イリヤちゃんと立香くん 作:□リ
「ふぅー……、いい湯だねー」
「……そうだね」
お風呂です。温泉です。
お風呂自体も立派な作りな上に、外の風景がよく見えるように大きなガラス窓になっていて、とてもいい景色です。
わたしと立香くんは、肩を並べて湯船に浸かっています。端の方には段差があって、座ることができます。熱いお湯に足を伸ばして入るのは、とても気持ちがいいです。
そして……立香くんの目が、ものすごく泳いでいます。正面を見ていたかと思えば天井に移り、それからわたしの胸の方をチラリと見ては次の瞬間には明後日の方向へ。
そんなに気になるんだね……。さっきはあれだけ見せつけておいて、挙げ句に一緒にお風呂にまで入っておいて今更なんだけど、や、やっぱり、恥ずかしいよぉ……。
同い年くらいの男の子(それも本来の姿は立香お兄さん)に興味津々な目でわたしの体を見られていると思うと、羞恥のあまりお湯の中に沈みたくなってきます。
でも、恥ずかしさだけじゃなくて、嬉しい気持ちもあったりして。だって、それだけ立香さんがわたしに興味を持ってくれているってことだし。
それに、必死にこちらを凝視しないようにしながらも、見ないではいられずキョロキョロしている様はとても可愛らしくて、もっと可愛がりたく、あるいは、つい虐めたくなっちゃいます。わたし、悪い子だ。
一度そう思ったらもう駄目です。悪戯したい気持ちがムクムクと湧いてきて、それと同時にすごいことを思いついてしまいました。
正直、自分でもこの発想にはドン引きです。本当にやるの? やっぱりやめようかな? と自問自答だって始めてしまいます。考えてるだけでものすごい勢いで胸がドキドキして、隣にいる立香くんに伝わってないか心配でなりません。
でも……でも、です。もし、これを実行に移したら、立香くんはいったいどんな反応を見せてくれるんだろう?
そう思うと、もう止まる気にはなれませんでした。私は意を決して、立ち上がります。
「イリヤちゃん?」
深いところだから立ち上がっても上半身しか露出しないけど、段差の上に登れば話は別です。
わたしはお湯の中をゆっくりと歩いて、座っていたところの反対側、窓のある方に向かうと、そこの縁を掴んで段の上に立ちました。
「うわー、すごいいい眺めだよー」
そう、これはあくまで窓の外の景色を眺めるため。だから仕方ないのです。
体のほとんどがお湯から出て、立香くんからはお尻も丸見えになってるだろうけど、それも仕方ないのです。
ただ、これだと立香くんの顔が見えないのが不満です。
だから、わたしは、立香くんの方へと向き直りました。
うわ……すごい目。
立香くんは、びっくりしたような、呆けたような顔で、でもとても熱っぽい視線で、わたしの体を凝視していました。
ああ、見られてる。見られちゃってるよぅ……。
もちろんタオルは手に持ってるけど、それで隠すような無粋な真似はしていません。わたしの胸も、お腹も、お股も、全部余すところなく、晒されてしまいました。
ものすごく恥ずかしいです。さっきの比ではありません。代わりに、ものすごい開放感もありました。もうここまでやっちゃったんだから、後は怖いものはないよね?
「えへへ、ちょっとのぼせちゃったかも」
わたしはさり気ないように振る舞って、縁に腰掛けました。
立香くんの視線を痛いほど感じます。やっぱり特に気になるのは、胸部と、それと足の付根の二点のようです。
どっちのが興味あるのかな?
