ロズワード聖一家の屋敷、応接間にて。
シャルリア宮。
カルーン聖とは同い年で、幼馴染の、世界貴族の少女。
実の兄と仲が良い男友達なので、それなりに深い関係がある。
……と、いうわけではなく。
実際には兄チャルロス聖の(※男子特有の)話題に少女シャルリア宮は混ざれず、やきもきする時間が多かったために、あまり思い切った態度ができていないのが実情だ。
奴隷に関する話題とはいえ破廉恥な話題を兄が出し、それとなく話題を流しながら愛想笑い……少女であるシャルリア宮からすれば見てわかる程度の「苦笑い」……を、カルーン聖がやる。そういった会話が目立つため、なかなか輪に加わりにくいせいもある。
共通の話題を探そうにも、カルーン聖は年頃の男子にしては風変わりだ。
奴隷を持たず、女奴隷を嫁にせず、同年代の青少年でも特に大人びている。
しかも、自ら開発したゲームを売り、齢15にして自分でお小遣いを確保した。親から与えられる天上金のおこぼれとは話がちがう。自由に使える自分だけの財布がある。
カネを持つこと、というより。
カネを得る「力」がある、という特異性が異彩を放つ。
ひょっとすれば同世代ではだれよりも優れているかもしれない男友達には、チャルロス兄さまとの間にわかりやすい格の差とでも呼ぶべき“なにか”の壁がない。
勲章の有無もあるのだろうが、友達関係に上下がないのだ。
そう思いながら、シャルリア宮はふたりが遊ぶ様子を離れて観ていた。
「むふーん、このゲーム、わちきの勝ちだえ!」
「え? ……げっ、うっそでしょ?
こんなのあり? こんな裏技できたの!?」
チャルロス兄さまが打つ妙手。
どうも想定外の遊び方らしく、ひさしぶりにカルーン聖が動揺していた。
ソファーが囲うテーブルのうえには、軍艦と海賊船を模した駒と、海域を模したゲームフィールドが置かれている。今度発表する予定の海戦型シミュレーションゲームで、なんでも海軍が旅行中の天竜人を守るための防衛戦をする、という商品らしい。
「あ、これ、わざとじゃなかったのかえ?
でも、なんの問題もないはずだえ。これいいのかえ?」
きょとんとした顔で、カルーン聖に問いかけるチャルロス兄さま。
何度か唸り、目をつぶり、虚空に指を回させながら、「これがダメだとあれとあれもダメで、そーするとゲームの裁定全体がぁ……」と、ぼやくカルーン聖。
しばらくすると、まるで意を決したかのような目で盤面を指さす。
「んー……面白いから、ヨシッ!」
「ならば喰らうえ、バスターコール発動だえ!」
「だああっ、ちくしょうこれボクの負けだ~っ!」
だんだんとテーブルを叩きながらも、勝敗を覆さず笑うカルーン聖。
「あはは、ひどいや
おなじ天竜人を特攻させて強制バスターコール?
うっそだろキミ、あんな状況にさせて
「むふーん、どうだえ
すごく悪いけど悪くない方法だえ。
ゲームの勝敗は世界貴族の駒が死ぬことじゃないえ、旅行中の世界貴族の駒全員が死ななければ海兵が何人死んだっていいルールだえ。
だったら、ひとり世界貴族の駒が死んでも問題はないえ。」
「ちくしょう、そりゃそうだよっ! やられた!
ってか、あくまでバスターコールは再現性を高めるためと、海軍側のプレイヤーが戦力不足になっても巻き返せるようにするための、ただの逆転のルールだったのに……!
それを! キミ、『勝負の詰めに使う』だってぇ……!?」
「むふふん、わちき天才っ! 大天才だえ!」
頭を抱えながらも、からからと笑うカルーン聖。
自信満々、余裕綽々な笑みを浮かべて自画自賛するチャルロス兄さま。
とても朗らかだ。ゲーム開発者としての富と名声を得た幼馴染と、プレイヤーでしかない自分の兄、どうしようもない
世界貴族としての格の差など知らぬと言うかのように、二人の笑い声が響く。
そんなことを言えば。
同い年の自分こそが、この場に居合わせられるはずがないのだが。
「ちゃ、チャルロス兄さま。
こんな勝ち方、いくらなんでも残酷すぎるアマス!」
こんな進言だって、通るはずはないのだが。
どちらも笑い声を絶やさず、シャルリア宮に振り返る。
「なに言ってるえ、これゲームだえ?
