また活動報告のリクエスト募集も続けておりますので、皆様のリクエストをお待ちしております。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=274700&uid=99940
どうも、私はアオイと言います。
マスターは私の初めての友達ですね、同時に私はマスターのパートナーでもありますけど。
それでいま、私はある人を着けています。
その人物というのが、シノンさんです。
後で聞きましたが、彼女はマスターの幼馴染みのようですね。
だからぜひ、彼女とも友達になろうとしてますが、どのタイミングで声を掛ければ良いかわからず、結局こうやって後ろからバレずに着いてきてるのが現状でして…。
うへぇ〜、これじゃただのストーカーじゃないですか〜。
などと自己嫌悪に陥ってると。
「あなた、どうしたの?」
「ひゃあっ!?」
思わず声を上げてしまいました。
いつの間にかシノンさんの目の前まで来ていたのです。
そして彼女は私を見つめてきました。
「…………」
えっと……何て言えばいいんだろ?
なんて考えてたら彼女が口を開きました。
「何か用事でもあるのかしら?それとも迷子になったとか……」
「ちちち、違いますぅ〜!
私はえーとその、シノンさんがマスターの幼馴染みだって聞いてましたのでどんな人かなってちゃんとお話したかったんですけど、話し掛けるタイミングが見つからなかっただけであってその〜、別につけてたってじゃないんですぅ〜!」
わわ〜っどうしよっ!?
もうこれ完全に私がストーカーですって自白してるのうなものじゃないですか!?
ああぁあぁあぁ〜! 恥ずかしいぃ〜!!
穴があったら入りたい気分ですよぉ〜!
「ふふっ、そう。
そういえば他の皆とはお話しててもあなただけはいつもどこかに行ってたから、むしろ私のこと苦手なのかなって思ってしまったわ」
「そそそ、そんなことありませんよっ!
むしろ私みたいなぼっちがシノンさんという幼馴染みがいながら勝手に友達になっちゃったこと申し訳なくなってきちゃったと言いますか…」
「いや、まず何でそうなるのよ。
…そうだ、ねぇ?
良かったら私とお茶しない?
この街にある喫茶店が気になったから行こうと思ってたのよ。
そこで、お茶しながらお話しましょ?」
「えぇっ!?
良いんですかぁっ、私なんかも一緒にいても!?」
「もちろんよ。
せっかくの出会いなんだもの。
それにアオイのこともっと知りたいしね」
「うぐっ……そ、そういうこと言われたら断れないじゃないですか〜」
「あら、断るつもりだったの?」
「いえいえ! 全然問題ないです! というより嬉しいぐらいですよ!!」
「なら決まりね。
さ、行きましょ」
「ははははいぃ〜っ!
どこまでもお供いたします!」
「ぷふっ、そんなに緊張しなくてもいいのに…」
シノンさんはあたふたしてる私の手を引いて、喫茶店に連れて行ってくれました。
店内に入ると店員さんに席を案内されて、私はシノンさんの隣に座って向かい合う形になりました。
それからシノンさんはメニュー表を開いて見せてくれました。
そこには様々な種類のケーキが載っていました。
どれを頼んでも良いらしいので私はオススメされたイチゴのショートケーキと紅茶を注文しました。
シノンさんも同じものを頼みました。
しばらくすると、注文した物が運ばれてきました。
シノンさんと私はそれを一口食べました。
うん、甘くて美味しいですね〜。
シノンさんも気に入ったみたいで満足げな表情をしています。
そして、シノンさんは本題を切り出してきました。
「それで、アオイは私がどんな人なのかって聞きたかったのかしら?」
「はい、そうですね……。
シノンさんがマスターの幼馴染みってことは聞きましたけど、それ以外のことについては何も知らないのでちょっと興味がありまして……」
「そうだったんだ。
確かに私と彼が幼馴染みだって事以外、あまり話してないものね」
「はいっ。
…一応、シノンさんの過去に起こったことも聞いてはいますが…」
「まぁ、その辺りは周知の事実よね。
パートナーになったとき皆にも話したし。
それでも、皆私のこと受け入れてくれたことは嬉しかったわ」
そう、私たちマスターのパートナーはシノンさんがパートナーになったときに聞かされた事がある。
シノンさんは昔、お母さんを守るために強盗を殺してしまったことがあることを、それが原因で銃にトラウマがあることを、そしてマスターがいてくれたから克服できたことを。
だから、シノンさんがマスターのことを好きなのも分かる気がする。
