俺のハーレムはワル女子だらけ 貸出ホステスと暮らす新生活 作:祐。
夕食時の時刻にて、自分は聖なる行為に励んでいた。
今も鳴り響く、ベッドが軋む音。肉を打ち付ける動作を一定の間隔で繰り返していくその中で、自分の“モノ”を受け入れていたラミアは蕩けたような表情で浸っていく。
仰向けに寝転がる彼女と、正常の体勢で向かい合うこの行い。共に衣類を纏わない自然体を晒していきながら、自分らは快感を共有していくのだ。
また、手を繋ぎ合わせていたことによって、一層と一つになっていた実感が湧いてくる。ここから来る意識が情欲を掻き立てる結果となって、自分は動きを速めながらラミアへとその言葉を掛けていった。
「ラミア、ッ、出る」
「イイですよっ。キてくださいっ」
ゴム製の道具を着けていない、そのままの状態。だが、快楽に抗うこともままならず自分は「うっ」と端的に声を出していくと、瞬間にも解放感を彼女の中へとぶちまけた。
痙攣する全身。特に下腹部辺りの“モノ”が打ち震えるその振動が、内部へと招き入れていたラミアに最後の快楽をもたらしていく。
本人曰く、内部にぶちまけられたその温もりは全く感じられないとのこと。ただ、“出口”から溢れ出す液体の感覚には興奮するのだとか。
尤も、この日は挿し込んだ体勢のまま、暫し抱き合っていたものだ。
抱き上げるようにして、両腕で彼女の華奢な身体を寄せていく。そして、現在も繋がり合った状態のまま、ラミアを大事に抱え込むようにしながら口づけを行っていった。
こちらのアプローチに、彼女もまたうっとりとした瞳で応えてくる。そうして互いについばむようなキスを交わしていき、最後にその柔らかい温もりを帯びた感覚を、名残惜しく交えていったものでもあった。
場所は浴室に代わり、流れるシャワーの音が反響してくる。
浴槽に浸かっていた自分が呆然と天井を見上げている間にも、隣のラミアはシャワーで全身をまんべんなく洗い流していた。
特別な仲というわけではない彼女と、入浴を共にするこの状況。以前までの貞操観念であれば自分から願い下げしていたのだろうが、今では何の疑念も持たずにラミアとの入浴を共にしていて、むしろ交代の手間も省ける分これが当然になりつつもあった。
入浴に限らず、最近は彼女との行為も増えてきているなぁ。
なんて、そんなことを呆然と思いながら天井を眺め遣っている最中にも、隣でシャワーを浴びていたラミアからその言葉を投げ掛けられた。
「カンキさん、ちょっと出しすぎです。無限に出てきてずっとウチの内股が気持ち悪いんですけど、どーしてくれるんですか??」
「あー……ごめん。なんか今日はやけに興奮したというか、久しぶりに出し尽くして空っぽになったというか……?」
「とかなんとか言ってますけど、こんなんじゃウチ冗談抜きでホントに孕みますよ?? そーしたらカンキさん、責任取れるんでしょーねー??」
「ゴム無しで誘ってくるラミアの破壊力に、つい……」
「ホント、カンキさんっていつになってもチョロいですねー。ま、子供がデキちゃった際には責任持ってウチのコトを
言葉の意味とは裏腹に、危機感の無い適当な調子でそれを喋るラミア。で、彼女はシャワーの水を止めていくと、そのまま浴槽へと足を入れてきた。
こちらと向かい合うように、それでいて佇んできたラミアの姿。この視界を遮るようにしてきた彼女の裸体が目の前に映り込むと、同時にしてラミアの“花弁”が間近に迫った今の状況に自分は堪らず“モノ”を反応させてしまう。
その様子に、ラミアはしてやったりな顔を見せていく。そして彼女は腰を下ろして湯に浸かっていくと、次にも“モノ”の裏側に“花弁”をくっ付けながら、こちらに乗りかかるような状態で寄り掛かってきた。
行為が終わっても尚、ラミアのアプローチは凄まじい。この圧倒的な威力を前にして、自分は彼女の身体を抱き留めながらそれを喋り出していった。
「やばいってラミア。俺またその気になっちゃうって」
「それで思ったんですけど、カンキさんも中々に絶倫ですよね。それとも、ウチのナカじゃ満足できませんか??」
「いやいやいやいや。満足してる。毎回すっごく幸せな気持ちになってるから。ただ、俺の“コレ”がちょっと元気すぎるだけなのかも?」
「ま、ウチとしましては相手に困らなくて都合がイイんですけどねー。ウチも性欲が尽きないモンなんで、その点でもカラダの相性はサイコーですよね。そーいうワケですから、またウチの相手をお願いしますよ??」
「相手なら、いくらでも喜んで」
流れる動作でキスを行う自分。目の前の唇に吸い寄せられたこちらの行動に、ラミアも恍惚とした表情をしながらキスをやり返してきた。
浴槽の中で、抱き合いながら端的な口づけを繰り返していく。そんな時間は至福のひと時と言うに等しくて、自分の中における生き甲斐となっていたことも確かだろう。
