※この作品はR-18です。

兎神伝〜紅兎   作:和心

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(5)懲罰

(5)懲罰

 

『尻をこっちに向けろ。』

神漏兵(みもろのつわもの)の一人は、地面に蹲る全裸の少女二人に言うと、ニンマリ笑いながら、胸元から新たな棒状のモノを取り出した。

それは、穂柱を象る随喜…

辺りに散乱して投げ捨てられている、べっとり血のこびりついた無数のモノと同じモノである。

少女二人は、忽ち蒼白になって震え出すと…

『ほれほれ、早くせんかい。』

『今からまた、おまえの参道を思い切り拡げて、カワユイ御祭神様を拝みに行ってやるからな。』

『気持ち良いぞー。』

周囲を取り囲む、下半身裸の神漏兵(みもろのつわもの)達は、舌舐めずりして言いながら、少女二人の手足を掴みにかかった。

『嫌ーっ!嫌ーっ!嫌ーっ!』

『や…や…やめて…やめて…やめてーっ!』

少女二人は、激しく被りを振って叫びながら、必死に踠き暴れて見せる。

しかし、相手は屈強な兵士(つわもの)十数人…

九歳と七歳の少女二人に抗いようはない。

『大人しくするんだ!』

神漏兵(みもろのつわもの)の一人に思い切り張り倒されるや、忽ち押さえつけられ、無理やり四つん這いにさせられた。

『クククク…だいぶ、参道も拡がってきたな。』

『こんなに白穂に塗れおって…』

『御祭神様もお喜びだ。』

神漏兵(みもろのつわもの)達は、少女二人の参道を後ろから覗き見ると、口々に言って、下卑た笑い声を上げた。

幼い身で、どれほどの蹂躙を受けたのであろう…

神門(みと)のワレメや内神門(うちみと)のヒダは真っ赤に腫れ上がり、中央にはポッカリと大きな孔が開けられていた。

中からは、鮮血の混じった白穂がドロドロと垂れ流され…

神門(みと)の付け根は裂け、内側の肉壁は剥離し、奥に覗き見える小さな御祭神も、真っ赤に充血していた。

『さあ、今から、もっともっと参道を拡げてやるからなー。』

神漏兵(みもろのつわもの)の一人は、舌舐めずりしながらそう言うと、懐から取り出した新たな随喜を、少女二人のポッカリ開いた神門(みと)の孔に捻り込んだ。

『ウッ!ウゥゥゥゥーーーーーーッ!!!!!』

『イッ!イィィィぃーーーーーーッ!!!!!』

途端、少女二人は凄まじい呻きをあげた。

『そーら、拡がれーーーー!拡がれーーーー!!!もっと、拡がれーーーー!!!!』

随喜を捻り込んだ神漏兵(みもろのつわの)は、少女二人の呻きを聞くのが嬉しくて堪らぬと言うように、満悦な笑みを浮かべながら、参道の中を掻き回し始めた。

『イッ…痛い!痛い!痛い!痛ーい!!!!お父様ー!お父様ー!お父様ー!』

『痛いよーーーー!!!痛いよーーー!!!お父様、助けて!助けて!』

少女二人は、更に声を上げて泣き叫ぶ…

しかし、そんな少女二人に、一片の情をかける者は誰もいない。

『何?痛い?お父様助けてだ?』

『その、お父様が、恐れ多くも親社(おやしろ)様の宿姫(すくひめ)様に手を出し、同じ事をしようとしたんだろう?』

『本当は、お前達だって、毎日毎晩、お父様にして貰って、大好きなんだろう?』

『そうだ、そうだ。まだ小せえガキのクセに、最初から神膜がついてなかったんだもんな。』

少女二人が泣き叫べば泣き叫ぶほど、皆、口々にそう言って笑い…

随喜を捻り込む神漏兵(みもろのつわもの)は、更に激しく少女二人の参道を掻き回した。

『ヒィッ!ヒィッ!ヒィッ!!!!』

『ヒィーーーーッ!!!!』

顔をのけ反らせ、悲痛な声をあげる少女二人の神門から、新たな鮮血がボタボタと滴り落ちる。

『良いぞ、良いぞ、どんどん拡がる参道が、真っ赤な華を咲かせてやがる。』

『だが、見事な花も表参道だけじゃあ、味気ねえな。』

『よし!そろそろ、裏参道も開いて、真っ赤な華を咲かせて、後ろからお参りするお白穂さんの花道を作ってやろう。』

やがて、誰かがそう言うと、二人の神漏兵(みもろのつわもの)が更に新たな随喜を取り出すと、少女二人の尻を押し広げ、裏参道に捻り込み出した。

『アッ!アッ!アッ!アッ!』

『キャーーーーーーーーーーッ!!!!』

耳をつん裂くような、少女二人の絶叫が、辺りに響き亘る。

すると…

『千枝…千枝…』

『里…』

『畜生…畜生…』

『おのれぇ…』

すぐ目の前で縛り上げられ、何人かの神漏兵(みもろのつわもの)達に押さえつけられた男二人…

弥吉と与吉は、涙に濡れた目を一段と血走らせ、血を滲ませんばかりに歯軋り、全身を震わせた。

しかし、二人の怒りと憎悪に満ちた眼差しは、幼い娘達を延々と甚振り続ける者達ではなく…

その向こうで、同じ光景を厳しい眼差しで見つめている老人に向けられていた。

『淀卓(よどすぐる)め…淀卓(よどすぐる)め…』

『許せねえ…おまえだけは、絶対許せねえ…』

突然、坂沿い集落の一つに、神漏兵(みもろのつわもの)達十数人が押し寄せたのは三日前。

彼らは、少女二人、九歳の千枝と七歳の里を見出すと、いきなり取り押さえた。

『これは、いったい、何の真似にございまするか?』

『私の娘が、何をしたと言われるのですか?』

少女二人の泣き叫ぶ声に、血相を変えて飛び出してくる母親達が、取り縋るように尋ねると…

『えーいっ!どけっ!』

『此奴等は、父の犯した罪により召し捕る!』

『邪魔するな!退け!』

神漏兵(みもろのつわもの)達は、母親達を蹴り飛ばすと、少女二人の着物を乱暴に剥ぎ取り、激しく打ち据えて、引き摺って行った。

やがて、社(やしろ)境内の一画にたどりつくと、千枝の父である弥助と、里の父である与助が、満身創痍で縛り上げられていた。

そこで、少女二人は、初めて父達が犯した罪…淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)の孫娘を凌辱した事と、その処罰を受けさせれる事を告げられた。