それに家族を守るためなら、この駒もきっと本望なはずだえ!」
「チャルロス兄さま……」
確実に家族を生還させるためならば、みずからの死も辞さない。
なるほどそうかもしれないが、さすがに残酷な打ち手すぎないだろうか。
そう思いながら、しかし「チャルロス兄さまもそうするのかも」と前向きに、好意的にとらえたシャルリア宮は、本当にそうなったときの離別をも連想し、複雑な気分を誤魔化せずに表情を暗くさせる。
「うーん、チャルロスの手がありなら、か。
……そうか任意で自爆特攻してバスターコールを起こせるのか。
とりあえずルールブックに、『世界貴族の駒を海賊の駒に近づけて、バスターコール・ルールを適用する遊び方はルール違反ではありません』って文を足そう。
海軍が苦戦する最中、世界貴族の自己犠牲で発動が許されるバスターコール。
……………うん、残酷っていうより、ドラマチックかな?」
大真面目に検討して、手帳にペンを走らせるカルーン聖。
「当事者からすれば、たまったものじゃないだろうけど。
自己犠牲って、残された家族の悲哀を忘れなきゃできないし。
シャルリアの気持ちもわかるかな……まあ、」
ぱたんと手帳を閉じて、シャルリア宮へ微笑む。
「ゲームは自由であってこそじゃない?
ルールに従ってくれたから、こんなハラハラする決着だって起きるし。
ボクは嬉しかったよ、ぜんぜん想定通りじゃなかったからさ。」
そんなことを、そんな顔で言われたら、文句が言えない。
わずかに息を呑み、思わずゲーム盤へと目を逸らした。
「そうアマスか……」
唇を縮めて頬を膨らませると、シャルリア宮はチャルロス聖の隣に座る。
「お? なんだえ?」
「勝つアマス。だれも死なせずに!」
意気揚々と宣言し、ゲーム盤の駒を片付け整理するシャルリア宮。
海軍の駒を粗雑に集めて整理する最中でも、天竜人の駒だけは丁重に扱って、ゲームの最初の位置に置きなおしていく。
「ほーん……(海兵は死んでいいのね)……ぇ。
それじゃあ、今度はシャルリアの番ってことで。いい?」
含みのある笑みを浮かべながら、カルーン聖は問いかけた。
「えーっ!?
わちき、もっとやりたかったのに!
……とほほ、しょうがない妹だえ。」
文句を言いながらも、チャルロス聖は妹に席を譲って横にずれる。
「ふん!
絶対に認めないアマス、きっちりと正攻法で……!」
盤を睨み、海軍と海賊軍を見据え、対戦相手を見あげて気づく。
「正攻法、で……」
幼馴染の。
大人びた同年代の少年が。
「うん? どうしたの?」
固まった自分へ、不思議そうに。
自分の席の向かい側で、じっとこちらを見ている。
「……なんでもないアマス」
ほんのりと熱くなった頬は、さきほどの発奮のせいだろう。
そう誤魔化しながら、気づきながらも、特別視してしまうカルーン聖にゲームで勝つために、きっ、と目つきをするどくさせる。
「バスターコールなし。
それで勝ってみせるアマス!」
「……へ?
縛りプレイ宣言!?