「あ……大丈夫? 水を飲んだ方が、いいんじゃない、かな」
「うん、大丈夫。ちょっと休めば平気だよ」
我に返ったのか、また立香くんの視線が周囲をさ迷い始めます。
「どうしたの? そんなにキョロキョロして。何か変なものでもあった?」
「う、ううん! なんでもない、なんでもないよ!」
うん、動揺してるのも可愛いけど、やっぱりこっちを見てくれないとね。
そうして自然に会話をしながら、わたしはちょっとだけ足を開いてみました。
あ……やっぱり、こっちに興味あるんだ。
効果はてきめんでした。食い入るような視線がわたしの大事なところに集中し、穴が開くように凝視しています。
そんな目で見られていると思うと、恥ずかしくて、胸がドキドキして、お腹の中がカーッて熱くなって、頭のてっぺんまで血が上って、本当にのぼせてしまいそうでした。
でも、やめたいなんてこれっぽっちも思いません。
後から思えばどう考えても冷静じゃなかったんだけど、そのときはむしろ、もっと見て欲しい、もっと近くに来て欲しい、もっと……て欲しい、と、貪欲に求めてしまったのです。
「ねえ、立香くんもこっちに来てみなよ。いい景色だよ」
一声かければ、立香くんは、うん、そうしようかな、なんて呟きながら、こちらへ歩いてきます。視線は変わらず、わたしの体へと向けられたまま。
近づけば近づくほどに視線の圧が強まっていくようで、また錯覚かもしれないけど、立香くんの体から発せられる(さっきまでとは違う)熱が感じられるようでした。
ただ、隣に座るとよく見えなくなっちゃうんだよね。
立香くんも直前になってそれに気づいたようだけど、止まっていては不自然になるため、ほんの少し逡巡した後に諦めて段上へと登ってきました。
まあ隣り合わせになるのは同じでも、さっきと違って体のほとんどは水上に出てるしね。次はどうしてあげようかなー…………あれ?
さっきのわたしと同じように、縁を掴んで段上に登ってきた立香くん。当然、体を隠すものは何もありません。
だから、おちんちんも丸見えになっていたわけですが、でもそれは、お父さんのともお兄ちゃんのともギルくんのとも、まったく違った形をしていました。
他の皆のように、像の鼻のようにブランブランとぶら下がっているんじゃなくて、棒のように真っ直ぐと、上を向いて突き立っていたのです。
「えっ!? それって……!」
わたしはびっくりして、思わず指差して、驚愕の声を上げてしまいました。
「え……わ、わぁっ!? ち、違うんだ! これは、その、イリヤちゃんを見てたら、ちょっと変な気分になっちゃって、それで、おかしくなっちゃっただけだから! すぐに戻るから!」
そうしたら立香くんは大慌てで、手で隠してしまいます。
あー、ずるい! わたしだって見たいのに!
「……ねえ、立香くん。それはないんじゃないかなぁ」
「え……?」
「自分だけ隠すのって、良くないって思うんだ」
「で、でも、今は変な風になっちゃってるし、は、恥ずかしいよ……」
「わたしだって、恥ずかしいのは一緒なんだから。変な風になっちゃってても気にしないから、ほら」
「わ、わかったよ……」
だってね、わたしの体だっていっぱい見せちゃったんだし、これくらいお相子だよね?
というわけで、説得したら、渋々といったていで納得してくれました。
こんなに間近でおちんちんを見るなんて初めてだから、ちょっと緊張します。ましてや、さっきはちょっとしか見えなかったけど、明らかに普通じゃない状態だった……よね? なんかとてつもなく恥ずかしいことをしている気もするんだけど、さっきから大変なことばかりしてるしすっかり麻痺しちゃってて、もうよくわかんない!
そんなわけで、わたしは熱に浮かされたような茹だった頭で、ただ好奇心に突き動かされるままになっているのでした。
そんな風にして固唾を呑んで見守っているわたしの前で、いよいよ立香くんの手に隠されたものがご開帳されます。わたしは座った状態で、立香くんは立っているから、本当に目と鼻の先です。
そして顕になったのは、やっぱりピンと硬く上を向いてそそり立ったおちんちん。さっきのは見間違いなんかじゃありませんでした。
「わぁ……すごい。男の子のって、こんな風になっちゃうんだ……」
これ、確か、ぼ、ぼっきって言うんだよね。男の子がえっちな気持ちになるとなっちゃうっていうやつ。わたしの裸で、こうなっちゃったんだよね……?
