Arcadeからサーヴァントが出てきた件について 作:ボルメテウスさん
FGOアーケードによる謎の大会の知らせが来る。
前回の一回戦からかなり経っていた事もあり、忘れかけていた。
それもあり、少し遅れたが、俺はそのまま会場へと向かおうとした。
「その前に、少しガチャを回すか」
このまま本戦で戦うのも良いが、その前になぜかガチャを回したかった。
もしかしたら、新たなサーヴァントが当たるかもしれない。
俺はそんな気持ちと共にすぐにガチャを回した。
「なっ、まさかっ」
ガチャを回し、当てたサーヴァント。
それを目にして、俺は驚きを隠せずにいた。
そんな驚きを隠せずに、そのまま大会の2回戦が行われる店に来た。
既に俺以外のメンバーは対戦が終わっている様子であり、残るは俺とその対戦相手のみだった。
「あっ、来た来た」
「んっ、まさかお前が対戦相手だったのか、須王」
対戦相手は、先日出会ったばかりの少女、須王光音であった。
「そうだよー、よろしくねー!」
元気よく挨拶をする彼女。
「それにしても、お前がFGOアーケードをやっていたとはな。てっきり興味ないと思っていたんだが」
「いやぁ、バビロニアのアニメを見て、興味が湧いてさ!それでちょっとやってみようかなって思ったんだよねぇ〜」
彼女はニコニコしながらそう答えていた。
なるほど、確かにバビロニアのアニメは面白かったしな。
「でも、あんまり詳しくはないけどね〜、だから君には負けられないぞぉ〜?」
「あぁ、悪いがこっちもな」
なんだって、今回のサーヴァントは、ある意味、俺の念願の彼女だからな。
「そういう事で、頼むよ、沖田」
それと共に、俺は沖田のカードをセットする。
それと共に、沖田が降り立ったのは美しい小島を思わせるフィールドだった。
彼女はゆっくりと中央から南方にかけては障害物となるものが多く、行き止まりとなる場所もなかった。
「敵サーヴァントは見えませんね、マスター指示を」
そう言いながら、画面の外にいる俺にゆっくりと話しかける。
「まずは相手の居場所を確認したい所だけど」
そう言いながら、俺もまたフィールドに敵サーヴァントがいないか確認する。
しかし、それよりも先に直感なのか、自然とレバーを動かした。
同時にレバーに反応して、沖田はその場から走り出した。
それと共に、先程まで沖田がいた場所には炎が襲い掛かっていた。
「どうやら、既に敵はこちらを見つけていたようですね」
その言葉と共に沖田が見つめた先には、既にこちらに狙っているサーヴァント、ギルガメッシュがいた。
そのクラスはキャスターという事もあり、アーチャーの時のように次々と宝具を放つ攻撃を行っていない。
しかし、キャスタークラス特有の魔術を交えた攻撃を行っている。
何より、王の財宝から呼び出した杖によって、炎、雷など変幻自在の攻撃を沖田に向けて放ってくる。
攻撃の隙を掻い潜りながら、僅かにある障害物へとすぐに隠れる。
「一気に行けそうか」
先程召喚した事もあり、沖田の特性を十分に把握している訳ではない。
それでも、この場では沖田に頼るしかない。
「お任せ下さい」
その俺の言葉に沖田は笑みを浮かべながら、その手に刀で構える。
俺自身も彼女のマスターとして、助けるように、ギルガメッシュの動きを見る。
ギルガメッシュの攻撃方法魔術による攻撃だけではない。
時にはその手に持つ斧を振るう事で、直接攻撃を仕掛けてくる事もある。
だからこそ、接近したとしても、決して油断する事はできない。
「そこだ!」
その掛け声と同時に、俺はレバーを動かす。
それと同時に、俺の指示に合わせて沖田も動く。
それにより、ギルガメッシュに対して反撃を行う。
ギルガメッシュの方も攻撃の手を止めずに、魔術による攻撃を行う。
それは互いに一撃でも当たれば致命傷になりかねない状況。
そんな中で沖田はギルガメッシュに近づいていく。
そして、彼女が振るった剣がギルガメッシュの首筋を狙う。
それに対して、ギルガメッシュは咄嵯の判断で回避を行った。
しかし、それは沖田の狙い通りの行動だった。
「ふっ」
それは沖田の瞬発力を活かした一閃。
それによって、ギルガメッシュの首元には赤い線が生まれた。
その瞬間、ギルガメッシュの首からは血が流れる。
だが、それだけでは終わらない。
沖田はそのまま首を狙った剣を振り下ろす。
それを察知したのか、ギルガメッシュはすぐに後方に下がった。
「なるほど、これまで噂で聞いたが、これ程とはな。
面白いぞ、雑種!!」
そんな言葉を口にしながら、ギルガメッシュは再び斧を構え、再び魔術を発動させる。
それは、雷による追撃魔術であり、沖田に襲い掛かる。
その光景を見て、俺は即座に危険を感じた。
このままでは不味いと本能的に感じ取り、急いでレバーを動かす。
それと共に、沖田もまた動き出し、迫り来る雷に向かって行く。
雷と刃がぶつかり合う音が響く。
それと共に雷は弾かれ、そのまま霧散していく。
そして、雷を防いだ後、沖田はそのまま駆け抜ける。
それに反応するようにギルガメッシュは宝具を起動させた。
しかし
「一歩音越え、二歩無間、三歩絶刀!」
それよりも早く、既に沖田が宝具を発動させていた。
「無明三段突き!!」
その言葉と共に、一瞬にして三つの斬撃を生み出す。
それが連続でギルガメッシュを襲う。
「っ」
それと共に、ギルガメッシュは吹き飛ばされていく。
それと共に、既に体力は尽きていたのか、ギルガメッシュはその姿を消した。