また、この場を借りて感想とお気に入り登録ありがとうございます。
今後も練習しながら書いていきますのでよろしくお願いします。
「んっ……んっ……」
くぐもった声と水音が部屋に響く。自分の体からそんな卑猥な音を響かせていることを恥ずかしく思いながらも秘所に差し込んだ指の動きは止められなかった。
「んっ……ううんっ……」
次第に水音が重くなっていき、声に帯びる熱も熱くなっていく。挿れて掻き回すそんな単純な動きなのに止められない。
「…………っ!!」
そして、何かを抑える息づかいと共に音は止んだ。快感に思考が痺れていたが次第に落ち着いていく。
「…………またやってしまった」
手についた粘ついた液体を見ながら女性は溜め息と共にそんな言葉を漏らした。
女性──加治木ゆみは冷静になった頭で自分がこんなことになった理由を再び思い返す。
発端は彼女の後輩に彼氏が出来たことだった。それだけなら学生に良くある話だったが、後輩──東横桃子の特殊な体質が話をややこしくする。桃子は極端に影が薄い体質でそれが原因でゆみ達に出会うまでは人とろくに交流できなかった。そんな対人経験をあまり積んでない桃子がいきなり彼氏を作ったのだから、最初は桃子が悪い男に引っかかったんじゃないかとゆみ達は心配した。が……
「須賀京太郎です。改めてよろしくお願いします」
その相手──須賀京太郎はゆみ達にとって顔見知りだったのだ。
そこからは話はスムーズに進んでいった。相手の評判を彼氏が所属している麻雀部の他の部員に聞いたり、彼と話したことのあるゆみ達と同じ麻雀部に所属している津山睦月も彼の印象を話したりした。そして、最終的に大丈夫だと判断して、二人の仲を祝ったのだ。
そこで済めば良かったのだが……
そんな騒動からしばらく経ってゆみ達は京太郎の所属している麻雀部と再び合宿をすることになった。
合宿自体は滞りなく進んだ。しかし、その合宿の夜にゆみは目撃してしまった。
「モモっ!! モモっ!!」
「京さんっ!! 京さんっ!!」
粘ついた水音を響かせながら繋がる京太郎と桃子。二人の結合部から流れる白い白濁液。微かに漂う淫臭。
それを目撃してしまったゆみはしばらく固まっていたが、二人の絶頂と共に正気を取り戻し気付かれないようにその場から離れた。
「はーっ……はーっ……」
急いで動いたことと動揺による息切れをしながらゆみは先ほど目に焼き付いてしまった光景を振り払うように頭を振る。しかし、焼き付いてしまったものは簡単に消えることもなくゆみの頭にこびりついてしまった。
そんなことがあってからゆみは前までは滅多にしなかった自慰を行うようになってしまった。
それも頻度も3日に一回が、2日に────そしてここ最近は毎日になっていた。
そんな現実にゆみは打ちのめされた。自分のことを聖人君子とまでは思っていなかったが、ここまで浅ましい人間だったという事実にショックを受けていた。
しかし……
「………………」
手についた自分の蜜を見ながらゆみは思いに耽る。
あの時見た白濁液はこれよりももっとドロッとしていた。臭いもあれだけ離れていたのに自分の中の女を呼び覚ますほど強烈だった。それを膣内に受け入れてしまえばどうなるだろうか? ……際限なく獣欲は沸きあがっていた。
自慰をすればするほどゆみの中に澱みが溜まっていった。指を膣内に差し込むほど遠目で見た京太郎の肉棒と比べてしまう。自分が達するほど遠目で見た桃子の幸せな絶頂と比べてしまう。あの時ゆみの心に突き刺さったトゲは静かにしかし確実に浸食していた。
「……もう一度だけ」
