カタカタ……静かに、夜中0時回ろうとする執務室にキーボードの音がする。
操作しているのは無論のこと指揮官だ、翌日は2月14日。
世間一般ではバレンタインデーと言われる、従って若い世代の指揮官は休暇が与えられる。
老齢ならばともかく若年層にはクる何かと浮ついたイベントだ。
職務を割り振ったとしても上の空で仕事にならない……なんてこともあり得る。
ましてやKAN-SENを率いる若い男女……さて、その指揮下のKAN-SENも仕事になるか?
答えは往々にしてNOといえる、これはアズールレーン発足から数年と経つ今までの経験則から言われる。
「ふぅ……オレはそんなつもりは無いんだがな」
この母港の指揮官は母港を持ち専属KAN-SENを持つに至ったばかりの新米指揮官。
見目麗しいKAN-SENと心通わす事も大事ではあるが国の防衛を担う人間がそのような現を抜かす事があっていいのだろうか?
自分はそうであってもKAN-SENは違う、そう言われればそこまでだ。
ならばと自分がするべき仕事をやり遂げておけば良い、自分も振り回される覚悟はしておこう。
母港の運営に滞りは出せない……自分だけが苦しむなら良い、だが配下にそれを味あわせるのはいけない。
古い武士的な考えから頭を振って現在こうしてパソコンで書類を作っていたのだ。
明日が強制的に休みになるのであれば……多少の夜更かしも利く。
その仕事は夜通し……丑三つ時に入るまで続けられようかといった所だった。
トントントン
小気味よいノックが突如飛び込む。
こんな夜更けに誰だ?指揮官の顔に怪訝な表情が浮かぶ。
執務に使っていたパソコンから顔を上げればパキパキと節々が鳴る。
さらに言えば至近距離でずーっと画面とにらめっこしていたからか眼精疲労が出ている。
目頭も痛く酷い肩こりに発展していた、小休止は必要だ。
「誰だ?」
「私よ、マイ・ダーリン」
「……オイゲンか」
訪れていたのは鉄血の重巡洋艦カテゴリのKAN-SEN、プリンツ・オイゲン。
指揮官の専属艦第一号、母港の屋台骨であり現場の作戦司令塔でもある女。
ひょっこりと扉を開けて顔を覗かせるとにっこりと目元が緩んでいて、その蠱惑的な赤とも琥珀ともとれる瞳が指揮官を見ていた。
専属艦となるまでは思わせ振りな言動と微妙にこちらが分かり辛いように母国語で喋ったり……
深く知ろうとしなければその意図は見えず浅く知れば悶々とさせられ……その掌の上で弄ばれる。
その類稀な知力に振り回されるばかりだったが……それでも滅気ずしっかりと対話し続けた結果確かな絆を結んでいる。
形式上の結婚という儀式の後に専属艦として引き受けるといっそ分かりやすい程に愛情を示すようになっていた。
指揮官へのこの問答もその一端である。
「やっぱり起きていたわね、何?仕事?」
「あぁ……明日はほぼ母港機能が停止すると言っていい、それに備えてだ」
「……働き過ぎ」
「返す言葉もないが、防人とはそういう物だ」
オイゲンの視線が執務机に落ちればみるみる内に視線がジトっと湿り気を帯びる。
自分達専属艦をほったらかしにして仕事に夢中になっていたとなれば一言二言飛び出る。
心配と拗ねから来る可愛らしい構ってコールだ。
それにオイゲンは常日頃から口にしている、働き過ぎは良くないと。
言葉を無視して徹夜に挑もうとしている想い人が居たらそれはそれは心中複雑になるだろう。
「あらそ、ならチョコレートなんかも要らない?」
「……なに?」
「私からのバレンタインプレゼントも要らない?」
指揮官はお硬い人間だ、浮ついた事を良しとはしない。
職業軍人だからと無理をしてまで仕事をやり明日に備えようとしていた。
徹夜明けの指揮官に猛烈アタックするほど専属艦の面々もバカではない。
そうやってしまえばバレンタインもご破産になる。
ではそうなった場合のKAN-SENの想いはどうなる?それが分からない指揮官では無いはずだ。
オイゲンは面白くない、不満ですと顔にありありと表しながら手に持っていたブツを見せた。
丁寧にラッピングされた見事な鉄十字とハートのチョコレートアソート。
既製品ではない、明らかに手作りの物と思われる物だ。
おそらくは凝り性のヒッパーと共同で作ったと思われる、見事な物だ。
「全部言わなきゃ分からない?」
「……悪かった、ただお前たちに苦い思いをしてほしくなくてだな?」
「そ、ならイイけど……今日はもうここまでよ」
ギッ……執務机に腰掛けそっと指揮官のパソコンをシャットダウンさせる。
指揮官の眼の前にはオイゲンの見せつける様なムチムチな太ももとそれを彩るソックス。
上を向けば見惚れるばかりの美しく憂いを帯びた顔……そして指揮官の雄を刺激してならない大きな乳房が映る。
「改めて……はい、ハッピーバレンタイン♥」
「あぁ、ありがとう……」
