間に合わせのブラは……カップはもう合わないけれどもバストの保護という観点においてはスポブラなんかよりずっと良い……らしい。
全体は当然包めないけれど、乳首などは隠せているし……ホックも前で留めやすいのは初心者の俺にはありがたい話だ。
ただ……なぁ……
「なんで、こんな目立つ赤……」
「それくらいしか無いのよ、そんなでっかいおっぱい用」
「はぁ……」
デカい胸には選択肢がないらしい、目立つ赤な上、レースの装飾が多いセクシーさを前面に出した物。
ショーツの方も同じ様に合わせられて一気にギャルみたいになっちまった。
背に腹は代えられないが……これはまた痴漢を興奮させそうだ……
言った所で変えられないし……1週間後の特注ブラは白……それまでは我慢だ。
「お会計……うげ」
……値段はもう見ないことにしよう。
これで学生割とか適応してだろ……頭が重くなるな。
良く衣装にん万掛けるのがアホと思ったりしていたが……女子はそうも言ってられないんだな。
ペチャパイなら少しマシだろうが……金がかかるのは間違いない。
制服を着込んでみるが、ブラウスの生地から若干透けて見えるのは良くないな。
風紀的にもこんなブラは普通アウトだ。
家にぶら下がってたのはカップ数はちょっと違ったと思う。
普通の背面ホックだったのも見た……今の俺には難易度が高かった。
「出来上がったら電話するわ」
「お願いします」
まぁ……どうにかこうにか……採寸とか色々終わって帰りの時間はやっぱりというか夜。
脳裏をよぎるのはやっぱり痴漢……張ってるとは思わないけれど、また好き放題されたら気が気じゃない。
夜道をふらふら歩いて帰るにしても距離が距離だ。
今から徒歩で帰ろう物なら片道は時間がかかりすぎる。
その間には人通りが少ない田舎道を通る……そこが痴漢の巣のエリアだったらどうする。
連れ込まれてレイプ確定……ならまだ……行動に移さない電車の方がマシ、か?
今の所胸揉みと手マンだけで済んでいる……レイプか痴漢か……どちらを選ぶと言われたら後者か。
タクシーは……金がかかりすぎる、ダメだ。バスはまた微妙で近所のバス停は寂れている。
不審者が出たらアウトな場所……当然利用客は少ない。
それにバスでも痴漢は出るんだよな……別な痴漢に遭遇したらイヤだ。
性犯罪者はそう多くはないハズだがこの身体を見て……抑えが効かなくなる可能性は大いにある。
何より……俺が知ってる過去とはちょこちょことズレがある。
女子制服はセーラーではなくこのブラウスとブレザー……風紀規則もすこし緩かったように思う。
そして……電車の中での俺の孤立だ……流石に誰も助けに入らないし、乱入もしないってのはおかしい。
乱入されたいなんて事は思わないが……はぁ……
「……選択肢はほぼ、無いか」
財布はほぼからっけつ……定期で帰るしかない。
帰りの電車はそこそこの混み具合、満員ではないし座る場所がない程度……
通り抜けは出来るし、何か不審な事をしたらすぐ見えるだけはある。
こんな状況下でも痴漢は……やってくるんだろうか。
やってくるんだろうな、逃げようとしても鉄の箱の中……周りは……助けてはくれないんだろう。
ゆっくりと発進する電車……夜の景色と俺の疲れた面が見えた。
「……はぁ」
がたごとと揺れる度に胸がゆさゆさと揺れる……スポブラの時は圧迫感で気にはならなかった。
初日はそこまで意識していなかったから……気にしてなかった。
今はといえば自分が女になった事を嫌というほど教え込まれて、明確に狙われているのを自覚したからこそ……気になる。
帰宅ラッシュ時間帯は少しずらしたのも……まぁ、リスク軽減だが……
――――ヒヒヒ
「っ……気の所為、か」
居もしない相手を恐れてどうする……参ったな、思った以上にメンタルに来てる。
周りを見渡してもそれらしい影は見当たらない……そう、居ない。
一駅、二駅……通り過ぎても何もなく過ぎていく。
何事もなく、無事に過ぎていく。
なんて事は、起きなかった。
突発的に停電したんだ。
突如真っ暗になる車内、どよめきがあちこちで起こる……朝とは違う事故停車……
嫌な事が頭をよぎった瞬間だった。
――――むにゅり♥
「ひっ」
「おやぁ……おやおや……」
まるで狙ったかのように……真後ろにはあの痴漢が立っていた。
振り返ると始めて目が合う……その目は酷く……いやらしく歪んでいた。
胸には当たり前のように手が食い込み……背中にはコレまで以上に……大きく、張り詰めたペニスの存在が感じられた。
俺の喉から出たのは……短い女の悲鳴だった。
真っ暗闇に紛れて、痴漢が急接近してきたのは想定外、どこから一気に迫ってきた……
いつから俺を視認し追いかけてきていたのか……恐怖が頭を揺さぶってくる。
「良く見えないのがざんねんだけど……ブラ、してきたんだねぇ……おじさん好みの……」
「っ……」
「フロントホックなんて……エッチだねぇ……」
ぱつんっ、ゆさっ……♥
流れるようにブラの事も指摘されて、ホックも……外された。
ブラウスはまだ脱がされてないのに……!