『お許しください!お願いにございます!娘は…娘は、堪忍してください!』

『私どもは、どのような処罰もお受けします!どうか!どうか、娘は…』

少女二人が蒼白になるより早く、泣きじゃくって哀願する弥助と与助は、すかさず、血まみれの腫れ上がった顔を蹴られ、踏みつけられた。

『お慈悲にございます!どうか…どうか…娘は…』

『私どもは、いかなる処罰も、お受け…』

尚も必死に哀願しようとする、弥助と与助に…

『黙れ!償い切れぬ重罪を犯した者は、その最も幼い身内の娘に罪を贖わせるのが、我が社領(やしろのかなめ)の律令!それを承知で、このような真似をしたのであろう!』

更に強く踏みつけ、厳しく叱責したのは、睦夫大祝(むつおのおおほり)であった。

『やれっ!』

睦夫大祝(むつおのおおほり)が声を上げると…

『クククク…おまえの父様も、とんでもない事をしてくれたよな。』

『親のせいで罰を受けなきゃーならないなんて、理不尽よなー。』

『だがな、怖がる事はないんだぞ。罰を受けると言ってもな、毎日、毎日、おじさん達に、良い事をいっぱいして貰うだけだからなー。』

『そうそう。おまえの父様が、環奈宿姫(かんなのすくひめ)様にした事と同じ、気持ち良い事をするだけだからな。』

少女二人を取り囲む神漏兵(みもろのつわもの)達は、口々に言いながら、一斉に少女二人に群がって行った。

見れば、彼らは皆、弥助と与助が連日環奈を弄んでいるのを見て見ぬふりをするばかりか、煽り立て、覗き見を楽しんでいた連中である。

『おっ!お待ちを!』

『私どもが犯した罪は認めます!されど…されど…あの方々も…』

弥助と与助は、自分達に環奈を散々弄ばせ、眺め楽しんでいた連中が、今度はそれを理由に娘達に手をつけようとするのを見て、慌て何かを叫ぼうとした。

すると…

『黙れ!』

睦夫大祝(むつおのおおほり)は、またも弥助の顔を蹴り上げ、与助の頭を踏みつけた。

『お…大…祝…様…』

それでも、何かを必死に訴えるべく、踏みつけられた頭を擡げようとする与助は、睦夫大祝(むつおのおおほり)の顔を微かに見上げて、思わず気付かされた。

顔を怒らせて二人を見下ろす睦夫大祝(むつおのおおほり)は、しかし、その目は嘲笑している事を…

『百も承知していたな…』

弥助と与助が見上げのと同じ、睦夫大祝(むつおのおおほり)の目を見て、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)は思った。