身体だけで繋がり合う存在。自分の欲望だけを満たし合う、どこか距離感のある関係。こうした付き合い方も悪くないと思い始めていたからこそ、翌日にも交わした“親戚”とのやり取りに余計な背徳感を抱いてしまえたものでもあった。
昼下がりの時刻。世間が祝日で賑わう中、自分は休日を堪能するように部屋でスマートフォンを操作していく。
ベッドに座ってぼんやりしていると、不意にもインターホンが鳴らされた。これに自分は立ち上がり、玄関先の映像を確認してから扉を開けて訪問者を迎え入れていく。
玄関先に佇んでいたのは、制服姿のミネだった。鞄を右肩に掛けたスタイルで、両手をブレザーのポケットに突っ込んだ様子の少女は、不機嫌そうな顔を見せながらもこちらの顔色をうかがうように喋り出してくる。
「……ねぇ、上がっていい?」
「いいよ、全然大丈夫。確か今日は振替の登校日だったんだっけ? でも学校帰りに訪ねてくるのも珍しいね。何かあった?」
「別に、何にも。ただ、学校が早く終わったから暇だっただけ」
「そっか。まぁまぁ上がって上がって」
「……ありがと」
どこか素直になれない様子もミネらしく、そんな少女の在り方に癒しさえ感じてしまう。
尤も、実の親戚である以上は頼れるお兄さんとしての振る舞いを意識していた。このことから自分はミネをエスコートするように部屋へと案内し、背の低いテーブルの付近で腰を下ろした少女へと、りんごジュースの入ったコップを手渡していく。
それを受け取り、飲んでいくミネ。この間にも自分はスナック菓子といった類を用意しながら向かい側に座っていくと、「好きに摘まんでいいからね」と少女に声を掛けてから再度とそう訊ね掛けていった。
「学校で何かあった? 俺で良ければ話を聞くよ」
「ん、別にそんなんじゃないよ。爆破予告があったから帰されただけ」
「なんだ、爆破予告か。それなら大丈夫そうだね」
軽く受け答えしてしまっているが、自分も同じ高校に通っていたからこそ納得できる部分もある。まぁ、自分が在学中に一回だけ本当に爆発した時があったものだが……。
ミネの返答に、自分は「早く帰れてラッキーだったね」と口にする。それに対して少女は「うん」と端的に答えてから、こちらの顔をまじまじと見つめつつそう喋り出してきたのだ。
「カッシーってさ、勉強できる?」
「うっ。ちょっと自信無いな……。ちなみに教科は何?」
「数学Ⅰ」
「う、うーん……問題次第って感じ……?」
「ふーん。なんか頼りない」
「う」
力不足を実感した。
目が細くなった自分は、冷や汗を流しつつ「と、取り敢えず問題次第かな……。今ここで見ようか?」と訊ね掛けていく。これにミネは「じゃ、見てもらおっかな」と口にしてから鞄を漁り出して、教科書やノートをテーブルに置いていった。
勉学に取り組むこと数時間。陽が落ち始めた夕方の時刻となり、自分らは休憩として背を伸ばしていく。
勉強を教えるどころか、一緒になって問題を解いていた。ミネが教わりたかった部分に関しては一緒になって解き方を考えたり、お互いに気付いた所を共有し合うというそのスタイルは、家庭教師というより同級生の勉強会と似ていたかもしれない。
尤も、このノリにミネも満更ではない様子で取り組んでいたものだったから、結果オーライとも言えるか。
おかわりのりんごジュースを持ってきた自分に、ミネは不愛想に「ありがと」と口にしていく。これに自分は「いいよ。勉強も頑張ったんだし、好きなだけ飲んだり食べたりして」とテーブルの上のスナック菓子を手で促しながら答えていった。
それを目にして、少女は何か意味を含ませたように「うん」と頷いていく。そしてベッドに腰を掛けて落ち着いたこちらを気にするようにチラ見してくると、ミネはうかがうような視線でこれを訊ね掛けてきたのだ。
「……カッシー。今いい?」
「どうしたの? 違うお菓子が食べたい?」
「ううん、そういうわけじゃなくて」
「?」
「……またシた? ラミアと……」
「え」
昨晩の行為を思い出して、自分は気まずい気持ちになりながら答えていく。
「あ、あー……うん。まぁ。ちょっとまた、ね」
「ふーん……そうなんだ」
「へ、部屋、また臭う?」
「別に。でもなんか、そんな感じがしたから」
「女の子の勘というか、察知能力というか、とにかくそういうのは侮れないなぁ……」
ベッドのシーツなどは洗ったし、換気もして部屋の掃除もした。これで他のホステスを不快にさせないだろうと思っていたものだったが、女性は不思議とそういうところに気付けてしまうのがさすがの一言。
で、そうして口を噤んでいた自分をミネは見遣っていくと、次にも喋り辛そうにしながらその言葉を投げ掛けてきたのだ。
「……カッシーはさ。その……他の人とも、こ、こういうこと、したりしてんの……?」
「こういうこと?」
「え、えっと。その。……え、えっち、っていうか……せ、セ〇クス……?」
「あー……いや、ラミアと何回かって程度だけど……どうしたの急に?」
「ぅ、ううんっ。……う、うー……ん」
何かに悩んでいる?
