俺のハーレムはワル女子だらけ 貸出ホステスと暮らす新生活 作:祐。
昼間の
リニューアルオープンしてから、一層とお客が増えた気がするなぁ。と、その内心を抱きながらいつもの席で周囲を眺めていく自分。そんな、気の緩んだ安心感と共にこの日も
「柏島くん。少しだけお時間を頂けるかしら」
銀のお盆を右手に抱え、凛々しいサマで姿を現した彼女。本日も女神が如くお美しい美貌に、自分は眩い輝きを見遣るよう一瞬だけ手をかざしながら返答を行っていく。
「あ、はい。どうかされましたか?」
「プライベートに関する、個人的な小話を貴方と交わしたいと考えているの。もし貴方が許してくれるのであるならば、その貴重な時間をどうか、ほんの僅かでもこの私に恵んでもらえないものかしら」
「そんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ。ユノさんとの会話であれば、俺は一時間でも二時間でも、一日でも時間を割くことができますから」
少々大げさな問い掛けに対し、少々大げさな言葉で答えていく自分。これにユノは安堵するよう微笑してみせると、次にも「ありがとう。貴方の寛大な対応に心からの感謝を」と口にしてから、その話を切り出してきた。
「以前にも、柏島くんの部屋のお風呂場で交わしたテストの件を、貴方は覚えているものかしら」
「以前にも、俺の部屋のお風呂場で交わしたテストの件……?」
えっと、何だっけ……?
最初こそは、彼女の言葉にピンと来なくて考え込んだ自分。しかし、記憶を遡るにつれて次第と思い出してきた光景と共にして、ユノの言う“テストの件”に関する一場面を思い出したものだった。
同伴でホステス達が留守にした自室。自分を護衛する人員が出払っていたことから、ユノが泊まり込みで部屋に訪れたその日の出来事を脳裏に浮かべていく。
湯気が立ち上り、充満したそれに包まれた極楽の空間。狭い浴槽の中、向かい合う形で湯に浸かった自分らは、膝を折りたたんだその姿勢で入浴を共にしていると、会話を交わしていく中でユノの口から、そのような言葉が飛び出してきた。
『貴方が、彼女達の欲求を満たしてあげられているかどうか。今度、私が直々にテストしましょう』
女帝はかく語りき。
全裸のユノと向かい合い、流れで彼女の“神域”にも触れた過去のそれ。黄金比からなる色白の“丘”は興奮よりも恐れ多さを覚えてしまい、結局、彼女を満足させられず終いだった行為を思い出してから、自分は
「ぁ、ああぁ!! はい!! あの、覚えてますっ!! その、あの時はすみませんでした!!」
「? 柏島くんが謝るに至る動機に心当たりが無いわ。……それでなのだけど、抗争も終息した今現在、
要は、自分がホステスの性処理を担当できる人材かどうかを見極めたい。ということらしい。
周囲の女性達を心配し、自身は同性のみを恋愛対象とする
……挿入を除いた、前戯のみの行為といたしましょう。
以前に掛けられたセリフを思い出しながらも、こうして再び巡ってきた、ユノの身体に触れることが許される機会に気分が高揚してしまう。そんな、男として辛抱堪らん彼女の黄金比を透視するように全身のタキシードを見遣ってから、自分は照れを隠すように口元を右手で押さえながら返答したものであった。
「そうですね……。基本的には、夜ならばいつでも都合を合わせられるかと思います。なので、ユノさんのご都合がよろしい時にでも、その……ご一緒できればなと……っ」
「ありがとう。私の希望を快諾し、一方的に与えられし望みをも受け入れる貴方の寛容な心に、私はどれほどと救われたものでしょう。……柏島くんを長らくと待たせるつもりは毛頭ないわ。では、近々とまぐわいを交わすといたしましょうか。その際には、二段階の形式でテストを行う関係上、もう一名、私は適材となるホステスを見繕い次第に貴方へ声を掛けるでしょうから、柏島くんもそのつもりで待っていてもらえると助かるわ」
「はい、分かりました。…………ん? え、二段階の形式? もう一名……?」
そう長らくと待たされることもなく、ほんの二日程度でユノとの約束が果たされる。
