12/24 この数字が意味する所はキヴォトスにおいてもあまり変わらない。
キリスト教の聖夜、クリスマス前夜、クリスマス・イヴとなる。
専らサンタクロースの概念と仲の良い人と過ごすという文化がつたわっている位で
敬虔な信徒が多いトリニティ以外ではそうフォーカスされるコトでもない。
年末商戦にかこつけた様々なセールでお祭り騒ぎにはなると思うが……それはまた別。
楽しい時間になっているのは主に生徒達であり接客に当たるロボット、犬、猫などのキヴォトス住人は大忙し……
そして、大忙しなのが変わらないのは……連邦生徒会所属機関のシャーレも同じ……
「だぁぁぁぁ……あっちこっちからの書類がまだ積み上がってやがる……」
『ファイトです先生!』
「休んでイイって言った手前ヘルプは呼べねぇし……あぁぁぁぁ……」
無精髭を生やし髪の毛もボッサボサになった男が一人オフィスで積み上がった書類と格闘し続けていた。
クリスマスという行事も楽しむだけの余裕は介在しない。
今年中に終わらせておかなければ各所に支障がでる書類が混ざっている。
放置するわけにも行かない……しかし生徒の手を借りると言う事も出来ない。
否、出来るかもしれないが先生という男の矜持が許さなかった。
「生徒にゃ年末年始はゆっくり楽しんで貰わんと……なぁ」
『先生も少しは休んでくださいよ!?』
「ぶっ倒れない程度にな!」
『そう言って前に倒れかけて救護騎士団がすっ飛んできたんですよ!?』
「そうだったねぇ!!でも譲れないモンもあるんだよぉ!!」
自称スーパーAIであるアロナとギャグみたいなやりとりをしながら仕事を終わらせにかかっていた。
日が高く燦々と照らしている内から始めてもう夕暮れ時……外はにわかに騒がしいまである賑わいを見せていた。
無論、先生を誘う生徒もいたが先生抜きで楽しんでらっしゃい……と
大人が居ては気を遣うだろう?と言っては遠ざけたが為に一部の強火生徒以外はモモトークの動きは無い。
……一部はシャーレに入り込んで来るかも知れないが動くのは夜中だろう……そう思われていた。
ピピ……
簡素な電子音が先生の耳に入る……誰かが来訪し中に入る許可を求めるサインだ。
激務中で酷く鋭い目がインターホンを向く……カメラ映像を見れば少々扱いが危うい生徒が一人……
「マジかぁ」
『ミカさんのモモトークで来訪は示唆されてました……』
『え!?本当だ……!プラナちゃん!?』
『忙しそうでしたので……』
「んーまぁしょうが無い、来ちまったなら突っ返すのもなんだ……ちょうどいいコーヒー休憩だ」
奥ゆかしいようで下手に突っぱねるとネガティブ根性が露呈してうじうじし始めてしまう。
でそのまま放っておくと大爆発してしまうという……可愛らしく、お年頃の女の子だ。
博愛とは少々縁遠いが生徒思いな先生からしてみれば来てしまったモノはしょうがない。
ならば休憩ついでとして……付き合ってあげるのが筋というもの。
「いらっしゃい、ミカ」
『こんにちは、先生っ☆ もしかして忙しかったかな?』
「まぁそうだけど……ようやく休憩時間でね、ナイスタイミングだったよ」
『わ~お、ついてるじゃんね……じゃあ、お邪魔してもいーい?』
「勿論良いとも、上がっておいで。紅茶を用意して待ってるよ」
人の良い笑みを浮かべて嘘を混ぜつつミカを迎え入れる。
書類の山は一旦隅へと追いやりミカとの一時に集中する、そっちは大事な職務であり楽しい時間だ。
目元の隈は隠せないにしても非常に楽しいのは間違いない、先生はハイになっていた。
楽しい時間になると思っていた、そう思っていたのはつかの間に過ぎなかった。
「はい、確保」
「あぁぁぁその書類はオレのぉぉぉおお!!」
「だーめ、先生ってばクリスマス遊ぼって言っても全員断ってるって聞いて……もしや~?なんて思ったら、もう……」
「いや、あのなぁ……」
「はい言い訳は聞きませーん、生徒を蔑ろにする悪い先生の書類は……うーん、手伝ってあげるから後でね?」
「んっぐ……そうだなぁ……」
先生はだいぶ揺らいでいた、クリスマスパーティーは開こうとも考えていたが……
それで各々の予定を……という懸念があったのだ。
シャーレ所属になっている生徒はそこそこ多いし個性もかなり濃ゆいメンバーになる。
……果たして何の問題もなく楽しめるだろうか?
