※この作品はR-18です。

悪魔召喚士の奇妙な冒険   作:強欲の道化師・1号支店

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第1話 悪魔召喚士さん、宿屋に泊まる

昔は物語に出るような英雄や勇者に憧れていた

小さい頃にはそんな憧れに近づけるように自由時間で

剣を振ったり呪文の練習をしたりもしていた

 

偶然村には隠居して来た元冒険者の隻腕隻眼只人の師匠がいたので

それなりに良い経験を積ませてもらったと自負はしている

師匠も今はこうだが昔は剣と呪文を扱う冒険者として活躍していたと聞いた

 

「・・・まぁ、悪くないな、当てる位ならお前さんそれなりに才能はあるぜ、後自頭も良いからどんどん覚えていく、良い冒険者になれると思うぜ」

 

1ヶ月密かに修業をしていた時に言われた言葉がこれだった

この言葉にどれだけ私は自信を貰った事だろうか

 

「まぁそれでも調子には乗るなよ、お前さんには当てる技術はあるが避ける技術は全然駄目だ、辛うじて及第点上げれるかどうかだぜ、特に呪文に関しての防御や回避の仕方が下手だ、まぁそこら辺は今後の努力次第だな」

 

とまぁこうやって弱点も正確に教えてくれたりと一言も多いのが余計な部分もあるが

私の尊敬する師匠の一人である

 

それから数年経過し私も遂に冒険者になる事を決意する

親には反対されたが私は勝手に出ていく事にした

正直反対されるのは分かっていた、けどそれでもなりたいものにはなりたかった

 

一応師匠にも村を出る前に一言挨拶しようと顔出しした

すると

 

「・・・正直な、まぁ見込みがあるから教えていたが、・・・今更だけど後悔は、するなよ」

 

とそんな寂しげな表情で言っていた

今思えば師匠も私には普通の生活を送ってほしかったのだろう

けどそれでも私には夢があった

 

「・・・師匠、今まで、お世話になりました!!、私、行ってきます!!」

 

「・・・辛くなったり、嫌な事あれば、戻ってきな、帰れる場所があるんだからよ」

 

「うん!!、ある程度したら年に1回は帰って来るつもりだから、じゃあ行ってくるね!!」

 

そう言い私は村を背にし、遂に冒険者としての道を進むのであった

 

~~~~~~~~~~~~~

 

時刻は夕方ぐらいだろう、樹木から注ぐ陽の光がオレンジ色な事からも分かった

とある森の中、少し整備された人が通る道を何か大きな箱状の物体を

小さな車輪を転がし道しるべを残しながら進むフードで覆われた人物がいた

 

「・・・後少し、かな」

 

フードの中から見える蒼い目で辺りを見渡す

微かに除く透き通るような銀髪は人々から憧れの存在だと見られるであろう

声からして女性なのだろう、旅人か分からないが一人で歩ていた

 

「・・・あった、此処が森の中にある宿屋ね」

 

そして少し進んで見ると前方に灯りが見えた

更に進むと一つの大き目な木製の建物が見える

如何やら看板を見ると宿屋だと判明する

 

「取り合えず、入るか」

 

時刻的にもそろそろ夜になる頃だろう

流石に今目の前の宿屋に泊まるか、何処かキャンプに適した場所で野宿する

この二つの方法しか夜を超す方法はないと断言してもいいだろう

 

そして目の前に宿屋がある事から特に何も思わず彼女は扉を開けたのであった

 

~~~~~~~~~~~~~

 

「・・・いらっしゃい、お客様一人ですかな?」

 

中に入ると立派な髭、いや荒々しいくらいに顎にまで生えた髭を伸ばした男がいた

如何やらこの男が宿屋の店主だろう

 

「部屋、今空きはあるかしら?」

 

彼女は部屋があるかどうか確かめる為の言葉を言う

 

「えぇ、今特にお客さんはいないのでどの部屋でも泊まれますとも」

 

「そうですか、ではこの2階のお部屋でお願いします」

 

「ありがとうございますお客さん、あっ、そうです、一応夕飯の準備ももう少しすれば出来ますが、どうしましょうか?」

 

と店主からその様な事を聞かれた

 

「・・・いえ、一応もう早めの夕飯は済ませましたので、このまま寝てしまおうかと思います、お心遣い、感謝します」

 

だが女性の方は既に済ませてしまったようで

少しばかりの謝罪をしてから2階の部屋へと向かって行った

 

「ちょ、朝食もありますがもしよければ其方はどうですかね、美味しいですよ?」

 

と何か諦めきれず再度朝食もある事の報告をする店主

すると足を止め店主の方に振り返りこう言う

 

「・・・もし貰えれば頂こうかと思います、ありがとうございます」

 

