揺杏の誕生日なので投稿します。
また、この場を借りてお気に入り登録ありがとうございます。
今後も練習しながら書いていきますのでよろしくお願いします。
二人の男女が触れ合っている。
この言葉で連想するのはどんな状況だろうか? ──大抵の人は親密な間柄の男女がその想いを伝え合っているか或いはその先の行為をしているものだと考えるかもしれない。
……しかし。
「へ~、やっぱこうやって触ると女と男の違いを実感するなぁ」
「……触りすぎじゃないですか?」
「そうかぁ? こんなもんだろ。おっ、ここの筋肉もすごっ」
女は気にすることなく男の体を触り続ける。そして時折メジャーで計測していく。
そう、女性は今。
「そういえば、聞いてなかったんですけど……」
「ん~?」
「どんな服を作るんですか?」
「それは──」
採寸していたのだ。
男の名前は須賀京太郎。長野県に住んでいる男子高校生だ。
女の名前は岩館揺杏。北海道に住んでいる女子高生だ。
離れたところに住んでいる二人。そんな二人が出会ったのは麻雀を通じてだった。夏の全国高校生麻雀大会──通称インハイにて二人は出会った。それからは度々連絡を取り合い、そして春休みに入った京太郎は揺杏のいる北海道まで来たのだ。
家に京太郎を招き入れた揺杏。そこで揺杏は京太郎にある提案をした。自分の趣味である裁縫で京太郎の服を作りたい、と。それを京太郎は軽い気持ちで受け入れて今に至る。
しかし、時間が経つにつれて二人の間に漂う空気が変わっていった。
京太郎の理性は少しずつ削られていた。
気の置けない間柄だったとしても異性は異性。長野から北海道に会いに行くくらいには好意を持っている揺杏の採寸が否応なく京太郎の中の雄を刺激する。だからこそ話しかけたりすることなどで気を紛らわしていた。
揺杏もまた少しずつタガが外れていった。
初めて異性を自分の部屋に招き入れたという事実に心は浮つき。触る度に可愛い反応をする京太郎に揺杏の悪戯心がくすぐられた。最初は真面目に採寸をしていたのが、おふざけが半分以上混じるようになっていた。
だからこれはある意味必然だった。
「おーし、次測るところで最後な」
「わかりました……」
「どうした? なんか萎びているぞ?」
「気疲れなので気にしないでください」
「ふーん。まあ、いいか。じゃあ、よいしょっと」
「あの~どうしてズボンに手を?」
「そりゃあ測るためだ」
「……何を測るんですか?」
「京太郎の“ピー”」
「は?」
「ここの大きさも測らないとズボンを作れないだろ?」
「ちょ、待って……」
「いいではないか、いいではないか……じゃ、ご開帳っとぉ?」
京太郎は止めようとしたが揺杏は持ち前の器用さであっという間にベルトを外してズボンを下ろした。
ここまでは揺杏の目論見通りだった。実際の所、局部の大きさを測る必要はない。こうしているのは京太郎が自分のことをそれなりに好いていることを察しているからこその悪戯であり、後で自分のも見せてお相子にする予定だった。
しかし──
(すごっ♡♡)
揺杏の目の前に現れたモノが揺杏の目論見を崩壊させた。
大まかな形しかわからないのに膨らみだけでソレが規格外の逸品だと強制的に解らされる。さらにソレから発する濃密な雄のフェロモンが揺杏の理性を急激に溶かしていく。
揺杏の下着にシミができはじめていた。そしてシミは少しずつ大きくなっていく。
「へ、へぇ~♡人畜無害そうな顔をしているくせにこんなモノを隠し持っているなんて油断ならないねぇ~♡」
「ゆ、揺杏さんさすがにマズいですよ!!」
「私と京太郎の仲だしいいじゃん♡けど……ここまで規格外だと直接測らないといけないなぁ♡」
「ちょくせつ? ……直接!? まっ!?」
「そぉ~れ♡」
目にハートが浮かび上がるほどに理性が溶けきった揺杏は一切の躊躇なく京太郎のパンツを下ろした。
ボロンッ!!!!