予算のコトは生徒のコトになる、考えから除外されるが……憂慮するべきコトは多い。
それこそ目の前でプリプリと怒っている可愛いお姫様、聖園ミカという生徒は考えることがある。
仕事はミカが物理的に取り上げた上に知り合い……ナギサ・コハルにいの一番にモモトーク飛ばしている。
当然そこから拡散していくコト間違いない……シャーレ当番で知り合いになっているユウカにも飛ばしていて先生のモモトークが一つ増えている。
多くは見えないプレビューでも相当お冠なのが見て取れる文面が……幻聴でもお冠の「せ~ん~せ~い~?」が聞こえる。
これで仕事なんてしてみたら逆に怒られて詰られるのは目に見えている。
「まぁ後で穴埋めはするとして……ミカ、この後はヒマかな?」
「もっちろん、奉仕作業はあるけどクリスマスは免除って……えへへ」
「なるほど、でこっちに来ちゃったと……それが半分、仕事してると思ったのが半分って所か」
「せいかーいっ……なら、何をして欲しいかは……分かってるよね、せーんせ♪」
穴埋めにたっぷりと構わなければならない……
それこそ、ミカ一人につきっきり……ペアでクリスマス・イブパーティーをやるくらいに……
「仰せのままに」
「ふふ、それじゃ……先生のお時間いただくね☆」
先生も疲れていたのもあり、はっちゃけた。
それが先生のブレーキをぶっ壊した、ぶっ壊れてしまった。
先生が埋め合わせにって言って小さなクリスマスパーティーをし始めたの。
何て言うか、仕事の疲れもあってすっごくはっちゃけてた。
怒ってたりはしてなかったけど……私と一緒にすっごく遊ぶぞーって変な張り切り方してて……
先生の地が見えちゃった気がする、遊びが大好きで変な浪費も多いってユウカちゃんから聞いてるけど……
こういう子供っぽさは聞いてないかも、私が初?
「もぉー……先生ったら、私を放って寝ちゃうつもり?」
「んー……」
あんまり無防備に寝ちゃってたら襲っちゃうぞー?
クリスマスに時間なーい?って聞いてもあれこれ言って……お仕事して放置プレイしてくれちゃったのに
私とのパーティー中に眠っちゃうって……むぅ、襲っちゃっても良いよね。
散々先生には注意してきたんだから……そういうコトもありえちゃうんだよ?
「せーんせ……」
「……」
とろんとした眼がみてくる、かっわいいなぁ先生……♥
はぁ、格好いいときはすっごく格好いいのに今は可愛いなぁ……
……すんすん、あれちょっと臭う……ちらり、先生が飲んでたのってなぁに?
「……あー!?先生お酒飲んでたの!?」
「ぅー……」
「へぇ~?先生ってば生徒の前でお酒飲んじゃったんだー……ふーん?」
お酒って美味しいのかな……先生は眠そうにしながらこっちをみて……ちょっと視線が外れる。
ばつが悪そうって感じじゃ無い……先生ってお酒が入るとイロイロ暴走する酒乱さん?
けどシャーレ当番の情報網に乗らないし……お酒なんていつ買って何時飲んでたんだろ……
飲まないなら買わないよね……
「みかぁ……」
「はいはーい、なぁにせんせー?」
「……愛してる、大好き……」
「……ふぁぇ?ぁ、ちょっと……せんせっ……」
耳が逝っちゃったかなって思ったけど現実みたい。
ショッキングなコトが立て続けに起こって……え、えぇ?ってなってるけど……どうしよう、明日死んじゃうのかな?
先生に抱きつかれて……押し倒されちゃった……♥
押し返すのが良いんだろうけど……むり、こんなチャンス……二度と、無いよね?
「やわらかいなぁ……」
「やーん、先生……くすぐったいよぉ」
お酒が入ると本音が出るって話があるけど、先生って……甘えん坊さん?
