ちょっと加筆して此方に投下。
またの名をお茶濁しとも言う。
人の脳波というのは電気信号だ。
逆説的に人間は有機的なコンピュータに近いとも言える。
人形の脳もまた電気信号のやり取りを行っている。
その波長、信号が混線することはあり得るだろうか?
「まさかこんなファンタジーがあり得るとはな……」
酒を飲んでいたのがまずかったのか……たまたまなのか
同じく飲んでいたHK416という戦術人形と起きてみれば身体が入れ替わってるように思える。
思えるというのは目が覚めたのが自分だけだ。
見慣れた自分の身体が隣ですやすやと寝息を立てていたら驚くだろう?
今の私はそういうものだ。
ついては全く慣れがない人形の身体……おまけに女性型のモノで過ごさなければならない。
時計を見てみればまだそう時間が経っているわけでもない。
自分の酒癖は理解しているつもりだが……かなり眠りこけるのが自分だ。
であればどうなるか?つまり恐らく私の身体を司っているだろう416のメンタルは深い眠りに落ちている。
「救いはコイツの酒癖が寝れば醒める事か」
まだ一緒に飲んでいたアルコールから出ているだろう酩酊感があるが……
もっと良いファンタジーな事はいっぱいあるだろうが……
「お、そこにいるのは416じゃない、一緒に飲むわよー!」
「げぇ……」
特大ため息を吐いていた所にやってきたのは戦術人形きっての酒飲み……モシン・ナガンだ。
つい先日の身内パーティーでもとんでもない量を飲んで寝込んでいたっていうのに懲りない。
オマケに私や416も巻き込んで共倒れにさせてきたのだから油断ならない相手……なのだが。
「もう既に出来上がってるから一人で飲みな」
「あらつれない……って指揮官みたいな喋り口ね?」
「こっちで寝てるのが起きればもっとはっきりするかもな」
どこか私とは違う寝相をしている突っ伏して寝ている指揮官……というか私だが。
「ふーん……そんなのはどうでもいいから飲むわよ」
「どうでもよくないんだが……おい、胸を揉むな」
「やわらかーい♪」
コイツ……セクハラ被害が出てるとよく耳にしていたが……
酒が入るとこうなるらしいが……自分で身を持って体験するとはな。
ちなみに416は手を払い落として睨むらしい。
野郎にセクハラするのは興が乗らんらしい……中身が男でも良いのか?
数時間経っても全然私が起きる気配がない。
いや、それどころか……416が入ってきたではないか。
狼狽えていると本体で飲めば醜態を晒すからとダミーで飲酒して気分だけ味わうらしい。
で、ダミーが起動しているのに一切返答が無いから見に来たらしい。
じゃあ私の肉体はどうなった?生命活動はしているが……
ダミー人形には本体からの命令を実行する他の機能は抑制されている。
AIも当然お粗末……と言ってはなんだがあまり出来は良くない。
どの人形にも対応させているのがダミーAIだ。
汎用性を持たせた結果らしいが……一度眠りに落ちたダミーが起きる条件は2つ。
体内に仕込まれたタイマー関数が一定数以上にカウントされた場合。
本体からの起動信号を受信した場合。
どちらも機械的なモノだ。有機物の私の身体には存在しない。
タイマー関数を司るCPUもメモリ・ストレージもツェナープロトコル受信も不可能。
「良かったじゃないですか、完璧な人形のボディですよ」
「良くない、私は五体満足すべて有機物の身体が良い」
造形は素晴らしいし身体がえらく軽く感じるが……余計な重りが胸部に2つぶら下がっている。
どうにか出来ないものか……とりあえずI.O.Pに相談する他ないか。
結果から述べるとどうにもならない。前例が無い上に事実上の脳死と同義でそう遠くない内に肉体は死ぬ。
したがってダミー人形の身体で生きていくしか無いとなった。
戦術人形としてのコアは取り除かれASST等のシステム面も取り払われた。
代わりに搭載されたのが指揮管制モジュール。
私の指揮手腕はボディに関わらず発揮できるものだ。
人格は流石にバックアップは効かない、それと完全に見分けをつけるためにボディにカスタマイズが入った。
「……その結果がこのバカでかい胸に御下げね」
激変というほどではないが……いや、私からしてみれば目まぐるしく変わっている。
部下の一人と同じ身体になったかと思えばさらにグラマラスにされたのだ。
おまけに制服も狙ってるのか……女性もののG&K制服だが……胸元が明らかに合っていない。
上着は羽織る形になるしブラウスも首元等留められない。
ショップ担当のカリンにお説教できやしない……ハレンチな格好だ。
後で自前でなにか買ってくるとしよう。
髪型もI.O.Pのスタイリストがあれこれと弄り回した挙げ句おさげにされてしまった。
右肩から前に垂らして……思ったがヘリアン女史とそっくりではないだろうか?