同じアパートの別の部屋。この日にも自分はユノの部屋に招かれたことで、緊張を伴いながらそちらにお邪魔した。そして、一体どんな流れからか、自分はいつの間にか、彼女らが普段使いしているのだろうベッドの上で正座になって待機していた。
手前には、軽く腕を組んで凛々しく佇む私服姿のユノの姿。彼女は何かに納得するようひとり頷いていくと、次にもそう言葉を口にしてきた。
「清潔な格好に、活力に満ちた面持ち。爪も切ってあって、実に好印象。女性は物ではなく人であり、一個人としてその幸福は約束されるべきよ。……事前の準備に不足無し。現時点では文句無しの合格点。次は実技の方を確認したいから、まずは当事者としての視点ではなく、第三者からの視点で柏島くんのエスコートを拝見したいものね」
真面目な面持ちで喋るユノの言葉に、自分は「は、はぁ」と顔色をうかがう視線を向けながら相槌を打っていく。それから自分の隣を見遣るように首を曲げていくと、同じくベッドの上で正座になっていた制服姿のミネが、不機嫌と困惑が混じる様相でこちらと目を合わせながら喋り出してきた。
「……それで、なに。アタシはカッシーの相手をするために呼ばれたってことなの?」
「まぁ、そういうことになるのかな……?」
「なにそれ。アタシは実験台ってワケ?」
「実験台だなんてそんな。……どちらかと言うと、スパーリング?」
「スパーリングって……公開練習の相手ってコトでしょ? どっちみちなんか、利用されてるみたいで良い気がしないんですけど」
いつもの雰囲気ではなく、本気で不機嫌そうなミネの様子に自分が焦りを感じてしまう。
「ごめんね、本当に。でも、どうしてもミネ……いや、菜子ちゃんが必要だったんだ」
「なんでアタシなの? 他に人いたじゃん。別にアタシじゃなくても良くない?」
「ユノさん曰く、『行為における好みの傾向が、今回のテストに都合が良い』ってことらしいからさ。他にホステスはたくさんいたけれど、どうしても菜子ちゃんじゃないといけなかったんだ。……多分」
「なにそれ、イミ分かんない。……んまぁ、何て言うの。こう……頼ってもらえるのは別に嫌じゃないけど……?」
「菜子ちゃんは、俺と“実技”するの嫌だったかな……?」
「ち、ちがッ。……ッ別に! それは……嫌、じゃない。けど……っ」
途端にして、しおらしくなって口を尖らせ始めたミネ。少女はこちらから視線を逸らしながらも、どことなく満更でもなさそうな声音でそう答えて、恥ずかしそうに黙りこくってしまった。
それで、この状況から一体どうすればいいんだ。
説明が色々と足りないテストの内容に、自分は助けを求めるようユノへと訊ね掛けていく。そこで「あの、俺達は次にどうすればいいのでしょうか……?」と問い掛けてみたのだが、彼女から言い渡された答えはこのようなものだった。
「既にテストは始まっているわよ。貴方の交流が如何なムードを作り上げるのか。貴方の積極性や貴方の展開力。相手を引き込む雰囲気づくりや咄嗟のアドリブなど、主に、私の主観に基づいた様々な観点から、今現在も相応の評価をつけているものよ」
「マジですか……。もう始まってたんですか……」
ならばせめて、開始を宣言してもらいたかったんですけど……。
という内心を胸によぎらせながらも、自分は既に始まっているというテストに一層もの緊張を巡らせながら、今も困惑混じりにこちらへ視線を投げ掛けるミネへと向き直っていく。
……まぁ、そういうことみたいだから。
アイコンタクトで、黙々と伝えていく自分。この、同じような困惑を抱いているこちらの状況を察してくれたのだろうミネが、不機嫌そうながらも受け入れるようにコクリと頷いてみせたことにより、自分は少女の意思を確認するよう無言でミネへとすり寄ってから、その両肩を優しく両手で抱き寄せつつ、互いにドキドキしてくる至近距離で見つめ合ったのだった。
空気が変わり、自分とミネは二人きりの世界に入り浸るよう意識し合っていく。
今まで不愛想に眉間を歪ませていた少女。しかし、行為を始めると途端にミネは顔を赤らめて、強がるような表情を維持しながらも、ムスッとした顔でこちらの目をまじまじと見つめてくる。