首を傾げながら、少女を待つ。その様子を静かに眺めていく最中にも、ミネはひとり顔を赤くしながらこちらへと喋り出してくる。
「……か、カッシーはさ。あ、アタシのこと、どう見てたりする……?」
「どう見てる? そうだなぁ……まぁ、似たような境遇に立たされた親戚とか?」
「そ、そうじゃなくて。ち、違うの。もっとこう、ほら……。い、異性として? っていうか……」
「異性として?」
制服のスカートを両手でギュッと握りしめるミネ。どこかじれったさを感じさせる少女に自分は思考を巡らせつつ、思い浮かんだ印象を口にしていった。
「ちょっと強がりなところが可愛い女の子」
「え?」
「ミネのことを異性として見るなら、そんな感じなんだけど。この答えもちょっと違う?」
「ち、違うっていうか、う、うぅ……そうじゃないの……」
「これも違うか。それじゃああとは……」
「ね、ねぇカッシー」
急な呼び掛けに、ミネへと振り向いた。
と、そこには立ち上がっていた少女と目が合っていく。
スカートを握り締めたまま、もどかしく思う表情でこちらをじっと見つめてくるミネの姿。その様子に自分は「ど、どうしたの?」と訊ね掛けていくのだが、こちらの返答を無視してミネは突如とスカートをめくり上げてきたのだ。
バッ!! と視界に映し出された二色のショーツ。白色の水玉模様が可憐な黄色のそれを目にして自分は呆然とすると、ミネは目をぐるぐるにして顔を真っ赤にしながらも、緊張か何かで声を震わせながら喋り出してきた。
「ぁ、ァァァ、ァタシのことはっ、こ、ここ、こういう目で見れないのっ!?」
「こ、こういう目?? ちょっとちょっと菜子ちゃん! 見えちゃってる見えちゃってる!!」
「は、ハァッ!? み、見せてんだよバカッ!!!!」
なんか逆ギレされた……。
目に見える羞恥を滲ませたミネの顔。そして唐突的な行動に思わず少女を本名で呼んでしまう。
あまりにも急なことで、理解が追い付かない。これに自分が頭を悩ませていく中で、ミネは噛みしめるようにしながらもそれらを喋り続けていく。
「あ、アタシも、みんなのように見られたいの……っ!! し、親戚とか、身内とか、そんなのじゃなくって、アタシも一人の女としてカッシーに認められて、その、そ、そういう目で見てもらえるようになって、ぉ、大人の付き合いみたいなのをしてみたいの……っ!!」
「そ、そういう目?? 大人の付き合い……??」
「だ、だから……っ。も、もう少し、こう。ぁ、アタシのことは、や、やらしい目で見てほしいっていうか……っ!!」
「や、やらしい目で見てほしい!?」
「あぁぁもうっ!!! アタシもよく分かんないのッ!!!」
「お、落ち着いて菜子ちゃん!!」
本人も相当テンパっていた。少女の様子に自分はなだめるように言葉を掛けていきながらも、脳内ではミネの意図を汲むべく自分なりの解釈を進めていく。
ミネの行動は未だに分からないことだらけなものの、本人の意思で下着を見せていたことは理解できた。そんな、目に見える情報からある程度と考えをまとめてから、自分はミネへとそう声を掛けていく。
「……分かった。菜子ちゃん。もう大丈夫だから。まずは息を整えよう。ね?」
「ッ…………」
スカートはたくし上げたまま、ミネはフーッ、フーッと興奮気味に息をついていく。そうして少しずつ落ち着きを取り戻していったところで、自分は改めて少女の下着と向き合いながら喋り出した。
「……菜子ちゃん、こういうの履くんだね……?」
「わ、悪いっ!?」
「悪くなんかないよ。むしろ、らしい?」
「ら、らしっ、ッ、ば、バカにしてんのっ!?」
「バカになんかしてないよ。見た瞬間ちょっとドキッとしたというか、こう、少しだけムラッとしたというか……?」
「っ…………」
なんだか攻撃的な表情を見せてくるミネだったものの、こちらの返答に少女は無言を貫いて見遣り続けてくる。
かと思えば、ミネは懐疑的な目でそう訊ね掛けてきた。
「……少しだけなの?」
「え?」
「……少ししか、興奮しなかったの……? アタシに色気が無いから……?」
「あーいや、うーん」
