新宿特異点にまた異変が感知された。
始まりはそんな僕にとってありふれた事だった。
調査して、解決してこよう。いつも通り……現地入りして向こうでサーヴァントの皆を呼んで……
あとは調査をするだけ……その筈だった。
特異点に入ってみれば僕の身体と魔術回路が激変していた。
以前、僕はこの新宿特異点で……不本意ながら女装を強いられた事がある。
その時のドレス姿になっていた、それだけでも驚くのに僕の身体は……
紛うことなき女の子になっていた。割りとツンツンとしたセットにしていた髪はサラッサラのロング。
胸も……マシュよりちょっと大きいくらいになっていて酷く困惑させる。
右手の甲に刻まれている令呪も形が変わっていて……クロエちゃんの紋みたいだ。
サーヴァントの夢とかそういうのじゃない……だけども異常な事に巻き込まれているのは間違いない。
「……もっと困ったのは召喚出来ない事か、参ったなぁ」
ドレス、女の子の身体……それは慣れてしまえば良いんだけど……
一番困るのがいくら召喚しようとしてもウンともスンとも言わない。
カルデアとの通信は途絶しているし……僕のパーソナルも書き換えられていたりするのかもしれない。
非常に困った……こういう時に頼りになるのは我らが太陽王だったりキングハサン……
本質的なところを見てくれる方々だけど……呼べないんじゃどうにも……
魔術礼装でもないし……パーティー用のドレスにハイヒール、正直動きづらい。
こうなると僕は魔力がちょっと豊富な一般人に過ぎない……
一応体術とかケルト式ブートキャンプの経験は活かせるとは思う……けれども……
「筋力とかも普通の女の子っぽいなぁ……」
かるく身体を動かした感じでも全然動きが悪い。
ふにゃっとしてしまうし……胸が大いに揺れて気が散る。
というか胸が揺れると痛いんだな……スカサハ師匠とか凄く動き回るのにどうして平気なんだか……
身体の動かし方にも違和感が拭えないし……ちょっとした動きで胸が……
現状はかなりマズイ状況に置かれているのは間違いない。
ただ僕がカルデアのマスターだって分かっている人間がどれだけ居るんだろうか?
この異常を発生させた黒幕は把握しているかもしれないけど……
……う、そういえばここ……人目につかない路地だ、ガラの悪いチンピラに目をつけられたりしたらマズイなぁ。
土地勘も掴めないし早くこの路地から出ないと。
おかしい、どれだけ行っても路地から抜けられない。
暗示……じゃない、何かの結界か。
閉じたループの中をグルグルさせられている感じだ……
両サイドは高く登ることは無理そうなビル、先は見通せないし後ろは……何か嫌な予感がする。
戻るのは良くなさそうだ、耳を澄ませば何かが歩いてくる音がする。
逆方向に行っていたら鉢合わせしていたって事か。
「ん、これ……は……」
ビルの壁地獄から少し変わって、少しだけ金網フェンスが見える。
ただ、そこにもヒトが居る雰囲気があったけれども……目にしてそういう事かと理解する。
生きている人間は居ない、そこに居たのは抜け殻同然になったゾンビ。
となるとここは……サーヴァントを使って魂食いをさせるような外道が居るのか……
それともゾンビを生成するようなサーヴァントが居るのか。
フェンスの奥に見える限り……複数人の死体が寝ている。きっと全部ゾンビだ。
……数体は僕に気づいて近寄ってくる。
両腕を前に出して……これはマズイな、ここから脱せるかと思ったらこういう罠か。
となると後ろから追ってくるのもそうかもしれない。
追いつかれたらガブッとされておしまいか……嫌だなぁ。
……嫌な記憶もフラッシュバックするし、身震いが止まらない。
早歩きじゃマズイ、小走り……本当は走りたいけどハイヒールで走ったらどうなるか!
ヒールをへし折っても良いけど……どう、しようか……
後ろではガシャガシャとフェンスに攻撃しているんだろう音がする。
長くは保たないだろうし……追っ手になるのは時間の問題か。
どれだけ歩いただろう……体力がないなぁ……
それに、絶体絶命のピンチっていうものだ……行き止まりにつきあたった。
後ろからは迫る音、乗り越えられる物も隠れられそうな物もない。
そもそも隠れたとしても魔術的にゾンビになったのなら……感知方法は多分、魂とか魔力とかそういう物だ。
物で遮蔽しきれない物で感知されるから隠れられないと思う。
「諦めはしないけど……」
僕の今の身体でどれだけ抵抗できるか疑問しかないけれども……
それでも抗って生きて帰るチャンスを作らないと……
遠くから見える人影、ゆらゆらと揺れていてゾンビ達で間違いな……
……これは酷いな、どこまで人の心が無いんだろうか。
ゾンビ達の顔や腕、足の一部が欠落してると思いきや……その中には良く分からない……触手かな?
