※この作品はR-18です。

どうやら多重婚が認められるようです。   作:ナンダム

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アンケートの結果、今すぐ書けとの命令が下りました。
ワタシメイレイスイコウスルヨ(遠い目)


第一章番外編、企画シリーズ
番外編「中野家のお風呂での一幕」


五月はイライラしていた。

 

…遅い。遅すぎる。

私もお風呂入りたいのに、何20分も入ってるんですか!

そもそも、よく人の家のお風呂でそこまでリラックスできますね!

これは、もう文句を言いに行くべきですね!

もう裸も見た仲ですし、恥じらいもありません!

 

五月は風呂場へ通じる部屋、脱衣所のドアを開ける。

そこで、五月は信じられない物を見た。

 

_三玖の下着!?

こ、これはどういう事なのでしょう!

ま、まさか三玖もストッパーが外れて…?

だとしたら、私はなんて悪い子なのでしょう!

一時の欲求に身を任せ、私達五つ子の秩序を乱して…。

これは、私が責任を取るべきです!

 

五月は迷わず服を脱ぎ、風呂場へと突撃する。

 

「ハレンチな事は、止めなさーい!」

 

☆★☆

 

「フータロー、背中洗って?」

 

「任せろ。綺麗すぎて翼が生えてくるくらいピカピカに磨いてやる。」

 

「鏡じゃないんだよ?」

 

「おいおい、こいつ冗談が通じないぞ。」

 

俺たちは結局、互いを同時に洗うことになった。

最初からこれでよかったのだが、いい思いをできたのも事実なので黙っておこう。

 

「…フータローはさ。」

 

「ん、どうした?」

 

「私がお料理の学校行くって聞いて、どう思った?」

 

「え?そんなのもちろん、応援するに決まってるが…」

 

「それ、ほんとの気持ち?」

 

「…確かに俺としては、大学に行って欲しかった気持ちも無いわけではない。だが、最初は奥手だったお前が、こんな風に自分の気持ちを表してくれている事が、一番嬉しいんだ。」

 

「…フータロー。」

 

その時、扉が勢いよく開けられ、そこにいたのは裸の五月だった。

 

「ハレンチな事は、止めなさーい!」

 

「…前言撤回。五月の方がムードを壊す才能があるよ。」

 

「えぇ!?」

 

「確かに、認めざるを得ないな。」

 

「得ませんよ!何の話ですか!不名誉にも程があります!」

 

「好きだ(イケボ)。」

 

「ひゃい!」

 

少し黙っててほしかったので、耳元にスッと近づき囁く。

照れた五月は、顔を真っ赤にしてその場にうずくまる。

 

「凄い、フータローがもう五月の扱いに慣れている…。」

 

「よし、再開するぞ。」

 

「はーい。」

 

「ちょ、ちょっと待ってください!」

 

正気を取り戻した五月は、すぐさま立ち上がって言う。

 

「ん?何だよ。俺は今から解放された性欲に従って、三玖の胸を洗うんだ。邪魔すんな。」

 

そうだ。もう疲れたんだ。

別にこれくらいのご褒美があったっていいじゃないか。

え、五つ子達とそんな事出来る方がご褒美?聞こえないなぁ。

 

「上杉君ってそんなキャラでしたっけ?」

 

「new上杉なんだよ。」

 

「なるほど…ってそうはなりませんよ!」

 

「あーあーきーこーえーなーいー」

 

「この人、いつから話題をはぐらかすようになったんですか!?」

 

「いつも元凶は五月にあるよね。」

 

「そんな、三玖まで!」

 

☆★☆

 

「ほら、五月も洗うぞ…」

 

「…ぐすっ、ふえぇぇぇん。三玖が、私の事を否定するなんてぇ…」

 

「どう考えても理由はお前にあるからな。」

 

「うん。…でも、感謝はしてるから。」

 

「本当ですか!…えへへ。お母さんをやってきて良かったです!」

 

「喜ぶのこんな細かい事でいいのか…?」

 

「いいんです!」

 

さっきから五月が結構情緒不安定だが、気にしないでおこう。

 

「よし、入るぞ。」

 

俺たちは互いの体を洗い終えると、3人仲良く風呂に入る。

 

「…ふぅ。やっぱり風呂はいいなぁ。日々の穢れが洗い流されるようだ。」

 

「それって、私達が穢れって事?」

 

「半分正解で、半分違うな。」

 

「半分は正解なんだ…」

 

三玖の目が潤んでくる。

 

「待て、待て待て待て!違う!今のは言葉の綾だから!」

 

「上杉君、酷いです…。」

 

「悪かった!穢れっていうのは、日々の疲れの事を言ってたんだ!」

 

「私達と会うのは疲れる?」

 

ヤバい、三玖にヤンデレ気質が宿っている。

大方一花の影響だろう。

 

「そうじゃない。」

 

「良かったぁ…。私達のせいでまたフータローの成績が悪くなったらどうしようと思って。」

 

「…心配してくれてたんだな。」

 

「うん。フータローは、もう私達の彼氏だから。」

 

いや、本当は一人しか選ぶつもりは無かったんだぞ?

でもな?こんなに健気に尽くしてくれてるのにさ?

断るのも違うじゃん?

じゃん?

ジャン・キル〇〇タインです!

 

「…フータロー、どうしたの?」

 

「あぁ、すまん。」

 

「巨人でも見たような顔していましたよ。」

 

「何故分かった…」

 

「んもぅ、フータローと五月が合わさると、ムードなんて絶対に作れないね。」

 

「すみません、そういう事には疎い物で…」

 

「何言ってんだ。五つ子の中で誰よりも早く迫ってきたくせに。」

 

「あー!それはタブーですよ!」

 

「フータロー、言い過ぎ。」

 

「…これは、責任を取ってもらいましょう!断罪です!」

 

「待て、おい、うおぉぉぉ!!」

 

無事に一発搾り取られた。

 

☆★☆

 

つやつやの三玖と五月に挟まれながら、俺は考える。

…そもそも、なぜこんな事になった?

別に役得でしか無いから悪い気はしないが、やっぱり倫理観が思考を阻む。

もう、ここまで来てしまったら、考えすぎない方が得策なのか?

 

「上杉君、そろそろ出ましょう。時間になってしまいます。」

 

「おう。」

 

二人の体を見ると、もう何だかどうでも良くなってしまった。

さぁ、こんなイケない関係になってしまった俺たちの明日はどっちだ。

…タイムワープしたい。




すいません。少々少ない感じになってしまいました。
まぁ、幕間なんで許してください。
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