……うーん、きゅんきゅんってお腹が疼いてきちゃうなぁ……♥
抱きついてきておっぱいに顔埋めて甘えてきて……私が先生のママになっちゃおうかなっ☆
こんなコトしてどうなっちゃうかよぉーく分からせてあげちゃお♥
ハメを外そうとして軽い酒を嗜むつもりだった先生だったが……疲れに睡眠不足……そして判断力が鈍った所。
アルコールが少量のチューハイを選んだつもりが馬鹿みたいに強めのチューハイを間違えて飲んでしまっていた。
もうそうなれば先生は悪酔いしてしまい……タガが外れてきたのだ。
その結果が普段は理性でねじ伏せていた生徒への劣情というモノが露呈してしまったのだ。
普段ならみてもすぐに目を離すミカの豊満な胸に顔を埋めるという暴挙に出たのもそんな事情があった。
抱きつき、理性を溶かしたまま欲望の限りに言葉を紡いでいく。
さらに間が悪いと言うべきか……ミカを連れ込んでパーティーを始めたのが先生の休憩室。
仮眠用のベッド、ソファーその他諸々が入っている。
盗聴もここばかりは流石に仕込まれていない……文字通り先生だけの聖域だ。
救護騎士団が押し入るコトはあっても今日ばかりはあちこちに引っ張りだこ……来るとしても深夜だろう。
そう、深夜にもなって誰かが侵入しないかぎりは止める存在が居ないのだ。
「せん、せぇ……んぁ、くすぐったいってばぁ♥」
「ミカのおっぱい……柔らかくていつまでも触ってたいなぁ……」
ベッドにミカを押し倒してから先生は大暴走……トリニティの制服も乱して……
先生自身のスーツ姿も乱して先生と生徒から男女という関係にもつれこもうとしていた。
ミカの身体も期待と興奮で中々に臨戦態勢、顔を埋められ、掌も食い込む乳房の頂点は堅くなっている。
先生の股間も酷く張り詰めている……忙しさにより処理するヒマもなかったのが悪かった。
ミカの甘く柔らかな女体に本能的に求めてしまうのだろう。
先生といえど一人の男であるのだ、むしろよくもまぁ今まで耐えられていたモノだ。
ミカの騙し討ちでの朝まで同衾というイベントでもギリギリ耐え抜いたというモノだったが……もうここで詰みだ。
「ぁっ……♥」
「ミカ……ミカッ……」
「せんせ……ぇ……♥」
しゅるり……と胸元とスカート……掌が邪魔な布地を払いのけていく。
興奮がありありとある肢体を目の当たりにして先生の男の側面が本格的に目覚める。
可愛らしい薄桃の……ミカらしいフリルと星の装飾がされた下着も脱がされていく。
……脱がす手つきは慣れていても基本的に優しさが見受けられる、そこは生粋のモノなのかもしれない。
ふにゅり……むにぃっ♥
異性に始めて……素肌のデリケートな部分を触られる……
それも聖なる夜、特別な日に……好意を寄せる相手に……感極まるというものだろう。
悦びのあまりに気絶してしまいそうなまであるミカだが……まだまだ始まりに過ぎない。
「ミカ……責任とるから……結婚前提に……」
「ぅえっ!?こ、このタイミングで……っ♥」
「オレの全部……あげるから、ミカのも許す限りくれ……」
「……そんなの、全部っ……あっ、せんせ……わ~ぉ……おっきぃ」
当然、キヴォトスの人間であっても男女のアレソレ……保健体育の内容は変わり無い。
先生の膨れがる怒張がどうモノなのかは確りと認識している。
友人関係になっているコハルがみればとんでもなく吠えるモノだが……
どれだけアプローチをかけても躱され続けていたミカからしてみれば感動モノだろう。
しっかりと自分を魅力的な異性としてみてくれていた、その証拠だ。
先生の怒張は並程度だが……初体験のミカからしてみれば大きく、太く……入るのか不安になるサイズ感。
自分にない器官が大事な部分に入り込もうというのだ、痛みもあるという……不安に揺れるのは無理も無い。
「大丈夫、大丈夫……可愛いミカ……優しくするから」
力んでしまう所だがそっと抱きしめられ、暴れ狂う心を落ち着かせるように宥められる。
豊満な乳房越しでも伝わるだろう胸の高鳴りは変わらないが……また別な安心感が生れる。
「先生も……ドキドキしてるんだね♥」
「そりゃそうだよ、ミカに告白しちゃったんだもの……ふへ、へへ……」
「ぁー先生、顔がふにゃふにゃ……ぁっ、ぃ……っ……」
つぷり……
不意打ちのように侵入してくるペニス……ミカの興奮した膣は蜜壺と形容するべき程に濡れ……十分に準備できていた。
苦しさを感じるのは不慣れであるから……なじみがない感覚を違和感、苦しさとして認識してしまうからだ。
不意打ちだからこそ苦しさも一瞬……先生なりの優しさからのモノだ。
「じぃっくり……楽しもうね、ミカ……愛してるよ」
「ひゃひ……♥」
囁きを最後にミカはもう、シャーレの天井と先生のニヤけ顔を見上げるしかなくなった。
ロマンチックさは満点ではなくとも……望んでいたむっつりさんが満足するようなオトナな聖夜となっていく……
ミカは大人の階段を登ってしまった……
ほっほぅ、メリークリスマスゥ!!
ミカちゃん微妙に難しくて難航したぜぃ……