弥助と与助が、人目を盗んで孫娘に何をしていたか…

遊んで貰っていると思って…

初めてできた友達だと思って…

無邪気に近づく環奈を、面白半分に弄んでいた事を…

皆、とっくに知っていながら、見て見ぬふりをしていた…

いや…

見て見ぬふりどころか…

自分達も、面白がって、それを見て楽しんでいたのだ…

睦夫大祝(むつおのおおほり)も…

本来、環奈を守る為に警護していた筈の、神漏兵(かむろのつわもの)達も…

今回の事だけではない…

一年前…

加吉なる犬神人(いぬじにん)が、環奈を襲った時だって…

皆、面白がって見ていたのだ…

しかし…

『嫌っ!嫌っ!嫌っ!嫌ーーーーーーっ!!!』

『助けてっ!助けてっ!お父様!お父様!』

泣いて暴れ回る千枝と里を押さえつける、十数人の神漏兵(みものつわもの)達は…

『コラーーーーッ!!!大人しくしないか!』

『おまえの父様はな、こう言う事を、毎日、毎日、宿姫(すくひめ)様にしてきたんだ!』

『親の罪、身を持って思い知れ!』

素知らぬ顔で、さも、弥助と与助の罪業に憎悪と怒りに打ち震えてる風にドヤしつけながら、幼い少女二人の身体(からだ)を隈なく、乱暴に弄り回し続けた。

そして…

『どうだ、気持ち良いだろう?おまえの父様達が、宿姫(すくひめ)様にしてきた事と同じ事をされて、嬉しいだろう?』

『おまえ達だって、本当は毎日こう言う事をされて、いつも喜んでるんだろう?』

『ほら、はっきり言えよ、はっきりとよ!』

神漏兵(みもろのつわもの)達は、一層、声を上げて泣き叫ぶ少女二人を、口々に喚き散らしながら、殴り、蹴り、踏みつけ…

『ヒィッ!ヒィッ!ヒィッ!』

『ヒィーーーーーッ!!!!』

まだ膨らみ始めもいない胸と、神門(みと)先端の包皮を被った神核(みかく)を抓り上げると、少女二人は、凄まじい絶叫をあげる。

すると、神漏兵(みもろのつわもの)達は、いよいよ満悦の笑みを浮かべると…

『さあて…そろそろ、コイツで参道を開いてやろう。』

『しっかり開いたら、お前達の御祭神様に、穂柱さんを詣でさせてやるからな。』

口々に言いながら、穂柱を象る随喜を懐から取り出し、それぞれの手に握りしめ、少女二人の小さな神門(みと)のワレメに捻り込み、掻き回し始めた。

『キャーーーーーーッ!!!!!!』

少女二人は、再び天を衝くような絶叫をあげた。

淀卓宮司(よどすぐるのみやつか)は、厳しい表情を、全く動かす事はなかった。

全裸にされた、九つと七つの少女二人が、十数人もの屈強の男達に弄ばれ、責め苛まれ、泣き叫ぶ姿を目の前に、何を思い感じているのか…

細く開かれ、鈍い眼光を放つ、異様な眼差しから、誰も何も推し量る事はできなかった。

おそらく、自分でも、わかってはいなかったかも知れない。

最初は、激しい憎悪と怒りであった気がする。

ほんの少し気が緩んだ隙に起きた、一年前と同じ孫娘の災厄に対する憎悪と激怒…

それが、誰に対するものであったのか…

起こした犬神人(いぬじにん)二人に対するものなのか…

見て見ぬふりしていた社(やしろ)の者達に対してなのか…

あるいは…

誰に向けて良いかわからぬ憎悪と怒り…

しかし、その憎悪と怒りは、少女二人の父である、弥助と与助の目があった瞬間、激しい痛みに変わった。

睦夫大祝(むつおのおおほり)率いる神漏兵(みもろのつわもの)達に捕らわれ、激しい暴行を受けている間、二人はひたすら許しを乞うて泣き噦っていた。

目の前に娘達が引き据えられ、凌辱され始めると、情け無く泣き噦り、愛玩する声は、一段と大きくなり…

それが無駄な事と知ると、最早何も声に出さなくてなり、代わりに、怒りと憎悪に全身を震わせ、顔を引き攣り歪ませた。

弥助も与助も、怒りと憎悪の矛先を、最初から娘達を凌辱する者達にはむけなかった。

血走った目は、真っ直ぐ淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)に向けられ、片時も動かさなくなった。

淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)は、二人の刺すような視線をもろに受けながら、孫娘環奈の泣き噦る声が脳裏を過り続けた。

『お祖父様!やめて!お願い、やめて!この人達、私の友達なの!私と初めて遊んでくれた、友達なの!やめて!やめて!お願い!やめて!』

あの日…

怒りに任せて、弥助と与助打ち殺そうとする淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)の足元に、環奈は取り縋って哀願した。

『お祖父様…お願い…打たないで…打たないで…私の友達なの…毎日毎日、私と遊んでくれた…私の友達なの…お願い…お願い…』

『環奈…おまえ…』

『弥助と与助が悪い事したなら、私が謝ります…打たなければならないなら、私が打たれます…だから…だから…』

環奈は、尚も弥助と与助に拳を振り上げる淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)に追い縋って言うと、感極まったように泣き出した。

『そうか…この者達は、おまえの友達なのか…』

『うん…私の…私の…大事な…友達…』

淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)は、環奈を抱きしめながら、もう一度や弥助と与助を睨み据えた時…

一瞬、更なる殺意が芽生えた。

見れば…

環奈の股間から、うっすらと血が流れ出している。

あと少し、此処に来るのが遅ければ、環奈の参道を覆う神膜は破かれていた事だろう。

だのに…

こんなにも、何ら疑いも抱かず、無邪気に懐き近づいた環奈に、治せぬ傷を負わせようとしたのだ…

しかし…

『お祖父様…お願いします…お願いします…私の友達…私の友達…』

尚も取り縋って、二人の許しを乞う環奈を目の前に…

『失せよ…』

淀卓宮司(よどすぐるのみやつか)は、掠れた声で、弥助と与助に言い放った。

『えっ?』

一瞬、拍子抜けする二人に…

『聞こえなんだか…失せよ…二度と、屋敷に近づくでない…わかったら、さっさと…』

淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)が、更に言い放とうとした刹那…

『誰かある!出会え!曲者じゃ!出会え!』

何処からとなく、声高らかに叫ぶ睦夫大祝(むつおのおおほり)と、その声に呼応する神漏兵(みもろのつわもの)達が駆けつけてきた。

『睦夫、おまえ…』

淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)は、突然、この機を待ち構えていたように姿を現す息子に、再び怒らせた目を向けると…