(うそぉ♡♡♡♡)
出てきたのは揺杏の想定をはるかに越えるモノ──力なく垂れ下がっているが、その状態でも見るだけで女を雌に変える強烈なモノだった。
たった一枚の薄布から解放されただけで部屋に先ほどよりも強烈な雄のフェロモンを撒き散らし、垂れ下がっている精嚢の大きさは吐き出される精液の量を期待させるほど大きい。
揺杏は思わず生唾を飲み込んだ。
「お、おぉ~♡イイもん持ってんじゃん♡」
「……うぅ」
「京太郎も隅に置けないなぁ♡……もしかしてこれで女をヒーヒー言わせていたりする? ♡」
「そんなことしてませんよ!!」
「じゃあ♡まだ女を味わったことないんだ♡へ~♡かわいそうになぁ♡」
「からかわないで早く測ってくださいよ!!」
「わかった♡わかった♡」
羞恥心から顔を真っ赤にさせている京太郎を愛おしく思いながら揺杏は生まれて初めて異性の局部に触れる。
まず初めに精嚢に触れた。
(重っ♡こん中に京太郎の赤ちゃんの元が詰まってんだな♡なら優しくしないとな♡)
片手で下を支えるように持てばまずその重さに驚かされる。中に詰まっている精液がどれだけ濃縮されているのだろうか? そんな疑問を持ちながら空いている片手で感触を確かめる。触り心地はなめらかなシルクのような触り心地だった。そこに所々生えている毛が生命力の強さを表しているように思えた。そして一番衝撃を受けたのは……
(うおっ♡)
感じられる脈動だった。グツグツと精液を生産しているのが手の平から伝わってくる。それが誰を想ってなのかは今の状況から考えれば明白だった。
それを理解した揺杏の下着はさらに濡れていく。
「野球……いやソフトボールくらいの大きさだな♡」
「口に出さないでくださいよ、気にしているんですから」
「それは悪かったな♡じゃあ次はこっちだな♡」
京太郎の竿を指さしながら揺杏はねっとりと笑う。
「早く終わらしてくださいよ」
「ふふ♡」
揺杏は京太郎の懇願を薄く笑って受け流す。
京太郎も揺杏の様子がおかしい──発情している──ことはすでに解っていたが……揺杏が採寸という体を一応崩していないので指摘することが出来なかった。
「よっと♡────へー♡こうなってんだな♡」
揺杏は京太郎の竿に触れた。
思っていたよりも柔らかい。最初の感想がそれだった。
(おっきくなってなければこうなんだな♡)
柔らかい感触の中にゴムのような弾力がするという不思議な感触。そして微かに本当に微かにだが硬くなっていく感触に揺杏の女が刺激される。このままおっぱじめたいという願望が膨れ上がる。
だが揺杏の中にある懸念があった。
(けどなぁ)
露骨に勃起を促したりすれば京太郎が強制的に切り上げるだろう。採寸という体を守っているからこそ京太郎は身を委ねているのを揺杏は理解していた。
揺杏が求めれば京太郎も乗るかもしれないが……それはあまりしたくなかった。
(私って魅力ないのかな~)
はっきり言えばすぐにでも襲いたかった。この規格外のこれで気持ちよくなりたかった。
だが揺杏は京太郎から求められたかった。
それは揺杏の複雑な心境から来るものだった。
そして一種の膠着状態になったことで茹だっていた思考が少しずつ冷えていく。
(まあ、ユキ*1とか京太郎のとこの原村*2と比べると月とスッポンだけどさ)
揺杏の脳裏に反則級の胸の持ち主の姿が思い浮かぶ。
彼女らの胸は嫉妬を通り越して畏敬してしまうほどのものだった。メロンどころかスイカ、それも大玉スイカほどの大きさの胸は見るものを圧倒させる。同姓である揺杏でさえ惹かれるものだ、なら異性である京太郎なら言わずもがなだ。
(軽く流したけどな、本当に驚いたんだぞ)
揺杏は性欲が薄い方だと自覚していた。
それは裁縫という情熱をぶつけられるものがあったからだ。そんな揺杏を見せるだけで発情させる京太郎のペニス。だから揺杏はソレが魔性のモノであると確信していた。
そして揺杏はそんなモノを持っているなら誰かに手を出している可能性が高いと思っていた。しかし、京太郎から帰ってきた答えは否だった。
京太郎の近くには由暉子と同等の胸を持った原村を筆頭に色々な属性を持った美少女がいるにも拘わらずだ。
だから揺杏は自分が初めての相手になるかもしれない事実に喜んでいた、が……
(よくよく考えればわかることだったな)
あんな凄まじいものを持ちながら近くにいる魅力的な雌に手を出さない……
それこそが京太郎が真っ当な倫理観を持っていることの証明だ。いくら避妊しようがヤってしまえば少なからずリスクは生まれる。万が一やらかしてしまえばその後の人生に多大な悪影響を及ぼす。
揺杏は京太郎と話しているときに感じた育ちの良さもその推理を後押しさせる。
触れているモノの熱さに反比例するかのように心が冷えていく。
(げっろ……なにやってんだろ、勝手に舞い上がって……)
揺杏は現実を叩き付けられてネガティブな思考に陥ってしまっていた。そうなってしまえばいくら体が発情していようとも揺杏から手を出すという選択肢は消滅する。
だから揺杏は苦痛になってしまったこの時間を切り上げて後で一人寂しく慰めて燻っている情欲を発散することにした。
京太郎のペニスに触れていた手を引っ込めて、挑発的な笑みの仮面を被る。そして、最後の行動に移った。
「ふぅー。……こんなもんかな?」
「終わりましたか?」
「ああ。……で、今回のお礼に──よっと」
「え?」
揺杏は全力でコーディネイトした自分の服を雑に脱ぎ捨て半裸になった。気合いを入れて選んだブラジャーが雑に転がっているのに虚しさを感じながら揺杏は京太郎に自分の粗末な胸を見せつける。
無駄と解っていながらほんの僅かな可能性にすがった行動だった。
「京太郎が私に大事なところを見せてくれたんだからこっちも見せないとな。ユキやそっちの原村と比べれば──」
揺杏は自虐の言葉を紡げられなかった──京太郎が揺杏に抱きつき揺杏の唇に自分の唇を重ねたからだ。
(──え?)
揺杏の視界には鋭い目が映る。普段の優しい眼差しとは正反対の獲物を狩る捕食者の目。
それに射貫かれた揺杏の体は硬直し、京太郎の為すがままにされる。
時間にすれば十数秒の触れ合いだった。抱きついていた京太郎が離れたことで揺杏は解放された。腰が砕けていた揺杏は京太郎の支えがなくなった途端、床に座り込んだ。
「あっ……」
そして、低くなった視界に飛び込んできたのは……肉の塊だった。
それは京太郎の股間から飛び出ていた。
「……ああやって」
「……」
「挑発されれば誰だって獣になりますよ」
「…………」
「いいんだよな? 揺杏?」
力強い言葉と共に突き出される男根。
揺杏は小さく頷いた。