今、この世界は大きな転換期を迎えている……上層部の面々もまた妖魔による権益が失われることを恐れている。
……退魔組織が妖魔による利を求めるのもずいぶんとおかしな話ではあるがな。
神を自称する存在により妖魔……西洋の魔物達が人知れず駆逐されていっている。
人里離れた部分に居る特等強く……繁殖力はあまりないタイプのものが……
私に縁が深い彼奴……元老魔もまたそうかと思われたがこれが旗色が違うらしい。
あくまで神が干渉できるのは己が呼び起こした純度100の力、それも負の力に特化する。
私達KAN-SENも喚ばれた存在ではあるが消すコトは叶わず、送り返すがせいぜいとな。
また……人とのつながりが強い妖魔も消すコト叶わず……思いという鎖がこの地に縫い付けるそうな。
これは私の元に保護願いを申請してきた覚りが申していた。
老魔の場合は私から吸い上げた力、産まれ直したというのもあって妖力は消されても消滅までには至らず……
生き残る可能性が非常に高い……これは私から産まれた妖魔全員に言えるそうだ。
「ふむ……」
他にも考えられるのは私が神格を得ているのもあると言う。
妖魔が保護願いを申し私の元へ殺到するコトも考えられる……
しかし、そんな妖魔は人間をかなり食い物にしてきている……私も辛酸を舐めさせられ、剛直もイヤというほど……
神を名乗るモノに世界を渡せばかなり……キリストや仏への信仰意識もすべて変えられる。
本当に唯一神みたくなり増長させ、世は支配される……とも……
暗雲の世になるとは思い難いが……一度は消し去られ、与えられた使命を全うし生を謳歌しようとしていた魔も……また生命。
なにより……この人間が減りきった世をまた再興させるのは至難の道であろう。
工業は衰退し……辛うじて維持できているに留まる。
若者は多くが死に絶え、残るは年老いた者……若い女はほぼほぼ妖魔の孕み袋にされ日常生活に支障が出ている。
これで再び人が人らしく生きていく?とてもではないが……
「果たして……このまま妖魔が滅ぶまで黙していれば良いのか……」
すこし……話が通じる妖魔と対話してみるが良いかもしれぬ。
退けるにしてもそれから……イラストリアス式とも言えるかもしれんな。
「ご主人様、どちらへ?」
「ん……少しばかり散歩にな……」
「差し支えなければお供致します、如何でしょうか?」
「そうさな……イラストリアスと翔鶴を……それと、信濃を呼んで欲しい」
ベルファストも良いやもしれぬが、手を出すのが早いやもしれぬ。
然らば……対話姿勢のあるイラストリアス、ヤらせてから刈り取る翔鶴……
そして……人と妖魔の間の子と言うべき存在になった我が娘、信濃……この3名を連れて少し見てみるが良いか。
街を往けば否応無しに視線を浴びる、これはもう慣れきったモノだ。
欲に塗れたモノから淫霊が生まれようともするが……すぐに霧散していく。
遠くに聞こえる話し声も妖魔被害ゼロという言葉がある……ここ数年であり得ざる事だ。
獣が妖魔化したモノが必ずどこかの畑を荒らし、電線を囓り……人に危害を加える、それが日常だったからだ。
「おかしいですね……街に漂う霊の気配も無いなんて」
「妖魔が出やすい吐き溜まりに向かおう……真偽はそこで分かろう」
翔鶴はイヤというほどに淫霊に操られた人間相手にヤられてきている。
ほんのりと相手も覚えていてヤれる女と覚えられている事も少なからずある。
……もっともヤれる女とみられているのは私だろうがな。
故にすぐに分かったのだろう……今の空気がずいぶんと澄んでいる事に。
妖魔の多くは欲を根源とし、何かを依り代に生まれ出る。
あまり……足を運びたくないトコロではあるが、街の中でも特等妖魔が出やすく……
一部の住人は妖魔を宿すことを是としたまである色欲の吐き溜まり……欲望の集落。
「これは……家を無くした方々でしょうか?」
「否、この感じは……自ら望み、自らの欲の為に集まり……」
光あるところに必ず影はある……切っ掛けはなんであれ……人でありながら妖魔側へ傾いた者たちの隔離所。
人はこの光景をスラム……等と呼ぶやもしれぬな。
淫霊に取り憑かれた女や……妖魔が捕まえた苗床を用いての乱交……それがザラに行われていた。