『父上、危のうございましたな!して、環奈は無事にございまするか?』

と、睦夫は大仰に言いながら環奈の股間に目を留めると、一瞬ニヤけて見せた後…

『これは酷い…』

すぐに眉を顰めて見せ…

『環奈、大丈夫か?酷い目に遭わされたな。』

環奈の両肩に手を乗せ、大仰に言った。

環奈は、睦夫大祝(むつおのおおほり)と目を合わせると、急に表情が固まり、淀卓の後ろに隠れた。

小柄で細面な兄は、五十をかなり越して、未だ三十代以下に見える。

その若く端麗な顔には、優しげな笑みが絶やされた事はないが、父譲りの鷲のような眼差しは、決して笑う事なく冷血で、恐ろしかった。

睦夫大祝(むつおのおおほり)は、歳の離れた妹の怯えた顔ではなく、微かに血を垂らす股間を見つめながら、もう一度ニッと笑うと、その眼差しを弥助と与助の方に向け…

『この不届き者を引っ立てよ。それと、此奴等の九つになる娘と七つになる娘も、即刻、連れてまいれ…着ているものは、一枚残らず剥ぎ取ってな。』

二人を捕縛する神漏兵(みもろのつわもの)に、物静かではあるが、冷徹な物言いで命じて言った。

『これで、ようございまするな。』

睦夫大祝(むつおのおおほり)は、再び父に向き直ると、温厚な笑みを浮かべつつも、決して笑わぬ眼差しを傾けて言った。

『よくもぬけぬけと…』

淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)は、また、厳しい表情を崩さぬまま、変色する程握り締める拳だけをワナワナと震わせ出した。

