水辺、それは数多の命が産まれ育み……そして死に絶える。
小さき小さき命の螺旋……その狭間だ。
当然水そのものに畏怖を抱く者もあり……ひいては水辺そのものに薄気味悪さを感じる物だ。
古来より水というものは恐ろしい物であり……それでありながら生きていくには必要不可欠な存在だった。
切っても切り離せない……そんな物だ、故に水辺に纏わる妖魔というものは厄介なものが多い。
先日ベルを襲った死体共もその一種であろう。
「……報告があったのはこの付近か」
私が出たのは十中八九バレていよう。
排除したい所ではあるが……匿い先、また回収してくれる宿がなくなれば私達に待つのは……終わり無い苗床生活だ。
人として生きていく事は叶わず家畜以下の尊厳しか無い……恥辱の一生を送ることとなろう。
……私一人だけであればそれもよかろうが、愛おしい部下のKAN-SENに斯様な事はさせられぬ。
獅子身中の虫が居る事を知っておきながら……排除出来ないのは実に歯痒き事よ。
漂う妖魔の気配は確かにザコと言ってよかろう。
擬態しているだけかもしれぬが……
「……このような場面ではKAN-SENの力を使えるものだな」
報告にあった水辺の妖魔は複数確認され、それぞれ大雑把に区域分けされる。
今のこの情勢になれど、人の営みは変えられぬ。
海に出るものもいれば……川辺で幸を取ろうとするものも居る。
船に乗り魚を採っていたところを妖魔に襲われ亡き者とされたという報告もある。
そしてその亡き者にされた怨念がさらに妖魔を産む……実に悪循環だ。
水面は穏やか、脚を踏み入れれば……普通であれば沈む所すぃ……と滑るように行く。
これは私が人であった……男であった頃は考えられぬ事。
KAN-SENの肉体を得た今であるからできる芸当……私自らが水面に出て、妖魔を誘い出そうというわけだ。
……相変わらず真下は見えたものではない。
デカデカと実った我が乳房が邪魔をしてならぬ……
……脳裏を過るはこの乳房が何度も揉まれ、吸われ、犯され……焼き付いた快楽。
むぅ、いかん……邪な考えは祓わねば。
「ぬ、ぅっ……!」
水面が盛り上がった……と思えば姿を表すは幾重にも撚り合わさった触手だった。
咄嗟に炎で燃え上がらせたが……むぅ、あまり効果は無さそうだ。
水で燃えないというわけではない、浄化の炎は妖魔の妖力に結びつき燃え広がる。
「切り離したか……なるほど」
元々囮程度にしていたか、ウドの大木といえようか。
その図体の割には……中身がスカスカ、ともなれば闇討ちを狙っていようが……その気配もしない?
……まさか幻惑の術を仕掛けてくるタイプの妖魔か?
「ぅっ……あっ……!しまった……っ……!」
水面からその姿を表したのは……何とも歪な魚頭の人間だった。
魚人とも言えよう、その風貌は辛うじて……鮭の一種かとも思う。
そして……その身体よりいくつも触手を生やしていて……ロケット頭突きされ岸辺まで弾き飛ばされると……
妖魔は私にマウントを取り……ヒレがついた両手でもって……私の着物を剥ぎ取りにかかってきた。
腕力では敵わず……じわじわと霊力も吸われ始めた。
肌が触れ合えばそれだけでそうだ……ッ股も開かされ……!
「ふっ……うぅぅっっ♥♥♥」
抵抗しようとするも術を行使する前に触手が乳房に齧り付く。
……あぁ、まずい……身体が、火照りあがって……ッッ♥♥
母乳も愛液もしとどに溢れ落ちていく……
『ゲ、ゲェ……オンナァ……!』
これは、まずいな……隙を見つけ、反撃せねば……っ♥
もう、何度目かは数えては居ない……それ程までに抱かれ続けた。
一度妖魔がこの身体に組み付けば身体は自ずと生殖体制に入る……開かれた股はとろりとよだれを垂らし……
霊力も妖魔を育むだけのリソースと変わり果てる……潤沢で枯れることも無い甘露な乳として噴き出る。
魚人のペニスは2つ、片方は熱くビクビクと跳ね膣に潜り込んで尚暴れまわる私をメスに堕とす物……
しかし、もう一つはなんだ?ブヨブヨとしていて熱もない……
ぐぷっ♥ぐぷっ♥
「ふぁあぁぁぁっっ♥♥く、ぅっ♥ああぁんっ♥♥」
くぅっ♥快楽が、また……襲ってくるぅっ……♥♥
身体が仰け反り、脚はピンと伸び……嫌というほどに屈してしまう。
太さも長さもさほどあるわけでもない……斯様なペニスに……♥
「ん、ぁっ♥ん、ちゅぷ……ぉっ♥んふぅっ♥ぅぅんっっ♥」
この妖魔は……私の体液全てを啜り、霊力を搾り取ろうとしておるのか……?