背丈もまぁ恐らくだが横ばい、露出が多くなり顔立ちが幼くなったヘリアン?
合コンの負け犬とはなりたくないが……そもそも私に結婚願望は……
「……しまった、道に迷ってしまったか」
あれこれと嘆きながらあるいていたせいか……見知らぬ道に迷い込んでしまった。
担当地区から遠く離れそう滅多に来ない本社近くだ。マップ片手にではなければ私は迷ってしまう。
冗談抜きに私は方向音痴でマップ片手でも時々怪しい時がある。
本社近くとはいっても表通りは治安が良くても一つ路地に入れば無法地帯だ。
治安維持隊が中々来ない場所は黙認されるとも風のうわさでは聞く。
ましてやゴロツキ、強盗、違法業者……それの予備軍も含めれば大凡丸腰の女が来ていい場所じゃない。
G&KはPMCだ、決して軍隊ではない。指揮官だから訓練を受けていて屈強?
そんな事はない、私は元々人形オペレーターでその経験と若干の戦術指揮適正があったから選ばれただけ。
軍事的な事はあまり知らないしいわゆる近接格闘なんて物は知識すら無い。
焦燥感はあるが一向に見知った大通りにたどり着けない。
視界の端に黒い影が蠢いているような気がしてならない、その物陰は安全か?
鉄血を相手取って前線指揮しているときより嫌な緊張感が出てくる。
「行き止まり……」
「そうだぜぇ、そっちは行き止まりだぞ。デカパイぶら下げたねーちゃん?」
たどり着いたのは袋小路の行き止まり。大声を挙げても寄って来るのはならず者ばかり。
スラム街もほど近いと思われる所でこれまた……後をつけていたのだろうゴロツキに囲まれてしまった。
今日はかなりの厄日と思える。
向かって右から数えて……16人もの荒事慣れしていそうなアウトローばかり。
ギラついた目でこちらを見てくる。勿論私が羽織っているG&Kの制服を見ても怯みすらしない。
「G&Kのメス犬がこんな所にノコノコやってきて……ブチ犯されてぇみたいだな」
「鬱憤も性欲も溜まりに溜まってたんだぜぇ……丁度いいからお前で楽しませろや」
「……私はここ担当の者じゃないんだが」
「知るか、じゃあ尚更ぶち犯しても問題ねぇな!かかれ!!」
一斉に群がってくる屈強な男達、戦術モジュールも取り外されコアの除去も終わった私の416譲りのボディは容易く
男たちの手によって取り押さえられてしまった。
日も当たらない誰も寄り付かない、アウトローの溜まり場。
スラム街の直ぐ側の袋小路には大勢の人集りが出来上がっていた。
人はみな男ばかり欲望に目をギラつかせた……皆このスラムの住人だ。
スラムにたどり着いた人間は多かれ少なかれ人形やそれを駆使する企業に職や住処を奪われている。
G&KやI.O.P、鉄血などは特に恨みを買っている企業とも言える。
そんな所にG&Kの制服を着た異常なまでに見た目が整った少女が来たらどうなる?
