※この作品はR-18です。

フェラから始まる異世界召喚。巨根とエロチートでヤリまくります。   作:白田まろん

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イルムドへの旅 7

 主犯格の男はキースと名乗った。髭面(ひげづら)で、体格が重量挙げ選手のようにガッシリしている。あと顔がやたらデカい。年齢は三十代半ばといったところだろうか。

 

 普通の旅人なら十分に恐れる風体(ふうてい)である。

 

 最初に来た二人のうち一人がやはりサンジで、もう一人はマクベルというそうだ。

 

「ところでお前たち、人を殺(あや)めたことはあるのか?」

 

「とんでもねえ! 盗賊なんて褒められた稼業じゃありやせんが、それだけはやってねえです!」

 

「そうか。ならそんな稼業はもうやめて、俺に仕える気はないか?」

「お貴族様に……?」

 

「その『お貴族様』ってのはやめろよ。なんだかバカにされているようで腹立つ」

「す、すみません!!」

 

 デカい図体で土下座ばかりしやがって。ローラとエレインが呆気に取られているじゃないか。

 

「イルムドに着いたら領主館を造る。お前たちはそこの警備と周辺の草むしり、まあ雑用だな。それを任せたい」

 

「お貴族……お、お名前を伺ってもよろしいでしょうか」

「ああ、すまん。俺はミナト、ミナト・イチジョウだ」

 

「ではミナト様……子爵様ならミナト閣下ですかねえ」

「まだ叙爵されたわけじゃないから名前だけでいいよ」

 

「なら改めましてミナト様、俺たちを雇って下さるってことですかい?」

 

「実は色々と人手が入り用でな。住む場所と食うに困らず、多少は欲しい物が買えるくらいの給金は出すぞ」

「そ、それは本当ですか!?」

 

「月に銀貨百枚でどうだ? 金貨だと両替手数料がかかるから、その方がいいだろ?」

 

「月に……」

「「銀貨百枚ぃぃぃ!?」」

 

 ハモったのはサンジとマクベルである。他の男たちもあんぐりと口を開けて呆けた面になっていた。

 

「お、俺たち六人にぎ、銀貨百枚も下さるっておっ、仰(おっしゃ)るんですかい!?」

 

「いや、六人にではなく一人一人にだぞ」

「「「「「「えぇぇぇっ!!!」」」」」」

 

「うるせえよ」

 

 この展開にはさすがにローラとエレインもクスクス笑っている。

 

「キース」

「ひゃ、ひゃい!」

 

「ひゃい言うな! 気色悪(わり)い。

 お前たちの上下関係は分からないが、ひとまず全員横並びにさせてもらう。その上で働きによって給金を増やしてやるからがんばって働け」

 

「わ、分かりました! お前(めえ)ら、それでいいな!」

「「「「「へいっ! 合点(がってん)でいっ!」」」」」

 

 いつから江戸っ子になったんだよ。

 

「それと身重の嫁さんがいるのはサンジだったな」

「へ、へい」

 

「どれくらい目立つ?」

 

「まだそんなには。ようやっと悪阻(つわり)が治まったくれえですから」

 

「後は子供が三人か。さすがに妊婦と子供がイルムドまで歩くのは辛いよな」

「まさか置いていけってんじゃ……」

 

「バカか。人力車を造ってやるからお前たち六人で引け」

「お、おお!」

 

 その後、彼らに今夜食べる分の食料を渡し、明日の日の出と共に出立するので、荷物をまとめて戻ってくるように伝えた。荷物なんて着替えくらいしかないと言っていたが。

 

 余談だが、彼らを逃がさないように張っていた結界を解くのを忘れて、キースが頭をぶつけたのはご愛嬌ということで。

 

 あとこの先には、一日ほど行ったところに百人くらいが住む村があるそうだ。豊かではないが、多少なら食料も売ってもらえるかも知れないと言う。

 

 ただし宿泊施設は小さく、とても全員は泊まれそうもないとのこと。

 

 それなら野営と同じだな。キースたちの小屋も造ってやるしかないか。独身男は三人同室。家族持ちはそれぞれ一室として、六畳ほどの部屋が四室あれば十分だろう。

 

 風呂は交代で使ってもらってトイレは三つ、内一つが女性用としよう。

 

 シャワートイレ? そんな贅沢な物、造るわけがないだろ。いわゆるポットンというタイプだよ。ただし地下百メートルくらいまで落とす設計だけどな。

 

 子供が落ちてしまわないように、セーフティーネットも忘れない。

 

 土魔法で掘って、立ち去る時に埋めればいいだけだ。トイレットペーパーなんてのもないから、用意するのは細い木の枝。使い方は想像に任せるよ。

 

 俺も同じなのかって?

 

 そんなわけないだろ。魔法が使える俺はセルフシャワートイレ。さらに小屋を造る時に伐採した木の皮から、錬金術で造ったトイレットペーパーもある。ロールじゃないけど、そこは仕方ないだろう。

 

 もちろんこのペーパーに関しては、固く口止めした上でローラとエレインにも使ってもらっている。彼女たちもお気に入りで、もう前の枝には戻れないって言ってたな。

 

 そして翌朝、集まったキースたちにも昨夜の夕食の煮汁で炊いたご飯を振る舞い、そのあまりの美味さに大騒ぎしながら出立の時を迎えた。

 

 造った人力車は定員四名。むろん木製で、身重のサンジの奥さんと三人の子供たち専用である。板を重ねてサスペンションにしたので、乗り心地は悪くないはずだ。

 

 初めのうちは子供たちも一緒に歩くと言うだろうし、男二人がかりで引けばさほど辛くもないだろう。

 

 そんな風に思っていた時期が俺にもありました。

 

 子供たちは初めて見る乗り物に乗りたがり、すぐに定員いっぱいになってしまったのだ。

 

 ローラとエレインが、羨ましそうな目で人力車と俺を交互に見てくる。まさか同じ物を造って俺に引けと?

 

 魔法で身体能力を強化すれば大した労力ではないが、楽しく一緒に歩こうよ。それでもどうしても乗りたければ、子供なんてどうせすぐに飽きるから、そうしたら代わってもらってくれ。

 

 こうして俺たちは、元盗賊のキース以下十二人を加えてイルムドへと旅立つのだった。





次話はセックスシーンがあります。

次話より第四章『少女の願い』(全八話)をお送りします。
エロエピは第一話と第七話です。
またまたちょっとストーリーが進みます。
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