『ヒィッ…ヒィッ…ヒィッ…』

『ヒィーーッ…

四つん這いで並ばされた千枝と里は、また、啜り泣く声をあげた。

『どうだ、気持ち良いか?気持ち良いか?』

『裏参道も、見事に赤い華を咲かせたな。』

『そろそろ、穂柱さんをお参りさせて、白い華も咲かせてやろう。』

『今日は、何十回、御祭神様に白穂が捧げられるんだろうな。』

口々に言う神漏兵(みもろのつわもの)達十数人、代わる代わる随喜を股間の参道と尻の裏参道に捻り込まれ、掻き回され続けても、もう泣く力も叫ぶ力も失せ果てていた。

連日交代でやってくる神漏兵(みもろのつわもの)達に、絶え間なく弄ばれる事、三日三晩…

指や随喜で掻き回され、穂柱で貫かれ、血と白穂に塗れた参道は、表も裏も付け根が裂け、今にも一つの孔になりそうであった。

それでも、まだ、神漏兵(みもろのつわもの)達は、飽きると言う事を知らず…

袴を脱ぎ捨てた神漏兵(みもろのつわもの)達が、そそり勃たった穂柱を、早く少女二人の拡げられた所を貫きたいと待ち構えていた。

と、いつまで経っても、随喜で参道と裏参道を掻き回す事をやめない神漏兵(みもろのつわもの)四人に痺れを切らせたのか…

『舐めろ!』

二人の神漏兵(みもろのつわもの)が、唐突に、湿った先端から糸を垂らす穂柱を、少女二人の顔先に突きつけ、ぶっきら棒に命じた。

少女二人は、一瞬、硬く目を瞑って顔を背ける。

だが…

『さっさと舐めるんだよ!』

前髪を鷲掴みに顔を持ち上げられ、激しく頬を打たれると、しゃくりあげながら、突き出された穂柱を、小さな口に頬張った。

『そうだ、そうやって、口の中でチロチロ舐めるんだ。』

『よしよし、だいぶ上手くなったじゃねえか。』

『良いか、噛むなよ。ほんの少しでも噛んだら…わかってるな。』

『また、お前達の参道に、唐辛子と粗塩を捻り込んでやるからな。』

二人の神漏兵(みもろのつわもの)達は、ニンマリ笑って言いながら、更に少女二人の口の奥深くに、穂柱を捻り込んだ。

『千枝…』

『里…』

側近く縛り付けられている弥助と与助は、一層激しく歯軋りし、握る拳を振るわせると、硬く目を瞑って、娘達の惨状から目を背けた。

すると…

『どうした?娘達の悦ぶ姿、もっとしっかり見てやらんか。』

睦夫大祝(むつおのおおほり)は、弥助と与助の髪を鷲掴みにすると、無常にも、二人の涙に濡れた顔を、無理やり娘達の方に向けさせた。

弥助と与助は、それでも娘達の惨状を見舞いと、一層硬く目を瞑る。

『二人とも、短い間に随分と具合良くなったじゃないか。』

そんな二人に、睦夫大祝(むつおのおおほり)は、満面の笑みとは真逆に、冷徹な眼差しを向けて、言葉を続ける。

『まだ、九つと七つとは、とても思えんくらい、通りが良くなったぞ。締め付けも最高だ。余りの良さに、私も歳を忘れて、続けて三度もお白穂さんを捧げてしまったぞ。』

見れば、睦夫大祝(むつおのおおほり)の、袴を脱いで剥き出しにされた穂柱の先端から、存分に放った白穂の名残が、まだ垂れ流されていた。

『最も…

お前達の娘…二人とも、こじ開けてやるまでもなく、最初から開いておったがな。』

睦夫大祝が、更にそう言った刹那…

弥助と与助は、硬く瞑らせていた目を見開き、憎悪に満ちた眼差しを、睦夫大祝(むつおのおおほり)に向けた。

『全く…