きっと、マスターもシノンさんもお互いのことが大好きなんだろうなぁ……。
「あの、それでですね。
シノンさんにとって昔のマスターってどんな人でしたか?」
「えぇ、それはもう今と変わらない、心の平穏を願いながら、関わった人たちの平穏を願わずにはいられないお人好しのバカよ。
まぁ、バカはバカでも、優しくてそばにいるだけでも落ち着けるような存在ではあったけど」
「へぇ〜、そうなんですか。
じゃあマスターって昔からあんな感じだったんですねぇ」
「そうね。
最初会ったときは、私が人殺しだからって周りからいじめられてる所を庇ってくれたわ。
でも、その時の私はいじめられてたことと、トラウマのことがあって荒れてたから、彼には感謝するどころか、むしろ偽善者って罵って八つ当たりしたのよ」
「えぇ〜! マスターにそんな事言ったんですか!?」
信じられなかった。
いくらそういう境遇があるからって、そんなことを言うなんて、今のシノンさんからは想像もつきませんでした。
私は驚きの声をあげてしまいましたが、シノンさんは構わず続けます。
シノンさんの目元を見ると少し潤んでいるように見えます。
きっと、当時のことを思い出してるんですかね?
シノンさんはぽつり、ぽつりと話し始めました。
「ええ、ほんとに今でもその時の私はひどい奴だったって思ってるわ。
彼は偽善者なんかじゃなくて、ただの優しいお人好しなんだって、わかってたのに。
それなのに彼はずっと私と一緒にいて、私が立ち直るまでずっと励まし続けてくれたわ。
彼のおかげで私は救われたのよ」
「そうだったんですか……」
シノンさんは懐かしむような表情をして、当時を語る。
シノンさんの話を聞いていると、まるでマスターとシノンさんの2人が寄り添っている姿が目に浮かぶようです。
シノンさんがどれだけマスターの事を想っていたのかが分かりますね。
「ねぇ、アオイ」
「はい、何でしょうか?」
「アオイは私が昔人を殺したことがあるって聞いて、どう思ったの?」
「…正直びっくりしました。
でも、それって正当防衛なんですよね?
それ以前に、まだ幼かったのにお母さんを守ろうと体を張ったのは、とてもスゴイなって思いましたよ。
…恐らく同じ立場にいたなら、私はシノンさんみたいにはできないと思うんです。
でも、銃にトラウマを持つくらいに怖い思いをしたのは当然なんじゃないかってことも思うんですよ。
だって、私たちの周りじゃ人が死ぬところなんて普通じゃないし、ましてや殺してしまったなんて…」
私は最後まで言えず、そのまま俯いてしまいました。
シノンさんに同情しているのかもしれない。
でも、私にはそんな過去も経験もないし、共感できるみたいな言い方をすれば、きっと彼女は傷つくかもしれない。
正直に言って、もし自分もシノンさんみたいに人を殺したならって思うと怖くて体の震えが止まりません。
すると、シノンさんが私の手を握ってくれました。
「ありがとう、アオイ。
あなたは本当に優しい子なのね。
確かに私はその事で苦しんで、一時期は荒れてたけど、今はこうして過去を受け入れて前を向いていられるの。
これも全部、マスターのおかげなんだからね」
シノンさんは笑顔でそう言いました。
そして、握っていた手を離すと、今度は頭を撫でてくれました。
「それにね、マスターの家族も、私のことを知った上で私とお母さんのことを家族ぐるみの付き合いもしてくれたの。
…元々お母さんはお父さんが亡くなって幼児退行するくらい精神的に参ってたのに、その時の事件で私と距離を置いてたけど、その付き合いがあったから、もう一度私と家族として接してくれたのよ。
それがすごく、嬉しかったわ」
「シノンさんのお母さんも、シノンさんが人を殺めてしまったことを受け入れたんですか……?」
「そうね。
最初はやっぱりショックだったでしょうし、当時は私のことを化け物を見るような目で見て、距離を置かれたし、口を聞くこともなかったの。
でも、マスターたちのおかげでお母さんも立ち直って心の余裕ができて、『シノンちゃんは悪くない、また家族としてやり直したい』って謝りながら、私のことを強く抱きしめてくれたわ」
「そっかぁ……。
良かったですね、シノンさん。
シノンさんにとって、マスターは大切な存在なんですね。
あぁ、羨ましいなぁ」
私は思わず本音を漏らしてしまいました。
シノンさんは優しく微笑みながら、私の頭を撫で続けます。
「ふふっ、アオイはまだマスターのことを知らないものね。
でも、これからたくさん知っていくのよ。
あの人のそばにいると心が落ち着くから、一緒にいるだけで安心して、いつも気がつくとそばにいるわ」
「そうですよね!