すごいです。さっき見られていたときよりも、ずっとずっとドキドキします。
そっかぁ……立香さん、わたしの裸で、えっちな気持ちになっちゃったんだ……。
それは知識で想像していた(例えばギルくんのあれがそのまま硬くなったような)よりもずっと大きくて、怖いくらいでした。
でも、わたしのせいでこうなっているんだと思うと、ほんの少しだけ、愛らしくもあるかも。
「イリヤちゃん、それ、変でしょ……? 気持ち悪くない……?」
「ううん、気持ち悪いなんてことないよ。それより立香くん、どうしてこうなってるのか、知らなかったりする……のかな?」
「えっ、イリヤちゃんは知ってるの?」
もしかして、と思ったらやっぱりでした。立香くんの学校では性教育ってまだなのかな? あれ、そもそも今の立香くんって、記憶とか知識は立香お兄さんが4年生のときと本当に同じなのかな……?
ちょっとした疑問も湧いたけど、それはともかく、立香くんは自分の体に起きていることがよくわかってないようです。
ここはやっぱり、年長者のお姉さんとして、一肌脱いであげる必要があると思うんです。年長者の! お姉さんとして!
かつて美々の部屋で情報収集に努めたのも、今このときのためにあったのでしょう!
「うん。これは全然、心配するようなことじゃないんだよ。大丈夫、わたしに任せて。お姉さんが、何とかしてあげる」
「お姉さんって……うひゃぁっ!? イ、イリヤちゃん! そ、それ……!」
わたしのお姉さん発言に苦笑したりして、失礼しちゃうんだから。
でも、わたしがおちんちんをキュッて握ると、そんな余裕も吹き飛んじゃったみたい。
「あ、強くしすぎちゃったかな……? 大丈夫? 痛くない?」
「う、うん。痛くないよ。むしろ、気持ちいい、かも……」
「そっか、それなら良かった」
握った瞬間に顔を歪めるからびっくりしちゃったけど、痛かったんじゃなくて、気持ち良かったからなんだね。やっぱり美々の本に描いてあった通りだ。
手の中にあるおちんちんはとっても硬くて、これが普段はぶらぶらとぶら下がっているなんて嘘みたいです。中に骨が入ってるわけじゃないんだよね?
不思議に思いながらニギニギしてると、立香くんはビクビク震えています。これも気持ちいいのかな? なんだか手の平で立香くんを思い通りにしてるみたいで、楽しくなってきちゃいました。
もっと、もっと気持ち良くしてあげるね。えっと、確か男の人は気持ち良くするには、こうするといいんだよね。
美々の本の内容を懸命に思い出しながら、わたしは立香くんのおちんちんを握った手を、恐る恐る上下に動かし始めます。
上手く動かせるのか少し不安だったけど、硬い中の棒の周りを皮が覆ってるから、これを掴んで動かせばいいんだね。
「わっ、わっ! イリヤちゃん、それ、いい! 気持ちいい、よっ!」
おちんちんの先っぽの方は膨れていて、棒の方はカチカチだけど、こっちは弾力があるみたいです。最初は途中まで皮で覆われてたんだけど、引っ張ったらズルリと剥けてしまいました。
ちょっと焦ったけど、この様子なら大丈夫そう。
わたしが手を動かすたびに、立香くんはとっても気持ち良いさそうな、ちょっとだらしない顔をして、喘いでます。フフ、可愛い。
そういえば、美々の本にはちょっと違ったやり方も載ってました。
あんなの絶対に無理! って、見たときは思ってたんだけど……今なら、試してみてもいいかも。いったいどんな味がするのかな?
好奇心の赴くまま、わたしはペロリとおちんちんの先っぽを舐めちゃいました。
「イ、イリヤちゃん!? そんなところ舐めたら、汚いよ!?」
「大丈夫、汚くなんかないよ」
んー……なんというか、ウインナーを囓らず舐めているような感じ?
