妊娠が発覚したオレはとにかく中絶……それも出来るだけ穏便な方法での中絶方法を探すことにした。
未来の進んだ医療技術なら望まない妊娠とかした場合の除去も簡単にしてくれると願いたい。
ドクンドクンと脈打つ腹と疼きだしている胸やら尻やら……身体の方はエロい方面でのトラブルを多く抱えることになっている。
快楽を貪りたいのは山々だがあの化け物達のペースに飲まれるとオレの意識が吹き飛びかねない。
もう少しマイルドな責めが欲しいところだ……
武器にしていた釘打機の残弾が切れたのが痛いな、殴ったり踏みつけたりしても手足を千切る事は出来る。
それくらいにアイツらの身体は柔らかく切断というものに弱い。
筋力が強いとかって言うよりはあのツメや牙が異常に鋭くスパスパ切れるって感じだろう。
人間を豆腐みたいに叩き切れるツメって恐ろしいが……今の所オレには向けられない。
組み付かれても殴り飛ばせばなんとかなる。あまり連続して殴れないけどな。
主に胸が邪魔するようになって一回の殴りが精々だ。
むしろ胸を使って殴りつけたほうが良いかも知れないな……いや、近くに何かあるならキネシスモジュールで投げつけるのが良いか。
このキネシスというのがすごく便利なのは数回使った限りでも分かった。
ある程度の重み……数トンレベルまで容易に持ち上げて吹き飛ばす力を持っている。
あの化け物達も言えば人間の容積からあまり出てない。体重も同じ位だろう。
だったら人間の体当たりなんか食らったら吹き飛ばされる。
行動不能にする、足止めをするという意味合いではそこらの机……あとは死体袋とかは武器になる。
「うぇぇ……ウジ湧いてるじゃん……」
適当に死体をキネシスで掴んで見れば死後数時間経っているのか蛆虫が大量発生していた。
そもそも虫がこの環境下に居るのが不思議な気がしてならない。
宇宙船にまで虫が入り込んでしまうものなのか?
エアロックとか衛生管理にめちゃくちゃ厳しそうなのに……
「うぶっ……お腹を、蹴るな……!」
肚に宿ってしまった命が暴れている……ドンと蹴られて一瞬戻しかけた。
もう少し大人しくしていて欲しい……というかこんな短時間で育つ命は早々無いぞ?
……現在進行系でオレの胸に吸い付いている虫はさておくが。
コイツらはオレから振り落とされないようにと自重しながら乳を吸っている。
チュッパチュッパと音を立てて吸っているが……まぁ、可愛いと思えてくる。
……母性が湧いてるのかもしれないな、オレ……メス化してきてるのかも。
あんまイキ過ぎると戻れなくなるかもしれないな……
まぁ気持ちいいのは止められないしメス落ちしてもそれはそれで……第2の生ってのを楽しめるってもんだろ。
今はイヤって思ってる妊娠出産も忌避感なくなるかも知れないし……
逆に……っていうのも考えられなくもない、メス落ちした後にしかわからねぇけど。
「いや、お前らもデカくなるの早くないか?」
産んだ2匹の乳吸虫は産んだ当初拳二つ分くらいだったのがもう掌を開いて二つ分くらいになっている。
オレのさらにでかくなったおっぱいの半分くらいには触腕が届いて掴んでいる。
補正された服も捲りあげて授乳させてるんだけどよ……このままもっとデカくなるまで吸い続けるのかな?