そうして再びゆみは自慰をする。後輩をオカズに使う罪悪感も今では快感を誘うスパイスだった。
それからしばらく経ち、頭が半分ゆであがってしまっていたゆみだったが……それでも残された理性がこのままだと人生が終わりかねないと警鐘を鳴らし続けてくれたおかげで目標の大学になんとか合格することができた。
「…………」
だが、人間の根本的な欲求の一つである性欲を無理矢理抑えればどうなるだろうか? ……誰かが言ったように抑えれば抑えるほどその反動はヒドくなるのだ。そうしてゆみは現在進行形でその反動に襲われていた。
こっそり買った大人のおもちゃで自分を慰めたりもした、或いはその衝動から逃れるために色々なことに没頭した。しかし……まったく効果はなかった。体の奥底に蓄積された獣欲はもはや一人遊びでは発散されないほどゆみの体を蝕んでいた。
そして、ついに限界を越えたゆみは一線を越えようとしていた。
「加治木先輩~!!」
遠くから大切な後輩である桃子が手を振りながら近寄ってくる。その横にはそれを微笑ましそうに眺める京太郎がついていた。春休みのとある日、ゆみは二人に話があると呼び出したのだ。これから提案することが非常識で正気を疑われることを承知で呼び出した。これからすることに対する不安からか或いは期待からかゆみの呼吸は少しずつ荒くなっていった。
呼び出した二人と共に喫茶店に入ったゆみはお冷やを持ってきた店員が離れていくと同時に頭を下げた。そして慌てる二人に懇願した。
「私を抱いてくれないか」……と。
それを聞いた二人は互いの顔を見合わせながら困惑していた。しかし、ゆみはそんな二人の困惑を無視しながら語り続ける。合宿の時に二人の情事を見てしまったこと。それから自分の中に抱かれたい欲求が生まれたこと。これまで自分で慰めていたが限界が来たこと。ゆみは自分の事情を赤裸々に語り、そして再び頭を下げた。
「────」
「────」
ゆみは頭を上げなかった。頭を上げるのが恐ろしかった。自分を尊敬していた後輩に浅ましい自分を晒した事実がゆみの頭を重くしていた。ゆみの耳には二人がひそひそと話し合っている声が響いていた。耳を澄ませばその内容が聞こえていたかもしれなかったが、やらなかった。
そうしてしばらく話し合っていた二人だったが不意に声が途切れた。
「先輩、頭をあげてください」
ゆみの耳にそんな声が響いた。そこには嫌悪感などは微塵もなくただただゆみを労る音色だけがあった。ゆみはゆっくりと顔を上げる。そこには苦笑する二人の顔があった。それを見たゆみの心臓は早鐘のように鳴る。
そして──
「加治木先輩ってこんなに胸が大きかったんですね」
「そうっすよ。そこもひっくるめて自慢の先輩っす」
「なんだそれ」
そう言って全裸で笑い合う二人。そんな二人を見ながら同じく全裸のゆみは今の自分の状況を思い返す。
ゆみのカミングアウトを笑って受け入れた二人はゆみを連れて京太郎の家に来た。元々、ゆみの呼び出しがなくてもこの日は二人が会おうと決めていた日だった。そう、この日は──京太郎の両親が仕事で家を空ける日だった。ゆみの呼び出しで予定は変わったが最終的にはお泊まりイチャラブックスをすることには変わりがなかったのだ。そこにゆみの告白が挟まることでイチャラブックスにゆみが混ざることになった。
家に来たゆみは二人の準備が終わるまで京太郎が飼っているカピバラと触れ合い、準備が終わった後は先にモモと一緒に体を清めて京太郎が来るのを待っていた。
(すごい)