立場としては親戚であるものだったから、敢えて言葉を選んでいるところもあったというか。
内心で理由を述べつつも、暫し思考に耽る自分。そんな様子を少女に見守られていくと、自分はちょっと挑戦的にこれを口にしてみた。
「……正直な話、立った」
「た、った」
「そう。立った。“ココ”」
指を差す。下腹部を。
もっと言えば、それよりもう少し下の部位。共にしてわずかながらと膨れ上がった“ソレ”にミネはギョッとした目を見せるのだが、直後にも頬を赤らめながらそんなことを口にしてくる。
「……ねぇカッシー」
「どうしたの?」
「…………カッシーがイケるんなら、つ、使ってもいい、けど……?」
使ってもいい?
目の前の光景を見遣って、自分は「あー……」と察してから答えていく。
「……それじゃあ、お言葉に甘えようかな。最後に確認だけど、本当にいいんだよね?」
「っ、い、いいってば!! さ、さっさと済ませてよ……っ。アタシの気が変わらない内に……」
「それにしても、割とすぐに済んじゃうかもしれないな」
「そ、それって、どういう意味……?」
「今、菜子ちゃんに対してすごい興奮してるってこと」
ティッシュの箱を引っ張ってきて、パンツのベルトを緩めていく。そしてインナーもずらして“ソレ”を露出させていくと、次にも強直した“モノ”が自己主張を始めていった。
これを目にしたミネは、顔を真っ赤にして目を逸らしていく。だが、意識的には非常に気になるのだろう“本物”を前にして、少女はチラチラと視線を投げ掛けていたものだ。
……まさか、身内の女の子とこんなことをするなんて。
背徳感に苛まれ、さすがにこれでいいのかという疑問から自分の中に葛藤が生じていく。だが、壊れた貞操観念が自制の意味をまるで成さず、自分は欲望に忠実となった獣へと成り果てることで躊躇せず“その行為”へと走ってしまうのだ。
誘ってきたのは向こうだから。そんな冤罪切符を掲げるようにして。
数枚のティッシュで包んだ自分。そして視線を上げてミネのショーツを見遣っていくと、それに釘付けとなるように手を動かしていく。
……迸る快感。それが電流のように先から駆け巡ってくる。この感覚に身を任せるがまま自分は運動を続けていくのだが、佇んでいるミネもまたこの行為を食い入るように眺めていたものだ。
顔を真っ赤に染めて、目を見開きながら恐る恐ると。自身に備わる人間としての
と、そんなミネの布地が、次第と滲み始めていた。
高揚する気持ちはお互い様か。これに一層と興奮を覚えた自分が、自覚させるように少女へと言葉を投げ掛けていく。
「菜子ちゃん。濡れ始めてる」
「え? ……ッや、やだ。み、見ないで……っ」
「それは無理。可愛いからもっと見たい」
「な、なんでそうなるのッ!!! 変態ッ!!! バカ!!!」
「でも、みんなのように見られたいんだよね? なら、これくらい我慢できるようにならないと、みんなのようにはなれないよ?」
親戚とかではなく、一人の女として認められて、そういう目で見てもらえるようになりたい。先ほどのミネの主張を口にしたことで、少女は「うぐっ」と口を噤んでから悔しそうに俯いてしまった。
そのやり取りを介したことによって、ミネの布地は一層と湿り気を帯びていく。これに自分は内心で「可愛いな……」と興奮を覚えると共にして、訊ね掛けるように少女へと言葉を掛けていった。
「それにしても、どうして急に俺のことを誘ったの? 同伴も始まったんだし、他の男性客が相手でも良かったんじゃないかな? むしろ、身内の俺だと尚更気まずくない……?」
「ッ…………」
羞恥とはまた別の、思い詰めるような浮かない表情。これに自分は暫し黙っていると、直にも顔を上げたミネからその言葉が返ってくる。
「……カッシーが良かったの」
「俺?」
「そ。アタシの“初めて”は、カッシーがいい……」
「初めて……」
純潔を保つ少女は、こちらを真っ直ぐと見つめながら喋り出してくる。
「アンタのことだから、どうせ親戚を理由にアタシとの“そういう行為”を断ろうとするでしょ? でも、アタシはカッシーがいいの。アタシはこの初めてを、カッシーにあげたいって考えてた。だから、これはそのための事前準備っていうか……まぁ、そんなかんじ」
