百合はきっと世界を救う(小並感)。
今回はそんなに深いエロでは無いかもしれないので、どろどろあまあまいちゃいちゃえっちを見たい方はもう少しだけ我慢して頂けると有り難いなぁと思います。
「―――んっ」
―――カチャ、という鍵の掛かる小さな音を聞いてすぐ、姉は私と唇を重ねた。
それは思春期の初々しい少年少女カップルがするような、優しくて短くて、甘いフレンチキス。
「―――ん、ぅ……っ、ん」
唇を重ね、離し、また重ねてと何度か繰り返すうちに私の左手は姉の右手と恋人の様に絡まり、不規則なリズムできゅ、きゅと握られた。
姉は離れさせないと力を入れ、私はそれを許容する。
目を閉じよく感じてみれば、姉は無意識だが息を吸う時に手を握ってしまうという事が解る。
とっても愛らしいというか、大好きだというか、まぁ兎にも角にも。
私の心を包んで離さない彼女の愛が、私の脳を麻薬に溺れさせる様にじわじわと刺激していくのだ。
やがてその麻薬は頭の中を満たして―――
あぁ、これ以上は駄目。
でも。
―――――――――もっと。
「は、ぅ―――おねえ、ちゃん」
そう頭の中で理解してからは早い。
何回目かも忘れたキスに痺れを切らして、蕩け切った顔で姉を呼ぶ。
「…………どうしたの?」
――――――もっと。
聞き返す姉も吐息混じりの声で、頬が赤く表情も蕩けていた。
目を離せない。
欲しくて、寂しくて、目尻に涙が溜まる。
―――あぁ、もっと。
「もっと、して」
気付けば、そんな懇願は口から出てしまっていた。
「……あは」
返ってくるのは小さな笑い声。
正面いっぱいに映る顔は嬉しそうに歪んでいて。
「待ってました、よ」
「えへ―――っ、ゔっ!!」
そして、返事を待たないままに鳴るブツリという鈍い音。
真っ白な頭を必死に再起動させて
そこは何回も、何百回と感じたいつもの場所。
でもそれは平時の優しいものではない、
そんな吸血鬼にも引けを取らない本気の吸血に、気持ち良さを表すであろう涙が溢れて止まらない。
「は……むっ、ん"っ……」
「あ"っ、は……んっ、ふうっ……―――ぅ、あっ」
「んっ……ぷぁ、ちょっと激し過ぎた感じ……ですか?」
カクン、と。
ぴちゃぴちゃ、ぢゅるぢゅると下品な音をたてて身体の中身が出ていくその快感に、腰が軽く抜けてしまった。
「あは……いつものより、すごくって」
「むふふ……でも、好きなんでしょ?思いっ切りチウチウされるの」
腰を抱かれてたまま、鼻先が触れそうなくらいの至近距離で瞳が交錯する。
好きか嫌いかなんて、そんなの決まってる。
「だいすき」
姉の瞳に映る私は、とても恍惚な笑みを浮かべていた。
そんな彼女に解ってて聞いてるでしょう?と目線で聞けば、愉しそうに笑って頬へと―――
「はむ」
「んっ」
甘噛。
ふーっと掛かる鼻息が擽ったくて身を捩るが、そういえば腰が抜けてたから意味が無かった。
じゃあ、と横目に姉を見る。
んー♪とくぐもった声を出しながら優しく歯を立て
そんなに美味しいのだろうか?
「美味しいんですか?」
「ん?……ハルちゃんは全部美味しいですよ?」
何気なく問い掛けた質問に返された言葉が、私の心の嬉しい所へと深く刺さる。
多分、えっち以外でこんなに嬉しくなったのは初めてだ。
「ぅ、え……そ、うです……?」
なんだか無性に恥ずかしくなり、繋がれていた左手とぶら下がっていた右手を引き寄せてきゅうっと顔を遮る。
多分鏡を向けずとも、私の顔は茹で蛸に引けを取らない程に紅らんでいるだろう。
「はいっ!ハルちゃんは、甘くて美味しい、私だけの―――」
「ひゃ、待っ―――」
だが、紅みの引かない顔を無理矢理見せられるように姉が顔を近付けて、そして。
「へんたいな妹ですも―――んぐっ」
「っづぅ!?ぎ、ぅ……―――っ」
ゴリ、ぷちゅ、という一般的に嫌な音が至近距離で響く。
「ん、んむ―――っ……は、ぷ」
「は、ぅっ…あ、ぁ―――っ!!」
姉の口内で蹂躪される私の
頭の中と視界ががパチパチと白く弾けて、一瞬だけ息が止まる。
それが絶頂だという事を理解するのに、私は数秒の時間を要した。
「……あっは♪ハルちゃん、お耳を吸われるだけでイッちゃったぁ……」
「ぅえ?―――っ……なっ、なん、れ……――っぅ」
姉の喜色を満面に表した顔が更に歪んで、いつもの
その顔も良いしなにか知ってそうな彼女に一言申し出たいのはやまやまなのだが、如何せん耳に触れる吐息が気持ち良くて会話に集中できない。
「ハルちゃんの、い―――っちばん感じる、
「ぅっ、ぇう……ま、っ―――ぅ」
声と呼吸が近くて、また身体が微かに跳ねた。
そのまま耳を