そうして待っている間、ゆみは桃子の体を見る。桃子とは合宿などで一緒に入浴をしたこともある。しかし、桃子のスタイルはその時よりも実っていた。全体の肉付きが良くなり、特に胸と尻は大きく膨らんでいた。同性から見てもそそられる──男を受け入れ子を成すのに最適な肉体だった。
「お待たせ~」
「遅いっすよ!! 先輩がカゼをひいちゃうっす!!」
「えぇ~」
そこに京太郎が来て……今に至る。
ゆみはそんな二人の自分の体に対するセクハラめいた気安いやりとりを気にすることはなかった。初めて見る親以外での生の異性の裸。ゆみはそれに魅了されてたからだ。
逞しい胸板、割れた腹筋、鍛えられた手足……そしてなにより雄々しい“モノ”!! 獣欲に取り憑かれてからはネットの海などで桃子達の情事以外のオカズを探したこともあった。しかしどれもこれもしっくりこなかった。それもそうだ、ゆみが初めて見たものが最上のモノだった。ならば他のモノなど児戯に等しく見えるのも当然だった。
「そろそろ始めるか?」
「そうっすね。先輩も待ちきれないみたいっす」
ゆみの肩に京太郎の手が乗る。女性のしなやかな手とは違った硬い感触にゆみはビクリと反応した。そんな初々しいゆみの反応に京太郎と桃子は笑みを深くする。ゆみの両隣に座った二人。そして京太郎は問いかける。
「始める前にひとつ。加治木先輩はどうされたいですか?」
「どう……とは?」
「激しくするか、優しくされるかです。先輩はあの時俺とモモがやっていたように激しくヤるのを期待していたでしょう? ですが先輩は初めてですよね? 初めてで激しくするのは体に負担がかかると思います。なので改めて聞きます先輩はどっちがいいですか?」
それを聞いたゆみは悩んだ。あの時見たように激しくされるのも魅力的だが、京太郎に言われて初めての恐怖から来る優しくされたい欲求も存在していることに気付いたのだ。
そうして悩んでいるゆみを見た桃子はゆみの胸を横から優しく揉みながら熱い吐息と共に囁く。
「んんっ!!」
「私も優しくがおすすめっすよ。激しくされる暴力的な快感もいいけど、体がそれを受け入れる準備が出来ていないと辛いだけっす。それに……優しくされたときの心と体がドロドロに溶かされて戻れなくなる感覚はやみつきになるっす」
「そんなに、か」
桃子はその問いかけに短く肯定の言葉で返し、ゆみの体に触れるのを止めた。
桃子の巧みな煽り文句はゆみの中の獣欲を最高の初めてを迎えたいという乙女心に変えた。そして自分も桃子のように淫らに堕ちることも受け入れた。
「優しく……お願いします」
「わかった、加治木せ、いや“ゆみ”」
ピクリと体が震える。
呼び名を変わっただけなのに、まるで自分が京太郎の雌になった錯覚をしてしまい胎の奥が熱くなってしまう。そんな私の変化を見通すように2人は暖かく微笑んだ。
京太郎と私はベッドの上で向き合った。そして京太郎は私の頬に触れた。
最初に肩に触れられたときに感じた男らしい手の感触が先ほどよりも鮮明に脳に伝わる。ただただ頬を優しく撫でられているだけなのにまるで温泉に入っているように暖かな心地よさと感じる。
「随分と気持ちよさそうだなゆみ」
「んっ……」
「次に移ってもいいか?」
「……ああ」
「俺の目を見てくれ」
京太郎の問いかけに応えるのも億劫になるくらい心地よかったがなんとか声を絞り出す。
そして私と京太郎の視線が交じり合う。頬から手が離れたことで寂しさを感じたが、すぐに気にならなくなった。
(カッコいい)
普段の京太郎が決して親しい人以外に見せることのない雄の顔で見つめられるだけで思考が溶けていく。まるで自分と彼の境界線が曖昧になって一つになっていくような感覚。思考が彼一色になっていく。
「……」
(っ!!)