最初は、うわっ、苦っ、って感じだったけど、あれはおちんちんの味じゃなくて、先っぽの穴からなんか汁が出てたみたい。それ以外だと……ちょっとだけ、立香さんの味がするかも。
しばらくペロペロと舐めてみた後、今度は思い切って口の中に含みます。
先っぽの穴とか、膨らんでるところとか、くびれてるところとかを舌で舐め回すと、やっぱり立香くんはとっても気持ち良さそうにしていて、わたしもなんだか嬉しくなってきちゃいます。
「ああ……っ、駄目! イリヤちゃん、お、おしっこ! おしっこが出ちゃうから、離れて!」
えっ、ええぇっ!?
さすがにおしっこを飲みたいとは思えないので、慌てて口を離しました。
ええと、どうしよう!? お風呂場だし、その辺で……などと考えていると、握り込んだおちんちんからビクビクと脈動が伝わってきて……。
「きゃあっ!!??」
気がつけば、わたしの顔にベトベトした何かが降り掛かっていました。
おしっこ出ちゃったの!? と、一瞬だけ思ったけど、これ、違います。おしっこじゃないです。
見ればおちんちんの先端から、すごい勢いで白いネバネバした液体が、断続的にビュービューと放出されています。それは目の前にいたわたしの顔や体に、次から次へと降り注いできました。
これが、精液ってやつなんだ……。
それは臭くて、不快な粘つき方で……でも、これが出たってことは、気持ち良くなれたってことなんだよね。そう思うと、あまり嫌じゃなくなってきました。
気になって、口元についたやつをちょっと舐めてみます。
苦っ! 最初におちんちんを舐めたとき苦味と同じだ! あれ、精液の味だったんだ!
さすがにそれは、とても美味しいとは言えない味でした。美々の本だと美味しそうに飲んでたんだけどなぁ。
でも……別に嫌ってほどじゃないかな? うん、これはこれで……。
「ごめん! ごめん、イリヤちゃん! 僕、我慢できなくて……! すぐに洗わなきゃ!」
あ、立香くんはまだ勘違いしているみたいです。
「違うよ、これはおしっこじゃないよ。ほら、こんなに白くてネバネバしたおしっこはないでしょ?」
「あれ……本当だ。じゃあこれ、何なの。僕、大丈夫なの……?」
「安心して、病気とかじゃないよ。これは精液って言ってね、男の人が気持ち良くなると出すものなの。気持ちよかったでしょ?」
「うん……すっごく、気持ちよかった……。それにさっきまでモヤモヤしてたのが、今はすごいスッキリ。イリヤちゃんのおかげだよ」
うん、上手くできてたみたいで、良かった。やったね、わたし!
「あ、でもごめん! おしっこじゃなくても、汚しちゃったことには変わらないよね。ごめんね、折角の綺麗な顔に、変なものかけちゃって……」
「え、綺麗!? そ、そっかな?」
「え……う、うん。イリヤちゃん、とっても綺麗だと思うよ。初めて会ったときは、白くてキラキラしてて、妖精みたいだな、って」
うぇへへへ……妖精だって。
はばかりながら、綺麗だって言われることは結構あるんだけど、やっぱり誰に言われるかは大事だよね。ものすごーく嬉しくて、顔がニヤけちゃう。
「そんなことより、顔とか洗わないと。本当に、ごめんね?」
「ううん、気にしないで。このくらい、全然平気なんだから!」
嫌じゃないのは、本当だしね。
それよりも、この精液の匂いを嗅いでたら、なんだかわたしの方も変な気分になっちゃったかも。
お腹の奥の方が、キューッと熱くなる感じ。さっきも何度かあったけど、それよりもずっと強く。お股のあたりもムズムズして、どうしよう、わたし、今、すっごく触りたい。
「どうしたの? モゾモゾして。やっぱりなんかあったんじゃ……」
「あ、ち、違うの! そういうんじゃなくて……あ、そうだ!」
いいこと思いついた!
「そんなに気にするなら、立香くんが洗ってくれないかな?」
「え、ええぇっ! 僕が!? でも、いいの? そんな」
「うん、立香くんに、洗って欲しいんだ。駄目かな?」
「んんっ……わ、わかった。そこまで言うなら」
次回本番