輝男たちが日中、滑ったスキー場から五キロほど離れたところに、五階建ての大きな建物がある。
建物の正面入り口には、“那須 最上屋”と横書きで記された看板が掲げられている。
和風のたたずまいが目に付くこの那須・最上屋二階の一室で、輝男はトランプゲームに興じている。
しかも、彼の真向かいには、
「ちっ、ババ、引いちまった」
何故か、大富 豪が苦々しい顔を見せながら、輝男の手から運悪くジョーカーを引いてしまう。
お世辞にも良好とは言い難い関係にある同年代の男と二人きりという状況に、余り気分を害する気配を見せない。
いつもと変わらぬ態度を見せながら、豪とババ抜きをする。
「なぁ、天江、ちょっと俺の話を聞いてくれないか?」
「何だ? ナンパを手伝ってくれというのならお断りするぜ」
「そんなんじゃねぇよ」
憮然とした顔で輝男に言い返すと、ペアが揃ったカードを捨てていく。
「実は俺、最近、親父と上手くいってないんだ」
「え?」
軽く聞き流すつもりであった輝男だったが、今の豪の言葉に思わず驚き、耳を傾けようとする。
自身も父親とは少なからぬ確執を抱えている身であるために、父親との不和を抱えているという豪の話をちゃんと聞いてやろうとする。
「俺の親父、東京で大きい不動産会社の社長をしていて、かなり稼ぎもいいんだ。
俺、高校、大学を出たら、そのまま親父の会社に入ろうと思って……
そして、ゆくゆくは親父の跡を継いで、不動産会社の社長になろうと思ってるんだ。
なのに、親父のヤツ、今回の二学期の俺の成績を見て、自分の跡は俺じゃなくて小春に継がせるなんて言いやがったんだ!
小春の方が俺よりメチャクチャ成績がいいし、度胸もあるとか抜かしやがって……」
ババ抜きを続けながらも、悔しそうに顔を歪め、父親に対する不満、愚痴をこぼす豪。
輝男は豪からカードを引き抜き、ペアを揃えて捨てる。
そして、今さっきの話に対する反応であるかのように、呆れ顔を見せてため息を付く。
豪は呆れ顔を見せる輝男を認め、ムッと不機嫌な顔を見せる。
「何だよ、その顔は!? 少しは親身になれよ!」
「どんなことかと思ったら……
父親が社長をやってるから、社長の息子という立場を利用して楽して会社に入り、そのまま父親の跡を継ごうだなんて……
そんな虫のよ過ぎる考えをすれば、親父さんに見限られるのも当然じゃないか」
苛立ちを隠さない豪に、呆れながら当然過ぎる言葉を返す輝男。
人生イージーモードで行こうとする豪に呆れ、軽蔑の念をわき上がらせる。
すると、間を置かず、今度は輝男が話を切り出して来る。
「……って言うか、小春ってそんなに成績がいいのか?」
信じられないと言わんばかりに輝男が問いただそうとすると、
「自慢じゃ無いが、小春のヤツ、中学高校と、定期テストではいつも成績順位は十位以内なんだぜ。
見た目はあんな感じだけど、偏差値だけで言ったら、七、八十は結構、いってるぞ」
豪はわずかでも淀みのない口調で、輝男に言い返す。
彼の今の口調からは、可愛い妹を自慢する“兄心”と、その妹に成績では著しく劣る悔しさが複雑に絡み合う様が、容易に見受けられる。
(……しかし、あの小春が、勉強だけだったら優等生クラスだなんて……
人は見かけによらないにも程があるな……)
輝男は、何度も小春と相対した時の記憶を思い返しながら、内心、感嘆の念をつぶやく。
チャラチャラした身なりと言動、そして、何度も進んで激しくセックスす小春の姿と、常にテストで高得点を取る小春の姿が、当然ながら輝男の中で上手く合致できずにいる。
小春に関する信じられない思いを抱えながら、なおもババ抜きを続ける輝男。