そう言いそのまま2回の部屋へと入っていった

 

~~~~~~~~~~~~~

 

夜も静まった頃だろう、ほとんどの人が眠りに入る時間帯だ

そんな時に少しばかり床が軋む音が聞こえる

・・・すると一つの部屋の扉がゆっくり開く音が聞こえた

 

「・・・寝てるよな?、寝てるでいいよな、ベッドで寝てるし」

 

「落ち着きな、まぁ夕飯食わせれなかったのは残念だぜ、食べさせれば確実に寝て楽しめたのによ」

 

入って来たのは只人の男が二人、若い男の様だ

まるでこの宿屋に似つかわしくないともすれば盗賊や山賊の様な犯罪者にも見える

そしてこの男達は如何やら今日泊まった女性でお楽しみしようと寡作していたようだ

 

「あーそうだよ、この女が食わないせいでこうも怯えなければならん、まぁ流石に俺達男、それもそれなりの人数は揃えてるんだ、例え冒険者でもこんな女ボコすのも楽しむのも思いのままだぜ」

 

「その通りだ、まぁボコして奴隷商に売り払う前に楽しむ事はしたいけどな、コッソリ見てたけどさ、この女、結構そそる体型してるぜ、絶対に男受けする為に生まれてきた様な娼婦の様な女だぜ、こりゃ」

 

「楽しみだぜ、ここ最近ほとんど客も来なくて中々金も稼げないし、女も味わえないからな、まぁ他の奴らも参加するけど、最初は楽しめるこの役は素直に渡すわけにはいかないぜ」

 

「ヤリ過ぎるなよ、お前基本興奮すると尻叩いたり尻穴虐める癖があるんだかよ、商品にするんだから壊すなよ」

 

と本気で反吐が出るような下品なセリフを言い合う犯罪者が二人

如何やらコレから溜まりに溜まった性欲を発散するのか

既にズボンの上を膨らませて息遣いも荒くし目も血走りベッドを見続けていた

 

「分かってるって、一応1回発散したら直ぐお前に貸すぜ」

 

「まぁその前に確実に無力化してからだぞ、この女が何するかは分からないかな」

 

「まぁその通りだな、てかあの運んでいたデカい箱とか何だろうなぁマジで?」

 

「如何でも良いからサッサとやってくれ、気づかれるぞ?」

 

「あいよ、じゃあ、お楽しみさせてもらうぜ、お嬢さん?」

 

そう言い男の一人はベッドのシーツをめくる

コレからの楽しみを思うと興奮を高まらせながらめくる

その時だった

 

「・・・えっ、ごっ、ゴボッ!!」

 

小さな風切り音が一瞬、その後シーツをめくった男が意味不明な言葉を言いながら

いきなり倒れ伏した

 

「!?、ど、如何した!!、オイ、オイ!!」

 

流石に異常だと思ったもう一人の男は近づき声をかける

だが無意味だった、もうその男は終わっていたのだ

 

「な、何だよ、い、一体何が?、・・・こ、この目に刺さったのは?」

 

いくら何でもおかしいと見渡すと、何か男の目に刺さってるのを発見する

大きさは弓矢で使う矢や弩(ボウガン)等で使う太矢(ボルト)より小さかった

まるで、投矢(ダーツ)、遊び道具に使う様なのが刺さっていたのだ

 

「そんな事分からなくても良いですよ、死んでください」

 

すると目の前から声が聞こえる

その声に反応して顔を上げる

だがその瞬間男の眉間に何かが深く刺さりながら倒れ伏す

 

「ガハッ!?、・・・な、何だ?」

 

「うーん死にませんか、先程の人は簡単に死にましたがまだまだ師匠の様には上手くいきませんね?、普通に今ので死ぬと思って当てたんですけどね」

 

とまるで失敗した事を軽く流しながら男を見つめる一人の人物がいた

・・・先ほど宿屋に入ったフードの、いや今は銀髪の女がいた

片目を隠し蒼い目でハイライトの薄い目で見ていた

 

「まぁ苦しませずに殺しますので、ご容赦を」

 

そうまるで楽しむような軽い口調で男の胸元に剣の切っ先を向け

そのまま突き刺した

その瞬間男の身体が一度震えたが直ぐに反応が無くなった

 

「ふぅ、流石にコレで死にましたよね?、まぁまだまだいる様ですから早めに片づけないと」

 

とまるで簡単な仕事を片付けたようにその女は次の目標を定めるかのように

部屋を出ようとする、だが

 

「そこまでだ!!、テメーよくも俺の子分を!!」

 

振り向くと部屋の入り口に先程の店主が怒りの表情で斧を構えていた

店主の後ろにも数人の男が此方も武器を構えて待機していた

 

「あっこんばんは店主さん、いえ、押しかけ強盗さんですかね?」

 

「ハァッ?、何の事だいお嬢さん?」

 

「知ってますよ、依頼で来ましたので」

 

とまるで特にビクつく様な様子もないまま

軽い口調で話す銀髪の女

