』

『アーーーーン…もっと…もっと…アーーーン…』

環奈は、手足を指先から丹念に舐め回されながら、更に声音を上げて喘えぎ出す。

美穂と淀卓宮司(よどすぐるのみやつか)に、身体(からだ)中を舐め回される時も、雲の上に上がったような心地がしたが…

二人に舐められると、浮かぶと言うよりは、彼方に飛んで行くような心地であった。

未だ、出た事のない屋敷の外の世界…

行ってみたいとも、見てみたいとも思った事はないけれど…

今は、初めて飛んでゆき、遥か空から見下ろす世界…

少し怖く…

少し不安はあるけれど…

初めて知る友達と行く世界は、胸が高鳴り、未知の彼方を飛び交うときめきを感じた。

やがて、手足から全身を丹念に彷徨う二人の舌先は、胸と股間の敏感なところを集中的に弄りだす。

『アァァーーーーッ…良い!良い!そこ!そこ!もっと!もっと!もっとーーーーーー!!!!』

激しく首を振り立て、狂ったように全身を捩らせ、腰を上下させる環奈の頭の中は真っ白になり…

やがて、下腹部の奥に宿る御祭神が滾り出し、何かが迸るのを感じた刹那…

すとーんっと、地に落ちる感覚に陥った環奈は、ニンマリ笑って、二人が顔を覗かしてる事に気づいた。

『気持ちよう、ございましたか?』

『うん、とっても。』

『それは、ようございましたな。』

『さあ、穂柱を出して。今度は、私がお前達を気持ちよくしてあげるわ。』

環奈はそう言ってニッコリ笑うと、起き上がって、二人の袴に手を潜り込ませようとした。

ところが…

『忝うございます。』

『されど…その前に、今日はもう少し良い事をさせて頂きとうございます。』

『もう少し…良い事?』

『はい。それは、それは、気持ち良うございまするぞ。』

首を傾げる環奈に、二人は一段とニヤけて見せた。

『弥助…与助…何…何…何なの?』

環奈は、急に態度も顔つきも、いつもの様子が変わり出す二人を見た時、何やら怖いものを感じて震え出した。

やがて、弥助が懐から穂柱に似せた棒状の物を出すと、与助が環奈を力強く抱き寄せ、両腕を押さえつけた。

『弥助…与助…ねえ…嘘…嫌っ…嫌っ…』

環奈は、この時になり、漸く忘れかけていた、一年前の事を思い出した。

そう…

美穂の目を盗んだ一人と犬神人(いぬじにん)に襲われかけた時の事を…

『やめて…お願い…やめて…嫌っ…嫌っ…嫌っ…』

忽ち涙声をあげる環奈に、二人は一層不気味な笑みを浮かべ…

『さあ、これから、宿姫(すくひめ)様を強い子にお鍛えする為に、特別に良い事をさせて頂きますよ。』

『特別に良い事って…ねえ?ねえ?二人ともどうしたの?どうしたのよ!』

『宿姫(すくひめ)様は、ご存知遊ばされぬかも知れませぬがね、宿姫(すくひめ)様のお祖父様…親社(おやしろ)様は、それはそれは、慈悲深くお優しいお方でしてね…』

『そうそう。それがし共は、幼い頃より、手塩にかけて、育てて頂きましたよ。

どんな無理難題な仕事を押し付けられ、つつがなく仕上げさせて頂いても、何ら報酬は頂けないのは勿論…労いの言葉一つかけて頂げないばかりか、重箱の隅を突くように、罵詈雑言を浴びせられ、死ぬ程打ち据えられたものにございまする。』

『何でも、仕置きは子供を鍛えると申されましてな…』

『その上、社(やしろ)のお偉い様方の宿彦(すくひこ)様方をけしかけては、連日、陰惨ないじめを受けさせられましたよ。子供は、虐めを受ける事で、強くなるのだそうです。』

『よってたかって、意味もなく打ち据えられ、鼠や虫を食わされ、汚物に漬け込まれる何て当たり前…

穂柱に灸を据えられ、男の喜びを味わえなくされた者もおりますでな。』

『それでも、男の我らがされる分にはまだ我慢できまするが…

幼い娘や妹達への仕打ちはもう…我慢の限界をとっくに超える程、身に染みましてございます。』

最初は不気味に笑っていた二人も、話して行くうちに段々と表情が険しく引き攣り出していった。

そして…

『さあ、宿姫(すくひめ)様、御御足を拡げて下さりませ。』

『嫌っ…嫌っ…やめて…やめて…お願い…やめて…』

『さあ!さっさと、足を拡げろよ、この淫売のクソガキが!』

『遅くできた可愛い娘…七つにもならぬうちから、社(やしろ)のお偉方のクソガキ共に、よってたかってマワされて…我慢の限界にきて、おめえに手を出した挙句、穂柱を切り落とされた兄貴のがな、赤兎に兎幣(とへい)された娘と一緒に下げ渡された産土社(うぶすなのやしろ)で、昨日も実の娘にさせられた事をさてやるよ。』

『さっさと、足を拡げろってんだよ!この淫売!

俺達の妹や娘達が鍛えて頂いたように、たっぷり鍛えて、本当に気持ち良い事を教えてやろうじょねえか!』

弥助は、いよいよ憎悪に満ちた眼差しを向け、声を怒らせて叫ぶと、環奈の脚を乱暴に押し広げ、棒状の物を、ゆっくりと小さな神門(みと)に捻り込み始めた。

『痛い!痛い!痛い!』

『痛いだ?気持ち良いの間違いだろう?兄貴はな、毎日、泣き泣き、こいつを姪っ子の参道に捻りこまされてるんだぞ。

それも、日がな一日、領内(かなめのうち)のクソ野郎共に穂柱を捻り込まれた血塗れの参道にな!

それでも、姪っ子は、嫌がる事も、痛がる事も許されず、こう言わされてるんだ!気持ち良い、もっとしてくださいってな!』

『痛い!痛い!痛い!痛いよー!もうやめてよー!痛い!痛い!痛い!』

『痛いじゃねー!気持ち良いだ!気持ち良い、もっとしてくださいだ!』

弥助は、更に激して言いながら、一層力を込めて、棒状の物を乱暴に捻り込んでいった。

『痛い!痛い!イッ…イッ…イッ…キャーーーーーーーーッ!!!!』

環奈は、棒状の物の先が二寸近く入り、いよいよ参道膜を突き破りかけるや、耳をつんざく絶叫をあげた。

その時…

『何をするか、この痴れ者めが!』

何処からとなく、地の底から湧き出るような凄まじい怒声が響き渡り、同時に、環奈は目の前が真っ暗になり、意識が遠のいて行くのを感じた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。