九つと七つにして、参道膜が破られ、神門(みと)が開かられてる何て、日頃、一体何をして暮らしてるんだか…』

弥助と与助は、睦夫大祝(むつおのおおほり)を睨み据える眼差しを、益々血走らせていった。

一体、誰がそうさせたんだ…

二人の眼差しは、無言でそう告げけていた。

娘達が連れてこられた時、ひたすら泣き噦って哀願していた二人の顔が、怒りと憎悪に引き攣り出したのも…

『おい、見ろよ、見ろよ。こいつら、参道膜がもうねえぞ!』

『本当だ!もう、参道が開かれてるじゃねえか!』

『九つと七つのガキのクセして…悪い子達だ。』

娘達の脚を拡げ、神門(みと)をこじ開けて中を覗き見る神漏兵(みもろのつわもの)達が、そう言ってゲラゲラ笑い出した瞬間であった。

『全く…殊勝な顔して泣いてるかと思えば…いつも、どんな暮らししてんだか。』

『何たって、あの父親達だ。案外、宿姫(すくひめ)様にしようとしてた事、毎日、娘達にしてんじゃねーのか?』

『全くだ。』

『ほれほれ、嘘泣きはもうよせ。本当は気持ち良いんだろう?』

『どうした?素直に気持ち良いって言ってみろや。そんな、嘘泣きしなくても、いつも父様にして貰ってるのと同じ事を、たっぷりしてやるからな。』

弥助と与助は、泣き叫ぶ娘達の神門(みと)に随喜を捻り込み、掻き回しながら楽しげに言う神漏兵(みもろのつわもの)達の言葉を聞くうちに、怒りと憎悪が極地に達していった。

一体、誰がそうしたと言うのだ…

来る日も来る日も、大人達同様、賦役に駆り出され、遊ぶ間もなく働かされる日々…

そんな娘達を狙っては、田打だと言って乱暴を働き、凌辱してきたのは、誰でも無い…

社(やしろ)の神職(みしき)や神漏兵(みもらのつわもの)達の息子達ではないか…

親達は、それを見て咎めるどころか、囃し立て、煽り立ててもっとやらせようとする。

それどころか…

息子達にやり方を教えると称して、一緒に加わる者達までいる。

ある夜…

賦役から戻る千枝と里は、泣きながら、身体(からだ)を引き摺るように帰ってきた。

何が起きたかは、脚の付け根から止めどなく流れる血で、すぐにわかった。

しかし、手当をしようと着物を脱がせて見た時…

余りの蹂躙ぶりに、抱き合う妻と共に、声を失った。

しかし、それは始まりに過ぎず…

来る日も来る日も、賦役に出かけては、股間を血塗れにして、帰ってくるようになった。

最初は、そんな娘達の無残な姿に泣き続けていた弥助と与助だが…

『お前達の娘、なかなか具合良いそうじゃないか。』

『私の倅も、可愛がり甲斐があると言っておったぞ。』

『特に、大祝(おおほり)様の宿彦君…睦宏(むつひろ)様も、御執心遊ばされているとの事…お前達も、果報者よな。』

『子供ができても、心配はいらんぞ。高値で異国(ことつくに)に売ってやるからな。』

『それとも、女を産ませると良い。とびきり具合良い女を産ませたら…睦宏様がお引き取りあそばしてくださるかも知れないぞ。』

社(やしろ)の賦役に駆り出される度に、神職(みしき)達や神漏兵(みもろのつわもの)達に言われるにつれ、悲しみと絶望は、怒りと憎悪に変わっていった。

殊に…

裏屋敷の掃除を任されるようになり…

淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)の孫娘、環奈が、全裸で次女や祖父と戯れ悦ぶ姿を目にした時…

