※この作品はR-18です。

法の書 ~超巨根になったらハーレムできた~   作:OPRETER

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今回は濡れ場ありません。


04.なんで、いるの?

「…はぁ、今日も今日とて疲れました、と」

 俺はその日の仕事を終え、なんとか帰ってきた。

「………」

 あれからまだ十数時間しか経っていない。だからかどうしてもあの感触を思い出してしまう。

 だが、あれは彼女の意思のように見えて実は違う。

 あれはある意味でレイプだ、正直、それは本意じゃない。

 とはいえ、正直ド陰キャな俺がどうやって女性と出会うんだよ、というのもあるが…どうしたもんだか。

 ピンポーンとチャイムが鳴った。

 誰だよこんな時間に……とモニターを見ると、

「え?」

 そこには、ひとりの女性が立っていた。

 20代後半といった感じだろう。顔立ちはかなり整っている。

 胸元は大きく開いていて谷間が見えているし、ミニスカートからはストッキングに包まれた長い脚が見える。

 昨日と全く同じ光景。内倉礼奈だ。

「っ、まさか」

 昨日の『法の書』の内容、『女性がやって来て自分とセックスしてくれる』がまだ適用されている?

「やべっ!」

 あわててカバンから『法の書』を出して、あの一文を二重取り消し線で消す。これでキャンセルされたはずだ。

 ドアモニターを見ようとすると、ピンポーンとまたチャイムが鳴る。

 出るしかないか。

 ガチャリとドアを開き、

「はい、どちらさま?」

 そこにいたのは、やはり内倉礼奈だった。

「あ、あの……」

 彼女はうつむき加減に言う。

「中に入ってもいいですか?」

「…どうして、ここに来たの?」

 そう聞き返す。

「あの、その……わかんないです」

 困ったように答える。そりゃそうだろな。

「でも、なぜかここに足が向いたんです。きっと、忘れちゃいけないけど忘れてしまった何かがあって、えと」

 うまく言語化できないらしい。そりゃそうだ。

 身体が覚えていたってことだろうか。

「…初対面、ですよね?」

「そのはず、ですけど…」

 そう言って彼女はじっと俺を見る。

「でも、あなたを見ていると、なぜか、すごく安心するんです」

 …ごめんね。

「わかった。どうぞ」

 と、彼女を招き入れる。

 リビングに通して、座らせる。

「あいにく自分が飲まないからお茶もコーヒーもなくてね。牛乳しかないんだがかまわないかな?」

「あ、はい、お構いなく」

 コップにミルクをいれてテーブルへ。

 彼女と自分の前に置いて、

「さて」

 開いていた『法の書』の『彼女(内倉礼奈)はここであったことをすべて忘れる』の一文を、消す。

「!!」

 びくん、と彼女は痙攣したように天井を見上げる。

「あ…あ…あ…あ…!」

 今、彼女の脳裏には、昨日のめくるめく官能の記憶が渦巻いているのだろう。

 あの人外の官能の記憶が。

「は…ぁ……」

 がくん、と俯く。

「……忘れさせたんですね。なぜ?」

「…そりゃぁ、ある意味レイプだ。忘れたほうがいいだろう」

「ひどいですね。あなたなしてはいられない身体にしておいて」

「そこは片手落ちだったのは申し訳ない。いまからでも」

「ダメです。きっともう、魂に刻まれましたから」

 うっとりとした表情で言う。

「これからも、よろしくお願いします」

「お願いしたいのはこっちだと思うんだが」

 苦笑するしかない俺。

「そうですね。正直、私ひとりだと絶対、足りませんよね」

「うぐ」

 二の句が継げない。

 正直、コントロールできるとはいえ、超巨根&超絶倫となった俺が、本当の意味で満足することはないだろう。

「じゃあ、早速」

 と彼女は上着を脱ごうとしたが、

「ちょっと待ってくれ」

「え?」

「場所を準備するから」

「場所?」

「ああ」

 仕事中の空き時間にいろいろ考えていた。

 今の俺のペニスは最大が人の座高に匹敵する1メートルだ。こんなシロモノをこの部屋で出すには狭すぎる。

 かといって、ホテルなどに行くには金がいくらあっても足りはしない。

 ならば、『法の書』で部屋を作ればいい。

 あまりにも『改変』が大規模だと取り消されるかもしれないが、ならばこの『世界』から外れた『世界』を作ればある程度緩和されるのではないか?と考えたのだ。

 『法の書』に書いていく。

『「箱庭」を作る。

 別の空間に世界をつくる。

 マインクラフトのような世界。

 MOBは出ないが、マイクラのように組み換えられる。

 こちら側からは、どこかの扉に鍵を差し込んで開くことで往き来できる。帰るときは入った場所からでる。

 扉の先は洋館の前に出る。周囲はビーチのある海岸。

 洋館に入るとロビーがあり、T字型の階段。

 上って右側がベッドルーム。天井まで3mほどあって、部屋の中央に5人は寝れそうな巨大ベッド。部屋はさらに広い。

 右側1階は風呂場。銭湯なみの湯船に常に湯が張られている。

 自分が持つマスターキーはどこに置いておいても、必要な時に自分の手にもどる。

 女性たちに渡すサブキーは洋館内で作れる。こちらも一度渡したら必要なときに手にもどる』

「…こんなもん、かな」

 ポケットに手をいれる、と、

「あった」

 その手の内に鍵があった。

 その鍵と『法の書』を手にもって、

「さて、行こうか」

 彼女に手を差し出す。

「はい」

 彼女は俺の手をとって立ち上がる。

 リビングの扉を一度閉めて、鍵を差し込む。

 …鍵穴などないのに、染み込むように鍵が入る。

「いける」

 鍵をひねるとカチリと音がした。鍵を抜いてドアを開けてその中へ…

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