覚りを筆頭とした人間側に食い込んだ妖魔が発覚せぬように便宜を図っていたそうだが……
「ここでも妖魔の気配はかなり薄い……む?」
「この感じは……ゴブリン、でしょうか。それにローパーの気配も……」
「何方も酷く弱っている様に感ずる……彼方の老人も妖魔と見ゆる」
ここでこうならば……間違いないか。戯れ言と断ずる事は出来ぬな。
「ひ、ひひ……デカパイ女が4人も……」
「どうしましょうか、指揮官?」
「私はあの妖魔と話をしようと思うが……しばし相手していてもらえるか?」
……形はどうであれ、人と妖が寄り添って生きているケースだ。
これがもう少し健全な形で広まれば……翔鶴には少し対応してもらいつつ……私は私の仕事をするとしよう。
イラストリアスと信濃は……イラストリアスは翔鶴に続き、信濃は私につくか……まぁ道理か。
妖魔は超常的な生き物であると同時に我らと変わらぬ側面もある。
死ぬのは怖く、時にやつれ……衰える時はある。
目の前の老人にしか見えぬ妖魔も……否、妖魔を受け入れ身に憑依させた老人もまたそうだ。
「カッ……カカッ、なんじゃぁ……お主ら、犯されにきおったか?」
「……それも吝かでは非ず、だがその前にご老体と……その内に宿る魔と少し問答をしたく」
「見た目からして退魔巫女か……滅するも何ももうじきに消えるが?」
自嘲気味に吐き捨てるご老人……少し下を見れば……うむ、年を感じさせぬ欲ありありな張りが出来ている。
消えるというのは中に宿した妖魔……だけとは思えぬな。
「実はな――――私達の元に鬼と覚りが居る、保護している……妖魔に陰りありとも聞かされている」
「何を想い、何を願い人に害を成していたかはこの際不問とす……汝らは人と共に歩むこと適うか、否か……」
「……不当に虐げること無く、ただ少し……人と寄り添えるというのであれば、この身は喜んで差し出そう」
「嘘は……妾が分かる、嘘を言えば滅する……」
そう、私が此度妖魔と接することとしたのは……妖魔は人と寄り添えるか……その内情も伺え知れたら良いとも想う。
「騙そうとする、人に害をというのが本能なのかもしれぬが……それが全てとは私は思いたくない」
妖魔の目は私の顔と……信濃の顔、そして胸を行き交う……やはり、欲には勝てぬか?
欲に染まりきるならば……滅し不本意ながら神とやらの思惑に乗らざる得ないが。
「のう、お主……もしや、信濃と言わぬか?」
「然り……私も、こちらも信濃と申す」
「カッ!!これは傑作じゃのぉ!!妖魔に好き放題され続けた孕巫女がそんな戯れ言を吐くとはのぉ!!」
ちらと信濃の方を向けば……静かに首を横に振る。
100%の本心にあらず、妖魔の気もある信濃は事……覚りのように妖魔の嘘を感ずる事が出来る。
「……本気でワシら妖魔と寄り添えると言うか?」
「分からぬ……が、ゼロでは無かろう。して……そちらは?」
返答は……無かった、ただ……私の胸に顔を埋めてきた。
谷間に感じる湿り気は……唾液では無さそうだ。
全員が全員でなくともよい……寄り添えると思える妖魔だけでも……保護するとしようか。
「保護しようと思う……異論は?」
「母上が良いと思うならば……しかし、母上」
「何か感ずるか?」
「楽しき祭りが待ち受けるやもしれぬ……♥」
スラムの奥から熱気が……あぁ……人はまだまだ欲望に身を任せているか。
仕方あるまい……ならばスッキリとさせて落ち着かせるまで。
「混ざっていくか?腹は……空いていよう」
……こう、前向きに乱れるのはいくらでもしていたいな……♥
乳飲み子はいくら居ても……良い♥
信濃二人がすこしスラムの奥へと向かえばそこはもう盛り上がったヤり会場になっていた。
……しかしそのスラムに身を寄せる性欲の権化達は数える限り8体程度。
この街だからそれで終わっているのか……他は人の社会に紛れてヤっているのか。
翔鶴とイラストリアスの二名はそれぞれその肢体を抱かせるに至っていた。
翔鶴はある意味慣れたもの……性犯罪者となった男二人に挟まれていた。
イラストリアスもまたヨーロッパで散々ヤっていた事だろう、ローパーに抱えられ搾乳されながらメス穴を抉られていた。
「はっ♥あぁっ♥もぅっ、少しは落ち着いてっ♥♥」