その言葉に店主?は反応した、この女は、冒険者なのだと

 

「オイテメーら!!、コイツ冒険者だ、ガチ目に抑えるぞ」

 

「えっ?、ですが流石に商品に傷は」

 

「この惨状を見ろ!!、どう見てもそれなりに殺しなれてる、少しぐらいなら説明すれば減額せずに済む、やるそテメーら!!」

 

「りょ、了解です!!」

 

店主は後ろの子分に気合を入れるような声掛けをし目の前の女を確実に

無力化するように行動を開始しようとした

・・・だが行動が遅かった

 

「グゲッ!?」

 

「な、何だ!?、お、オイ、何が後ろに、って!?」

 

この部屋の廊下の方からだろう、何か重い物体が壁にぶつかる音が響いた

するとすぐさま後ろにいた子分共はパニックを起こし始め

不信に思った店主?は声をかける

 

「ひ、ヒィッ!?、ば、化け物が、石像の化け物が、後ろから、グゲッ!!」

 

また一人の男が爪で引き裂かれ絶死する

後ろを見ると確かに化け物、魔物がいた

一人でに動く悪魔を模した石像、石像鬼(ガーゴイル)がいた

 

「な、何故だ!!、何故こんな場所にこんな化け物がいるんだ、い、一体何で」

 

そう後ずさる様にするがすぐ後ろで笑顔で県の切っ先を向ける銀髪の女が

接近してる事に気づけなかった店主?

 

「あー、あの石像鬼ですか?、アレ私の手持ちの子なんですよ、結構強くて重宝するんですよ」

 

とまるで自分が飼ってるペットを自慢するかのように笑顔で言い放つ銀髪の女

その異常すぎる人物を目の前にし、店主?は確実に何か触れてはいけないのに

近づいたのかの様に表情を恐怖に歪ませた

 

「な、何だよ、何なんだよ、お前は!!」

 

そしてこの状況に耐えられなくなった店主?は叫ぶ事しか出来なかった

元々この男達は本来この宿屋に本来いた店主を殺害し乗っ取り

かつ奴隷商の繋がりで宿屋に来た客を無力化し商品を売って生計を立てていたのだ

 

だがその状況が続いたのは最初の方だけで

ここ最近は偶然来た客を売りつけるしか出来ずに

生計を立てれずにいた

 

それもその筈だ、何故ならば

 

「?、さっきも言いましたよね、私、依頼で来たんですよ」

 

そう笑顔で男の首に剣を向ける

 

「ここ最近この森の近くにある村の村長さんからの依頼で、如何やらこの宿屋、村長さんのお兄さんがやっていた様で、ここ2週間手紙なり村に物資取りに来る様な事もなかったようで確かめてきて欲しいとの依頼が張り出されていたので来たんですよ」

 

そう、もうこの男達は終わっていたのだ

不信に思った知り合いが冒険者ギルドに依頼に出し

更にその依頼によって冒険者が来てしまった

 

既に詰んでいたのだ

 

「にしてもエグイですねぇ、村とか近くの人に話を聞きましたが、如何にもエグイ商売をしていたようですね、・・・如何です、気分は?」

 

「・・・るせぇ」

 

「んっ?」

 

「うるせえんだよ!!、化け物引き連れた気持ち悪い魔女が!!」

 

男は身体を震わせ持てる力で目の前の女に向かって斧を振りかぶった

しかし

 

「・・・い、いない」

 

虚しく空振り音と斧が床に刺さる感触しかなかった

まるでその場から消える様に男の視界から消えたのだ

 

「ど、何処に?」

 

辺りを見渡す男

次の瞬間男の首に何か違和感を感じ振り返る

・・・銀髪の女が後ろにいたのだ

 

「・・・悪いですけど、依頼解決の為に成敗させてもらいます」

 

「か、カッコつけて!?」

 

すぐさま反撃に入ろうとするが違和感を感じる

何故か視界がいきなり逆さまになり女の位置よりどんどん下から見上げる様に

下がっていくのである

 

何が起こったのか分からなかった

如何にか身体を動かそうとするが動かなかった

いやもう動けないのだ、何故ならば、・・・男の頭部と身体が切り離されたからだ

 

「・・・フゥー、終わりましたか」

 

一仕事を終え血しぶきを拭いながら女は溜息を吐く

 

「アッ、お疲れ様ガーゴイル、うんうん良く倒してくれたね、私だけじゃ手が足りないから君がいてくれるのは助かるよ、偉い偉い」

 

すると後ろの方から先程廊下の方で暴れていた石像鬼がやって来る

女はまるでペットに褒める様に感謝の言葉を言い頭を撫でていた

 

「あー、まぁ、・・・もう一仕事しないとね、取り合えず骸骨(スケルトン)呼んで運ぶの手伝わせないとね、・・・絶対に寝不足になりそう」

 

と周りの状況に気づいたのかまだ仕事が終わらないと頭を悩ませながら

今後の事に悩む女が一人嘆く姿があった

 