答えはそんな袋小路の中で男たちに群がられている一つの裸体が物語る。
「んむぅぅぅうううっ!!!」
「おら、ケツをしっかりしめやがれ……!!」
「前の方もしっかり頼むぜ、指揮官サマよぉ!!」
「噛むなよ、大好きなチンポだろぉ?」
華美ではないがきれいに整っていた制服は破かれその奥に秘めていた裸体がほぼむき出しだ。
少々気弱な印象に落ち着いていた双眸は今や涙を湛えて恐怖に彩られている。
身体の自由はほぼ奪われ両手は男の愚息を握らされ口にも奥まで付き入れられている。
一人を下に敷く形で後ろの穴を突かれ、純潔であった性器にも男性器を突き入れられている。
引き裂かれた制服から零れ出ている爆乳とも言える乳房は男のオモチャにされている。
屈強な男達の手で持ってしても余りあるそれはずっしりとした質量からくるボリュームと母性の現れ、柔らかさを見せていて。
揉む、捏ねる、弾ませる等如何様に扱っても男たちの情欲を煽るばかりだ。
「これだけデカイ胸だからミルクも出るんじゃねぇか?」
「ちげぇねぇ!こんな具合の良い穴もってんだ……ガキの一つでも孕んでるんだろ!!」
前から性器に肉杭を突き入れている男が贅沢にも両乳房の先端を寄せて2つ一編に口に咥える。
不幸にも性転換してしまった指揮官は必死にうめきながらも拒絶の意を示す。
それは雲の上に居るような人間を屈服させたかのような背徳感を男たちに示して情欲をさらに煽る。
「ん"ん"ん"ん"ん"っっ♥♥」
「……おい、マジで出たぞ」
「ギャハハハ!G&Kのメス指揮官はどこのどいつに孕まされてんだ?」
「じゃあ容赦いらねぇよな」
「元からするつもりなんてねぇだろ!!」
愕然とする指揮官を他所に男たちの宴はまだまだ始まったばかり。
非力な少女となってしまった指揮官にとびっきりの快楽の暴力を振るっていく。
「おらっまずは一発喰らえ、クソザコマンコがっ!!」
「くっ、射精るっ……!」
涙を流す指揮官に対して気を良くした男達が思い思いに精を吐き出していく。
新品そのものな膣、子宮に落伍者達の劣等遺伝子が注ぎ込まれていく。
その悍ましい感覚と植え付けられた快楽に精神はシェイクされ二度と消えない刻印として刻まれていく。
「げへへ、こいつのミルクすげぇうめぇぞ……おら、もっと出せよ」
「ん"む"っ♥♥」
「げひゃひゃビンタされて喜ぶとかマゾか?あぁ"?」
ペシン、ペシンと乳房にも平手打ちが炸裂してその度に身体は小さく跳ねる。
パンッパンッと肌と肌がぶつかり合う音。
それと同時に私を襲う気持ち悪くも甘美な官能をもたらす……
この袋小路に迷い込みレイプされはじめて何人目だ?
途中私も理性を失ってしまったがこのみすぼらしい少年で最期だろうか……
「はぁっはぁっ、きもちいい……!!」
「ぁ……ぁぁっ……」
私の疲れ切った意思とは関係なしに身体はしっかりと反応を返してしまう。
頭の先から爪先までかつて自分で処理していたモノを被るとは。
童貞を捨てる前に処女を散らす事になるとは……皮肉が効きすぎて泣けてくる。
「ごめん、なさい……お姉ちゃん、でも、これ、とめられない……!!」
涙を流したのをなにか勘違いされた、その上キスまでされて……精液を飲み込んでタプタプいってる程なんだが。
それは平気なのだろうか……まぁ……気にすることはないか。
もう私はどうあがいても戻れぬ物を刻まれてしまった。
「ひひひ……また来たぜあのデカパイ女」
「スキモノだなぁ?えぇ?」
……私は男にはもう戻れない。
犯された時に思ったことだ。恐怖も感じたがそれを圧倒する……女性としての快楽があった。
望まない性行為だったが……私の中に消えない火をつけていった。
性というものを知った後浸ってしまうのは……男も女も変わらないのかもしれない。
それに指揮官としての地位を脅かす脅迫もされた。
毎週2度抱かれに来ないとレイプ映像を放出すると。
故に、私は足繁くこの袋小路へと足を運ぶ。
「うるさい、さっさと抱け……乱暴なばかりで下手くそな奴ら」
「減らず口を……おら、乳出せ」
帰りが遅れて416をはじめとした部下には心配されたが……もう私は……ここの虜だ。
あぁ、迫ってくるあのゴツゴツとした腕に胸を鷲掴みにされ、頭を掴まれ強引に口淫をさせられるのも興奮してたまらない。
この路地の空気をすっただけで勃ってしまう。
もう、それだけ……開発されてしまったのだ……
「おい、コイツノーブラじゃねぇか?」
「ひひ、そんなに犯されたかったかぁ?リリス指揮官サマ?」
「……う、うるさい……良いからはじめ……あぁぁぁ❤」
今日も私は……白に染まる。
もう戻れない、男の私は漂白され……リリスという新しい女として……