※この作品はR-18です。

天江輝男の日常   作:原野イアン

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第六章 三学期――冬から春へ
三学期初日・それぞれの放課後


 明朝学園高校校舎はシンと静まり返っている。

 ほんの数十分前まで生徒たちで賑わっていたが、今は、教室や廊下には彼らの姿はほとんど無い。

 ほとんどの生徒たちが、三学期の初日を終えて、下校の途に着いているのだ。

 “2-C”と横書きで記された札が高く掲げられているドアの内側、二年C組の教室内に、当クラスの担任である石上鉄也の姿がある。

 正面の黒板を横にして立つ石上は、目の前にあるものを緊張の面持ちで見つめる。

 石上の視線の先には、神妙な面持ちを見せた理華が立っている。

 理華もまた、わずかでも揺るがないまなざしで、石上をまっすぐに見つめる。

 

 「石上先生、昨日、おっしゃった件ですが……」

 

 神妙な面持ちを崩さずに、理華が話を切り出す。

 理華も石上も、脳裏に同じ光景を浮かばせる。

 

 三学期始業間近の職員室――

 

 二人きりという状況下、石上から理華へのまさかのプロポーズ――

 

 驚きと戸惑いを引き起こした過去の記憶を脳裏によみがえらせながら、互いに顔を向き合わせる。

 二人の表情は、自ずと真剣みを帯びていく。

 人生に関わる内容ゆえ、否が応にも気持ちが真剣な方へと向いていく。

 理華は一旦、話を中断すると、そのまま石上を見つめ続ける。

 真剣な面持ち、まっすぐにとらえるまなざしを崩そうとしない。

 そして、一呼吸、間を置いた後、理華はゆっくりと口を開く。

 

 「一年……一年間、待ってもらえないでしょうか……」

 

 真剣みを帯びた口調で、理華は石上に言葉をかける。

 今の理華の言葉に、石上は思わず唖然となる。

 理華は、唖然とする石上に構わず、そのまま話を続ける。

 

 「本当なら、すぐにでも決断を言うべきなのかもしれませんが……

 事が事ゆえ、ジックリ考えたいんです。

 できることなら、あなたの気持ちにすぐに応じるべきかもしれませんが……

 人生に関わる重大事であるがゆえに、軽率な判断で後々、後悔したくないんです」

 

 「……それで、一年間、考える時間が欲しい…ということですか……?」

 

 石上は真剣な表情を崩さず、理華にそう言い返す。

 

 「それもありますが……

 私とあなたは、一個の人間である以上に、可愛い、大事な教え子たちを抱える教師でもあるんです。

 彼らをキチンと教え導き、彼らが無事にこの学校を巣立ち、大学に進学し、社会へと羽ばたけるようにする。

 それこそが、私たちがやらなければならない大事なことじゃないでしょうか?」

 

 教師としての本分を言い連ねながら言葉を返す理華に、石上は顔色一つ変えず、黙って聞き入る。

 

 「もちろん、私を終生の伴侶とし、幸せに満ちた所帯を築きたいというあなたの気持ちも大事にしたいです。

 ですから、教師としての職務をきちんとこなしつつ、お互いのことを十分に理解し合うためにも、一年の年月が必要なんです。

 一年もの時間があれば、私も石上先生も、同じ教師、同僚であるだけでなく、一個の人間として、お互いがどんな人間なのかということが理解できるかと思います。

 その上で、終生の伴侶とすべきか否かを決断してもよろしいのでは……?」

 

 極めて真剣な調子で言い聞かせる理華に、石上は黙って耳を傾ける。

 真剣な表情を崩さずにまっすぐに見つめる石上の姿が、理華の瞳にハッキリと焼き付かれる。

 

 「もし、私とあなたが結ばれ、一つの家庭を持とうと言うのなら……

 今、私たちが受け持つあの子たちが皆、この学校を卒業してからにしていただけますか?」

 