早く来ないのかな……。そう思わせる、期待の眼差し。そんな少女の期待を受け止めて、こちらからゆっくりと唇を近付けては、ギリギリまで焦らしに焦らした末の軽いキスから交わしていく。
ちゅ。
少女の薄い肉感で、何度も跳ねるように繰り返す口付け。数回と交わしたそれで気分を盛り上げた自分は、そこからミネの身体を抱き寄せるようにして深々としたキスを行ったことで、唾液が交じり合う粘着質な音をわざと立てながら、二十分近くによる愛撫で少女をとことん可愛がってみせた。
その間もずっと、静かに佇んで見守っていたユノ。一切と視線を逸らさない真っ直ぐなそれを受け続け、自分は未だプレッシャーを抱えながらもミネの制服を少しずつ脱がし始めていく。
……黄色のジュニアブラジャーに、同色のスタンダードなショーツ。ミネをその二枚だけの姿にして、優しくベッドに寝かせていく。それからショーツ越しに手や口で少女の“アワビ”を愛でていき、布に染み付く粘液の雰囲気と共にショーツを脱がすことで、生まれたままの“黒色のジャングル”が姿を現した。
毛深い“ソレ”も、菜子ちゃんだと愛嬌あるなぁ。
とか言う言葉を飲み込み、内心で済ませたその感想。この間にも自分は寝転がる少女に覆い被さるよう身体を倒していき、ミネの両脚をM字に開かせた状態で接近していく。そうして少女の脚に自分の両脚を引っ掛けて、後ろから見ればご開帳となっていた“アワビ”の状態に、ミネは本気で焦るように恥ずかしがりながら言葉を掛けてきた。
「え、ちょっと。ねぇねぇねぇ待って。これっ、は、恥ずいからっ!」
「菜子ちゃんはこういうプレイは初めて?」
「そういう問題じゃなくって!! てか何でカッシーは服着たままなの!?」
「今日はこういうスタイルで行こうかなって考えてたんだ」
「は、は?? なにそれ。これじゃアタシだけ脱いで、恥ずかしい人みたいじゃん!」
「ダメなの? その方が菜子ちゃんも興奮するでしょ? 特に今日は、“ギャラリー”もいるんだからさ……」
力は抜いてあるものの、迫るこちらに対してミネは両手で押し退けようとしてくる。この抵抗に一切と動じない自分が少女に接近していくと、次にもミネの口をキスで塞ぎながら、身に着けていたブラジャーも取り払うことで少女のみを全裸にしてみせた。
控えめな胸元を両手で隠してくるミネ。少女の何気無い仕草を目にして、自分は火が点いたように限界まで気分を高揚させながらも、この衝動をなんとか自制しつつ、極限まで恥ずかしがる顔真っ赤なミネへと口付けを続けていった。
その際に、まるで行為の出し入れを行うように腰をカクカクと動かしていく自分。これによって、自分が着けているボトムスの股間部分がミネの“アワビ”を擦り始め、固くもある布部分の感触に、少女は最初こそ驚いて身体を跳ね上げながらも、次第と巡ってきた“ソコ”の快楽に息を荒げ出してくる。
ミネを大切にするように、全身を包み込むよう抱擁する。ねっとりとしたキスを継続しながらのこれに、胸を隠したままのミネは複雑な表情で目を瞑っていき、今も全身に駆け巡る快楽と温もりに少女はキス越しの喘ぎ声を出し始めた。
可愛い。すごく可愛い。とっても可愛い。最高に可愛い。
いつも声にする言葉責めを、胸の内で復唱する自分。この、無言で行われる熱烈な行為にミネはもどかしそうな視線で見遣ってくると、次にも緩んだキスの隙間を縫うように少女はそれを問い掛けてきた。
「ねぇカッシー……。今日は言ってくれないの……?」
「どうしたの? 何か欲しくなっちゃった?」
「欲しくって、別にそんなんじゃないけど……っ」
「じゃあ、何が不満なのかな?」
「っ……バカ。カッシーの意地悪」
「ごめんごめん。そんな菜子ちゃんも可愛いよ……」
「ホントに最低……っ。ズルいよそんなの……っ」
胸を隠していた処女の両手を自分は解くように退かしていき、その手を恋人のように繋ぎながらベッドに押し付けていく。共にして露わとなった少女の胸部に最高潮の興奮を覚えた自分は、恍惚とした眼差しでミネという一人の女性の有様を存分に眺めてから、左右にある胸の“突起”を順番にバランス良くついばみ、それから衣類越しの全身を密着させるようにして、再び深々とした情熱的なキスを交わしていったのだ。
