後悔はしていない。
眩しい…。
なんだかこのノリこの前もやった気がするが、そこはいいだろう。
太陽の光が、俺を優しく目覚めへと誘う。
昨日は、どこまで相手したんだっけ…?駄目だ、何も覚えていない。
どうやら、俺は寝てしまったようだ。
「上杉さん、おはようございます!朝からもう元気ですね!」
「お、は…?」
四葉が、少し照れながらちらちらと俺の下半身を見ている。
そこには、朝特有の見事な風太郎スカイツリーが立っていた。
「こ、これは、生理現象でだな!?その…」
「分かってますよ、二乃から聞きました。ささ、速く着替えて、食堂に行きましょ?」
「あぁ、分かった。というか、他のみんなはどこに行ったんだ?」
「だから、食堂に行ったんです!」
「あぁ、そういう事ね。…すぐ着替える。」
「あ、あの!上杉さん!」
「ん?どうしたんだ、四葉。」
「あ、あの、ですね…その、昨日は、少々、切ない物があったので…」
「で…?」
そうか、今からハッスルか。…無理だな。謝ろう。
「四葉、すまんのだが…。」
「あぁ、違います!本番ではなくていいので、その、お触りだけでも…お願い出来ますか?」
「よし、頼まれた。」
「な、何だか凄い気合の入れっぷりですね!どんとこいです!」
☆★☆
その後、10分くらい四葉をひーひー言わせてやった。
少し粘つく人差し指と中指を口に加えながら、一階へ降りる。
階段にある絵画を眺めながら、四葉と話す。
「…もう、朝から激しすぎですぅ。他のお客さんに聞かれたら、どう責任を取るつもりですか!」
「いや、明日まで貸し切りだろ?」
「そういえばそうでした!」
こいつ、なんでその記憶力で大学に入れたんだ。
「ま、まぁ、上杉さんが、超絶テクニシャンだと言う事は分かったので、良かったです。」
「何だか不名誉な称号だな。」
「んなっ!」
なんだろう、いちいち可愛い反応返してくるのやめてもらっていいかな?
new上杉の(小)が朝から臨戦態勢を整えてしまう前に、さっさと食堂へ足を運ぶ。
部屋に着くと、他のメンバーが先に座っていた。
「あ、風太郎君、おっはー。」
「フー君、おはよう。」
「フータロー、ちゃんと起きれて偉い。…おはよう。」
「上杉君、おはようございます!昨日は良い夜でしたね!」
「ちょっと、私たちの事も配慮しなさいよ!」
「あ、ごめんなさい!」
「悪かった、俺が悪かった。だから、そんな超絶恥ずかしい事で喧嘩しないでくれ、頼むから。」
いい感じに全員恥ずかしくなった所で、何やらニヤニヤした顔で爺さんがやって来た。
「_____。」
「え?何ですって?」
「____った?」
「すみません、気持ちもうちょいボリューム上げてください。」
「どの子が一番良かった?」
「…」
おい、それ俺に言えっていうのかよ!
「…それ、言わなきゃ駄目ですか?」
「…悪かった。____。」
「もう、わけわかんない、あの人。」
「おや?おじいちゃんに何を言われたのかな?風太郎君?」
「言わねぇからな!絶対言わねぇからな!」
「本当に何を言われたの!?」
☆★☆
朝食を食べ、それぞれ風呂に入った後、部屋に戻ると手紙が置いてあった。
『卓球場にて待つ 三玖』
「また面倒な物を…」
「第一回、五つ子+αの卓球大会ー!」
「イエェェェェェェイ!」
「…何これ。」
「昨日はマリオカートかエッチしかしなかったので、何か思い出に残る事をと思い…」
「もう十分思い出に残るわ。」
「…と、とにかく!始めますよ!」
『一回戦第一試合 風太郎VS三玖』
「風太郎だとしても、絶対負けない。」
「望むところだ!」
取り敢えずピンポン玉を受け取り、サーブしてみる。しかし、ラケットは空を切り、無情にもピンポン玉は卓球台を何度か跳ねて終わった。
「…サーブはしてあげるから!」
一花にサーブを打ってもらい、ようやくスタートした。
ぎこちない打ち合いが続く中、勝負を仕掛けてきたのは三玖だった。
突然、バックスピンをかけてきた。
まずい、このままでは?__
「勝者、風太郎君!」
「た、対応できた…」
「…せっかく勝ったと思ったのに。」
三玖が顔をプクッと膨らませている。
俺はその頬をつついて話しかける。
「ありがとうな、三玖。いい戦いだった。」
「…そ、そっかぁ。…えへへ、なら良かった。」
チョロい。だがしかしそこがいい。
「帰ったら、また沢山…な?」
「うええ!?…だ、駄目だよフータロー…やっぱ続けて」
「悪かった。だから止まってくれ。」
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「一回戦第二試合 二乃VS五月』
「あんたなんかに負けないから。」
「こっちも負けるつもりはありません。全力で行きましょう!」
「望む所よ!」
おぉ、なんだかスポ魂漫画みたいになった!