マジか、それをやる子は初めて見たかも!」
「縛りプレイ? なんだえそれは!?」
わいわいとさわぐ天竜人のつどい。
そこから距離を離した場所で、放置された奴隷たちは私語を禁じられている。
チャルロス聖の女奴隷は四つん這いになったままの女奴隷を見て、ああ、彼女もおなじような立場の奴隷なのね、自由な恋愛なんてできなくされたのよね、と、同情的な目線を向け続けていたが……気づいた。
そんな言葉を聞いた瞬間から、呼吸が熱っぽく、発情したかのように変わっている。
当の“
ご主人様からは椅子としてすら扱われず。
豚のつけ鼻はそのままに、豚のような四つん這いのままで放置され。
なんのご褒美も貰えないまま、しかし「座っても、寝転んでもいいよ。」などと、そんなことをすれば今度こそ退屈から眠りこむ家畜、豚同然になる命令を授かり。
かろうじて残っていた羞恥心から、まずは四つん這いを維持しようとして。
そろそろ我慢ができなくなったので、お言葉にあまえて座ろうかと思い始めた。
それなのに、ああ、縛りプレイだなんて。
自分から自分の行動を縛り、苦しい状況を楽しむなんて!
まるで自分も、「奴隷である」という状況を悦んで楽しむためだけに、「家畜や豚のように寝転ぶ」という行動をとらず、今まで我慢していたかのようではないか、と。
ここで気位がわずかでも残っていれば、いいやそんなはずはないと抗えたが。
奴隷として屈し、天竜人という圧倒的な地位からの攻めを受け、カルーン聖という個人からの精神的屈辱に攻められ続けては悦び、ゲームの敗北すら悦び。
マゾ豚として扱われることを幸福に感じ始めていた彼女には。
サディストとしても、人権ある人間としても、己の美に自信がある女性としても。
さながら、「おまえは自分の意思から被虐を悦んでいる豚だ」と指摘されるような遊び方を客観的に俯瞰させられてしまっては、自覚し、認めるしかない。
自分は。
雌豚と呼ばれたから雌豚なのではなく。
雌豚と扱われたから、雌豚なのではない。
心の底から、どうしようもないほどに―――マゾの、
どろどろになるまで溶かされていた理性が。
とろとろと、こぼれ始めていた矜持が。ただでさえ屈していた心が。
ぱりんとガラス細工が砕けるように、サディと名づけられた人間が壊れて。
あふれだし、なにもかもが失われていく。
「……はぁん♡」
ぺたりと、
内なるうずきに耐えきれず、股の奥を抑えて悶え始める。
喜悦を誤魔化さず、我慢せず、そのままこてんと寝転がる。
あれだけいやがった家畜らしい、豚らしい行為を、自分から、あるいは無意識からも悦んでやり始める。残ったものは被虐を乞う心と、自虐で慰める悦びと。
人間としての醜態を晒すことへの、どこまでも
絶対的な攻めが約束された世界貴族だとか。
そんな地位とは関係なく。目の前のご主人様からの愛を求めて。
マゾの
「ン、あンっ♡ ……んぅ~~~っ!
……はあぁン、……あぁ、ご主人さまァんっ……♡」
そのとなりの。
名のあった誰かを見た女奴隷は、現実を信じられず
目の前の女奴隷は、もはや人間ではない。「奴隷」という生き物だったのだ。
魚人や人魚とおなじだ。
「奴隷」という種族の、メスでしかないのだ。
「ひ、ぃ、」
思わず悲鳴をあげる。
自分もこうなるのか? こうなってしまうのか?
自分の主である、かりにも夫であるチャルロス聖によって?
女の尊厳など忘れ去って、あんな飾り物をつけて、この場で、ひとがいる目の前で自慰や求愛を始めるような
いやだ。
いやだ、いやだいやだっ、こんなものになりたくないっ!
おねがいだから、だれかたすけて! だれか……!
否、ここは聖地マリージョア。
だれも助けになどこない。天竜人の巣窟なのだ。
そう思い出して、女は、
「なんなんアマス、さっきから!