 理華はそう言うと、石上に向かって柔らかな笑みを浮かべる。

 

 「彼らが皆、この学校を無事に巣立った上で、私たちも……」

 

 理華の今の言葉に、石上は固く閉ざした口元を開かせる。

 

 「雨宮先生……そのような気持ちでいらっしゃるのであれば……

 ……自分も喜んでお受け致します……!」

 

 ほんのりと頬を赤らめ、真剣さと緊張の入り混じった顔で、理華に言葉を返す。

 応諾の意を伝える石上に、理華はクスッと笑みをこぼす。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 理華が石上と自分たちの今後に関わる話をひそかにしていた同じ頃――

 

 図書室で、二人の男女生徒がカウンター越しに向き合っている。

 

 「本の状態は問題ありません。返却、どうもありがとうございます」

 

 カウンターの内側に座る桜月が、本を二冊手にしながら言う。

 ブレザーの袖に“図書委員”と記された腕章を巻き付けている桜月は、本の返却手続きを済ませたところだ。

 カウンターの外側で立つ輝男は、返却手続きが終わったのを認めると、そのまま図書室を出ようとする。

 すると、

 

 「待って」

 

 後ろから、輝男を呼び止める声が聞こえて来た。

 振り返ると、桜月が席を立ちながら輝男をまっすぐに見ていた。

 

 「どうしたんだ? 日向」

 

 輝男が訝しげに言うと、桜月はキョロキョロと図書室内を見渡す。

 桜月が見たところ、今、図書室内には自分と輝男の他には誰もいない。

 今、自分たち二人しかいないのを認めると、やや恥ずかしそうな顔を見せながら、ほんのりと頬を赤らめる。

 

 「ねぇ、天江君、ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」

 

 「何だい?」

 

 輝男がそうたずねると、桜月は一瞬、言葉を詰まらせる。

 しかし、一呼吸、間を置いた後、意を決したかのように口を開く。

 

 「天江君って……初めてエッチしたの、いつ頃なの?」

 

 恥ずかしそうにたずねる桜月に、輝男は顔を赤くしながら一瞬、言葉を詰まらせる。

 

 「ど、どうして、そんなことをこんなところで!?」

 

 驚きと恥じらいの入り混じった顔を赤らめながら、桜月に問い返す。

 

 「ごめんなさい。ずっと気になってたんだけど、中々、言う機会が無くて……」

 

 「どうして、そんなことを知りたがるんだ?」

 

 「だって、一学期に私と初めてエッチした時、輝男君、随分と慣れてる感じがしたから……

 その頃には、何度もエッチをしちゃってるみたいだから……

 いつ頃からエッチをするようになったのか、気になるのは当然じゃない……」

 

 桜月の今の言葉に、輝男は半ば戸惑いながら言葉を詰まらせる。

 恥ずかしそうに顔を赤らめつつも、目の前にいる桜月をまっすぐに見つめる。

 桜月もまた、恥ずかしそうな表情を赤らめながら、輝男をまっすぐ見つめる。

 わずかな沈黙の後、輝男はゆっくりと口を開く。

 

 「桜月……このことは絶対に内緒にしてくれるか?」

 

 「もちろんよ。あなたと私だけの秘密にするから」

 

 桜月からの了解を聞くと、深い吐息の後、話を切り出す。

 

 「……実は、俺、初めてエッチした相手は……義母さんなんだ……?」

 

 「え? 真純さんと……!?」

 

 神妙な面持ちで言って来る輝男に、桜月は思わず目を大きく見開く。

 一瞬の驚きの後、輝男とまっすぐに向き合うと、

 

 「いつ……真純さんと……?」

 

 はやる気持ちを抑えるような口ぶりで肝心の問いを言う。

 桜月からの今の問いに、輝男は一呼吸、間を置いた後、口を動かす。

 

 「この学校に入学した時、その祝いで……」

 