涙目のミネを可愛がり、主に唇の表面を責める口付けで少女を満足させていく。そして、ずっと動かし続けていた腰の運動にミネが痙攣し始めると、それでもなお“ソコ”が擦れる感覚を伴いながら、少女は天井を仰いで、敢え無くと快楽の波に吞み込まれてしまった。
控えめな喘ぎ声と、涙混じりの悩ましい表情。股間を中心にビクンビクンと跳ねるその身体を抱き留めて、M字で開脚したその姿でミネは幸福に達していく。
背中が反るほどの快楽に、少女はこちらを押し退けるように手を伸ばして暫し快感に浸り出す。その余韻で、悩ましくも満更ではない顔を見せながらベッドに寝転がる少女を抱き締めていくと、ミネも応えるように両腕と両脚をこちらに絡ませてから、静かなる力強い抱擁を交わしたものだった。
むぎゅう……っと交わしていくお互いの温もり。数分間に及ぶ深々とした抱擁で互いに満足し合い、次第にも抱擁を解いて自分は身体を起こしながら、今も脇に佇むユノへと振り向いてその言葉を掛けていく。
「こんな感じでどうでしょうか……?」
「十分よ。立ち会わせてくれて、どうもありがとう。おかげさまで、柏島くんの紳士的なエスコートを客観的な視点で観察することができたわ」
「それで、現時点では合格でしょうか……?」
「合格ラインには達しているわね。ただし、それは飽くまでも客観的に見た点数に過ぎないわ。次は、当事者として柏島くんのエスコートを体験してみる必要がある。そういうことで、柏島くん。これから私を抱きなさい」
「わ、分かりました……」
これから私を抱きなさい。というのも、中々にパワーワードだよな……。
内心で、困惑を交えた言葉を呟いていく自分。その間にもユノは凛々しいサマでベッドへ歩み寄ってくるのだが、今も息を切らしながら寝転がるミネを眺め遣るなり、ユノは釘付けになるような、うっとりとした視線で、そんなことを言い出してきたのだ。
「けれど……そうね。せっかくと快楽に身を委ね、安心感からなる気兼ねの無い絶頂の甘い蜜が溢れ出しているのですもの。……花が咲き乱れ、幸福の印が花弁を満たす至福の余韻。煌びやかと雫の光を反射するめしべを、外界に晒したまま自然乾燥させてしまうのも些か無粋というもの。非常に勿体無いわ。柏島くん、この私に少しだけもの猶予を貰えるかしら」
と言って、ちょうど退いた自分の居た位置に移動してくるユノ。
ベッドに乗り掛かり、今も布団の肌触りに落ち着きを取り戻しつつあったミネへと近付いた彼女。そしてユノは姿勢を下げていくと、次にもミネの“アワビ”へと顔を近付けるなり、躊躇いもなく口付けを行ってきたのだ。
耳元の髪を手で掻き上げながら、少女の“アワビ”に舌をつけたユノ。その神々しいほどの美貌でミネの“ソレ”を味わい始めると、触れた柔らかい感触にミネは驚きの声を上げ、直後にも今までに聞いたことの無い嬌声を響かせながら、粘度が高いユノの“アプローチ”に少女は甲高く悶え始めたものだった。
一定のリズムで舌を動かし、ミネの“突起”を愛でていく。これによってじゃぶじゃぶと溢れ出した“快楽”にユノは恍惚とした表情を見せていき、今も零れてくる“快楽”をユノは舌で掬い上げ、時には“アワビ”を一口でしゃぶりつき、咀嚼する動作で少女の“肉感”を心行くまで存分に堪能し続ける。
まるで、食事を行っているかのような光景だった。
うっとりとした眼差しのユノが、大胆ながらも繊細な舌使いでミネのあらゆるを貪っていく。この何気無い食事シーンは元から放つ色気も合わさることによって背徳感を醸し出し、また、女神が如き存在から繰り出されるテクニックにミネは口元を押さえながら声を堪えていくのだが、文字通りの神業を前にして少女は次第と両手で顔を隠すなり、初耳となる、鼓膜をつんざく端的な高音を奏でながら、ミネは水鉄砲のような“快楽”を一気に噴き出してみせたのだ。
空気を迸る水滴の音。共にして顔面に降りかかったユノは目を瞑って顔を逸らしていくのだが、これに嫌悪感を見せるどころか、口元の雫を舌で拭い、頬や眉間についたミネの“快楽”も指で拭き取りながら、余さず口へと運んで舐め取った。