いつの間にか力が入る様になった腰を動かす事すら忘れて、優しく支えられている腕を振り払う事もせず、行き場の無いまま揺れる右手で口元を押さえて喘ぐ。
痛みて可笑しくなりそうで、止めて欲しいのに言葉が口から出て来ようとしない。
―――いや、これはきっと、私が抜け出したくないからなのだろう。
もっと
私の本能が、こんな歪んだ情事を望んでいて。
これで失神して終わってしまうのが、今回だけはとても虚しいのだ。
ズキズキとした鈍い痛みが脳内を鈍器で殴られたかのように刺激し、その後に続く甘い吐息で力がするりと抜けていく。
膝が次第にカクカクと笑い、大きいのが来るんだな、と感覚的に解った。
きっと
だからまだ、この愛情に浸っていたくて、お願い、
「待っ―――」
「だぁーめっ♪」
―――にゅぷっ。
「―――にゃあ!?」
嬉々とした姉の声の直後、お尻に来る突然の違和感。
変な声が出たが、お尻に指を入れられたらそれは誰だってそうなるだろう。
「ぇぁ、ゆび……?なんで、はいっ、てぇ!?」
「あはっ、あったかくてぷにぷにしてる……ねぇハルちゃん、気持ちいい?いつもと違う、おしりのえっち」
その言葉を起とし、入っていただけでお腹に響く違和感を持たせる指が私の肛門の壁―――大体拡約筋の辺りだろうか―――をぐにぐにと押し始める。
「待っ、ぁんっ……ゆびがぁっ、うごっ―――ぃ!?」
「ここ……いやもっと、奥……!」
「んにっ!?だ、めっ……へんな、かんじ…だからぁ……んっ、ふ、ぅ……」
段々と激しくなるお腹を下すような責めに違和感を催して、よたよたと子鹿のように離れようとする。
だけど。
「ひゃっ」
「駄目ですよ、ハルちゃ―――あ」
上手く力の入らない私は易々と引き戻され、姉が短く零す。
「もしかして……その、怖かった、ですか?」
「え、と……その……」
少し遠慮がちな声と眼の前に映る姉の顔に、私は動きを止めた。
―――彼女としては、ただ私に気持ち良くなって欲しかったが為の行動なのだろう。
だけど私が拒絶とも言えるような行動をしたせいで、やってしまった、と。
そんな後悔と自責の見える瞳が、虚しくこちらを見ていた。
「………ううん、ごめんなさいです……ちょっと、初めてで、びっくりしちゃっただけなのです」
それを見てしまった私は無意識に、そんな顔をしないで、と空いた右手で頬を撫でる。
きっと、その手は彼女にも解らない位微かに震えているだろう。
―――本当は、とっても怖い。
―――出す、じゃなくて入る、という謎の恐怖がそうさせてしまっただけ。
だが、大好きな姉のそんな顔を見たくない、なんていうシスコンな思考が私のそんな本音を握り潰してしまう。
ただただ彼女の悲しさを振り払う為に、私は嘘を吐いてしまった。
「そうだったの……ごめんなさい、ハルちゃん。これからは優しくするね?」
「ううん、激しくていいですよ?お姉ちゃんが気持ち良くさせたいって、すっごく伝わったです」
だから、とそこで私は一旦言葉を切り、姉の口を自分の唇で軽く塞ぐ。
「も―――っと、ぐちゃぐちゃにして下さい……ね?」
――――――――――――――――――――――――――
「はぁ……はぁ……っ、けほっ、こほっ」
「ぁ―――っ……ぅ、ぁ……っ、ぁ―――っぅ、ぅ……」
――――――多分……いや、きっと確実に、私達がまともな思考をしていたのは先程の私の一言までだ。
私のその言葉に理性を失った姉が、貪るように私の身体を喰んでは吸い舐めては噛みを繰り返し。
対する私はお尻の快感と出血による
互いが落ち着いた頃には、部屋の入口付近はもう1リットルのペットボトルの中身をぶち撒けたかのような惨状になっていた。
これで私が失神せず、排泄もしてないなど、奇跡にも等しい位だろう。
まぁ、ただ一つ懸念する事があるならば―――
「……おねえちゃん」
「……なん、ですか?」
「…………これからトイレの時に感じちゃったら、お姉ちゃんのせいですからね」
寝転がって甘い余波に身を委ねていた私は、近くに座り込む姉に向かってそう頬を膨らませた。
「ぁ………えっと、その」
そうしてあたふたと慌てる姉に、膨らませた頬の空気をぷっと噴き出して。
「でも、お姉ちゃんだから……許しちゃいます」
その続きを聞いた彼女がにへらと頬を緩めるのを見て、やっぱり許しちゃうなぁ、と私は独り言ちるのであった。
基本的に首元だけだったハルちゃんの性感帯に耳とお尻が追加されました!(白目)
トガちゃんの口調が定まらない事件が発生してます
取り敢えず今は敬語とタメ語のハイブリッドでどうにかこうにか耐え耐えしておりますが早急に解決したいですねぇ……
所でトガちゃんの性感帯って何処なんでしょうね?
私は勝手に舌だと思ってます()