俺のハーレムはワル女子だらけ 貸出ホステスと暮らす新生活 作:祐。
遡ること数時間前。龍明に爽やかな朝日が降り注ぐ、早朝の時刻で交わしたその会話。この日に部屋で泊まっていたメーと二人で朝食を終え、歯磨きを終えた後のルーティンとして自分はスマートフォンでニュースを流し見していた時のこと。
部屋のベッドに腰を掛け、流れゆく記事に軽く目を通していくこの日課。住んでいる地域が犯罪の温床と呼ばれている無法地帯であるためか、龍明で暮らすにあたっては時として、事前の情報が生死を分ける場面も存在していた。
その主な内容としては、ヤクザといった裏社会の組織が引き起こす抗争の有無が挙げられる。龍明におけるヤクザ同士の抗争は実にド派手であり、戦闘の規模によっては密売人から仕入れてきた違法の武器なんかも持ち込まれることから、何も知らずにその地帯へ踏み込んでしまうと、無関係な人間であろうとも容赦なく攻撃されてしまうのだ。
そんな、日本らしからぬ事態が日常茶飯事なのがこの龍明。それでいて、龍明で暮らす以上はそれら命の危機に瀕しても自己責任という風潮が当たり前となっているために、抗争の鎮圧も諦めてしまっている警察の他に自分の身を守ってくれるのは、こうして流れてくる直近の情報の他に無いのが現状だった。
自分の身は自分で守らなければならない。それが例え、裏社会に精通している心強いホステス達に守られているのだとしても……。
……何て意気込みながらニュースの記事に目を通していると、そんな自分の下へと私服姿のメーが歩いてくるなり、整えたばかりの服装でおもむろにこちらの右隣へ座り込んできたのだ。
袖を持て余し、ダボダボに膨らんだシルエットの黒縁紺色マウンテンパーカーが特徴的。白色をベースとしたネイビー色の牛柄ワイドパンツと、白色のへそ出しタンクトップといういつもの服装で彼女はドカッと腰を下ろしてくると、次にもこちらの肩に左腕を回しながら寄り掛かってきて、ネイビー色の瞳を見せ付けるように見つめ出してくる。
勝気な表情がメーのチャームポイントであるのだが、その表情でいつもからかわれていることから、自分は思わず身構えながら彼女と見つめ合ってしまう。そうしてちょっとだけ身体を引いたこちらの反応を前にして、メーはどこか気まずそうに視線を逸らしながらそれを切り出してきたのだ。
「あー、カンキ君。どう? 最近」
「え?」
こんな曖昧な話し方のメーを初めて見た。
いつもハキハキと喋る彼女のイメージが強かったがために、動揺混じりに内心で呟いたその言葉。これで自分は呆気にとられたかのような目を向けていくと、それに対してメーは空元気のような笑みを浮かべつつそれを喋り出してくる。
「あーっとね~……私これから同伴で出掛けるじゃん? でもさ、今日の同伴って夕方には終わる予定なんだよね」
「そうなんだ。今日は夜の仕事も無いみたいだし、ゆっくりできるね」
「まぁそうなんだけど? でもさぁ、せっかくこうして支度も整えたわけだしさ、どうせだから夜までお出掛けしていたいなっても思うわけじゃん?」
「なんか、メーにしては珍しい言い回しだね。俺を連れ回したいってことでいいのかな?」
「あは、まぁそうなんだけど? そうなんだけどー……?」
どこかぎこちないメーの様子。からかう時なんかは下ネタなども恥ずかしがることなく口にする彼女にしては、やはりいつもとどこか違うサマを見せてくる。
と、次にもメーはこちらの顔をうかがいながら、握りしめていた右手を差し出してきたものだ。
「ちょっとさー、試してみたいものがあってさ? ほら、前の同伴でも話したと思うけど、私って死ぬほど怖いくらいのスリルが大好きじゃん? だからさー私、“コレ”を着けて街中を歩いてみた時のスリルも体験してみたいなって、最近ずっと考えていたんだよね……?」