ベッドがびしょびしょになり、ユノの私服もずぶ濡れとなる。しかし、ユノは自身の状況を気にすることなく顔を上げていくと、女々しく座る姿勢で落ち着きながら、今も自らの噴射に驚きつつある興奮状態のミネへとそんな言葉を掛けていった。
「菜子ちゃん。最近、塩分を過剰に摂ったでしょう?」
「ふぇっ……? ……今日のお昼、ラーメン屋の醬油ラーメン三杯食べたけど……っ」
「菜子ちゃんのことでしょうから、律儀にスープまで飲み干していると推測できるけれど、塩分の過剰摂取は肌荒れに繋がって、ニキビなどを引き起こす要因ともなり得るわ。ラーメンが美味しいことは私も認めるけれども、容貌を売りとする客商売である以上は、美容のため、偏りの無い、バランスの良い食事を心掛けなさい」
「ご、ごめんなさいっ……! でもなんで、どうして分かったの……?」
上半身を起こしながら、ユノへと訊ね掛けるミネ。少女の問いに、ユノは指についた“雫”を舐め取りながら答えてくる。
「“味”よ」
「“味”……? うそ、“ソレ”の味で分かるの……!?」
「分泌される体液も、食事によって得られた栄養素から形成されるものですから。ただ、“分泌液”でどの栄養素を摂取したかを言い当てられるのは、私のみが持つ個性のようでもあるらしいわ。私自身もれっきとした根拠を以てして、成分を的確に区別しているわけではないの。……これは感覚的なもの。私の直感が、“この味”が『塩分』であることを教えてくれる。だから今回、貴女の偏った食事に気が付くことができた。ただそれだけよ」
「なにそれ……っ、イミ分かんない……っ」
本気の困惑で声を震わせるミネ。同時にして、少女は顔を真っ赤にしながら“快楽”で濡れた股を手で隠していった。
……というか、元から大食いとは言え昼間に醬油ラーメンを三杯も食べるのもすごいな。
なんていう内心が巡る自分の脳裏。これに汗を流しながらミネを見遣っていく中で、ベッドから退いたユノがその場でおもむろに服を脱ぎ出すなり、下着のみとなったその姿で、ベッドの上にいるこちらへと振り向いてきた。
赤色の薔薇の刺繍が入った、黒色のレースの上下。
刺激的で、魅惑的な色合いのインナー。ユノらしい一式に自分とミネが見惚れていく手前で、ユノは躊躇いもなくブラジャーを取って黄金比の乳を放り出し、ショーツにも手を掛けてずり下げることで、女神の“神域”を余すことなく晒してきたものだ。
加えて、ショーツから露わになった“神域”には、透明な糸が引いていた。
発展途上である同性の“食事”によって、彼女も既に気分を高めつつあったのだろう。脱ぎ払った下着を捨てるように放り投げたユノは歩き出し、羞恥もなくベッドに乗り掛かってこちらへ近付いてくる。その、誰に対して裸を見せても恥ずかしがらない、周囲の目を一切と気にしない彼女が容赦なく踏み入ってくると、ベッドに両手と両膝をついたその姿勢で、乳をぶら下げた前屈みの状態でこちらへ言葉を投げ掛けてきた。
「次は、当事者から見た貴方のエスコートを体験させてもらうといたしましょう。……当初の予定では、行為の導入から開始するつもりでいたものだけれど、私が既に興奮状態である以上は無駄な手順を省いて、貴方の技術から見ていくとしましょうか」
こちらの返答を待つことなく、ユノは濡らした“神域”から雫を垂らしながらミネの下へと寄っていく。そして上半身を起こした少女へと「菜子ちゃん。貴女の、天使の羽が如き純白な羽毛のような膝を枕にしてもいいかしら」と問い掛けることで、雰囲気に流されるままミネは了承。女の子座りとなったミネの膝へとユノは頭を乗せて寝転がっていき、こちらへと足を向けては恥じらいもなく淡々としたサマで両脚を開いてくると、次にもユノは堂々と“ソコ”を見せ付けながらそれを喋り出してきた。
「さぁ、柏島くん。今宵、私は貴方の女として、この身体を捧げるわ。貴方が望むならば口付けに応じ、貴方が望むならばこの乳房を与え、貴方が望むならばこの“入口”への進入を許可しましょう」