イラストリアスは喉にも深々と触手が刺さっていてまともな声は上げられていない。
犯す……と言うよりは甘えているようにも見える、大きく、人を数人抱えられるほどになるのが常なローパーだが……
イラストリアスを抱えているローパーは身長が低めなイラストリアスをもってしてその2/3程度。
弱り切っているのか……それともここで産まれたばかりの幼体なのかは不明。
女に飢えた人間の方がよっぽど話を聞く様子も無くガツガツと翔鶴を挟んで嬲っていた。
術も何も効いた物では無いので翔鶴もなすすべ無い……満足するまで犯されるしかない。
「これはこれは……」
「んん……」
歩み入った信濃を認知するや否や一体の妖魔が飛びついた。
豊潤な霊力を持ち滴らせる乳房ももっている、蟻の巣に角砂糖を落とす様な物だ。
もうすでに妖魔の力の根源……否、存在するための芯が失われつつあった。
かすかに残っているのは此処の人間を使って力を得ていたからか……
信濃にまるで甘えるかのように……振り払おうと思えばすぐにでもできる程に弱っていた。
餓鬼と思わしき物だが……ずいぶんと痩せ細ろい……弱々しいモノになっていた。
他にもゴブリンも信濃の胸を物欲しそうに見ていた……
「……腹を空かせているか……ふっ、頷くということは私の言葉も分かるな?」
餓鬼は脇目も振らずなんとか信濃の乳を吸おうとしているが……抱きかかえられ困惑気味に見上げる。
ゴブリンもまた毒気とも言える物が消え去ったからか信濃の問いに答える理性を得ていた。
「吸うのは良い……だが、もう人を無闇矢鱈に襲ってはならぬ……無論それでは死を待つのみであろう……」
「もし、危害を加えず……人と歩むことを受け入れるならば私が保護しようかとも思う……どうか?」
母のように慈母の笑みを湛えそっと膝をつく……餓鬼にもゴブリンにもちょうど良い乳にありつける高さ。
子供に言い聞かせるように……優しく、老人としたような保護の提案をしていく。
今の信濃は神格も得た定命の者。この世界において何にも頼らず存在できる者。
神を自称する者に無に還されそうになっている超常であり人の思念に頼り存在する妖魔にとって信濃の申し出……
仮に神格を宿した者の力を飲み込めばどうなるか……力も何もなく……ただ生きたいと願う生物に成り下がった妖魔達にはこれ以上無い申し出だ。
首を縦に振り……改めて、自ら脱いだ信濃の巨大乳に吸い付いていく……
これが功を奏する、信濃の権能とは生と性を司る生誕と生殖の権能。月の満ち欠けのように栄えては滅ぶ事を赦す神。
「ぁっ♥♥ん、くっ♥♥はっ♥ふっ♥……ん、存分に……吸うが良し……♥」
当の本人はただただ……目の前の性欲の権化達に身を捧ぐ、女の悦びに打ち震えるばかり。
「こんな上玉も残ってたのかよ……へ、へへ、ガキ共は乳だけ吸ってな、もっと出を良くしてやるからよぉ!!」
「くぁっ♥何をっ……ッッ♥ふぁぁあぁぁっっ♥♥」
あぶれていた男が信濃を押し倒し……股を開かせ、強引に犯していく。
KAN-SEN皆すぐに乱れること適うスケベな出で立ちだからこそだ……
股座の猛りをそのまますぐに叩きつけられ……信濃は一介のメスへと墜ちる……
「汝は……妾と……」
「ワシは夢でも見とるのかのぉ……あぁ……ほんに、美味いのぉ……」
欲に飢えた人間、妖魔……共に満たされていく……人と妖の歩み寄りの小さな一歩だった。
ご都合主義でもなんでもいい、私は最初からこういう予定だった。
人と妖魔が殴り合う?陵辱ばっかり?否っ!!!
快楽を軸に爛れたモノであれ手を取り合う平和世界戦よぉ!!
信濃の神格は要約すると「エッチしまくって栄えようね、いっぱい満たしてあげるから」
妖魔は強力無比な力を与えられた代わりにその力を使い切ると消滅する不定形な存在。
それが無に還されてるので妖魔もめちゃくちゃ弱ってる。そういうロジックです
まぁそんななので力を失い、その力に与えられていた人に対する害意っつーのも無くなったので、そこを信濃の神秘で補ってやれば人類側のパートナーになるってワケですな。
なのでこっからは割とカジュアルにヤられて行く感じになるかなと思いますゥ
妖魔情報網で信濃に頼ったら死なずに済むってのが伝達されて殺到すると思いますし。