しかし、豪の手からカードを一枚、抜くと、一瞬、苦い表情を見せる。
輝男の手には、ジョーカーのカードがある。
運悪くジョーカーを引いてしまった輝男に、豪はようやくニヤッと勝ち誇ったかのような笑みを浮かべる。
対する輝男は、苦い表情を見せながらもため息をつく。
◇ ◇ ◇
輝男が豪を相手にババ抜きに興じている同じ頃――
雲一つなく、星々が遠くにきらめく夜空が、広々とした露天風呂を見下ろす。
那須・最上屋に付設されている露天風呂に、裸体の女性たちがひしめき合っている。
「ハァ……温かくて、気持ちいいわ……」
「温か過ぎて、出るのが億劫になりますね」
並んで湯船に浸かる真純と桜月が、満悦したかのようにつぶやく。
その傍では、瑠奈と純が楽しそうにお湯をかけ合っている。
「もう、瑠奈ちゃんも純ちゃんも、ここはプールじゃ…キャッ!」
注意しようとした七瀬の顔に、純がかけたお湯が誤ってかかる。
少し離れた岩辺では、葵が湯船に浸かりながら、視線の先にあるものをとらえている。
「まったく、あの娘たちは、マナーがなってないわ」
なおもお湯をかけ合い、じゃれ合う瑠奈と純を見て、呆れ顔でため息を付く。
すると、
「先輩……結構、スタイルいいんですね」
横にいる七海が、やや羨むかのようにつぶやいて来る。
彼女の目には、細く引き締まり、均整の取れた体つきをした葵の裸体が否が応にも映る。
続けて、大きくて形の良い裸の胸に、自ずと視線を注ぐ。
葵は七海のまなざしに顔色一つ変えず、逆に彼女を見つめ返す。
「百川さん、あなただって、いい体してるじゃない」
平素の調子で葵が言うと、七海は恥ずかしそうに顔を真っ赤にする。
そして、すぐに、Fカップはあろう大きな胸のふくらみを隠すようにして両腕で我が身を抱き締め、そのまま深々と湯の中に沈んでいく。
恥じらいの気持ちをさらけ出す可愛い後輩に、葵はクスッとほほ笑む。
一方、真純、桜月の真向かいでは、同じく湯船に浸かっている小春が、つまらなさそうにため息を付く。
「あ―――あ、これで輝ちゃんと一緒だったら、言うことなかったのに……」
「そう言わないで。この露天風呂、混浴じゃないから」
「……でも、確か、このお風呂、あと一時間経ったら、混浴可能になるとかならないとか……」
小春の愚痴に桜月が応じると、まるで見計らったかのように真純がボソッとつぶやく。
真純の今のつぶやきに、その場にいた一同は、一瞬、言葉を失う。
しかし真純は、まるで何も無かったかのように桜月や瑠奈たちに目を向けると、
「皆、お風呂を出たら、もう寝ましょう。一日中、スキーをやって疲れているんですから」
やんわりとした口調でそう言い付ける。
「え―――? お風呂を出てすぐに寝るなんてつまんない!」
「何を言ってるの? スキー旅行だからと言って、羽目を外していいわけじゃないんですからね。
こういう旅行の時こそ、普段以上に規則正しい生活態度を心掛けなきゃ」
不満を言う瑠奈に、真純は柔らかな口調で厳しく言い聞かせる。
義母の今の言葉に、瑠奈は不承不承ながらも応諾の意を示す。
しかし、その傍では、
(確か、輝男君、まだお風呂に入ってないんじゃ……)
(本当に混浴できるとしたら……)
(このまま、輝ちゃんとエッチできずに終わったら、那須くんだりまで来た意味ないじゃん)
(ずっと、天江君に抱かれてなかったから……せめて、混浴風呂で……)
桜月、七海、小春、そして葵が、同じひそやかな思惑を募らせている……
◇ ◇ ◇
どれだけ時間が経ったか……
ひと気の無い、静まり返った露天風呂に、一つの裸体が湯船に浸かる。
「もう、皆、風呂に入った後なんだろうか……?