大人びた肉感は、ホステス共通の“丘や谷”を象っている。だが、天からもたらされた女神の柔肌は健康的なハリとツヤを“神域”に宿らせており、一方で粘液を伴った透明な“快楽”が人間味を演出することで、今も目の前で展開されるユノの“ソコ”はまるで、神話を描く絵画が如き神々しい神秘に溢れていたものだ。
まさに、人類の奇跡だ。
シワやシミの無い、手入れが行き届いたまっさらな平原。質感はマシュマロのようでいて、姿かたちをくっきりと映し出す瑞々しさが実に生物的。この、“奇跡”を目の当たりにした自分は食い入るように凝視しながら近付いていき、本能に駆られるまま、ついついそちらへと手を伸ばしていくその最中にも、自分はハッと我に返るよう見開きながらユノへと訊ね掛けていった。
「あの……既に一度触れている身として、今更こちらを訊ねるのも野暮かとは思われますが……俺の行為、恋人のヒイロ姉さんから怒られたりしませんかね……?」
「私には想い人が存在する以上、他者に貞操を捧げる行いは裏切りに繋がり、不貞の極みであることは確実。しかし、相手は柏島の血筋を受け継ぎし聖なる子孫。ならば、私の心の内にて今も生き続ける“彼女”はきっと、貴方へと施す献身には目を瞑ってくれると信じているわ。……尤も、当時は恋人という関係でありながらも、“彼女”は気負うことなく私以外の人間とも行為を働いていた。その不誠実の借りを返すという意味でも、“彼女”が失踪したこの数年は、私も数多の女性とまぐわいを交わしていたものよ」
「まぁ、本人達がそれで納得なされているのなら、俺からは何も言いません」
「柏島くんが気負う必要は無いの。ただ……私は寂しさを紛らわしたいだけなのかもしれない。他の女性達でも埋めることのできなかった、この胸に空いた空虚の穴を、身近なホステス達の手や、柏島の血筋による温もりを以てして満たしてみせようと、そう躍起になっているだけとも言えるわね」
「それだけ、ユノさんにとってヒイロ姉さんという存在は、ユノさんの心を満たしてくれる唯一無二のお方だったんですよ。……俺なんかがヒイロ姉さんの代わりになれるとは思いませんが、せめて、その寂しさを紛らわすだけのお手伝いを、やれるだけやってみせます。なので今は、過去の記憶や現在の気持ちなど、ご自身の中に存在しておられるヒイロ姉さんの像に意識を向けられてください。後はこちらで、気持ち良くしますから」
ユノの“神域”に軽く触れ、彼女から溢れ出た“快楽”の雫を指に纏いながら答えていく。この返答にユノは微笑を見せてくると、凛々しくも優しい声音で「周囲のホステスが、貴方に身を委ねる理由を心で理解することができた気がする。いつでもいいわ、貴方のペースで始めてちょうだい」と声を掛け、彼女はリラックスするように天井を仰いでいった。
……恐れ多くも、欲情だけは募ってくる。
叶うならば、“息子”を入れてみたかった。そんな無念がよぎってくる内心を抱えながら指を進入させ、既に迎える準備が整った“神域”の内部を手探りで突き進む。その瞬間にも、ユノの“神域”が心地の良い引き締まりによってこの指を包み込んできたことから、子種を搾り取らんとするちょうどいい加減のそれを指に受けながらも、自分は一層と「間違いなく、今までで一番とも言える名器だ。“息子”を入れたら、すごく気持ち良さそうだな……」と心の中でボヤきながら指を動かし始めたものだ。
手探りとはいえ、これまで七名のホステスを知ってきた身でもある。彼女らと交わした経験は確実に糧となって実力に繋がっており、この日の自分は特に、自然に身に付いた知識や技術を上手く活かし切れていたと、胸を張ってそう豪語できる程度には自信を持つことができていた。
この自信は、行為にも形となって表れ始める。
進入した指が、ユノの好みに触れていたのだろうか。直にも女神の化身とも言える彼女は少しずつ声を漏らし始め、どこかくすぐったいようなサマで、爽やかに微笑しながら身体をうねらせてくる。
この人、悶える姿まで余裕があるんだな
羞恥という感情が欠け、常に女帝の風格を醸し出すホステス。だが、その本質は恋する乙女と同義であり、失恋に近しい最愛の想い人との別れを経由することで、彼女は内心で深く傷付きながらもその悲しみをひた隠しにする、悲劇のヒロインと呼ぶに等しい人物でもあった。