~~~~~~~~~~~~~

 

「ふわ~、やっぱ流石に木の上で寝るのはきつかった・・・」

 

銀髪の女は朝方に依頼をしてきた村に向かって移動していた

如何やら昨日の時点で宿屋にいるのも衛生的にどうかと思い

その後魔物が近づかない木の上で仮眠した様だ

 

流石にゆっくり休む暇もなく警戒もしていたのでまともに眠れなかったようだ

だが流石に依頼も完了したので報告しないわけにはいかず

眠い目をこすりながら村に向かうのであった

 

1刻程歩き漸く村に着く

そしてすぐさま村長らしき男がやって来る

 

「オー、あ、兄は、宿屋は無事で」

 

相当心配していた様だろう、顔色はあまり良くなかった

 

「・・・済みませんが、確かめた結果、あの宿屋、如何やら盗賊、野盗の様な少人数の集団によって乗っ取られていました、・・・お兄さんも、その、お亡くなりになってました、もう」

 

すると女は少しばかり言いづらかったが

覚悟を決め村長に事の結末を報告する

 

「・・・そ、そうでしたか」

 

「勝手ながらお兄さんは宿屋の近くにお墓を作って埋めました」

 

「・・・そこまでしてもらえるなんて、ありがとうございます冒険者さん」

 

「いえ、取り合えず暫くの間はあの宿屋に近づかない方が良いかと、如何やら怪しい商人がやって来るようなので」

 

「そうなのですか、では村の皆にも近づかない様に伝えておきます」

 

「一応ギルドにこの事を報告しますので、暫くすればあの宿屋に行けるようになるかと思います、本来なら遺品整理したいかと思いますが」

 

「いえありがとうございます、本当に、解決してくださり感謝しかありません、まさか貴女の様なお嬢さんお一人で行かれた時は正直驚きましたが、・・・苦労したのでは?」

 

村長は心配していた

数度依頼を頼んだ時に来た冒険者は基本最低でも2,3人くらいの冒険者で

訪れて来たのを考えれば一人で来たときは正直不安もあった

 

だからこそ話を聞く限り一人で倒したと聞き

相当苦労したのだろうと心配する

だが・・・

 

「・・・いえ、特に苦労はありませんね、私は冒険者ですから」

 

まるで心配かけないようにと笑顔で応える女性がいた

 

「・・・重ね重ね感謝します、コレは今回の報酬です」

 

「お受け取りしますね、ではまた困った事があったら依頼してください、来れたら来ますので」

 

報酬の銀貨の詰まった小袋を受け取りお礼の挨拶をし

去っていく銀髪の女

 

「もし、お名前は」

 

「名前ですか」

 

すると村長が最後に名前を聞いてきたのですぐさま歩みを止め振り返る

 

 

「そうですね、他の人からはこう呼ばれてますね」

 

「”悪魔召喚士”と」

 

そう良い笑顔で村長に言い、村から立ち去って行った

 

「・・・あー、この後ギルドに奴隷商の事も報告しなきゃいけないのかー、・・・湯浴みしたい」

 

とまだまだ仕事が終わらずめんどくさい感情を出しながら

大きな棺桶を引きながら街に戻るの悪魔召喚士であった

 

続く

 




済まないが見切り発車で行かせていただく!!(`・ω・´)
本来ならダイス振って完成させたかったけどそろそろ投稿時期になったので
出来そうな所まで書いて行こうかと思います

多分コレが自分の思う理想の銀髪片目隠れオッドアイドスケベボディ死人占い師ちゃん
改め悪魔召喚士ちゃんになれたかと思います!!
では暫く不定期投稿で行きますが彼女の物語も楽しんで行ってくれたまえ

注意
・此方はゴブスレ二次創作になります

・基本オリキャラ、オリジナル設定、オリジナル用語がありますのでご注意を

・基本タグはもしもの場合で付けております、大体はまぁR-18G展開が多いかと

2月2日追記、文章を修正します 、今後の展開の為に
石巨兵(ストーンゴーレム)→骸骨(スケルトン)
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