最早、怒りと憎悪に歯止めが効かなくなった。

この時、先に掃除係を仰せつかった、弥助の兄、加吉が、やはり幼い娘を凌辱された怒りと憎しみから、環奈を襲った気持ちが、よくわかるようになった。

そこで、弥助と与助は、巧みに環奈に近づき、自分の娘達と同じ目に合わせようとしたのだが…

一度は、無邪気に懐く環奈を、本当に可愛いと思い始めた時もあった。

ただ、淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)を出し抜き、環奈が喜ぶ事だけして、溜飲を下げようとも思い始めていた。

それが…

あの日…

いつものように、弄って欲しいと大股拡げてくる環奈の神門(みと)の奥に目を留めた時…

あれだけ、物心ついてから、来る日も来る日も祖父や次女と裸で戯れながら、未だ参道膜に覆われているのを見た瞬間…

同じ歳で、喜び戯れながらではなく、無理やりこじ開けられるようにして神門(みと)を開かれた娘達の事を思い出し、遂に何かが弾け飛んだのである。

しかし…

『やはり、親社(おやしろ)様の教えは正しゅうござったわ。』

睦夫大祝(むつおのおおほり)は、弥助と与助のやるせない怒りと憎悪など意に介する事もなく、今度は父である淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)の方に目を向けて言葉を続けた。

『子供は、幼いうちから厳しく折檻仕置きする事で鍛えられる。女は、幼いうちから激しく田打田起する事で、具合良くなるってな。

のう、そうでござりましたな、親社(おやしろ)様。』

淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)は、不意に話を振られると、やはり表情を崩さぬまま、息子を睨みつけた。

『洋子も、物心ついてから、来る日も来る日も厳しい田打を受け、叔父達や従兄弟達の玩具にされましたからな。痛がって泣き叫び、激しく抗って、田打ができなかった日は、徹底的に木刀で打ち据えられたり、神門(みと)の付け根に灸を据えられた事もありましたな。