何か、まるで貸切風呂を利用しているみたいだ」
輝男は一人、露天風呂に浸かりながら、ため息交じりにつぶやく。
見上げる先には、星々が遠くきらめく夜空が広がって見える。
すると、後ろの方から静かに歩み寄る足音が聞こえて来た。
輝男がふと後ろを振り返ると、次の瞬間、驚きと恥じらいの混ざった形相を赤らめた。
勢い余って腰を上げた先には、
「く、黒山……!」
長い髪を後ろに束ね、大事なところを手拭いで隠す葵が、一糸もまとわぬ裸体を見せていた。
葵は驚きを隠せない輝男に笑みを見せると、
「やっぱり、ここだったのね」
確信したかのように言葉をかける。
そして、そのまま湯船の中に足を踏み入れ、輝男のすぐ傍に寄っていく。
「そんなことより、どうして……?」
「このお風呂、今から混浴可能な時間帯になってるの? 知らなかった?」
「あ、いや……」
「天江君、そのことを知ってて今、お風呂に入ったんじゃなかったの?」
念を押すようにたずねる葵に、輝男は恥ずかしそうに顔を赤くしながら言葉を詰まらせる。
輝男と葵は並んで腰を下ろしながら湯船に浸かり、頭上に広がる綺麗な星空を見上げる。
「こんな綺麗な夜空……生まれて初めてだわ……」
「それに、こんなに温かいお湯に浸かっていると、疲れもいっぺんに吹っ飛ぶよ」
共に満悦したかのような面持ちを見せながらつぶやく輝男と葵。
しかし、二人はすぐに唇を閉ざし、しばし沈黙する。
一分ほど黙った後、葵が再び口を開く。
「天江君……今日はありがとう……」
「何が?」
「天江君が、スキーの上手な滑り方を教えてくれたおかげで、私、ちゃんとスキーが滑れるようになったから」
「君、頭が良くて成績がいい…って言うか、呑み込みが早い方だから……
ちゃんと教えてあげれば、すぐにマスターできると思ったから。
それに、君は元々、負けず嫌いなところがあるから……
スキーが滑れないままで終わるなんて、絶対に受け入れるはずが無いし……」
輝男がそう言葉を返すと、葵は輝男の方を振り向いた。
輝男はふと、葵の方を振り向く。
輝男が振り向いた先には、平素の表情を見せつつも、ほんのりと頬を赤く染める葵がいた。
葵は乞うようなまなざしで輝男をまっすぐにとらえて離さない。
「天江君……」
声を震わせて一言、そう呼びかける葵に、輝男は顔を赤くして、唾を飲み込む。
「今日のお礼をさせて……」
葵はそう言うと、すかさず輝男とキスをした。
葵のまさかのキスに、輝男は思わず身を硬くしてしまう。
葵はすぐにキスをやめると、改めて輝男と向き合う。
「あなた……私とはしばらくだったから……その分、私を思いっきり……」
「で、でも……他の客が来るかもしれないし……。それに日向たちに…」
ためらい気味に言い返す輝男の唇を、葵はまたもキスでふさいだ。
露天風呂奥の岩場に、輝男が腰を下ろす。
つま先がお湯の表面に浸かる程度の高さの岩の上で、輝男は生まれたままの姿をさらす。
彼が見下ろす先には、膝立ちの体勢を取る葵が、裸の股から立つ肉の棒を片手に持っているのが見えた。
葵は陰茎の先端にチュッとキスをすると、そのまま口を開け、肉の棒をくわえ込む。
ゆっくりと口を前後にうごかし、愛しい男のモノを貪ろうとする。
「んんっ、んむっ……んうっ……んむぅっ……」
かすかなうめき声を漏らしながら、陰茎をしゃぶり続ける葵。
混浴の刻を迎えた露天風呂の片隅で、同級生にして“鬼の生徒会長”とも言われている美少女とひそやかな淫行に耽る輝男は、深く嘆息しながらも彼女のみだらな奉仕を甘受する。
少しずつフェラチオをペースアップする葵を見下ろしながら、
(葵のヤツ、エッチもスキーも、ホントに呑み込みが早いな……)
今日の日中、スキーで悪戦苦闘していた葵の姿を思い返して、内心、感嘆する。
輝男の今の内心のつぶやきに気付いてか否か、葵は更に口の動きを速めさせる。
唾液が跳ねるような音が葵の口元から漏れ、
「んぐっ、んぐっ、んんっ、んうぅっ、んむっ……!」
トーンアップした艶やかなうめき声と重なる。
しかし、すぐに、葵は輝男のモノを口から離した。
唾液にまみれた肉の棒が程々の大きさと固さを保ちながら突っ立っている。