別な生命体が潜んでいるのが見て取れる。
ゾンビ化させた上で増強と言わんばかりに何かを寄生させている。
どれだけ愚弄したら気が済むんだ……許せないな……!
ただ、思いがいくらあろうと……今の僕は非力な女の子に過ぎない……
どう切り抜けようか……そう考えていた矢先だった。
追い込まれ、逃げ場が無い僕に次々やってくるゾンビ……そのゾンビの先頭が弾けた。
あっけに取られる僕に対して……飛来したのはその寄生していただろう触手生物だった。
あっという間に僕の身体に纏わりついたと思えば……ドレスの上からキツく身体を締め上げてくる。
殺されるほどじゃないけれども、僕の抵抗を阻害するには十分すぎる。
「くっ……ぅっ……」
圧迫されて息苦しい、まだ……骨が軋むほどじゃないけど……
動きを封じられたし、息苦しさで声も上げづらい……なにより、うぅ……
女の子の身体を意識させられる、偶然かもしれないけれど……胸を絞り出される縛られ方をしてるし……
触手が股にも絡みついていて女の子の身体っていうのを強く意識させられるんだ。
ドレスだってパーティー用……女装時に着ていた足とかが隠れる物じゃない。
肩、背中は開いているし足元だって深いスリットが入っていて無防備もいいところ。
触手生物は……海魔のようにも思えるしゲイザーにも思える。
けれども何方とも言えない……ピンクで何本もの触手で構成されてる。
唯一違いがはっきりとしている触手は……今僕の肩からこっちを覗いてる目がついた触手か。
「こんな事したって……何も……っ」
ゾンビが……壁に縫い付けるように僕の両脇に手を付ける。
……食べられる様子はないけれど……
「な、何を……ッ……や、やめてくれ……僕、は……」
ペチンと……なにかが下腹部に当たった。
同時に触手が胸をまるで狙ったかの様に左右に避ける……
ドレスの布地がすっぽりと谷間に吸い込まれ……開かれた谷間から覗いたのは……血色が悪いペニスだ。
なにをしようとしているかはスグに察した、僕を犯そうとしている。
この触手がそうさせているのかもしれないけれど……
殺されるよりはマシかもしれない……けれども……こんな悍ましい事をされる……なんて……
それこそ夢にも思わない、襲われて童貞を捨てる可能性もあったりしたけど……貞操を守ってきた僕が……
童貞を捨てる前に……まさか、女の子の方のエッチを体験するなんて……
「い、嫌だ……嫌……やめろ、やめてくれ……」
必死に懇願する……けれども触手の目玉は愉悦そうに目を細め……ゾンビも同じ様に笑う。
……嫌がる僕の反応を……楽しんでる。
明確なドロっとした欲望を感じる……
「う、うわっ……ご、ぼ……ごぉっ……!!」
ぐわっとゾンビの口が開いた、やっぱり噛まれるか?と身構えたけれども……
飛び出してきた触手に口の奥まで飛び込まれる……喉の奥まで入り込んで……息苦しい……!
生臭いし、反射的にこみ上げる嗚咽感が……!
どぷっ……♥ごくっ
なにか、吐き出された。
窒息しかねない……考えるよりも先に身体のほうが反射的に飲み込む。
命の危機に晒されて……思考能力よりも生存本能が出てくるのか……!
こういう、明らかに飲み込んだりしたマズそうなものなのに……!
「ぷはっ……はっ、ふっ……はぁっ……げほっ、何を……」
……何を、飲ませた?
僕にする事……ッ、媚薬!?いや、でも僕にそんなも……ぉっ♥
どくんっ♥どくんっ♥どくんっ♥
マシュとのパスが……切れてる……?