それがしも、幼いうちから、男色な産土宮司(えぶすかのみやつかさ)の元に奉公に出され…

随分と扱かれましたわ。

朝から晩まで、裏神門(うらみと)を抉られた日も少なくなかった。

おかげで、今の我らがありもうす。』

睦夫大祝(むつおのおおほり)は、言葉を続けながら、決して笑う事のない眼差しで父の目を見つめ返し、動かぬ父の目の奥底に煮え滾るもの見てとると、相好を崩した。

その時…

『アッ!アッ!アッ!』

『アーッ!アーッ!アーッ!』

少女二人が、また、呻くとも啜り泣くともつかぬ声を上げた。

四人の神漏兵(みもろのつわもの)達が、少女二人の股間の参道と尻の裏参道を同時に貫き出したからである。

『エーーィッ!!!喧しい!』

『これでも咥えて黙ってろ!』

更に二人の神漏兵(みもろのつわもの)が、そそり勃つ穂柱を、少女二人の口に捻り込んだ。

『ウグッ!ウグッ!ウグッ!』

『ウーッ!ウーッ!ウーッ!』

少女二人は、抉られる参道と裏参道の焼かれるような激痛と、図太い穂柱先端で喉を小突かれる息苦しさに、目を白黒させて呻き出す。

やがて…

『ウグーーーーーーーッ!!!!』

『ウーーーーーーーーッ!!!!』

少女二人は、口と参道と裏参道と、同時に白穂を放たれると、一段と大きく呻きながら、背中を馬蹄型に逸らせ…

『フーッ…』

『フーッ…』

『フーッ…』

『フーッ…』

『フーッ…』

『フーッ…』

と、神漏兵(みもろのつわもの)六人が、息を吐いて穂柱を引き抜くと、そのまま俯せに倒れ込んだ。

咳き込む少女二人の口からは、唾液混じりの白穂が吐き出され、股間の参道と尻の裏参道からは、血混じりの白穂が垂れ流されていた。

二人とも、最早、起き上がる事はおろか、泣く力も呻く力も失せ、横たわったまま、身動きもせずに喘鳴混じりの肩呼吸を続けた。

『千枝…』

『里…』

弥吉と与吉は、漸く怒りと憎悪から我にかえり、

掠れた声で娘の名を呼ばわりながら、縛られた身体(からだ)を踠かせ、必死に近寄って行こうとする。

だが…

『おい、誰が寝て良いと言った?』

睦夫大祝(むつおのおおほり)は、倒れ込む少女二人を冷徹な眼差しで見下ろすと…

『まだ、終ってないぞ!起きろ、淫売!』

声高に叫ぶなり、血と白穂に塗れた、千穂の尻を踏みつけ、里の股間を蹴り上げた。

『アァァァァーーーーーッ!!!!』

『ウゥゥゥゥーーーーーッ!!!!』

少女二人は、掠れた声をあげて、転げ回る。

弥助と弥助は、再び目を血走らせ、歯軋りし、握りしめる拳を震わせた。

そんな二人を見て…

『何だ、その目は?』

睦夫大祝(むつおのおおほり)は、更に少女二人の股間を交互に踏みつけながら、口元を綻ばせ…

『そうか、そうか、わかったぞ。お前達も、娘達とやりたくなったのだな。』

そう言うなり、神漏兵(みもろのつわもの)達に、合図を送った。

神漏兵(みもろのつわもの)達は、合図を見るなりニンマリ笑うと、少女二人から離れ…

代わって、縄を解く弥助と与助を、少女二人の側に引き摺ってきた。

『さあ、存分にやると良い。』

睦夫大祝(むつおのおおほり)が、二人の髪を鷲掴み、少女二人の方に向けて言うと、神漏兵(みもろのつわもの)達は、一層ニヤけ出した。

『どうした?やりたくてやりたくてたまらず、環奈宿姫(かんなのすくひめ)に手を出したのであろう?遠慮はいらん、存分にやると良い。』

弥助と与助は、虫の息で涙目を向ける娘達を前に、無言のまま、一段と激しく歯軋りをし身を震わせた。

すると…

『そうか、やりたくないのか。それじゃあ仕方ないな。』

睦夫大祝(むつおのおおほり)は、冷たく弥助と与助を見下ろして、近くの神漏兵(みもろのつわもの)に手を出すと…

『それじゃあ、お前達の娘達、二度と誰も御祭神を詣でる事ができない身体(からだ)にしてやろう。』

神漏兵(みもろのつわもの)が、恭しく差し出す、真っ赤に焼けた鉄の棒を、弥助と与助の前に突きつけて見せた。

『さあ、どうする?こいつを突き刺して、娘達の参道を閉じてやるのが良いか、お前達の穂柱で娘達の御祭神を詣でるのが良いか…好きな方を選ばせてやろう。』

睦夫大祝(むつおのおおほり)は、弥助と与助に冷たく言い放っと、焼けた鉄の棒を、少女二人の足の裏に突きつけた。

『キャーーーーーーッ!!!!』

『キャーーーーーーッ!!!!』

虫の息であった少女二人が、何処にそんな声をあげる力が残っていたかと思われるような絶叫をあげる。

『さあ、どうする?次は、こいつを参道に通してやるぞ。』

睦夫大祝(むつおのおおほり)が、もう一度焼けた鉄の棒を掲げて言うと、神漏兵(みもろのつわもの)達が、少女二人を押さえつけ、脚を拡げさせた。

『嫌っ!嫌っ!嫌っ!』

『お父様!お父様!お父様!』

少女二人は、神漏兵(みもろのつわもの)達の腕の中で踠きながら、咽び泣き出す。

『グウゥゥッ…』

『ウゥゥゥッ…』

握る拳を震わせ、呻くような声をあげる弥助と与助は、睦夫大祝(むつおのおおほり)が、本気で焼けた鉄の棒を娘達の参道に突き刺そうとするのを見ると…

『千枝、許してくれ…』

『里、堪忍な…』

掠れた声を出しながら、観念したように袴を脱ぎ捨て、ゆっくりと娘達の上にのしかかって行った。

『アァッ…アァッ…アァッ…』

『アァァァッ…』

実の父親に股間の参道を貫かれる千枝と里が、絶望に満ちた声を漏らす中…

相変わらず動かぬ眼差しを傾ける淀卓宮司(よどすぐるのみやつかさ)に、睦夫大祝(むつおのおおほり)は異様に光る眼差しを向け…

弥助と与助は、娘達の上で腰を動かしながら、やるせない怒りと憎悪に満ちた眼差しを向け続けた。

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