「お兄ちゃん、元気してた?」
「お前は…イリヤ!」
学校から帰る俺の目の前に、2日前教会から帰る俺とセイバーを襲ったバーサーカーのマスターであるイリヤが現れた。今はセイバーはおらず、俺一人だけ。迂闊だった、2日前の夜、イリヤはバーサーカーと共に教会から出る俺と遠坂、セイバーを襲撃してきたのだ。俺一人だけの今ならバーサーカーを使わなくとも殺すのは簡単だろう。イリヤ自身も魔術師なので、投影魔術しか扱えない俺では太刀打ちできる相手ではない。
「あの時はバーサーカーの攻撃で胴体を真っ二つにされたのに、もう完治しているなんて、大した回復力ね」
確かに俺はセイバーを庇う為にバーサーカーの攻撃をまともに受けたにも関わらず、今もこうして生きている。その事に俺は驚いていた。あの時、俺は間違いなく死んでいた筈だ。それなのに家で目を覚ますと何事も無かったかのように無傷のままなのだから。いや、今は目の前のイリヤをどうにかしなければ!イリヤがバーサーカーを呼んだら俺ではひとたまりもない。
「私はお兄ちゃんに悪い事をするわけじゃないの。ただ私に付いてきて欲しいだけなのよ」
遠坂曰くイリヤはアインツベルンという魔術師の家の者らしい。俺はイリヤを前にして思わず身構える。今は聖杯戦争中。という事は目の前のイリヤは俺の敵だ。
「あれ? どうしたのシロウ。そんな怖い顔をしちゃって」
「っ! い、いや、別に……」
「もしかしてわたしと戦うつもり?」
図星だった。だが今の状況は圧倒的に俺にとって不利だ。ここは一旦引いて態勢を立て直すべきだ。幸いにも今は周囲に人影はない。ここなら逃げ切れるかもしれない。そう考えた俺はその場から離れようとするが、突然身体が動かなくなった。
「あー駄目だよシロウ。勝手な行動したら」
「くっ!?︎ 体が動かない……!」
「私の命令に逆らった罰として魔術を掛けたの。シロウ程度なら私の魔術でどうにでもなるしね?」
イリヤはニコニコしながら近づいてくる。この距離だと走って逃げる事が出来ない。
何とか抵抗しようと試みるが、体は全く言うことを聞かない。するとイリヤは俺の首筋に手を伸ばしてきた。そして指で俺の首筋を指で撫で始める。まるで愛しい恋人に触れるように優しく丁寧に。首筋から伝わる甘い刺激に背筋がゾクッとする。イリヤはそのままゆっくりと俺の顔に近づくと耳元で囁いた。
「ねえ、シロウ? これから二人っきりになれる場所へ行こっか?」
そして俺はイリヤに連れられるようにして歩き出す。俺は自分の意思で肉体を動かす事はできず、されるがままに連れて行かれるだけだった。
「んふ♪ いい子ね、シロウ」
イリヤは俺の腕に抱きつきながら上機嫌になっている。俺はイリヤの魔術によって新都にある倉庫に連れていかれた。倉庫の中は広々としており、中には俺とイリヤ以外誰もいなかった。そして俺は倉庫の中央で止まり、イリヤは俺から離れると改めて動かない俺の身体を品定めするようにして見る。
「ふふっ、私の魔術で動けないのはどんな気分?教えてくれるかしらシロウ?」
「……」
「あら? 喋れないのかしら? まあいいわ。それじゃ早速始めましょうか」
イリヤは妖艶な笑みを浮かべるとそのまま俺に近づき、両手で頬に触れてくる。イリヤは妖精のような美貌を持っており、間近で見ると思わずドキッとした。
俺の身体はイリヤの身長に合わせて前屈みになり、そんな俺に対してイリヤは顔を傾けてゆっくり近づけてくる。俺は咄嵯に目を閉じてしまうが、イリヤの唇の感触がした。そしてあろう事かイリヤは俺の口に舌を入れてきたのだ。
(えぇっ!?︎)
予想外の出来事に混乱する。口の中に入ってきたイリヤの柔らかい舌が自分の歯茎を舐め回す度に背中に電気が流れるような感覚に襲われる。俺は必死に抵抗するが体は相変わらず動かすことができない。やがて長い時間が経過し、イリヤはようやく口を離す。二人の口から銀色の糸が伸び、途中でプツンと切れた。
「うぅ……うぁ……」
「ああ、ごめんなさい。つい夢中になっちゃって」
イリヤはクスリと笑うと再び俺に向かって顔を近づける。
「どう?私とキスできて興奮したでしょ?」
「そ、そんなわけあるか!」
こんな状況で何を言っているんだこいつは!
