好評なら続けます。
二乃…聞こえますか?
あなたは、選ばれました。
☆★☆
「で、選ばれた結果がこれ…?」
二乃は今、冒険者ギルドの中にいる。
武器の青甲羅を背中に背負い、机に座ってクエストを調べている最中だ。
「おいニノ、調べ終わったか?」
「あ、うん。」
この人は、パーティーメンバーの『フータロー』。
職業は剣士で、なんと私の夫のようだ。
な、なんて都合のいい!
「あの山は、止めたほうがいい。…まだ私達のレベルじゃ足りない。」
三玖は僧侶で、回復メインらしい。
ちなみにフー君の嫁だ。
フー君はこの世界でもハーレムなのね。
「お、ミクは物知りだね。お姉さん関心するよ。」
「イチカはもう少しマシな服を着て。風邪ひくよ?」
「大丈夫だって。この装備には、温かくなる加護が付いてるからね。」
そう言って笑うのは、一花…だと思われる人だ。
私たちの世界よりもさらに重症らしく、エブリデイ半裸の状態だ。
隠すところは徹底的に隠す辺り、プロ意識を感じる。
冬場は辛いらしいが、踊子パワーで乗り切ってるのだそう。
「Well, have you got used to the clothes of イチカ?」
「え、え、何て言った?」
「If you care too much, you'll lose your hair in the future.」
何故か英語で喋っているのが五月。
普通は意味が分かる筈なんだけど、悲しい事に私の英語力じゃ咄嗟には分からない。
あと、職業は料理人らしい。
…五月って感じね。
「五月、ちゃんと喋って!」
「えー。これが母国語だから…」
「めっちゃ喋れるじゃない!」
☆★☆
「あーもう!」
あの後会議があったけど、何も話はまとまらなかった。
この世界に来て一か月。
向こうの私が夢を見てるだけならいいんだけど、もしこの世界で死んじゃったらどうなるか分からない。
…早く帰りたい。
「ニノ様、一日お疲れ様です。」
「あなたにその喋り方されると、こっちも調子狂うのよね…」
私の周りをふよふよ飛んでいるのは、猫耳の精霊だ。
子供たちに会えなくて寂しいので、「ノア」と名付けた。
「何だよー、せっかくイイ感じに決まったと思ったのに。」
「やましい感情が見え見えよ。…それと、魔王の事は分かった?」
「うん。『魔王四葉』は、ピーマンが嫌いらしいよ」
「どうでもいいわよそんな事!」
☆★☆
ふと、ドアが開いた。
この時間に、という事はそういう事なのだろう。
「ニーノッ。起きてるか?」
「…うん。」
この世界のフー君は力強い。
私の肩をガッシリ掴んで、そのまま押し倒す。
「なぁ、俺、もう我慢出来ない…」
「うん、イイよ、フー君…!」
積極的なフー君もまた素敵で、毎回見事に快楽の渦に飲み込ませてくれる。
小刻みな動きで指がうねり、どんどん奥へ入っていく。
その行為に、私はフー君の肩にしがみついてただ声を上げる事しかできない。
「あ、あぁ、ん、ううぅ…」
「可愛いな、ニノは。」
「フ、フー君…」
「何だ?」
「イく」
「了解」
指の動きが大きくなる。
そのまま、私は身を大きく震わせて果てた。
「…フー君、最高だった…」
「そりゃどうも。…挿れるぞ」
「うん。…ひゃっ」
彼のモノは、前の世界のフー君より大きい。
でも、気持ちいいのは確かだが、この大きさだとすぐにイってしまって長く続けられないのが悩みだ。
「はぁっ…もう出る…」
「いいよ、出して、」
そして、このフー君は早漏だ。
びゅー、びゅー、びゅー。
☆★☆
「____」
「えぇ、なんて言いましたか?」
「昨夜は、お楽しみだったな」
「そんなんいつもの事だろ。ほら、さっさと受注書書いてくれ。」
「____。…ほれ、書いたぞ。『魔猫レナ』討伐作戦、頼んだ。」
「おう!」
「どんとこい!」
「任せなさい!」
「頑張ります!」
「It will end soon.」
「ここがレナの巣か…」
「いかにも洞窟って感じね」
「ニノ、危ない!」
ミクの声が聞こえた瞬間、左から猛烈な死の気配がした。
これが盗賊のスキル、『敵感知』!…って、何で私が盗賊なのよ!
「Let's go, spirits!」
「了解。」
「っしゃあ!」
あ、精霊は標準語なのね。
「スイーツ魔法、『ドルチェッシモ』!!」
「スイーツ魔法、『パルフェグランデ』!」
「いつ聞いてもダサいわね、魔法の名前」
「そ、そんな事無い!」
「素が出てるわよ」
「I was angry.」
「真顔で言うの止めてよ!」
☆★☆
気付いたら魔物は倒されてた。
もう、なんかもう、いいや。
とにかく、早く私はここから脱出する、それを最優先にしましょう!
果たして、二乃は謎の世界から脱出出来るのか。
それは、人気度と神のみぞ知る…
…あの、怒らないで!
ごめんって!