 桜月に向かって言葉少なく返答する輝男。

 その目は桜月をまっすぐとらえているが、彼の意識の中には、目の前の桜月の姿は無い。

 輝男の意識は、過去の“ある日”へと飛んで行く……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 寝室のベッドの上で、輝男と真純が向き合っている。

 パジャマ姿の真純は、輝男をまっすぐに見つめながらほほ笑む。

 

 「明朝学園高校入学、本当におめでとう……」

 

 優しげに言葉をかける真純に、やはりパジャマ姿の輝男はややぎこちない表情を見せる。

 

 「どうもありがとう……

 …って言うか、わざわざ、こんなところでそんなことを言わなくてもいいのに」

 

 「何を言ってるの?

 明朝学園高校って、この辺りの学校の中でもかなり学力レベルが高いし……

 実際、今回の合格倍率は、今までの中でもかなり高い方だったじゃない。

 そんな明朝学園高校に無事に入れたのは、あなたが一生懸命頑張った結果だからでしょ?

 だから、お祝いの言葉をかけたんだから」

 

 「義母さん、あなたにそう言ってもらえると、僕も嬉しいよ」

 

 輝男は笑みを浮かべながら、義母にそう言葉を返す。

 すると、真純は突然、輝男と唇を重ねた。

 まさかのキスに、輝男は唇をふさがれたまま、顔を赤らめる。

 間も無くして、真純は輝男とのキスをやめた。

 驚きを隠せない輝男を、ほんのりと頬を赤らめながら、柔和な笑みで見つめる。

 

 「ど、どうしたんだよ? 義母さん」

 

 驚き、戸惑いながら、輝男が言葉をかける。

 輝男の戸惑いの声に、真純は笑みを見せ続けながら口を開く。

 

 「輝男さん……あなた、女の子とエッチをしたことはあるの?」

 

 笑みを絶やさずに問いかける真純に、輝男は思わず唖然とする。

 唖然としたまま何も言い返せない輝男を見ると、真純はまたも口を開く。

 

 「だから……女の子とセックスをしたことがあるのかって聞いているのよ……」

 

 真純がそう言うと、輝男はハッと我に返ったかのような顔を見せる。

 

 「そ、そんなこと……ないに決まってるじゃないか!」

 

 戸惑いに満ちた形相を真っ赤にさせて、ぎこちない返事をする。

 輝男の返事を聞くと、真純はクスッと笑みをこぼす。

 義母の今の態度に、輝男は恥ずかしさと戸惑いの入り混じった顔を見せる。

 

 「義母さん、どうしてそんなことを……?」

 

 困惑しきった調子で、義母に向かって問いかけると、

 

 「輝男さん、あなた、これから女の子と付き合う際、必ず、エッチすることがあるから。

 そうなった時、何もできないでいるなんて恥ずかしいじゃない。だから……」

 

 義母は義息に向かって優しく言葉を返す。

 そして、そのまま、何の迷いもなくパジャマを脱ぎ出す。

 まさかの事態に、輝男は顔を真っ赤にしながら驚き、身を硬くする。

 輝男が驚き、硬直する中、真純はパジャマを脱ぎ捨て下着姿をさらした。

 

 細く引き締まり、均整の取れた体格――

 

 レースの入った黒のブラジャーとお揃いのパンティー――

 

 そして、ブラジャーに覆われた、大きくなだらかな丸みを帯びた形よいFカップバスト――

 

 否が応にも劣情をもよおさずにいられない極上の体が、今、輝男の目の前に突き付けられている。

 しばし、呆然と見とれていた輝男だったが、すぐにハッと我に返る。

 

 「義母さん、一体、どういうつもりなんだ!?」

 

 戸惑い気味にたずねる輝男に、真純はクスッと笑みをこぼす。

 