時には命懸けの過酷な戦闘を交えつつ、消息を絶ったパートナーの帰りを待ち続ける女性。ユノの様子はさながら、家の前で首輪を繋がれた犬に等しく、慕っていたご主人の帰りをユノはただ切実に願っているだけに過ぎないのだ。
ユノという人物は決して、絶対強者というわけではなかった。
悶える姿の様子を見て、自分は挿入する指を一本増やしていく。これによって全身を巡る快感が増加したことで、ユノは次第と背中を反るように身体を持ち上げ始めていた。
自分の技術は、彼女にも通用する。そして、この技術によって彼女の寂しさを少しでも紛らわすことができるのかもしれない。
視えてきた希望を抱き、自分は色白に浮き出たピンク色の“突起”を舌で包み込んでいった。そこから加えられる温もりや感触がユノの息遣いを荒げさせていき、喘ぐ代わりに、口に含んだような「ふふっ、あふふ」というこそばゆそうな声を上げながら、彼女は快楽に浸ってくれたものだ。
その中で、ユノはミネの顔を見上げていく。
少女の膝に頭を乗せ、今も快楽で悶える自身を眺め遣ってくる目の前の視線。ミネはとても意外そうに見開きながらユノの表情を眺めていく中で、ユノはミネへと両手を伸ばすなり、少女の首へと両腕を掛けながら、自身へ引き寄せるようにしてそれを喋り出してきた。
「あふっ、うふふ……っ。あっ、ん。本当に……そっくり。姉妹というだけはあって、顔の輪郭や、眉毛の位置、鼻の高さまでほとんど一緒……。特に、ご機嫌な時の菜子ちゃんの明るい表情は……高校生の頃のヒイロと瓜二つで……っ、まるで、ヒイロが二人いるみたいな感覚になってしまうわ……っ」
「あ、アタシが……? お姉ちゃんみたい……?」
「えぇ、そうよ。貴女は正真正銘、蓼丸の血を継ぐ者……っ。……ヒイロ。あぁ、ヒイロ……そこに居たのね。ずっと、ずっと……探していたんだから……っ」
ある時を境にして、“神域”からは大量の“快楽”が溢れ出してきた。
ユノの“それ”は、粘液を伴いながらも砂のようにサラサラとしており、指に付着することなく雫となって垂れ落ちることから、とても不思議な感触を体験させてくれた。そんな彼女の“快楽”に構わずと指を動かし続ける自分の前では、ユノはぼんやりとした様子でミネと見つめ合いながらも、どこか遠い場所を見遣るような眼差しでひとり、言葉を呟いてきたのだ。
「やっと見つけた……っ。今までどこに行っていたの……? 貴女はいつも、何も言わずに飛び出していって、何食わぬ顔でしれっと戻ってくるんだから……。本当に自由奔放で、誰よりも自分勝手な人……っ。んっ、ぁ……あんっ。んもう、これ以上……私を心配させないでちょうだい……っ。……お願い。もっと、顔をよく見せて……んっ、その顔を……もっと近くで……じっくりと……見たいわ……っ」
ミネの首に掛けていた両腕を離し、両手で少女の頬を包み込むユノ。その瞳を潤ませたユノの表情にミネは無言で顔を近付けていくと、彼女らの鼻先が触れ合うのではないかというその至近距離で二人は見つめ合い、直にもユノがクスッと呆れたように微笑みながら、帰還を待ち続けていた“パートナー”の面影へと言葉を続けた。
「会いたかった……っ。会いたかったわ……っ。ッ、ヒイロ……っ貴女に、ずっと、会いたいと思ってた……! 何も言わずに、今は私のことをどうか、見ていてほしいの……っ。……これは、一生のお願いにしてもいい……。子供っぽいでしょうけれども……今だけでもいいから、どうか、私のことを見て……っ。もう、目を離さないで……っ。そして、誓ってちょうだい。……霧で霞んだ、この先の見えない不安定な人生において、私というパートナーの手を、永久に手放さないことを……!」
きゅぅ~……っと、一段と締まり出した“神域”の抱擁。こちらの指を男の“モノ”と錯覚したのだろうか、ユノの感情が高まるにつれて“ナカ”は意思を持つように指をしごき始め、今にも遺伝子を欲しがるがあまりに、指を奥へ奥へと押し遣ってくる。そんな彼女の“名器”に、自分は本気の驚きでペースを乱されながらも、ユノの不安を取り除くべく好きな部分の刺激を続けていった。