正直、中途半端と言える状態でフェラチオを中断されたことに、輝男は何とも言えない気分に陥る。
すると、葵はすぐに、Eカップはあろう形よい左右の大きなふくらみで、輝男の陰茎をギュッと挟んだ。
「お、おい、葵、まさか……!?」
驚きの声を上げる輝男の真下で、葵は輝男自身を自らの胸でしごいていく。
生々しい摩擦音を鳴らしながら、パイズリを仕掛ける葵。
「どう? 気持ちいい?」
「あ、あぁ……とても気持ちいいよ……」
輝男がため息交じりに返答すると、葵は更にパイズリをペースアップさせる。
上下に動かされる左右の大きな柔肉が、男のモノを強くこすり付け、みだらな刺激を与えていく。
葵の胸中で、輝男自身は更に固く、大きくなっていく。
胸中からはみ出た陰茎の先端に、葵はすかさず、舌を這わせる。
「ハァ、ハァ……ハァ……」
荒い吐息を繰り返しながら、パイズリを繰り返し、男のモノの先端を舐め回す。
「どうしたんだ? 何だか、やけに積極的だけど……」
「中々、天江君とエッチできなかったからに決まってるじゃない。
自分なんて、私を差し置いて、他の娘といっぱいしてたくせに」
大好きな男に中々、抱かれなかった不満と、当の男が他の少女とエッチに及んだことに対する嫉妬を言い連ねながら、強めのパイズリを続ける葵。
ようやくして、意中の男とエッチできる機会を存分に味わいたいという気持ちが、今のパイズリにハッキリと表されている。
生々しい摩擦音はトーンアップし、胸中の剛直を限界まで膨張させる。
「ヤ、ヤバい……! やめろ、葵! このままじゃ……!」
グツグツとわき立つ沸騰感を認め、輝男が苦悶の声をかける。
と、次の瞬間、葵の美巨乳にしごかれ続けた剛直が、濃厚な白濁を噴き出した。
端整だが鋭さを帯びた葵の美貌に、淫欲のしたたりがこびり付く。
顔、そして、胸元にこびり付いた白濁に、葵は何故か、嫌な顔一つ、見せない。
気まずそうな顔を見せる輝男の傍で、胸元や頬にこびり付く白濁を指ですくいペロッと舐める。
白濁を舐め終えると、岩場に腰を下ろしたままの輝男をまっすぐに見つめる。
恍惚の色を帯びた美貌を赤らめ、クスッと笑みをこぼす。
「今度は、輝男君が私を好きなようにして……」
半ば、挑発するかのような葵の今の言葉が、輝男の耳にしっかりと流れ込む。
輝男は再び、湯船に浸かっている。
腰を下ろしながらお湯に浸かるその真ん前で、
「あっ、あぁ……」
葵が輝男の体に背もたれしながら、艶やかに喘いでいる。
輝男の右手は、背後から葵の美巨乳を左右交互に揉みしだいている。
そして、左手は、葵の秘裂に人差し指と中指を差し込ませている。
葵は輝男の腰の上にまたがりながら、背後からの愛撫を甘受して、イヤイヤと身悶える。
絶えず湯気が立ち込める岩風呂に浸かりながら、美少女同級生の柔らかく大きな胸を味わう輝男。
彼の手のひらは、柔らかく熱を帯びていく美巨乳の感触を直に味わう。
一方、左手の二本指は、葵の中を繰り返し行き来している。
大事なところに異物が差し込まれる感触に、
「あっ、うぅっ……んうぅ……」
葵は艶やかなうめき声を漏らす。
胸と秘所の二方向から絶えず責められ、イヤイヤと悶えながらも、わずかでもあらがう姿勢を見せない。
むしろ、背後にいる輝男の方を振り返るなり、彼と唇を重ねる。
輝男は葵とキスをし、舌を絡ませ合いながらも、愛撫と指での上下運動を止めない。
「んんっ、んうぅっ……んふぅ……」
絡み合う舌の隙間から漏れるうめき声に耳を傾けながら、もっちりとした胸の肉感とぬめりが認められる中の感触を同時に味わう。
輝男の右手の指は、葵の左右の胸先が、いずれも固さを帯びて来ているのを認めている。
そして、左手の指は、肉壁の表面を覆うぬめりが量を増し、指に絡み付いていくのを感じ取る。
やがて、輝男と葵はディープキスをやめた。
葵は輝男の方を振り返ったまま、恍惚と紅潮を増していく。
弱々しい面持ちを浮かべ、乞うようなまなざしを震わせる。
「あ……天江…君……」
「あぁ、わかってる……」
声を震わせ、乞うように呼びかける葵に、輝男は言葉少なく言い返す。