どれだけ、コイツ手慣れてるんだ……
「エアコンも切れるし、暑くなる前に脱がしてあげるよ……ヒヒヒ……」
こちらの意志は完全に無視して……これまた、流れるように……
ぷつん、ぱつん……ばるんっ♥
「大きいねぇ……後でサイズとか教えてほしいなぁ」
「だれ、が……」
「乳輪は……おっぱいにしてはちっちゃいね、乳首も可愛らしいねぇ」
「っ……~~~~!!」
真っ暗な中とはいえ、胸を放り出された上……好き放題……指が這い回ってくる。
俺の口からサイズを言うつもりはない、けれども……
なにが原因でバレるとも限らない……時間の問題かもしれない。
この……何を言っても無駄感が……虚しい。
苛立たしい……振りほどけ無い……
もう、三回目となる組付、乳揉みに感覚が変な意味で慣れてきてしまっているのもある。
この痴漢自身は気持ち悪いとしか感じられないのに……
揉まれる感覚にはもう違和感が無い……
むにゅぅ……♥たぷたぷ……ぽよん♥
「ずぅっしり……ミルクでも溜め込んでるのかなぁ……おじさん用の甘々ミルク……」
この、気持ち悪い言葉にはまだ嫌悪感がある……けれど、胸を弄ばれる事には……
指が沈み込んで、歪ませてくるこの感覚がずっと……焼き付いてしまってる……
何をしても離れない、リフレインしてしまう。
まるで……望んでいるかのように……嫌な慣れだ……!
「エッチだねぇ、こっちは……ぉほ?」
「この際だ……胸は好き勝手してもいい、それ以外は手を出すな……」
もう止められないなら……被害を最小限に留めれば良い……
そうだ、胸なんていくら揉まれようが慣れるだけ、快楽なんてありゃしない……
揉ませて満足したらそれでいいんだ……下の方に意識を向けなければ……
「言ったねぇ?」
どうせ……長くかかっても1時間もない……ただ、耐えれば良い……
事実、シロコの予想は当たらずも遠からず。
停電復旧後走り出すのに20分もかからなかった。
しかし……その間にシロコの胸は本当に無遠慮で……抵抗を許さない責めが待っていた。
じゅるるるぅっ……きゅぽっ♥
ぐにぃっ……むにむに……むにゅん♥
――――おいあれ……AVか?
――――関わんな、あれに目をつけられたら消されるぞ
「~~~っっ……いい加減、に……」
「じゃあ犯してあげようかぁ?」
「……ぐ、ぅ……っ……」
真っ暗闇のなか、シロコはといえば痴漢に胸を差し出し、真正面きって無抵抗を強いられた。
ブラジャーのたくし上げ、爆乳を吸いながら揉み上げることを傍観するほか無くなった。
抵抗しようとしたならばそのまま犯そうとしてくる。
取れる選択肢は事実上一つ、そして電力復旧後は流石に小声がひそひそと聞こえる。
声を大にして否定したくともその次の小声が全てを語る……否定しようがしまいが、助けは来ない。
そして吸い付かれる新たな気持ち悪い責めもだが……その中でシロコの脳裏には信じがたい感覚があった。
下品な音を立て吸い付かれ、揉まれ……舌で舐られるようになってからというもの……
それまではくすぐったい程度にしか思っていなかった胸に微かな快楽を見出し始めていた。
さらには下腹部に感じるものもあり……胸に集中して責めを解禁させたのは間違いだったと後悔する。
が……もうどうにもならない。
次の駅で降りて逃げ出すまで……芽生えはじめの快楽に精神をすり減らすしかなかった。
俺の尊厳というのは粉々に粉砕された。
気持ち悪い痴漢の面もなにもかも見ている、現行犯で普通なら取り押さえも出来るハズなのに……
誰も……駅員すら何も止めることはしなかった。
駅についたらブラだけさっさと装着し直して離れた。
トイレに駆け込んで……胸にくっついたよだれを洗い流し……吐いた。
なんで俺がこんな目に遭わなきゃならない……どうしてだ……?