「ところでさ、フー君…。」
「おう、どうした?」
「私が、勝ったらさ…シてよ。」
なんだろう、一気に雰囲気壊すの止めてもらってもいいかな?
「うんうん、愛する人との愛情行為の為に頑張る…正にロマンチック!」
感動しているような一花だが、実際は笑いを堪えているのだろう。体が震えている。
「あー!二乃だけずるいです!私も勝ったら…」
「あのねぇ、私だけ唯一抱いてもらってないのよ!」
「わ、私だってそうですよ!?」
「四葉は一人遊び手伝ってもらってたでしょう?」
「な、なぜそれを!」
「リボンを見れば分かるわ。」
「…もう一生付けません。」
「冗談よ。」
「二乃のいじわる!」
「分かった、二人とも相手するから!」
「「本当!?」」
「…お、おう。」
「なら、こんな争いも必要ないわね。…今夜は楽しみましょうね、フー君♪」
…これは、とんでもない地雷を踏んでしまったのか?
俺が今日の夜を想像して震え上がっていると、そんなの気にも留めないように試合が始まった。
最序盤は五月がやや優勢のように見えたが、途中から二乃が巻き返してくる。
「これで決めるわ!食らいなさい、
恐ろしい程の速さで玉が打ち出される。
「負けません、
それを五月が、あり得ない反射速度で打ち返す。
「はぁっ!」
「てやあっ!」
両者実力は拮抗している。
…これは、どっちだ?
「勝者、二乃!」
「ふぅぅぅ…。悔しいです。」
「まぁ、これが愛の力よ。」
「欲望の力では?」
「う、うるさいわね!」
「おい、二人ともやめろって。」
止めて!私(俺)の為に争わないで!
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『準決勝第一試合 風太郎VS一花』
「さぁ、ここからが本番だね。」
「かかってこいや!」
「おぉ、威勢は良いね。…勝てそう?」
「余裕だわ、余裕過ぎて天丼百杯食えるわ、派手にな!」
「それ、どこかからの受け売りじゃない?」
「なぜばれた。」
余裕を持ったサーブから始まり、静かな打ち合いが続く。
「やっぱ学生の休日はこうでないとねー」
「…そ、そうか?」
「あれ、もう疲れた?」
「俺の体力の無さを知ってるだろ?」
「あはは。…女優の先輩やスタッフさんと出かけることはたまにあるんだけど、なんで大人ってお出かけ=食事になるんだろうね。」
「さっ、さぁ…」
「あはは」
「笑ってる場合じゃねぇ…」
「私さ、周りに妙に大人びて見られてるみたいで、こんな事に付き合ってくれるの姉妹の皆だけなんだよね。」
「そ、そうか?目立ってはいるが大人っぽいはよくわかんねー」
「出来ればそのままでいて欲しいな。」
「…?」
「君のそういう所に惹かれてたんだもん。」
いきなりの言葉に、ラケットの狙いがずれてしまう。
…負けた。
「果たしてnew上杉に出来るかな。…それに、いいのか?他の姉妹の前でそんな事言っても。」
「うん。皆同じ考えだと思うから。」
一花の言葉に頷く二乃達。
親父に相談した時はあんな調子の良い事を言ったが、果たして俺は本当に五つ子達の未来を預かるに足り得る人物なのだろうか。…不安だ。
「ほら、シャキッとする!」
一花に背中をバンと叩かれる。
鈍い痛みの後に、体の底から勇気が湧いて来るようだった。
「ありがとな、一花。…やっぱり、俺にはお前も必要だ。」
「あはは。…疲れたなら、私がまたセラピーしてもいいんだぞ?」
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『準決勝第二試合 二乃VS四葉』
…と言いたい所だが、正直もう書く必要は無いんじゃないか?
察しのいい人はもう気付いてるだろう。四葉無双だ。
「いい調子!頑張れ頑張れ!」
「それ、相手に言われたくない…」
『決勝戦 一花VS四葉』
「も、もう無理…」
「ナイスガッツ!」
結局四葉が勝った。
☆★☆
「いやー、動いたねぇ。午後から何する?」
「スマブラとかやるか?」
「お、いいわね。…でも先にお風呂入りたいわ。」
「そうだね。私も、フータローと入りたい。」
「私も賛成です!」
「温泉卵もいいですね…」
「おい、一人だけ別の事考えてるぞ。」
「なっ、お風呂に入りながらだからいいんです!」
「納得いかねぇ…」
そのまま汗を流すべく、俺たち風呂に入る事になった。
「では、一緒に混浴です!」
…やっぱりそうね、そうだよね。
どうか俺の精力が尽きませんように。
熱血スポコン系小説です(大嘘)。
感想など頂けましたら、一日一万回感謝のフルマラソンを忘れません。
それでは!