うるさいアマスっ!」
思わず耳を塞ぐシャルリア宮。
もはや感情の区別がつかない
「なんだえ、コイツ。
悲鳴? 笑い声? とにかく声がうるさいえ、どうしたんだえ?」
その様子をみて、呆気にとられたチャルロス聖。
「あ~……
カルーン聖は。
それぞれを見渡し、サディの座る場所を確認して、彼女の痴態の結果を悟り。
はずかしいと顔を覆った。申し訳ないという感情を隠しもせず素直に謝る。
「ごめん、うちの
「え? なにがどうしたらそうなるえ?」
「目の前で
「はええええ!?」
「まあ下々民の矜持の問題だから。……ぇ。
「……え、それって……はぁンっ!?♡
んンン~~~っ♡ …………ひゃあいっ♡」
「またやるの!?」
カルーン聖は思う。
同じ境遇なはずの同性が人間辞めたら、そりゃあ心がもたないよ、と。
(チャルロスは『嫁扱い』はするから、まだ待遇だけで言えば他の奴隷よりマシだけど、チャルロスの問題は自由意思もへったくれもないってこと、だよなあ。
いや待てよ? そこをうまく突けば……。ふむ?)
羞恥心よりも閃きが勝り、赤らみがひいた顔を露わにして振り向く。
「……チャルロス、優しくしてあげたら?」
「は? なぜだえ?」
「ほら、うちのコ、変態だから。
変態になれてない普通のコだと、けっこう精神的につらいんだよ。」
人間としては同情の余地はあるが。
発狂して理性を失った時点で、それはもう、本当にただの奴隷でしかない。
まだ
自分には理解できない
せまくて、夢を見すぎている。まるで幼女だ。
現実を受け入れて、なお夢を見ているわけではない。
世界を受け入れず、ひとを知らず、ただ夢想を妄信しているだけだろうよ、と。
カルーン聖は見切りをつけて、現実に絶望した奴隷への扱いを友に伝えた。
「むふぅ……そういう問題じゃない気はするが……そうかもしれんえ。」
チャルロス聖は奴隷に気を配り、近寄る。
「こら、
差し出したものは、自分が愛する高級ソフトクリーム。
下々民から天上金として巻きあげた税金によって作られた贅沢品。
ここでは、世界政府の圧政を暗喩する菓子のひとつ。
「ソフトクリーム食べるかえ?」
天竜人という恐怖から。
無理やり狂気から気を逸らされた女奴隷は、天竜人に人間扱いされたことに気づいて呆気にとられる。チャルロス聖は外道かつ強引だが、あくまで嫁にした奴隷は嫁だ。
振り払えば奴隷として虐げられる。
そのくせ、向けられたものは(奴隷の)嫁に対する温情である。
正気をみずから手放した彼女に、
目の前の天竜人に、嫁として扱われ、優しくされた。
たったそれだけのことに、麻痺した脳が安直な感情論へ従わせる。
彼女は高級ソフトクリームに手を伸ばし、そして。
チャルロス聖のそれを、なめた。
☆“
元・“獄卒長”サディちゃん。「自分はマゾ豚だ」と認識して絶頂中。
それもこれも「友達んちだから」「幼馴染の女の子がいるから」って女奴隷を放置して紛らわしいゲーム用語を口走ったカルーン聖が悪い。掃除中の無視も放置プレイだと解釈して絶頂した。
たとえ友達の家で遊んでいようと、奴隷を椅子にする程度の虐待をやっていれば話は変わったかもしれないが、そんな「何かあった未来」はなかった。
☆スタイン・カルーン聖
なんか奴隷が人間卒業して余所の床を濡らしたので呆れたゲーム開発者。
でも責める。なお攻める。幼馴染が
そのうえで放置してゲームを続行。
命令内容は「サディちゃんが嫌がると思って」罰として決めた。
結果、放置プレイで
チャルロス聖とは敬称ぬきで呼びあう仲だが、公衆の面前では真面目に敬称をつける。
友達に奴隷(第五夫人)への“シツケ”の提案をしたのは、「発狂した女奴隷がうるさいから」といった理由からであれ、チャルロス聖やシャルリア宮に射殺されるのは忍びないため。
☆チャルロス聖