マスターってなんかほっこりするというか、そばにいると落ち着きますよね!」
「ええ、そうよ!
……ねぇ、アオイ?
あなたはマスターのパートナーになって、初めての友達ができて、幸せ?」
「はい! すっごく幸せな気分です! マスターと一緒にいて、マスターのこと知っていけばいくほど、どんどん好きになるんです。
だから今、すごく楽しいです! あっ、もちろんシノンさんとも友達になれるのなら嬉しいんですよ!?
でも、私のようなぼっちなんかと友達だなんて」
「何を言ってるのよ、アオイ」
「へ? シノンさん? えっと、何ですか?」
「あなたはもう立派な私たちの仲間であり、親友なのよ」
「え?えぇっ!?」
シノンさんの言葉に私は驚いてしまいました。
だって、まさか私がシノンさんの親友ポジションをゲットできるとは思わなかったのですから。
「ええと……いいんですかね? 私なんかが、シノンさんの友達に、親友になっても」
「当たり前じゃない。
私もあなたの事、大好きなんだから」
「だっ、だだだだだっ!?
…あばば、あばばばばばばば」
「あれ?
どうしちゃったのアオイ?」
私はあまりの衝撃に、脳が追いつかなくなりました。
シノンさんが私のことを大好きと言ってくれたんです。
私なんかがシノンさんと友達になれて、しかもシノンさんから『大好き』とまで言ってくれる。
こんなの嬉しすぎて、頭がおかしくなりそうです。
「ねぇ、アオイ?」
「ひゃ、ひゃい!?」
しばらくしてから、声を掛けられました。
「あなたは避けてるようだけど、他のパートナーの皆も良い子なんだし、あなたのこと悪く思っていないわ。
もし、あなたが良ければ皆とも仲良くなれるように私が手伝ってあげたいのだけれど、良いかしら?」
「ふぇぇっ!?
良いんですか!?」
「ふふっ、良いわよ。
だって私たちは…」
シノンさんは私の手を取ってくれました。
そこで一言を添えて。
「友達でもあり、親友なんだから、ね?」
シノンさんの笑顔を見て、私は思った。
ああ、この人は天使かもしれない。
シノンさんは私を慰めるために嘘を言っているんじゃない。
本当に、私のことを大事に思って、私の力になりたいと思ってくれているんだ。
そう思うと、胸の奥が温かくなって、泣きそうになった。
きっとそれは、嬉しさからくるものだったのだろう。
「……はい! ありがとうございます! よろしくお願いします、シノンさぁん!」
「ええ、任せなさい。
それと、お茶も冷めちゃったけど、おかわりは頼む?」
「はいっ!
お願いします!
むぐぐっ、ごほごほぉ!?」
「こーら、そんなに慌てなくても誰も取らないわよ。
もう、こんなに吹き出しちゃって…」
「ず、ずみまぜ〜ん…」
冷めた紅茶を飲んで咽た私にシノンさんは呆れながら、口元を拭いてくれました。
それからは私とシノンさんは二人で仲良くお話をして、とても楽しい時間を過ごすことになりました。
あぁ、私シノンさんと友達になれてよかった〜。
魔女として出してほしいキャラ
-
めぐみん(このすば)
-
七罪(デート・ア・ライブ)
-
アズサ(スライム倒して300年)
-
イレイナ(魔女の旅々)