 「輝男さん……お勉強に励むのも結構だけど……

 女の子のことをちゃんと理解するのも大事なことよ……

 義母さんが相手をしてあげるから、女の子との付き合い方をちゃんと学びなさい。

 お勉強と同じくらいに大事な……女の子とのエッチを……」

 

 「エ…エッチ……? か、義母さん……と!?」

 

 柔らかな口調でうながす義母に、義息は愕然としながら言葉を詰まらせる。

 すると、真純は輝男の左右の手首をつかみ、彼の両手を自分の胸元へと引き寄せる。

 輝男の左右の手のひらが、そのまま真純の大きな胸に下着越しに触れる。

 

 「ダ、ダメだよ、義母さん! そんなこと……」

 

 輝男が驚きながらためらいの声を上げると、

 

 「輝男さん、そのまま義母さんの胸を揉んで」

 

 真純は笑みを浮かべながら行為をうながす。

 

 「そんな……」

 

 「いいから揉んで……」

 

 重ねて行為をうながす真純に、輝男はゆっくりと手を動かす。

 申し訳なさそうに手を動かしながら、義母の胸をぎこちなく揉む。

 

 「もっと、肩の力を抜いて」

 

 真純が優しく声をかけると、輝男の手はさっきよりも和らいだ動きを見せる。

 優しく愛撫する輝男の手は、ブラジャーの質感とその下にある柔らかく大きな肉感を同時に感じ取る。

 すると、真純は輝男の両手首をつかんでいた手を離した。

 背中に回し、ブラジャーのホックを外す。

 黒のブラジャーは緩み、色白の美巨乳を弾み出させる。

 義母の裸の胸を間近にして、輝男は顔を真っ赤にして言葉を失う。

 

 「輝男さん、そのまま続けて」

 

 裸の胸をさらした真純が、柔らかな口調と笑みで輝男に言葉をかける。

 真純にうながされるがままに、輝男は裸の胸を愛撫する。

 緊張に身を硬くしながらも、何とか美巨乳を揉もうと必死になる。

 そのまま愛撫を繰り返すと、

 

 (か、義母さんのオッパイ……柔らかくて……温かい……)

 

 まるで、和菓子でもつかむかのような肉感に、内心、感嘆の声を上げる。

 

 「いいわよ、輝男さん、その調子」

 

 真純の優しい声を耳にしながら、輝男は愛撫に集中する。

 輝男の手は、左右の大きな柔肉を飽くことなく揉み続けている。

 得も言われぬ触感に、輝男は無意識の内に夢中になってしまう。

 義母との淫行に対するためらいの気持ちも、今の輝男からはまったく見受けられない。

 

 「あぁ……いい……いいわ……」

 

 愛撫を受け続ける真純の歓喜の声が、切なそうな吐息と混ざりながら漏れる。

 輝男の手のひらは、柔らかな肉感の内側から染み出る微熱を感じ取る。

 義息による愛撫に、義母もすっかり感じ入っている様子だ。

 すると、

 

 「もう、いいわ。やめて」

 

 行為の中止をうながす声が、輝男の耳にかかる。

 輝男は愛撫をやめると、またも真純とまっすぐに向き合う。

 真純は顔の赤みを増しながら、輝男をまっすぐに見つめる。

 

 「今度は義母さんがしてあげるわ……」

 

 そっとささやくように言葉をかける真純の目は、輝男のパジャマズボンを向いていた。

 ズボンの内側からは、ハッキリと大きな盛り上がりが認められる。

 

 

 輝男はベッドの上で腰を下ろしている。

 既に、パジャマも下着もすべて脱いでいる。

 一糸もまとわぬ輝男の目の前には、パンティーのみをまとう真純が身を屈めている。

 真純の目の前には、程々に固く隆々とした一物が、裸の股から突っ立っている。

 真純は色白の細い手で肉の棒をつかむと、輝男の方を上目遣いで見る。

 

 「いいかしら?