そろそろ限界といったところか。ミネと見つめ合うユノは途端に背中を持ち上げ始めると、ミネの肩に再び自身の両腕を掛けては少女をその場に固定し、“最後の時”までずっと見つめ合えるように、凛々しくも切ない美麗な表情でミネに視線を送り続けていく。これに少女は見惚れながらも使命感のように至近距離を維持していき、時にはユノと軽めのキスを交わしたりといったサービスも施すことで、ユノの気分上昇に一役買ってくれたものだった。
そして、ユノの“ナカ”にある性感帯のGスポ〇トに指を付けた自分は、一度は顔を上げてミネとアイコンタクトをとっていく。そこで少女の方のタイミングも見計らってから、自分は最後の追い込みと言わんばかりに指で“ソコ”を刺激したことにより、直後にもユノは凛々しさとは程遠い控えめな嬌声を奏で始め、達した際の清々しく恍惚な表情と共にして、“神域”からは大量の“快楽”を控えめに噴き出してみせたのだ。
ユノが達した時の、跳ね上げた腰の勢いで指が抜けていく。その抜けた瞬間の開放感も快感となって全身に巡ったのか、あの女帝と呼ばれた気高く凛々しい女性のユノが、麗しい表情で微笑しながらも、次にも艶かしく甘い声音を上げながら何度も痙攣を繰り返してみせた。
……まさか、あのユノさんが悶え狂うだなんて。
新鮮というか、信じられないというか。そんな思いが巡る中で、自分は自分で彼女の“神域”から溢れ出した“快楽”を浴びていき、それでも不思議と不快にならない面持ちのままユノの方へと意識を向けていった。
そこでは、興奮で荒げた息を抑えるように静かな呼吸を行う全裸のユノと、彼女を未だに膝枕するミネの二人がうかがえた。そのミネがユノを心配するように見遣っていく中で、ユノはミネの膝枕に深々と寝付きながらも、最後はいつもの凛々しい調子で、少女とそのような会話を交わしたものであった。
「菜子ちゃん、私用に付き合わせてしまってごめんなさい。貴女の貴重な時間を拝借してまで行う行為が自分語りだなんて、とんだ醜態を晒してしまったものだわ」
「別に、気にしなくてもいいのに……。……アタシのこと、お姉ちゃんだと見立てて色々と喋ってくれてたんだよね……? だったら、正直な話、ちょっと嬉しかったりする。なんか……アタシも、お姉ちゃんに近付けたような気がするから」
「ありがとう、菜子ちゃん。……
「アタシ、お姉ちゃんを勝手に連れ出した挙句に失踪させたユノさんのこと、今でも許してないから。だけど……まぁ、ユノさんは人生の先輩としてって言うか、お姉ちゃんの同級生とか恋人とか、今までもそういう立場で、アタシにいろんなことを教えてくれたりもしたからさ……。そこにはまぁ……感謝、してる、かな。……一応ね」
「ふふっ、慈愛心とはまさに、このことを指し示す言葉なのかしら。……ヒイロが帰ってきた暁には、私と菜子ちゃんは義兄弟になる可能性もゼロではないのよ」
「それってさ、アタシのお姉ちゃんがもう一人増えるってことだよね? ……ユノさんがお姉ちゃん、か。……まぁ、人としてカッコいいし、戦っても最強だし、何よりも綺麗だから、その……思ってたほど、悪くはない、のかも?」
「嬉しいわ。ヒイロが帰ってきたら、合法的で立派な私達の一軒家を建てて、そこで私達三人で、平穏に暮らすといたしましょうか」
「悪くないんじゃない? アタシは別に反対しないから、二人で話し合って決めてよ。お姉ちゃんは絶対、反対すると思うけど」
「うふふ、同感よ。私もそれを今現在、ヒイロをどう説得するかの場面を脳内で思い描いていたものよ。ヒイロは、同じ場所に一日も留まれないほどの旺盛な好奇心の持ち主ですから」
「分かる! お出掛けする時はすっごく心強いのに、家にいる間はメチャクチャ駄々こねて迷惑なの!! ……話してて思ったけど、やっぱりお姉ちゃんに相応しいパートナーはユノさんしかいないのかも。早くお姉ちゃんを見つけて、アタシ達で無理やりでも引き戻そうね!」
「えぇ、それが最善ね。そして……ふふっ、勝手にいなくなったヒイロを、私と菜子ちゃんの二人でたっぷりと叱りつけてあげるとしましょうか」