終始、最後に疑問形な調子で喋るメーが差し出してきたその右手。彼女がその手を開いて見せてくると、そこで握りしめられていた“コレ”が正体を現してくる。
……なんだか湾曲した形が特徴的な、手のひらサイズでピンク色のその平たい物体。
これを見た自分は首を傾げて、メーからそれを受け取っていく。そして何気なく眺めながら自分は、今も左腕を掛けてくる彼女へと訊ね掛けていった。
「これは何? シリコン? 手触りは良い感じなんだけど……」
「あはー……。カンキ君、そんなまじまじと見ないでくれるかな……?」
「え、どうして?」
「……ソレ、“ココ”に着けるやつだから」
恥ずかしそうなメーが新鮮に感じていたその矢先で、彼女は気まずそうにしながら空いた右手を自身の股へ置いていく。
……それが何を意味するのか。今も手に持ってじっくり眺めていた湾曲と“ソコ”を考慮した上で、暫しと思考した末に自分の中で稲妻が迸った。
「い、いやいやいやいや!!! なんで。なんで急にコレを!?」
「な、なんなのさ!! い、いいじゃんか! そういうの使っても!!」
「別に否定はしてないし、発散のためなら良いと思うけど! でもなんで俺に渡すのかな!!」
「か、カンキ君にしか頼めないんだって! 大丈夫! ソレもう、何回か“試してある”から!!」
「試してあるの!? ソレを手渡す!?」
「あ、洗ってあるから汚くない!!! 汚くなんかない!!!」
「いやメーのは汚いなんて思わないけど!」
「なにそれ変態!!!」
唐突に訪れた無情の首絞め。肩に掛けられていた左腕で自分は首を絞められると、思わず「ぐえぇっ」と声を出してメーから“ソレ”を取り上げられたものだった。
……それが、数時間前に起きたやり取りの一部分。
そして現在。夕暮れ時の黄昏を帯びた龍明の駅前にて自分は、スマートフォンを片手に持った状態でメーとの待ち合わせ場所に佇んでいた。
すぐにも、駅の方角から駆け寄ってくる足音が響いてくる。これに自分は振り返って確認していくと、そこからはいつもの勝気な瞳のメーが「おまたせ!」と快活に声を掛けてきたものだ。
彼女から掛けられた言葉に対し、自分も「大丈夫、俺もついさっき来たところだから」と返していく。……のだが、その後にも二人の間に気まずい空気が漂ってしまい、それに触発されるよう視線を逸らし気味にしていたメーが、こちらの顔色をうかがうように切り出してきたのだ。
「……アプリ、入れてきた?」
「一応……」
自分が手に持つスマートフォン。それを見たメーが唾を呑み込むようにゴクリと喉を鳴らしていく中で、自分は端末を操作してアプリを開いていく。
……そして、自分はメーの股を見遣りながらそんなことを訊ね掛けてしまった。
「……本当にやるの? 本気……?」
「な、何……!? カンキ君、相手になってくれるって言ったじゃん……!」
「俺も興味はあるもんだけど、やるのだとしても初っ端から街中って、万が一のことを考えるとヤバくないかな……」
「わ、私は体験したことのないスリルで今から楽しみにしてるけどねっ!!」
「ふーん……」
ちょっと強気なサマを見せてきたメー。腕を組んで強がる様子に自分は彼女の股を見遣り続けていくと、巡ってきた好奇心のままにアプリのボタンをポチッと押してみたものだった。
その瞬間、メーは「みゃあッ!!?」という変わった声を上げながら急ぎで内股になり始めた。
帰宅途中の学生や社会人が振り向いてくるその光景。これにメーは平静を取り繕うようにスッと姿勢を正していくと、今も“可動している”のだろうソレで若干と焦りながら声を荒げてくる。
「ねぇちょっと!! 急にやるのは卑怯!!」
「でも、メーは“コレ”目的で俺を呼び出したんだよね」
「だ、だからってさぁ~……!」