「バレンタインのチョコレートは早めに食べてもらいたいわね、とっておきのスパイスを入れてるの」
「……ん、美味いな」
もうイチ軍人から一人の青年へとシフトしている。
甘いチョコを早速口にして顔を綻ばせている、スパイス云々はもとより……好意を抱いている相手のチョコレート。
それはそれは美味しく感じる物だ。
「私の愛情と母性の象徴を混ぜてるの」
「……は?……あ、あぁ!?」
「あら、これだけで気づく?ス・ケ・ベ♥」
オイゲンの肢体を見ながら味わっていたのもあってその一挙一動を見ていた。
母性と言った時にゆさゆさと胸を揺らした物だから……それで一気にわかったのだ。
チョコレートは甘く濃厚なミルクの匂いがある……かなりミルク濃度の高いミルクチョコレート。
「そして……もうお仕事しないってお約束、鉄血謹製のビール。乾杯しましょ♪」
「……あ、あぁ」
「ふふ、そして……お持ち帰り、シてもいいわよ?」
ぎょっとして見る指揮官に対して蠱惑的に微笑むオイゲン。
スケベそのものな服装の胸元……みっちみちに詰まっている乳房の縁を指で引っ掛けパツパツと挑発していた。
専属艦となって以降成長に成長を重ね続けている爆乳となって久しいドスケベ乳が指揮官の理性を一発で粉砕した。
あ、ヤバい……そう思ったときには手遅れ一歩手前か手遅れになった時。
そういう物だっていうのは何事でもそう。
私、プリンツ・オイゲンが今置かれている状況もそう……ね♥
「フッ……フーッ……!」
「ダーリン、ちょっと……熱り立ち過ぎじゃないかしら?」
「そういうお前だってそうだろうが……こんなに乳首をバキバキにして……表情もハメられたがってるだろう?」
「それは……そう、だけど♥」
ちょっと挑発しすぎた結果、指揮官が我慢できなくて執務室でおっぱじめようとしてるの。
それも……見せつけるように執務室の窓に私を押し付けて……♥
ハメられたくて勃ってた乳首も滲んでる母乳もぜーんぶ見られちゃうじゃない♥
深夜でもう外は真っ暗、誰が見てるかわからないのに……
指揮官の血走った目も、興奮しきったこの空気を叩きつけられてるのも見られちゃうじゃない♥
「全く……いつもいつも……!」
「怒ってるの?そういうのは良くないわよ」
「あんまり誘惑してるとどうなるかよく理解らせてやる……!」
「……ぁ♥ッッッ♥♥」
ッ♥指揮官の激太ペニスが股に……掌も胸と股に這い寄ってきて……
あは♥胸は鷲掴みにされてむにむにと揉みしだかれて……♥
股の方は私のぐしょマンに指を突っ込んでかき回して……ショーツも脱がされて♥
「オレが必死に我慢してるのを嘲笑うように……!」
「そ、そんなつもりは……ただぁあぁぁっっ♥♥」
「最初に見惚れた女がこんなドスケベだったなんて思わなかったぜ、あァ?」
耳元で囁かれる言葉も辛辣なんだけど、それが私を興奮させてくれるの。
お尻にぺったりとくっついてるペニスからも私で興奮しているのもわかるし♥
「大体だ……こんなショーツを履いて……軍服の上からわかるほどに乳首勃起させてて」
「ぁっ♥そんなの、この時間にアナタの所に来るのよ?察してもイイんじゃない♥」
「このッ……スケベ嫁がァっ……!!」
ずぷっ♥ごりゅぅっっ♥
あぁっ♥指揮官のが奥まで一気にぃっ♥
耳元に感じる荒い息もあって真に一つになっていってるような錯覚を……
指揮官もこういうの無沙汰だったのかしら♥すっごく中でビクビクして興奮しきってるじゃない♥
それに激しく突っ込んだクセに……奥でゴリゴリと突っついて、孕ませる気満々じゃないの♥
専属艦は孕む可能性もあるから気をつけなさいって言われてるでしょうに……♥
「おぅ、良く締まるじゃないか……そんなに欲しいか、ぁ?」
「欲しいに、きまって……あぁぁぁっっ♥♥」
さっきから感じて感じてキュンキュンと膣も子宮も疼いて仕方ないのよ。
ペニスもアナタの心も離すつもりは一切ないわよ♥
それに……孕まされるのも、イイわよね♥今日とかまさに丁度いいと思う……♥
窓ガラス越しに映っていた指揮官の顔と目線が合う。
あは、言葉の荒っぽさに反して愛情たっぷりじゃないの……♥すき♥
「こっち向け」
「ん……好きよ、アナタ♥」
「よく喋る……全く、オレも愛してるよ」
上下の口で深く繋がりながら……甘い甘いバレンタインの始まりのセックスに溺れていく。
いい加減、指揮官は私達におぼれてほしいと思ってたから……コレをキッカケに……♥
幸せね、この一時……夜に好きな相手と何もかも忘れて……とろけあう。
「……激しくても大丈夫よ?」
「泣いても止めないからな」
執務室に淫臭立ち込めるまでセックスし続けることになるけど、それはそれでイイわよね。
他の子ともネンゴロになってもっと機会を増やしてくれないと……♥
鉄血の大家族全員待ちわびてるんだから……ふふ♥