「…………菜子ちゃんはそれでいいの? そういうのは、大切なパートナーにあげた方がいいと思うんだけど」
「いいよ、別に。どうせそういう人はできないし。それに、アタシもこれから、みんなみたいに同伴先でえっちをするようになるからさ。だったらこの初めては見ず知らずのお客さんにじゃなくって、自分のことを理解してくれて、なんかやけに寄り添ってくれる親戚のお兄さんに捧げた方がさ、なんか良い気してこない?」
気恥ずかしさを振り払った、素の喋りと表情でそれを説明したミネ。これが少女の本意であることが伝わってきたからこそ、自分は言葉を失うようにミネを見遣っていた。
共にして、柔らかく微笑んでみせたミネ。ずっと強がりの不愛想な顔を見せ続けていた少女の、ふとした気の緩みから表れた穏やかなそれを目撃して、瞬間にも自分は巡った高揚感によって最高潮へと達してしまう。
「うっ。出るっ」
「えっ」
“モノ”から飛び出した生命の種。それがティッシュにぶちまけられると同時にして、分泌された脳内麻薬が快楽と疲労感をもたらしてくる。
あまりにも急な絶頂に、ミネは若干と引き気味にその光景を眺めていた。
……まるで、時間が停止したかのような静寂だった。だが、今も脈打つ“モノ”に自分は出し切るような思いで神経を送っていき、そしてふぅっと息をつきながら、用済みとなったティッシュを退けてミネへと話し掛けていく。
「…………あー、その。ご馳走様でした……」
「……ねぇ。アタシの話、聞いてた?」
「大丈夫、聞いてた。その話で達したっていうか……」
「なにそれ。意味わかんない」
呆れというか、軽蔑というか。だが、仕方なさそうな表情でミネは苦笑したものだったから、自分も申し訳なく思いながら悪びれたように少女と向かい合っていたものだ。
……背徳的な行為によって、ミネとの距離感がまた縮まった気がした。尤も、この関係は世間的に見るに、非常にイレギュラーなものであることに代わりないだろうが。
で、これに自分は罪深さを実感していた最中にも、ミネはこちらをうかがうような視線を向けながらこれを訊ねてくる。
「……カッシー。それ、さ」
「ん?」
少女が指差す先へと視線を投げ掛ける。……のだが、そうして目についたのが、今もこちらが手に持っている用済みのティッシュというもの。
あぁ、早く捨てないと。そう思って自分は立ち上がっていくのだが、一方でミネは少し慌てながらそんなことを言い出してきたのだ。
「あ、カッシー。待って」
「どうしたの?」
「あ、ううん。いや、えっと…………ちょっとだけ貸して……?」
「え? これのこと?」
手に持っていたティッシュを差し出す自分。するとミネは一瞬だけ引き気味に退いて様子見し始めていくのだが、そこから恐る恐るといった具合に手を伸ばしていくと、少女はソレを指で摘まむように持ってから、手探りな感じに両手でティッシュを開いていき、中を眺め出していく。
……え、何をやってるの?
本気で疑問に思ったこちらの視線に構わず、ミネは次第と食い入るようにティッシュを観察し始めた。
まるでゲテモノを手に取ったかのような歪な表情。言葉にせずとも「うえぇ……」という擬音が目に見える少女の顔に自分も複雑な視線を向けてしまうのだが、ティッシュを眺めている本人はむしろ段々と顔を近付けていきながら、もはやとり憑かれたかのように“中身”に夢中となっていた。
そして、あろうことか“ソレ”を嗅ぎ出していった。
直後にも「うぇっ」と声を出して、顔を遠ざけるミネ。だが、すかさずもう一回と顔を近付けていった少女は、またしても「うぅっ」と不快そうな表情で顔を引いていく。
……まぁ、女の子は女の子で気になるんだなぁ……。
自身には備わっていない機能に対する興味で納得した自分。だが、“ソレ”をずっと眺められる身としても気恥ずかしくなってきたため、少しして自分はミネからティッシュを取り上げて、「もうちょっとだけ……!」と静止する少女を振り切って処理したものであった。