そうして見つめ合うこと数分。彼の顔が少しずつ近づいていく。それを見て次に彼がしようとしていることがわかったがそれを受け入れる。そして……私の唇と彼の唇が触れ合う。ほんの一瞬の交差だったが私はきっとそれを生涯忘れないだろう。唇に自分の人差し指を触れさせる。しかし、先ほど感じた熱はどこにも感じられなかった。それがとてももどかしく感じた。
「初めてのキスはどうだった?」
「……女タラシだな君は」
「モモにもそう言われます」
「自慢の彼氏っすよ」
「ふふっ」
そんな軽いやりとりに心が軽くなる。桃子本人が認めたとは言え後輩の彼氏とこんなことをしていることに後ろめたさや自分の浅ましさに対して嫌気がさしていた。そんな心のシコリも普段と変わらない2人とのやりとりで解けていった。
「じゃあ、次にいくぞ」
「お願いする」
次に何が来るのかはすでに理解している。京太郎の顔が再び近づき……再び唇同士が触れる。先ほどの触れるだけのキスとは違い触れたまま時間が過ぎていく。唇からの熱で心臓の動悸が少しずつ激しくなる。
ヌルリ
「んっ!?」
唇の隙間から生温い塊が侵入してきて思わず体が硬直する。
直後、背中に二つの突起がある暖かな弾力のあるモノが押しつけられた。
「先輩、大丈夫っすよ」
耳元で甘い囁き。桃子がゆみの背中に抱きついていた。
背中から感じる心から信頼している後輩の体温と柔らかな感触に緊張の糸が少しずつ解れていく。
ゆみの緊張が大分解れたと判断した京太郎は舌を再び動かし始める。くぐもった水音が部屋に響き渡る。ゆみは自分の口からこんな淫らな音が奏でられている事実に恥ずかしさと興奮を感じていた。
それを見ている桃子の視線も徐々に熱を帯びていく。
「先輩……」
「んんっ……」
ふにゅ。
そして耐えきれなくなった桃子はゆみの胸を触り始める。桃子と比べれば小さいが、ゆみの胸もおもちと呼べるくらいには大きい。そんな胸を桃子は腋を撫でたり、下側から軽く揺すったり乳輪の周囲を軽くなぞる。だが決して強く揉んだり、強く主張している乳首を触ったりはしなかった。あくまで今は京太郎とゆみのキスがメインだということを理解しているからだ。
そんなゆみは……胸の愛撫も気にならないくらい京太郎とのキスに没頭していた。
繋がった隙間から唾液が漏れ出て顎からしたたり落ち、シーツを汚す。最初は怯えるように縮こまっていたゆみの舌も京太郎の舌が絡みつく度に段々とゆみの方からも動くようになった。互いに舌のザラザラとしたところを削る、裏側を刺激する……ゆみは自分の舌と京太郎の舌が溶け合って交ざったのではないかと錯覚する。
「あっ……」
だが、そんな甘美な時間は唐突に終わりを迎える。京太郎がゆっくりと離れていく、互いの唾液が銀色の橋を架け……それが切れてはじめてゆみは京太郎が離れている事実を小さな吐息と共に認識した。
京太郎は唾液でドロドロに汚れているゆみの顎に手を添え視線を合わせる。ドロドロとした情欲の炎に燃えている瞳がゆみを射貫く。
「綺麗だ……」
ゆみは口の周りを唾液で汚し、目尻もトロンと垂れ下がっている。だが京太郎にはそれがこの世でもっとも美しく感じた。
惚けていたゆみはその言葉を聞いて一気に赤面する。手をバタバタと振ろうとしたが、桃子に背中から押さえられているためそれは叶わない。蕩けていた視線を鋭く尖らせるくらいが関の山だ。
「女タラシ……本当にモモだけなのか? もっと他にも手を出しているんじゃないか?」
「俺はモモ一筋ですよ」
「こうやって私に手を出しているのは?」
京太郎は苦笑いする。
「モモ公認だし。それにゆみみたいな美人に誘われればな」
「ふんっ」
ゆみはさらに目を鋭くさせ、疑いの吐息が漏らす。しかし、口の端はヒクヒクさせてるからか、それがポーズなのは明白だった。そこにいたのは凜とした先輩ではなく年相応に嫉妬している乙女だった。
京太郎と桃子は目を合わせて笑った。それを見たゆみはさらに機嫌を悪くした。
京モモかじゅの同人誌が欲しい。
某所でリクエスト募集してますのでよろしければぜひ。
あとこの話の続きが少しだけ某BOXにあります。
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