「もう、強情なんだから。それなら今度はもっと凄い事をしてあげるわ」
イリヤはそう言って俺のズボン越しに俺の股間を触ってきた。イリヤは艶めかしい手つきで俺の股間を愛撫してくる。
やばい! このままでは本当に一線を越えてしまいそうだ! イリヤは片手で俺の股間を刺激しつつ、もう片方の手で俺のシャツのボタンを外していく。イリヤは露になった俺の胸板に手を這わせ、ゆっくりと揉んでいく。
「シロウのちんちんって案外大きいね。ズボン越しからでも分かるくらい」
「なっ!?︎」
イリヤは俺のベルトをカチャカチャ鳴らして、慣れた手つきでジッパーを下ろす。すると下着の中から半勃ち状態の肉棒が現れた。
「う、うわっ!?︎」
「うふ、可愛い」
イリヤはそう呟くと、右手で肉棒を握りしめ、左手で玉袋を弄ぶ。
「ぐっ……ううっ……」
「気持ち良いのねシロウ。それならもっと良くしてあげないとね?」
そしてイリヤは両手で俺の玉袋をマッサージし始めた。
「シロウのタマタマ、結構重いのね」
「うあっ……や、やめろ……ううっ!」
イリヤは親指で金玉を転がしたり、人差し指で軽く弾いたりしている。その度に俺は声を漏らしてしまう。
「あれれ、もしかして感じてるのシロウ?」
「う、うるさい!誰がお前なんかに感じるもんか!さっさと離れろよイリヤ!」
俺は精一杯の抵抗をするが、イリヤは全く動じず、むしろ楽しんでいるように見える。
「もう、シロウったら奥手なんだから。それなら仕方がないわね?」
イリヤは俺の肉棒から両手を離すと、俺の目の前にしゃがみ込んだ。
「シロウのおちんちんしゃぶってもいいかな? 私、シロウのおちんちんが欲しいな?」
イリヤは上目遣いをしながら聞いてくる。俺はイリヤの淫らな姿を見て、下半身に血流が溜まるのを感じた。
「な、何馬鹿な事を言ってるんだよ!?︎」
しかしイリヤは動揺する俺をよそに、勃起した俺のペニスを自分の口に入れてフェラチオを始める。亀頭から根本まで丁寧に唾液の乗せた舌でペロペロ舐める。イリヤは自分の頭を前後させながらジュボッと音を立てている。イリヤの頭が動く度、俺の竿にイリヤの柔らかな髪の毛が触れる。そしてイリヤは再び喉の奥まで飲み込む。根元の方は指を使って優しく撫でるように擦っている。
俺は今自分がどういう状況なのか分からなくなっていた。聖杯戦争の敵であるイリヤが俺のペニスを口に咥えて愛おしく舐めて奉仕しているのだ。
「じゅぼ…じゅぼ…んぷっ……シロウ、どう? 私のお口、気持ちいい?」
「や、やめてくれイリヤ…!それ以上はやばいっ! 出るから、出ちゃうから!!」
「ふふ、出しても良いよ? シロウのザーメン、私のお口にいっぱいちょうだい」
イリヤは一気に俺の肉棒を吸い上げる。
「だ、駄目だイリヤ!そんなに強くされたら出る!イリヤの口に出すからな!あ、くぅ……出るッ!!!」
そして我慢の限界を迎えた瞬間。大量の白い欲望液が勢いよく飛び出した。俺は腰を大きく仰け反らせ全身痙攣させる。
「きゃ!?︎」
イリヤは突然の射精に驚いて、俺の肉棒から口を離してしまった。そしてイリヤの顔に俺の精子が大量にぶっかけられる。
「んん……すごい量。それに匂いも濃くてクラクラしちゃいそう」
「あ、あぁ……」
「どうシロウ?聖杯戦争で自分が戦うべき敵である私にフェラチオされて射精した気分は?」
イリヤは嫌らしい顔をして俺を煽ってくる。
「くっ……」
「ねえシロウ。シロウは私の事嫌い?」
「な、何を言っているんだ? 当たり前じゃないか!」
「けどその割に私にいいようにされておちんちんを勃起させていたじゃない」
「こ、これは生理現象だ! お前に魔術をかけられていたせいでこうなっただけだからな!」
「見苦しい言い訳ねシロウ。それならもう一度試してみようか?」
イリヤは射精したばかりの俺のペニスを掴むと再びしごき始める。
「え、ちょ、待ってくれイリヤ!またやるのか?というか、なんで俺の身体を自由にできるんだ!?︎」
「それは秘密。シロウが素直になれば教えてあげる」
イリヤは俺の質問を無視して行為を続ける。
「ほら、シロウのここ硬くなってきた。もう一回出せるよね?」
イリヤは再度俺の肉棒を口で覆い、舌で舐め回す。そして今度は先程よりも早く上下運動を開始した。
「うっ……ぐっ……ううっ……」
「んんっ……んむっ……んんっ……」
イリヤは俺の肉棒を頬張りながら舌で裏筋を舐めてくる。イリヤの舌使いによって、再び俺の肉棒は膨張を始めた。
「んふっ、シロウって絶倫なのね。それとも私が上手すぎるのかしら? まあいいわ、それならもう少しサービスしてあげる」
イリヤは俺の股間に顔を埋め、陰嚢を甘噛みしてきた。柔らかいイリヤの唇が俺の玉袋に何度も触れてくる。
「うっ! くぅっ! だ、だめだイリヤ!そんなところ噛んだりしたら! うああっ!」
イリヤは口で俺の玉袋を優しく食み、そして強く吸ってきた。
「だ、ダメだってイリヤ!そんなにされたら、もう出る……ううっ……あああっ!」
二度目の絶頂を迎え、俺はイリヤの口の中に射精する。イリヤは出された精液を飲み込み、再び肉棒を舐め始めた。
イリヤは肉棒についた残滓を舐め取ると、俺の唇にキスをしてきた。そしてあろうことか自分の口に含んでいた俺の精液を俺の咥内に移してきたのだ。
「ううっ……うぐっ……」
俺はイリヤの口から移された自分の精液をゴクリと飲んだ。
「ふふ、シロウってば本当に美味しそうに飲むのね。私もシロウの味が忘れられなくなっちゃいそう」
イリヤは頬を紅潮させながら俺の目を見てくる。
「な、何のつもりだイリヤ!」
「何のって、言ったでしょうシロウ。シロウのザーメンが欲しいの。だからシロウにはこれから毎日私の相手をしてもらうわ」
そう言うとイリヤは俺の前に指を突き出した。
「暫く眠っていてね」
イリヤの言葉と同時に俺は自分の意識が遠のいて行くのを感じた。その時のイリヤの表情はとても艶っぽく、妖美であった。
イリヤの士郎調教モノのSSって案外少なかったので思い切って作ってみました。