心臓がめちゃくちゃ高鳴り、胸が……苦しいっ……
その新宿特異点は呼んではいけない物を呼び寄せたが故に滅んだ。
しかしそれは暫定世界として隔離、分離された……
聖杯も何もかもが飲み込まれたがゆえに……もう、滅びが確定した世界だから。
空想樹も何もなく、聖杯で複写され隔離された一つの箱庭。
呼び出されたのは淫欲の権化。一つの世界を触手の苗床に堕とした存在。
明確な意志はなく、ただただ種を増やそうとするだけ……
その落し子が今新宿を埋め尽くしている、迷い込んでしまった藤丸立香は……その新しい苗床に過ぎない。
男から女に変わったのは染まった聖杯による干渉。
そうでもしなければ……即座に触手の贄となり殺されていた事だろう。
……果たしてそれが幸か不幸かは定かではないが……立香にとっては不幸に違いない。
その触手の体液を接種したら最期、身体は触手達に都合が良い苗床として仕上がってしまうのだから。
何が、起きてるんだ……僕の身体……ぁっ♥
触手に液を飲まされた後、胸が……パッションリップもびっくりな程に大きく膨らんでいった。
ずっしりと重く、身体から千切れそうなのに……そんな様子はない。
……気づけば触手の締め上げる感覚も緩んでいるけれど……拘束の強度は全然同じ。
身体が強化されているのかもしれない……けれど……
逃げる以前にまともに立てる気がしない……眼の前のゾンビの胴体を挟む程に大きな胸なんて……抱えられないよ……
そんな胸に触手は絡みついて……その、絡みつく感覚でイヤに快感が走るんだ。
気持ち悪い、ねっとりとした感触なのに……ゾワゾワと背筋に走り、身体が震える。
他のゾンビが我先にと……胸に群がってくる……触手でさらに身体を吊り上げられ……
フルネルソン体勢……まずい、完全にヤる体勢だ……!
「はっ……はっ……♥」
イヤだし、怖いし……怖気が走るのに……身体の反応はもう発情しきった女の子のモノだ。
清姫やメリュジーヌみたい……って言ったら怒られそうだけど……
刺激に対して全部、快楽に変わって行ってる……僕自身の身体じゃないと思うけど……
余計に、僕の身体じゃないと思いたくなる……惨状……ぅっ♥♥
ぴとっ……すりっ……ぐぃっ♥♥
背筋が凍る……けど、身体は悦んでしまう……
ゾンビの冷たいペニスと、触手が入り込もうと……股座に矛先を向ける。
ぐぃっと無理やりに広げられて……う、後ろまで……っ……!
入れられたら……いれ、られたら……
――――きっと凄く気持ちいいんだろうなぁ♥
ち、ちが……入れられたらマズい……!
こんなのを期待するなんて……女の子じゃないんだから……!
いや、それこそ女の子に殴り殺されそうだ、強姦で悦ぶなんて……!
ぐりっ……つぷ、ぬぷぅっ……♥
あ、あぁ……いやだ、入ってくるっ……いや、イヤ……
頭を振って涙も浮かべて……拒絶しているのに……
「あっ♥いやぁっ♥♥くる、にゃぁっ♥♥」
声も表情も……悦んでる女の子のソレだ……!
ずちゅっ♥♥ぱんっ♥ぐちゅっぬちゅぅっ♥♥たぱんっ♥ずちゅ♥ぬぽぉっ♥♥
閉じた世界で淫らな水音が新たに奏でられる。
一度淫行が始まればその音、臭いは広まり、漂い……他の触手達を呼び寄せる。
「んぅ"ぅうううぅうぅぅっっ♥♥♥♥」
人の皮で生き延びていた触手達は挙って立香という新たな苗床に殺到していく。
自身が寄生したモノをフル活用して……人間の雌となった立香の子宮に……
マスター適正が思わぬ方向に開花したか……パッションリップ並に大きくなった爆乳に……
それぞれペニスを、口を……向け、思い思いに嬲っていく。
母乳が噴き出し、触手が過ごしやすい環境が整っていく。
快楽に支配された立香の身体は触手達を大いに歓迎し……膣を締め上げ、子宮は疼かせ……
尻穴も喉も……全てが触手を喜ばせるべく絡みつく。
着飾っていたドレスも白濁に塗れ……理性が点っていた翡翠の目は……濁り、希望の火は潰えかけている。
本能の、快楽の暴力の前に身体から屈し……その魂の輝きも穢されようとしていた。
全身の穴という穴を死んだペニスと異形の触手達に穢され……
何度も何度も奥を小突かれ……快楽の地獄から抜け出せない。
「ん"ふっ♥♥ふっ♥じゅるぅぅっ♥♥ぐぅっ♥うっ♥」
それでも死なない……死なない限りはと……最期の一本の支えで……立つ。
終りが見えない触手達の相手をしながら……身体の欲望に……身を委ねながら……
ぐぐっ……どぷどぷっ♥♥
「――――――――ッッッ♥♥♥」
何度、雌の悦びを……叩きつけられば済むか……わからないまま。
その身体で何度触手を産み落とせば良いか……わからないまま。
何時間、何日……何ヶ月……立香の身体は朽ち果てることもなく……
その世界の触手達に抱かれ続ける……
乳も膣も……身体を全て……触手達に使い潰されながら……
ピシッ
――――もう、堕ちちゃっても……良いよね……♥わた、し……♥