葵はすぐ傍の岩に両手をつかませ、前傾体勢で裸の美尻を突き出している。
葵の背後に立つ輝男は、裸の股から突っ立つ剛直を葵の美尻の真ん中にあてがう。
剛直の先端が葵の秘裂に当たると、彼女の美尻を両脇からつかんだ。
「お願い……早く、来て……」
普段の鋭さ、厳しさが嘘のような弱々しい懇願が、葵の口から漏れる。
すると、輝男は一気に腰をぶつけ、自分自身を葵の中、奥深く目がけて突っ込ませた。
「あっ、あぁっ……!」
輝男自身の猛進に、葵は体を大きくのけ反らせながら喘ぐ。
葵の艶やかな悲鳴を耳にすると、輝男は腰を大きく前後に動かし始めた。
「あっ! あっ! あぁっ! あっ、うぅっ! うっ、あぁっ……!」
半ば息詰まり、半ば艶を帯びたかのような喘ぎが、葵の口から繰り返し漏れる。
輝男は、葵の喘ぎをBGM代わりにして大きく律動を繰り返す。
フェラチオ、パイズリですっかり固く、大きくなった剛直が、葵の中を絶えず前後に動き回り、四方の肉壁と絶えず接触する。
「うぅっ! あんっ! あぁっ! あっ、あぅっ、うぅあっ……!」
剛直とヴァギナの強烈な摩擦が、苦痛と刺激を葵にもたらし、彼女の喘ぎをトーンアップさせる。
輝男と葵の間からは、腰と美尻がぶつかり合う音が絶えず響く。
輝男の動きに合わせるかのように、湯の跳ねる音が鳴る。
「ど、どうだ? 葵……」
「あぁ、いいっ、いいわ……。天江君……すごい……」
腰をぶつけ続けながらたずねる輝男に、葵は熱に浮かされたかのように歓喜の念を伝える。
歓喜に震える葵の中は、ヴァギナが熱とぬめりを帯びながら狭まっている。
(葵の中……強く締まっている……!)
輝男は、葵の中で強まる肉圧を認めながらも、激しく腰の動きをペースアップさせる。
ヴァギナを覆う熱と愛液を潤滑油代わりにして、律動を強めようとする。
輝男の動きに応じるかのように、葵はその身を前後に揺さぶられ、何度も体をのけ反らせる。
彼女の表情は歓喜と苦痛が混じり合い、熱がこもったかのように赤らんでいる。
「うぅっ! イヤッ! お、奥……奥に……当たってる……!」
苦痛と歓喜が混ざったかのような声を上げると、容赦を知らない輝男の動きを声高に叫ぶ。
熱気を帯びた湯船の中での性交は、いつも以上に輝男を昂らせ、その動きを荒々しくさせることはあっても、減退させることは決してない。
腰と美尻がぶつかり合う音とお湯の跳ねる音、そして、
「あぁっ! あんっ! うぅっ、ハァッ、ハァッ、あぁ、んぅっ、んあっ……!」
艶やかにトーンアップした葵の喘ぎが、露天風呂でみだらな三重奏を響かせる。
「す、すごい……すごく気持ちいい……。もっと……あぁっ、もっとぉ――――――!」
歓喜の声を震わせると、更なるみだらを求めて声高に叫ぶ葵……
輝男はさっきまで葵が両手でつかまっていた岩の上に腰を下ろしている。
硬くはあるが滑らかな岩肌を尻に敷きながら、繰り返し、腰を突き上げる。
何度も突き上げる腰の上では、
「あっ、うぅっ、あぁっ、んうぅっ、ん、あっ……」
葵が切なくも艶やかな喘ぎを繰り返しながら、体を上下に揺らしている。
輝男と葵の間には、固く突っ立つ剛直が秘裂に突き刺さり、上下運動を繰り返している。
剛直の隙間から漏れる蜜が、輝男と葵の間で響く肉と肉の衝突音に水音を加えさせる。
湯船から抜け出ているのに、輝男も葵も、熱を帯びたかのように体を薄赤色に染め、汗をにじませる。
荒く息を弾ませながら何度も腰を突き上げる輝男の真ん前で、
「あっ、ハァッ、イヤッ、あんっ、んあっ……は、激しい……」
葵は輝男の体に背もたれしながら、歓喜の喘ぎを発する。
恍惚に顔を赤らめながら、Eカップはあろう形よい左右の大きなふくらみを絶えず揺らし続ける。
すると、背後から回された左右の手が、揺れ続ける美巨乳をつかみ、揉みしだいていく。
「あぁ、いい……いいよ……」
背後からの愛撫を認め、呆けたかのように歓喜のつぶやきを発する葵。
輝男は背後から葵の胸を揉みながら、腰の突き上げを繰り返す。
輝男の耳に、水音混じりの衝突音と葵の艶やかな喘ぎが重なって聞こえる。
(葵のヤツ……かなり締まって……食らい付いて離さないくらいだ……!)