キスまでされ、口腔内をいくつもの舌で舐られ吸われ……
着物より放り出された乳房に齧り付いた触手は甘噛をしながらグイグイ引っ張り……吸い上げてくる。
生臭い……最悪な臭いだというのに……クラクラとしてくる♥
……あぁ、精液の……おちんぽのミルクの匂ぃっ♥♥
正気からメスへと転じた信濃はとてもわかり易く反応を示していた。
急転直下でコロコロとメスの蕩けた顔になっていっていたが……耳はピンと立ったままだった。
それがペタンと寝てしまい、抵抗をどこか諦めていた両腕が魚人の背を抱き……
魚人の腰より見えていた脚がより大きくはしたない角度に開いて自ら種付けを求める姿勢に。
ディープキスでしっかりと結びついた顔は完全に媚びた雌奴隷。
舌でも膣でもしっかりと結びつき尻尾でもっても妖魔を求め抱き寄せていた。
「はっ♥はっ♥はっ♥ぉああぁぁぁああぁっっ♥♥あんっ♥あっ♥♥はぁぁっ♥♥んぉおっ♥♥」
そんな求愛しているような信濃にたいして魚人はただただ只管……淡々と性行為を続ける。
股に生えた二股のペニスで膣を抉り進み……奥を何度も小突いて子宮を刺激する。
身体から生えた寄生虫のような触手は信濃の霊力タンクとなっている巨爆乳に食いつき、その先端を広げ掴み……
揉み込み、引っ張り上げてを繰り返しおもちゃにしつつ搾乳していく。
魚人のその虚ろな目は信濃の顔を見るでもない……虚空を見続ける。
開いた口から舌をねじ込んでいても、そこに心というものは介在しない様子だ。
ただただ信濃に快楽をねじ込み、霊力を豊富に含んだ体液を啜り上げ……そして己の力にする。
心あらずとも、その産まれが産まれ……この魚人が生まれ落ちた原因の欲望は……子孫を残せなかった物の怨嗟。
生殖に必要な刺激を与えることに特化し、生殖に特化した呪詛を注ぐ。
また一つ……信濃が生殖に適した苗床として進化していく……
どぽぽぽぽ……どぷっ♥
魚人のペニスが膨らみ、固くなっていく。
それに合わせたかのように信濃の子宮へと……押し入った柔らかな管……それは産卵管であった。
散っていった男どもの魂が微量に含まれた妖魔の卵が信濃の胎内へと注がれていく。
包む膜が信濃の霊力を吸い上げ……そして成長していく。
最期にと精液を注ぎ込んでいく……そんな卵達に親である自分の遺伝を残そうとし……
どぴゅるっ……びゅーっ♥びゅっ♥ぶぽ……どくどくっ♥♥
「ほぉ"ッッ♥♥ぉ……ぉぉおぉっ♥♥」
純然たる肉体への刺激にイキ狂っていた信濃にトドメを差す一撃。
腟内に子と精を受けた信濃は苗床として最上位の悦びに包まれ……果てる。
ビクビクと震え、絶頂の余韻に浸る信濃は……暫くは理性というものが戻ってくる筈もない。
ドサッ……
まるで役目を終えたとばかりに……魚人、鮭を依り代とした妖魔は潰えた。
その亡骸の傍らに子をたっぷりと抱えた女が居るのは……慰めになりえるだろうか?
『……ヤッタヨ、オヤジ……オフクロ』
少なくとも、その身に抱えた怨嗟は晴れた事だろう。
紳士協定でもあるのか、子をたっぷりと抱えた信濃はそのまま放って置かれ……
気絶の彼方より舞い戻るその時まで川原に浸り続け……
その身体より妖魔ひり出る時を待ち、次なる妖魔がその肢体を狙っていた。
まだまだ、凌辱は終わらない。