周囲の人目を気にする素振りの彼女。そんなメーのされるがままの様子を眺めていると、自分の中に存在する攻めの人格が次第と芽生え始めてきたことを自覚し始めていく。
……いつもからかってくるし、たまにはされる側の気持ちを味わわせてやろうかな。本人も満更でもなさそうだし。
「メー、スリル感じてる?」
「あ、あは、なんか、意外とイイかもって思えてきてる……。ねぇカンキ君、音とか聞こえてきてないかな? 大丈夫かな……?」
「音? どれどれ……」
音を気にしているんだなぁ。と思いながら、手元のスマートフォンで遠隔用のアプリを操作していく自分。
そして、強度を示すのだろうレバーを数値の高い方へ動かしていくと、次の瞬間にもメーは「わにゃあっ!?」と変わった声を上げながら、何かに焦るよう周囲を見渡しつつこちらに鋭い視線を投げ掛けてきたものだ。
「ななななんで強くしたの!? 絶対にわざとやってるでしょ!?」
「うーん、思ったより聞こえてこないな。もうちょっと強くしてみる?」
「聞こえてるの!! カンキ君の距離じゃそうかもだけど、私のとこだと震動する音がちょっとだけ聞こえぇっ」
ビクッ。一瞬だけ痙攣したメーが言葉を止めていくと、そのまま彼女は力が抜けた足取りでこちらに寄ってくるなり肩に手を掛けるようにして寄り掛かってきた。
それでいて、肩にぶつけるように顔を当ててくると、そのまま彼女は右手で口元を覆い隠しながら静かに息を荒くしていた。これに自分はメーの頭を撫でるようにしていくと、次にも彼女は首を横に振り始めたものであったから、そんなメーの反応を受けて自分はアプリのスイッチを切っていく。
……安易にチ〇コとかを口にするメーではあるものの、どうやら彼女にも羞恥心というものが存在するらしい。
勝手な偏見ではあったものだが、メーやレダなんかは、快楽に入り浸る自分を通りすがりの人間に見られることで興奮するタイプかなと考えていた。しかし、彼女の今の様子を見るにメーはあからさまに恥ずかしがっている。
つまり……彼女は今、スリルを体験していることになるのだろうか。だとすれば自分は、日頃と守ってくれている彼女へのお礼も兼ねてそのお手伝いを完遂しなければならない……?
「よしよし、恥ずかしかったね」
未だ口元を押さえているメーへと、頭を撫でながらその言葉を投げ掛けていく。そうするとメーは言葉にならないこもった音で「~~~~ッ!!」と言いながら首を横に振ってきたため、自分はそんな彼女を見下ろしながらそれを提案していった。
「そういえば、同伴の後だからお腹空いているでしょ? 俺が奢るからさ、ちょっと早いけどこれからご飯でも食べにいかないかな? ファミレスでいい?」
「…………ッ」
こくこく。無言でそう頷くメーの頭を撫でていくと、直にも彼女は頭を上げて口元の手を退けていく。
その瞳には、夕日で反射するキラキラとした雫のようなものをうかがえた。
メーが本気で恥じるその姿。想像さえできなかった彼女の意外な一面の爆発力に自分は高揚感が芽生え始めてくる。しかし同時にして、このお楽しみは取っておかなければという気持ちで何とか自分を落ち着けていくと、自分もまた平静を装うように「それじゃあ、近くのファミレスに向かおっか」とメーに声を掛けて、二人で歩き出したものであった。
陽が落ち始めた夕暮れの時刻。自分らがそのファミレスに到着した瞬間から、自分らの後ろに続くよう次々と客が来店し始めたこの流れに乗じていく。
そうして二人用の席に案内された自分は、向かい合うメーと一緒にメニューを眺めていた時のことだった。
ふと、自分はスマートフォンを上着のポケットに忍ばせていく。そしてメーと二人で料理を決め、男性の店員を呼んで自分が二人分の注文を行っていくのだが……。
「四種類のチーズたっぷり和風ハンバーグと……あれ、メーが頼みたいやつってなんだったっけ」