ギュッと強く締め付けるヴァギナの感触を認め、内心、苦悶の声を上げる。
それでも、腰の動きを止めず、柔らかく大きな胸の肉感を同時に味わう。
真面目で厳しい女子生徒、“鬼の生徒会長”として振る舞うその内に秘められた淫欲をそそられる体を、心行くまで味わい尽くそうと懸命になる。
すると、
「うぅっ、イヤッ、ダメ……! イ、イく…イっちゃう……!」
葵はわなわなと体を震わせながら、限界が近付いた旨を訴えて来る。
葵の今の訴えを聞くと、輝男は愛撫の力を強め、腰の突き上げを激しく小刻みにペースアップされる。
輝男に胸をつかまれ、身動きが取れない状態にあるにも関わらず、真下からの激しい突き上げに、その身を揺らす葵。
「うぅっ! イヤッ! ハァッ! ハァ……あぅっ! い、痛い……!」
ラストスパートをかける輝男の動きに、葵は上ずった声で苦痛を訴える。
限界まで狭まる四方の肉壁をぶち破らんとする剛直の感触に、否が応にも苦痛を覚えてならない。
「ヤダ……ダメ……! う、動かないで……!」
胸を揉まれ続け、剛直で中を荒らされながらも、弱々しい声で輝男に制止を訴える。
葵の今の哀訴に、輝男は荒い息遣いで応じる。
強まる一方のヴァギナと剛直の摩擦に身を震わせると、葵はわずかでも苦痛を紛らわさんと、左右の太ももをギュッと握る。
これ以上は無い苦痛と刺激にさいなむ葵の背後で、輝男もまた、汗を噴き出し、体を震わせている。
輝男自身も、股の辺りからわき立つ沸騰感をギリギリまで堪えようとしている。
葵の中で増していく肉圧と熱、ぬめりは、沸騰感をいたずらに昂らせるばかりだ。
「ダ、ダメ……ほ、本当に……もう…ダメ……! 来て……早く、来て……!」
執拗な愛撫と突き上げにさいなまれながら、声を震わせ限界の時を告げる葵。
自らも限界にさいなむ輝男は、葵の美巨乳を揉みしだき、彼女の中を荒らすことに精一杯で、彼女言い返す余裕がまったくない。
しかし、間も無くして、何かを言わんとするかのように、口元をわなわなと動かす。
「あ、葵……葵……葵……!」
熱に浮かされたかのように、自らが抱いている少女の名を繰り返し呼びかける。
そして、そのまま葵に向けて腰を強く一突きさせると、
「あぁっ! あっ……イヤァ――――――!」
葵は輝男の上にまたがり、胸をつかまれたまま、体を大きくのけ反らせ、絶頂の声を上げた。
葵の今の叫びを聞くと、輝男はギュッと締まり切った蜜壺に、濃厚な白濁を一滴残さず流し込んだ……
◇ ◇ ◇
輝男と葵は、再び湯船に身を浸からせている。
葵は輝男の身にピタッと寄り添いながら、一緒に漆黒の星空を見上げている。
二人とも、心地よい疲労に達したかのような顔を赤らめている。
熱いお湯と湯気に煽られたせいかもしれないが、別の要因も十分に考えられる。
「天江君ったら、あんなに激しくシちゃうなんて……」
「そうか……? 君とは随分、ご無沙汰だったせいかもしれないけど……」
半ばウットリしたかのように声をかける葵に、輝男は落ち着いた口調で言い返す。
輝男の今の言葉を聞くと、葵は何も言わず、横から輝男の身に自らをもたれさせる。
横から密着して来る葵を、輝男はそのまま受け止める。
このまま二人きりのひと時が続くかと思われた刹那、
「あ――――――!!」
後ろの方から、驚きと怒りの混ざった声が高らかに響いた。
背後からの突然の叫びに、輝男と葵はハッと我に返った。
二人がすぐに後ろを振り返ると、
「アンタ、やっぱり抜け駆けをしやがったね!!」
長い金髪を後ろに束ね、バスタオルで裸体を包んだ小春が、鬼の形相を浮かべながら仁王立ちしていた。