「……捨てたい」
制服のブラウスはもちろんのこと、ブラは汚染された。
正直この場で捨ててしまいたい気持ちもある……だが、これを捨てるのは……好意を無下にするも同然。
洗濯して……次の……通学に使うか……
犯されたくない……そのために胸を犠牲にする……朝は満員だ……今日ほど自由にはできないハズ。
何か……防犯グッズ、買わないとな……
すりすり……
「……気の所為、気の所為……触られてない、のに……っ」
刷り込まれてしまってる……身体に、胸を揉まれる……めちゃくちゃにされる感覚が……
消えない、消えてくれない……願っても願っても……消えろと願うほどに強くなる。
いくら時間が経過しても……消えてくれない……
ならばと自分の感覚で上書きを試みてもダメ、余計に……もどかしく感じる。
マズい、マズい……身体が女を覚え始めてる。
最低な行為でこんなのを覚えさせられるなんて……どうかしてる……
翌朝、結局悶々としたまま眠れず、洗濯したブラを再び装着して通学電車へ……
ホームを見渡しても痴漢の姿は無い……と思う。
ただ、降りる駅などはバレている……潜んでいてもおかしくはない。
学業的な所で言えば……まぁ数日の遅刻、欠席は許されるだろう。
少なくとも赤を取るつもりはない……
むにゅり
「っ……気の所為、気の所為……」
また、だ……幻覚で揉まれた感覚が襲ってくる。
心理的なストレスが結構……キてるのかも。
胸を好き勝手していいからほかは勘弁してほしい……というのも反故にされる可能性だってある。
今、こうして待ってる中でも襲われる可能性は十分にあるし……
考えが堂々巡りする……考えてる間にも電車はやってきた……
まぁ……どうにか耐えるしか無い……
ホームに流れ込んでくる電車、一気に吐けていく乗客……そして後ろから押されて満員の中へ……
バツンッ
「ぅぇ……嘘でしょ」
この、ちょっとした衝撃でホックが……ま、マズい……!
どうしよう何処かで直さないと……けど、フロントホックの直し方なんてわかんない……
そもそも、こんな満員の中で胸元を弄るなんて出来ない……
圧力がましてまた、胸元ボタンが怪しい……ぐぐっ……
下手に移動せずにいたら良いかな……あんまり、動いたら目立つかもしれないし。
ふにょん♥
「っ」
「あ、ごめんなさい」
「……ん、いい……気にしてないから」
一瞬……痴漢かと■■/恐怖したけれど……違った。
本当に一瞬だけ、胸に手があたった……吊り革を握ろうとした弾み、か。
一駅……また人の流れが……っ、胸が引っ掛かる。
バカでかい胸は本当に……
パァンッばるんっ♥
「っ……まず……あ、ちょ……押すな、やめ……ぐっ」
人の波に押して引かれ……またもドア付近まで押し込まれ……嫌な気配が背後に……
違う、狙ってないのにまた状況が痴漢を誘ってるように……
――――がばぁっ!ばるんっ♥
「はぇ……ぁ」
「今日は随分と……誘ってくれちゃって、やっぱり……おじさんの事が好きなのかなぁ……ヒヒヒ……」
まず……ぃ……
「じゃあ、今日もおっぱいは好きにさせてもらうよ……それとも、おまんこもして欲しくなったかなぁ?」
首を横に振るしかできない……あ、ほらまた……放り出された胸に……
むんずっ♥むにゅり……♥
ぞくぞくっ……びくんっ♥
快楽なんて、感じたく、無い……のに……
こんな、乱暴な掴み方にこんな、快楽を感じるなんて……変態女そのものじゃないか……
こんな状況で感じるなんて……エロ同人でも、そうそう……
「いっぱい、堪能させてもらうよぉ……シロコちゃんのおっぱい」
ぇ、今なんで……コイツ俺の名前を……
ガラケーを見せてきて……俺の生徒手帳!?いつの間に……
情報を握られた……!
さーっと血の気が引くのを感じながらも、胸の快楽は消えてくれない。
……あと、何分……乗らなきゃいけないんだ?
いや、遅刻してもいい……次の駅で降りて、逃げよう……!
ぐるぐるとドツボにはまっていっている……
その自覚はある、けれど……何もしないで絶望に浸るより、抗っていたかった。
俺のなけなしの尊厳のために……
勢いづいてもう1話書けちゃった♥
たぶん次くらいで本番エッチして川を渡っちゃうね……ヒヒヒ……