頬杖をついてオーダーの様子を眺めていたメーへと、自分は不意に話しを振っていった。これにメーは「なに? もう忘れちゃったの? カンキ君おじいちゃんじゃん」と勝気な瞳でからかい気味に言いながら、自分からメニューを受け取ってページをめくり出していく。
と、彼女の意識がメニューに向いたところで自分は、ポケットに忍ばせたスマートフォンを操作してスイッチを入れていった。
瞬間、メーは「ひぅっ」という引きつったような息遣いで驚き、脚をとじるようにしながらこちらへと鋭い視線を投げ掛けてきたものだ。
一方で、隣にいる店員が不思議そうに彼女を見遣っていく。この視線にメーは歯を食いしばるようにしていくと、「あ、あは、しゃっくりが出ちゃった……かも?」とはぐらかすような調子で言葉を口にしながら、開いたメニューをこちらに差し出してそれをお願いしてきた。
「そ、そう!! これ!! これを頼みたかったの……!」
「どれのこと?」
「こ、これ!! これ!!」
「どれ? メーが頼んでもらえると助かるんだけど」
「ッ、~~~~っ!!」
声にならない音を喉から出す彼女。もはや声を出すのも大変そうにしているメーは次第と頬を赤く染め上げていくと、しかし店員を待たせている現状に彼女は渋々といった様相でその注文を行い始めていく。
そうしてメーが店員へと視線を投げ掛けたその頃合いを見計らい、自分は“ソレ”の震動を操作するレバーを指先の感覚で数値を引き上げていった。
……のだが、ポケットの中の端末がどうなっているかなんて自分もよく分かっていなかったがために、その数値がどれほど上がっていたのか、なども把握できていなかったものだ。
それによって、レバーを動かした直後にもメーは声にならない甲高い音を喉で鳴らした。
これに店員は、彼女をうかがうように首を傾げていく。しかし、こうして向けられた視線にメーは「な、なんでも、ないです……」と言って手で口元を押さえていくと、次にも彼女は息をちょっと荒くしながら、瞳をキラキラと潤ませたその様子で店員へとそのオーダーを行い始めたのだ。
「ち、チキン、南蛮、と……び、ビーフ、シチュー……ぁ、あとは、ほうれん草、の、ソテーを、お、お願いします……っ」
座っている姿勢が尚更と、メーの好きなトコロに当たっているのだろうか。
今にも泣き出しそうな彼女の顔を見て、店員は「ち、チキン南蛮とビーフシチュー、あとはほうれん草のソテーですね……?」と戸惑い気味に訊ね掛けていった。これにメーは無言でコクコク頷いていくと、店員は美人であるメーに見惚れるよう彼女の顔を気にする素振りを見せながらも、名残惜しい様子でこのテーブルから去っていく。
店員がいなくなるや否や、メーはテーブルにうつ伏せになるような姿勢で快楽によがり始めた。
自分が設定した震動も、どうやら最大に近しい強さだったらしい。賑わい出した周囲の環境がありながらも、テーブルを挟んだこの距離で“ソレ”の動作音がわずかに聞こえてくるその強さ。これには自分も内心で「やりすぎたかな……」と思って停止ボタンを押そうとするのだが、一方でメーは低姿勢のまま、口元を押さえた状態でじっと快楽に浸っていたものだ。
そして、彼女は公共の場で最高潮に達する。
フーッ、フーッ、と低く息を荒げるメー。顔も赤くして声を殺していた彼女であったものだが、次の瞬間にもメーは「ふッ」と短い音を鳴らして、下半身を主として数度に渡る痙攣を起こしていった。
……思わず、スイッチを切って様子をうかがった自分。そんな顔を覗き込むこちらへとメーは顔を上げてくると、次にも彼女は口元を覆い隠した状態でイタズラに笑みながらそう喋り出してきたのであった。
「……みんながいるとこで、気持ちよくなっちゃった……。これ、店員さんにバレてたかな……? もしバレてたら私、どう思われていたんだろ? ……あは。これ、イイ……。怖いってのとは違ったスリルがあって、最っ高にゾクゾクする……!」