……ともかく進む、手探りで探すしか無い。
廊下にはこれまた何で開けられたのかデッカイ穴があったり……沈黙している受付っぽい所だったり。
「ここは……手術室なんだろうか?」
幾多ものベッドが並んでいる部屋に出た。
分娩施設等は無いから産婦人科って感じではない……それに……
見る限り至る所に血糊がついているし死体がゴロゴロ転がっている。
ベッド備え付けの機械は沈黙している、レントゲン写真があったりするが……
ともかく、オレが望んでいるような……うっ……
「これ、破水か……!?」
股座から漏れる感覚があった、尿意等は催していない……
となれば考えられるのは肚に宿った新しい命が生まれようとしているってことだ。
幸い……陣痛らしいのは無いが……
自然分娩の場合産み落とさないと母体……つまりオレも危ないって聞く。
しょうがない……ちょっと適当なソファを使わせてもらって……
「美少女になったと思ったら速攻でママか……ちょっとキツいかなぁ」
頼むから痛いのは勘弁してくれ……
それに、男としての意識が子供を産む事への拒否反応を起こしていて……
早く無事に終わらせられないと色々ダメージが深刻になりそうだ。
ショーツと呼べる下着はRIGが瞬時に判断して勝手に格納してくれていた。
メディカルコールもしてくれているが……反応してくれる医師は絶望的と思う。
ドクン、ドクンと脈打つ鼓動は強くなっていき……今から這い出ようと身体をばたつかせているのが分かった。
まだ痛みはない、怖い、息が浅く早くなっていく……
両胸にくっつく乳吸虫は我関せずと乳を独り占めしていて……
「ッあ♥」
今までおとなしくしていた乳吸虫がいきなり凶暴な吸い方をし始めた。
内側に生え揃っているんだろう触手が一斉に動き出し咥えこんでいる乳首や乳輪を撫で始めた。
一部の触手はそれに飽き足らず乳首から入り込んできている……
そうやった上で吸い上げる力も強く、可愛らしい吸引から搾乳機に搾られるような強烈な吸引に化けた。
オレの不安を吹き飛ばそうとしているかのように……
異形の仔に乳を吸われながら分娩に臨む女の体内からは一匹の異形がさらに産まれようとしていた。
ほぼ人間のそれと同型であるが……その体細胞の殆どはネクロモーフ、化け物の細胞だった。
十分に胎内で母体からの栄養を受け取った赤ん坊は生まれ出るべくその体をよじっていた。
破水した子宮内の圧力を味方に開ききった子宮口から膣へと頭、肩をねじ込んでいく。
当然身体を無理矢理に拡張させられる為母体に負荷がかかるはずだ……だが……
「あっ♥あ"オ"♥おほぉぉっ♥」
注ぎ込まれたネクロモーフ細胞がちょうどよく馴染んできていて痛みというのを感じるほどには至ってなかった。
強靭な肉体と際限なく増殖していくその細胞の特性を取り込んで伸縮自在とも言える苗床に適した身体へと生まれ変わっていた。
出産するにあたり通っていく赤子の身体はゴリゴリとGスポットを刺激していく。
痛みを感じるどころか快楽を感じていてM字に開いた足腰をガクガク震わせていてイキ狂っていた。
両胸に張り付いた子供を吹き飛ばさんばかりに母乳の出は勢いを増していく。
ドロリと濃厚で甘ったるい匂いを放つそれはゴキュゴキュと飲み干されていく。
ズルリ、ズッズッ……膣口から頭をだし始めた赤子に母体は気付いていない。
骨盤も歪む事なく出産に耐えきり肩も出てしまえば後はスルリと出てきた。
全貌が明らかになったその赤ん坊は……見た目がいくらか可愛らしくも思える……ラーカーだった。
新生児がネクロモーフ化した際に変異する物が女の身体からは産まれた。
その体表は黒く変色していて背より飛び出る触手の数は9にも及ぶ変異を起こしていた。
表面はまだ爛れるほどには至っていなく内蔵なども飛び出てはいなかった。
だがネクロモーフとしてその生を受けた、産まれながらにして死んでいるも同然だったのだ。
臍の緒が繋がったままの状態で母体に飛びついたと思えば触手でスウォーマーを退かした。
もうこの母体は自分のものだと主張するかのように。
「ぁへ♥……あ?うそ、赤ん坊、だっての……?」
ここにきてようやくと赤ん坊として産んだラーカーを認識した。
両目は真っ白、口の中からは触手がいくつも飛び出ている上に背中からは九尾のように飛び出た触手。
明らかに人間ではないしエイリアンと評したネクロモーフのソレであった。
臍の緒がくっついているのを視認して絶句、産まれるものが無意識に普通の子と思っていた女は多少なりともショックを受けていた。
だが、これからが始まりだった。
「ちゅぶっぷ、んむぅぅっ!???♥♥」
赤ん坊は母体の胸の谷間に身体をうずめたと思えば触手を巧みに使い自分と母を括り付けた。
その上で自分の口から生える触手で口腔内を犯し、背中の触手を変化させ搾乳機のようにして乳房から母乳を摂取。
そしてまた新たな肉体を産ませるために何本もの触手で膣を犯し始めた。
母体の消耗など考えてはいない、己達の目的のためだけに触手を振るい孕ませていく。
細く自在に動く触手が3本、我先にと争うように膣内部で暴れ空になった子宮を満たし精液をぶちまけて行っていた。
母体となる女は与えられる快楽に為す術なくガクガクと震えながら涙、汗、マン汁、母乳を垂れ流し続けるしかなかった。