チート能力会得してダンジョン潜り ~たまにエロい事します~ 作:塞翁が馬
夜、ディット一行の家にてディット達とシング達の友好を深めるという理由で晩餐が行われた。先導したのはシングで、曰く友好の一歩はやはり一緒に食事をとる所から…らしい。
まず手始めに様々な料理を作る所から始まる。ここで一番上手いのはやはりアールだ。料理の仕込みから食器の準備までテキパキとこなし指示を出してくれる。元皇女付きの侍女の肩書は伊達ではない。
次点で料理が出来たのはササメアとヤシュティー、そしてイノーリ…この三人は予想内ではあったのだが、意外な所ではシング、そしてプレアもかなり料理が上手だった。話を聞くに、シングは幼い頃に礼儀作法と共に習わされ、プレアはディットにふるまうのを夢見て自主的に練習したそうだ。
逆に、全くの門外漢なのはディット、オルガン、ノーザ、ホリナの四人。この四人はアールの指示で調理以外の準備に勤しんだ。
そして、準備が整い次第に始まる晩餐会。最初の方こそまだぎこちなさが両陣営にはあったが、途中から始まったビットに対する愚痴と文句が始まるや、急激に場が盛り上がり始めたのだ。
最初に始めたのはノーザとホリナだ。方々に病に侵されたシングの薬を求めるも望みは無く、藁にも縋る思いで貴重品も手に入る可能性のあるこのダンジョン街に訪れた事。
始めはミジマルや他のパーティーに頼むも、彼ら彼女らと契約していた商人に邪魔され無駄に終わった事。
そこで当時新進気鋭だったビットに出会い、言葉巧みにパーティーに入れられ処女も奪われたうえに定期的に性的な奉仕もさせられた事。
新進気鋭と言えば聞こえはいいが、その実態はあらゆる汚い事柄に手を出して、尚且つレイプの常習犯である事に後から気づいて後悔した事。が、この時点で二人もビットの女と認識されて嫌われていたため、目的の事もあり最早抜けるに抜けれない状態になっていた事。
それだけに、ディットがエリクシルを無償で手渡してくれた時は、冗談抜きでディットが神様に見えたと二人は一筋の涙を流しながら語る。プレアのお願いをあっさり引き受けたのも、その程度でエリクシルの礼になるというのなら、という考えの様だ。
「二人ともよく耐えたね。ただ、自分の体はもう少し大事にしないと駄目だよ」
「………ぐすっ。貴女が言っても全く説得力がありません」
二人が語り終えるのを見計らい、間髪入れずにねぎらいの言葉を二人にかけるシング。が、その直後に語りに感化されたらしく、目を赤くしているイノーリからダメ出しが入った。確かに、病を押してあちらこちらを駆けずり回っていたらしいシングが体を大事にしろ…などと言っても説得力はゼロだ。
そして、ディット側もこの話にほだされたのか、ササメア、アール、ヤシュティーの三人はいたわりの面持ちで、オルガンはフンっとそっぽを向くがいつものように憎まれ口をたたくつもりはない様子。ディットもこの二人を嫌っていた手前、困惑するばかりだ。
が、その中においてプレアのみは、冷めた目で二人を見つめ続けるのだった。
「あんっ……んっ……」
晩餐を終え、シング達も帰り、皆も寝静まった深夜。ディットの部屋から女の乱れる声が響く。
「くっ…ぷ、プレア……」
「ああっ…お兄ちゃん…お兄ちゃん…」
仰向けに横になっているディットの上で、激しく腰を動かすプレア。その激しさはただ寝転んでいるだけで何もしていないディットが顔をしかめるほどだ。
「ううっ、ぷ、プレア…も、もう駄目だ…出すぞ…っ!」
「うんっ、うん…っ! 頂戴、お兄ちゃんの精液をいっぱい…っ!!」
程なくして限界を訴えるディット。それを受け、プレアは上体を倒し、ディットに抱きつきながら射精を懇願する。そして、呻きながらのディットの射精にプレアは「んっ! んーっ!!」と声を我慢しながらもイってしまった。にもかかわらず、その余韻を楽しんでいたと思ったらすぐさま腰を動かし始めて二回戦に突入するプレア。
「はあっ、はあっ…。うっ、ぷ、プレア、急にどうしたんだ…?」
何か様子のおかしいプレアに息切れしながらも尋ねるディット。
「あんっ、ふっ…。わ、私ね…んっ、女のお涙頂戴劇って…あっ…大嫌いなの…。特に…お兄ちゃんをイジメた奴らともなれば…あっ…な、猶更かな…。それこそ、こんな風に…せ、セックスで発散しないと…や、やってられない程…なの…」
対して、嬌声で途切れ途切れになりながらもディットの問いに答えるプレア。快感に交じって見え隠れする憎悪の表情を見る限り、確かにそういう物を嫌っているのだろう。
更に言えば、プレアがディットの部屋を訪れてからセックスの本番に移行するまで1分と掛かっていないのだ。二人とも服は着たままで股間辺りの服を少しずらしているだけで、ディットの一物をやる気にさせるためにプレアが口で少し奉仕しただけで、それが済んだらプレアは躊躇なく己の膣にディットの一物をねじ込んだのだ。よほど手早く発散させたかったに違いなく、それ程までに大嫌いなのだろう。
「ごめんねお兄ちゃん…私の勝手な気持ちに巻き込んで…。疲れたら一人で寝てくれてても構わないから…」
「………。発散したいんだろ? 俺も手伝うよ…」
ものすごい勢いで腰を動かしながらも謝るプレアに、しかしディットは首を横に振って、彼の目の前でブルンブルンと揺れている巨乳を覆う服を脱がすために手を伸ばし始める。
「ふあっ…!? あっ、はうっ、あっ、ありがとう、お、ん、お、お兄ちゃん…」
唐突に服を脱がされ乳首を弄られたプレア。しかし、快感にビクッと体を震わせた後、嬉しそうに気持ちよさそうに顔を緩めるのだった。