Sっ気を売りにしていたメーが、Mっ気のスリルに目覚めてしまったこの日の夜。
ファミレスでの食事を終え、自分はこの左腕に絡みついて離れないメーと龍明の街中を歩いていた。
一緒にアパートへ帰るその道中。人通りのある龍明の街道を歩いていると、メーは路地を見つけるなりこちらの腕を引いてそれを喋り出してくる。
「ねぇカンキ君、ちょっといいかな?」
「ん? どうしたのメー」
「ちょっとだけ。ね?」
また何か企んでる。そんなことを思いながら自分はメーに路地へ連れていかれると、少々と入り組んだその細い道を突き進んで人目を払うなり、メーはこちらの首に両腕を回すようにして抱き付きながら、上目遣いで囁くようにそれをおねだりしてきたものだった。
「カンキ君に、最後にもっかいだけしてもらいたいなって思って」
「こりゃ完全にメーの方が変態だな」
「あは、勝手に言ってろ?」
首を傾げ、勝気の瞳でおねだりの目配せを行ってくるメー。その自信に溢れた微笑みの表情を間近で目撃するなり、次にも自分の中の理性が音を立てて途切れたのを感じ取れてしまえた。
……ラミアと雨宿りした時のように、今、目の前にいるメーのことが欲しくて欲しくて堪らないこの感情。
あの時は、傘を届けに来てくれたメーの介入によって熱を冷ますことができていた。
しかし今は、人目の無い状況下に置かれている。こんな状態で自分の理性が、日頃から内側に秘めた欲望の抑止力になるはずがなく………。
……上着のポケットに入れていたスマートフォンで、メーの“ソレ”にスイッチを入れた。
これによってメーは、周囲の目なども気にすることなく「あぁっ」と色っぽい悩ましい声を上げていく。
だが、そうしてひとり快楽によがり始めたメーを見下ろしている内にも自分は、彼女を無意識と背後の壁に押し付けてしまったものだった。
これには彼女も、「えっ?」と驚きの声を上げてこちらの顔を見上げてくる。しかし、そんなメーからの視線を気にすることもなく自分は壁に手をついていくと、壁ドンとなるシチュエーションの形でメーを押さえ付けていき、呆気にとられた顔を見せる彼女の
直後にして響き渡った、メーの甘い声。共にして自分の膝には、今も可動する彼女の股の“震動”が伝ってくる。
自分の膝を入れたことによって、尚更と密着した“ソレ”がメーの好きなトコで震え続けていく。その唐突な密着によって彼女は言葉にならない儚げな音を出していくのであるのだが、それと一緒に見せてきたメーの悩ましい顔を目にして自分は、ラミアの時にも吹っ切れてしまったこの感情と勢いのままで、悩ましい彼女の口を自分の唇で塞いでいったのだ。
……ラミアの時に行った、ついばむような短い口づけの繰り返し。だが、恍惚としたメーの表情を目撃したことで自分の欲望に一層もの火が点いて、彼女の口を塞ぐような深いキスでその唇を堪能していく。
メーに声を上げさせない。その考えで行った彼女への口づけはメーに甘い悲鳴を上げさせず、そんな余裕も与えないほどにまで食らいつく執拗なキスとなって終始とその口を塞いでいた。
……路地の外から聞こえてくる、夜の外界の音。車や人が行き交う様々な雑音が小さく響いてくるこの二人だけの空間において、とうとうメーが二度目の最高潮を迎えることとなる。
ポケットの中のスマートフォンを操作して、更に強くしたその振動。自分の膝にもよく伝わってくる激しい震えが、音としても聞こえてくるこの状況で、刺激され続けたメーはこちらのキスで口を塞がれた状態で痙攣を起こしていったものだった。
共にして、彼女は崩れ落ちるようにへたり込んでいく。これを受けて自分は崩れ落ちるメーの身体を支えていくと、次にも彼女は恍惚とした表情で微笑んでいくなり、メーの方から近付く形でその日最後のキスを交わしたのであった。