余りにも頻発する妖魔被害、人手が足りず人々に被害が出るのは必至。
しかして私はともかく、配下の皆を無闇に辱めるのは私としては憤死したくなるほど……
つい先日、初の任務に赴いたベルは妖魔と化した男の亡者に辱められ、孕まされていた。
どの様な状況下でも泣く姿を見たことが無かったベルが……さめざめと泣く姿は、心にクる。
「私の所に居たのは妖魔化したヒルであった、私が相手と見るや大喜びで犯しに来ていたな」
「赤城の担当箇所では主にイノシシ、鹿といった害獣系統を多く見受けましたわ」
「私の担当区画では霊系統でしたね、いっぱい男性が襲ってきて大変でした。先輩だったら堕ちてたでしょうねぇ?」
「よさぬか……して、大妖の気配は何れからも無しと」
苛立ちはひた隠しにし……各方面を回った皆からの報告を取り纏める。
妖魔の活動が活発化している背景に私を使って再誕した妖魔の翁……ヤツがと思ったのだがどうも違うらしい。
サトリより齎される情報では……今は潜伏し力を蓄えているらしい。
……無論、その力を蓄えるにも良質な母乳が必要らしく私達を狙っているのは間違いないらしい。
人類側に我らの乳を何とか入手してもらうように働きかけもしているとか……な。
ともすればこの活発化は我らを疲弊させる為の……
「人の営みを止めるわけにもいかん……ジリ貧だな」
「せめて人数が多ければ……」
頭を悩ますのは如何せん退魔師の少なさ。
こちらが1に対して妖魔は平気で30は投入してくる……酷い時は100は越えよう。
そんな一対多に対応できる退魔師は指折り数える程度しか居なく……
曲者揃いの我らが大半を占める始末……捕まりやすい傾向にあり捕まれば向こうの戦力増強の助けとなってしまう。
中々に手厳しい……何より……敵に通じているのも居るからかコチラの戦力分布は大凡把握されている。
ツーマンセルも通じるのは最初の数回だけであろう。
「このままでは人間が食い尽くされてしまうと思うのだが……」
「女も私達みたく優秀でなければ食われると聞きますね」
「西洋の方では産めなくなった段階で食われてたわよ、最初から食い殺すあたりはまだ有情じゃない?」
「神が信仰を集めるためと申していたが……信仰する心が無くなればどうなるかは理解っていように……」
真相は不明なまま……ベルという戦力も一時離脱を余儀なくされる中……私達は動かざる得ない。
軽い搾乳凌辱だけであれば特に言うこともあるまいが……
「……すまぬ、私は今日一日をかけてベルのメンタルケアに務めようと思う」
「指揮官様が……ぐ、ぐぐぐ……」
「先輩の顔面白いですね、ぷくく……」
「あまり喧嘩をしてくれるな……まったく……」
赤城と翔鶴が取っ組み合いの喧嘩に発展するが……ある意味平和と言えるか。
母港では暇があればこうした小競り合いがしょっちゅう発生していたらしいから……な。
信濃や綾波、オイゲン等の言である……まぁ、そうして競り合うくらいが……良かろう、か。
切羽詰まっているよりは断然マシであろうな。
苗床化の呪詛は定着深度の影響もあるが……本人の素質が大いに影響する。
身体、魂……2つとも特異であった私はかなり……素養が出てしまったらしいがな。
その点、ベルは非常に素養があったのだろう……な。
私達にとっては不要な素養ではあるが……今のベルはそうさな、翔鶴などに匹敵する苗床の素養を見せていた。
「入るぞ」
「ッ……ご主人様、私は」
一端安静にと言われたベルは戦線を離れ精密検査を受けている。
一切の業務からも離れているのは生粋のメイドたるベルには辛かろうな……
「まず謝らせて欲しい……采配ミスが原因だ、不甲斐ない私を呪ってくれ」
……明確に経験を積んでいるはずが指揮能力はあまりだな。
それを痛感した1件だ……平手打ちでも飛んでこようか……
それとも……私に苗床として妖魔に手酷く凌辱……いや、コレはないか……
「……いえ、謝られる事はございません、ご主人様……お優しい貴女ですから気を揉むのでしょう、ご心配いただき恐悦至極です」
顔を上げてみれば……少々憂いはあれど笑顔を湛えるベルの顔があった。
存外強いのだな……思えば、私は禄に配下のKAN-SENを知ろうとしてなかったな。
むぅ、信頼と放任は違う……今一度、彼女達の事を深く知る必要があるやもしれんな。
それに……今判明している……私達を取り巻く事をもう一度、振り返る時間も必要かもしれん。
「そう、か……んむ、ならば良い……しかし、何かと抱え込む者が多い……出来うることならば甘えて欲しい、今度……交流会でもしようか?」
「それは良い提案ですね、ふふふ。皆様ご主人様の事を知りたいでしょうし」
「今日は私が待機している……何かあれば呼ぶが良い」
待機組も出なければならない事にならなければ良いが……
まぁそれは無いか……ベルの件で相当お冠の鬼、キタローも居る……
まぁその日キタローが出ていったのは特例と言うか……止めれば上層部が残らず縊り殺されそうであったからか。
同行した赤城は何事もなく戻ってきたが……ほかは大なり小なり辱めを受けて戻ってくる……
まぁ、いつもの戦果と言えるものだった。
「母上、如何なされた……?」
「ん、いや……何も、微睡んでいるが良い」
尻尾に我が子……元々の身体の主である信濃を寝かせつつ、被害報告を取り纏める。
ついでにと近況の……主に我らKAN-SEN退魔巫女の周辺の出来事を取り纏めていた。
目まぐるしい偏移だ……被害は川辺が多く、比較的強めな妖魔が集まっている。
明日は私が川辺を掃討しに向かうか……否それとも……この、童子達に取り付くという霊を祓いに向かうか。
ふ……悩ましいし、頭が痛くなってくるな……
事態は好転することもなく……じわじわとコチラが消耗していくばかりか……
短くて悪いと思う
まぁ次のエロ話しは盛るつもりですので……もうしばらーくお待ち下さいに。