フェラから始まる異世界召喚。巨根とエロチートでヤリまくります。 作:白田まろん
俺は慌てて索敵魔法でソアラの気配を探った。すると驚いたことに、すぐ近くに彼女の気配が引っかかったのである。
ただ、随分と弱っているようだ。何があったのか分からないが、傍には四人の男もいる。そしてその者たちは言い知れぬ悪意に満ちていた。
「ソアラ!」
俺はすぐに転移魔法でソアラの許に飛んだ。すると俺に気づいた黒いマントを身に着けた男たちが、一斉に剣を抜いて立ちはだかる。
「何だ貴様! どこから現れた!」
「ソアラ! しっかりしろ!」
俺の声に一瞬微笑んだように見えた彼女は、そのまま気を失ってしまった。すぐに回復魔法で、ひどく痛めつけられた傷だらけの体を癒す。
顔までボコボコにされていたが、魔法で治せば傷は残らないだろう。
さて、ひとまずソアラはこれで大丈夫だ。怒りを余すところなく男たちに向けられる。
「お前たちこそ何者だ!?」
「我々はメイキス伯爵領から、親殺しの重罪人を捕らえに来た者だ」
「ここは今は王国の直轄領だ。当然王国から許可は得ているんだろうな」
「そんな物は必要ない。メイキス伯爵閣下のご命令だからな」
「ならそのメイキス伯爵というのがお前たちの主というわけだな?」
「そうだ。分かったらさっさと消えろ。それとも剣の錆になりたいか?」
コイツらは俺の中ですでに死刑が確定している。そして殺すのは造作もない。
だが、あれだけソアラをひどい目に遭わせたのだ。簡単に死なせてやるつもりはない。
「剣の錆か。悪くはないが、それは自分の血でやれ!」
次の瞬間、彼らの剣が折れ、地面に深々と突き刺さる。
「「「「ぎゃぁっ!!!」」」」
四人の足の甲を貫いて。
「き、貴様! 何をした!?」
「軽く魔法を使っただけだ」
「ま、魔法だと……? ぐあっ! やめっ……!」
一人の男に刺さっている剣を、足で踏みつけてグリグリ動かしてやった。生意気な口を利くからだ。
「ソアラを治した魔法は見てなかったのか?」
「ひっ! や、やめろっ! ぎゃっ! 痛いっ!」
「あれだけこっぴどく彼女を
「うぎゃぁっ! やめ、やめてく……いぎゃぁっ」
「やかましい!」
「痛い痛い痛いっ! 頼む、やめてくれぇっ!」
「ソアラもそう言ったんじゃないかと思うが、お前たちは聞き入れてやったのか?」
「うっ……ぎゃぁぁぁっ!」
「ま、これじゃ足らんよな」
ボカッ。
「いってぇっ!!」
拳大の石が、一人の男の背中に当たる。もちろん俺が飛ばした物だ。ソアラは殴る蹴るの暴行を受けたようだから、彼らも同じ目に遭わせてやろうと思う。
そして四人は今から死ぬまで飛んでくる石に苛まれるのだ。たとえ痛みに耐えて自力で足に刺さった剣を抜いたとしても逃れる術はない。
「早く死んで楽になれるといいな」
「お、おい! ぐほっ! ま、待て……ふぐっ!」
魔法は彼らの死を終了の条件とした。彼女もあのままでは死んでしまっていたのだ。だから彼らにも死を与える。
大の男たちから寄ってたかって暴力を振るわれた、彼女の痛みと恐怖を身をもって味わうがいい。
そして俺は荷台に上がって檻だけを
傷は完全に癒えているが、服はボロボロの上に血だらけである。早く連れ帰って安心させてやりたい。
馬車も空間収納に放り込んだ。馬は結界で包み込んで、ふよふよ浮かせて連れていくつもりだ。
あと、男たちの悲鳴がうるさいから、防音結界で包んでやった。それから道の両側を大岩で塞ぐ。この辺りはほとんど人通りがないので、二、三日程度なら問題はないだろう。
四人の気配が消えたら、死体を地中深くに埋めて岩をなくせば終わりである。
「そのうちお前たちの主も送ってやるから安心しろ」
何だか喚いているようだが、防音結界のお陰で声は全く聞こえない。俺は気にせず来た時と同様に、転移魔法でホテルの応接室に戻った。
「ここは……?」
「ホテルの俺の部屋。最上階のスイートルームだ」
「ミナト君!?」
直接転移でこの部屋に来なかったのは、ローラとエレインに転移魔法を見せないためである。二人はソアラを運んできた俺に驚いた表情を向けてきたが、事情を説明すると泣きながら納得してくれた。
それからほどなくして、ソアラが目覚めたというわけだ。
「えっと……」
「紹介しよう。赤い髪の子がローラ。黒髪の子がエレインだ」
「ソアラさん、初めまして。ローラです」
「エレインです。ゆっくりして下さいね」
「はっ! 私の顔……あれ? 痛くない……?」
「魔法で治したから、痕も残らないぞ」
「えっ!? 魔法!?」
「ミナト様は勇者様なんですよ」
「私たちの旦那様でもあります」
「勇者……ええっ!!!!」
「ソアラには言ってなかったからな。驚かせてすまない」
「い、いえ……ミナト君が勇者……」
そこで彼女は体を起こして正座し、俺に向かって居住まいを正した。
「ど、どうした?」
「ミナト君……いえ、勇者ミナト様」
「は? 何だよいきなり」
「お願いがあります」
「お願い?」
「どうか……どうか両親の仇を……仇を取って下さい!」
瞳に泪を溜めたかと思うと、彼女はいきなり土下座した。
「今から二カ月半後くらいに王都に行く」
「……え?……」
「国王陛下から叙爵とここ、イルムランドを領地として
「…………」
「そこでメイキス伯爵と、その息子ドナルドの断罪を願い出よう」
「それはつまり……」
「二人の首は直接俺が
「あ、ありがとうございます……勇者ミナト様!」
「よしてくれ」
「え?」
「今まで通り、ミナト君でいいよ」
「でも……」
「他人行儀なんてガラじゃないだろ」
「そ、そうだね。うん、分かった。ミナト君!」
俺たちの様子に勘づいたのか、ローラとエレインがそっと部屋を出て扉を閉めた。
ベッドに上がると、ソアラの方から体を寄せてくる。それを抱きとめて、俺たちはどちらからともなく唇を重ねるのだった。