ウタへの命令が意外にも(※天竜人基準では)紳士的かもしれない天竜人。
長年の付き合いにより、プレイヤーとしての腕と発想力がいい。妹の恋愛感情については気づいているので素直に席を譲った。とはいえ、発狂した女奴隷の第五夫人の内心についての理解はまったく追いついていない。
むしろ聖地襲撃事件の当事者である可能性が高いにも関わらず、なぜか聖地から積極的に、しかも劇場版では廃墟同然のエレジア国にまで(※ウタワールドでの出来事なので移動距離を無視できたとしても)家族同伴ではなく、SP同伴ながらも個人で外遊するほどの行動力があるため、(おそらく)遊びには真剣なほう。
カルーン聖とは敬称ぬきで呼びあう仲だが、さすがに公衆の面前では敬称をつける。
なお、仮に現実世界からわざわざウタのライブ会場まで来ていた場合、素直にSPのぶんを含めたチケットを買い天竜人だと悟られないように変装してから来たことになるため、(※天竜人基準では)ものすごく『空気が読める男』と言うことになる。
女性音楽家であるウタへの要望が「その美声で悲鳴をあげろ」ではなく、チャルロス聖らしい「嫁になれ」でもない「子守唄を唄え」
ちなみに、その際の仕草もどこか(※天竜人として見ると)風変わりで、なぜか初めて恋を知った子供が初めて告白をしたかのような所作にも見える珍妙なもの。どのような意味合いなのかは「視聴者の判断に任せる」ということなのだろう。
もっとも女性人魚への扱いが「ピラニア入りの水槽を泳がせる」であるため、そのあたりの人権意識は露骨にわかりやすく「人魚、魚人は魚類」。
☆シャルリア宮(15歳)
幼馴染に片想い中の、恋心を認められぬまま恋する少女になった天竜人。
猥談や奴隷についての話を繰り返す兄、商売自慢すらしないので話題がゲーム以外にまるでない幼馴染の会話に別の話題を出すなど難易度が高すぎて、まるで挙動不審で奥手な、どこか奥ゆかしさのある美少女にしかみえない世界貴族の御令嬢。
敬称ぬきで幼馴染を呼べた試しが今まで一度もないほど、距離感が掴めていない。
なお、無意識な恋の自覚からか、兄の奴隷夫人への扱いは良心的なほう。
原作とくらべて表情は、元の嗜虐性がうかがえる挑発的な表情ではなくなっている。
彼女たちのペットの犬「サルウ」は別室で待機させている。
あくまで幼馴染の試作品のゲーム盤へ粗相させず、家族の恥をかかないため。
自分がカルーン聖とより長く話すためではない。でも話題がほしいならサルウをわざと連れ込んで粗相させたほうが話題は作れた。(※天竜人基準では)家族思いのいいコなので、まさか自分の(※天竜人基準での)善性が原因で話題が今まで少なかったとは気づいてもいない。
☆第五夫人(奴隷)
もともとの気位が高すぎて、恋に無自覚な“夫”の妹の所作と、気位がなさすぎる
チャルロス聖の高級ソフトクリームを与える行為(好意)へ素直に甘んじてしまったため、隣の奴隷のようには堕ちないのだと確信して「心を開いてしまう」。
なお、
……つまり、人権が戻っている。
チャルロス聖をそそのかしたカルーン聖の手法こそ最低最悪だが、そもそもの女奴隷の境遇としては「チャルロス聖が飽きれば“夫人”から一般市民に戻れる」希望が残るだけでも、チャルロス聖の“夫人”以外の女奴隷や、他の天竜人の奴隷になった場合よりは悪い境遇ではない。(※FILM GOLDでの出来事を含め)
よって、カルーン聖の「死なせなければよかろう」の精神が、まだチャルロス聖の女奴隷の”夫人”を生かしやすい。表面上の態度は最低最悪に演じざるを得ず、最低限の疑われない手段で確実に助けられるだけマシ。(ただし彼女へ思ったことは冷徹。)
なお、そんな彼の奴隷である、自分から
特に第一夫人から第四夫人までの古株四人であれば堕ちなかったかもしれない。
チャルロス聖だけでもうちょっと話せるくらいにはRED面白かったです。