 女の子とのエッチはとても気持ちいいものだということを、ちゃんとその身でもって感じ取りなさい」

 

 輝男に向かって優しく言い聞かせると、真純は彼のモノの先端にチュッとキスをした。

 ゆっくりと口を開け、肉の棒をくわえ込む。

 真純の口が前後に動く。

 

 「んんっ……んうぅ……」

 

 かすかなうめき声を漏らしながら、スローペースで義息のモノをしゃぶっていく。

 

 (義母さんが俺のを……)

 

 フェラチオに耽る義母を見下ろしながら、輝男は深く嘆息する。

 抜群の美貌と体を誇る義母が自ら進んで義息自身を貪る姿に、何とも言えない気分に陥る。

 一方の真純は、輝男の気持ちを知ってか知らずか、口の動きを少しずつペースアップさせる。

 前後に動かしたかと思うと、首を傾げながら回すようにして口を動かす。

 ジックリとしたフェラチオに応じるかのように、

 

 「んんっ、うぅっ……んむっ、んうぅ……」

 

 陰茎でふさがれた口元から、艶やかなうめき声が漏れる。

 真純のうめき声と重なるかのように、唾液が跳ねるような音も漏れ出る。

 貪るようにフェラチオを続ける義母に対して、輝男は深く嘆息しながら彼女の行為を甘受するばかりである。

 

 (ヤバい……固くなってく……)

 

 内心、苦悶の声を上げる輝男。

 彼の陰茎は、真純の口内で固さ、大きさを増していく。

 直接的には、柔らかく、生温かい口腔に強くしごかれたせいなのだが、それ以上に、実年齢よりも若々しい美貌を誇る義母にくわえ、しゃぶられているというシチュエーション、彼女の魅惑の体、そして、絶えず耳に流れる艶やかなうめき声が、輝男自身を容赦なく充血させていく。

 義母の懸命なフェラチオを受け、輝男の中で沸騰感がわき立っていく。

 すると、真純は輝男の陰茎を口から離した。

 唾液にまみれた剛直は、さっきよりも固さ、大きさを増しながら、天を向くように突っ立っている。

 

 (義母さんのせいでこんなになっちゃうなんて……)

 

 輝男はいきり立つ自分自身を見ながら、恥ずかしさ、気まずさに顔を赤らめる。

 義母子のあってはならない関係にためらいの気持ちを抱きつつも、一方で、本能的に欲望を募らせる自分自身をどうしても抑えられずにいる。

 そんな輝男と向かい合う真純は、柔らかな笑みに恍惚の色を加えさせる。

 そのまま、唯一、残ったパンティーも脱ぐと、輝男の腰の上にゆっくりとまたがる。

 

 「か、義母さん、まさか……!?」

 

 真純の今の行為に気付き、輝男は顔を真っ赤にしながら驚く。

 

 「輝男さん、ごめんなさい。義母さん、あなたが欲しいの……

 もう、これ以上、我慢できない……」

 

 ウットリとほほ笑みながら、形ばかりの詫びの言葉をささやく真純。

 固く突っ立つ義息自身を、自分の秘裂にあてがうと、そのまま腰を沈める。

 

 「か、義母さん……!」

 

 「あ、ハァッ!!」

 

 輝男の驚愕の声と真純の艶やかな声が、同時に発せられ、重なり合う。

 真純は輝男自身を深々と飲み込むと、そのまま腰を上下に振り始める。

 

 「あっ、あぁ……うぅっ……う、あっ……」

 

 切なそうな喘ぎを繰り返しながら、上下運動を続ける。

 真純の動きに合わせて、胸元の美巨乳がブルブルと揺れる。

 

 (か、義母さんの中……熱く……締まってる……!)

 

 いつの間にか仰向けに寝そべっている輝男が、自分自身を包むヴァギナの感触に感嘆とする。

 真純のヴァギナは、輝男自身を受け入れると同時に強く収縮し、表面に熱とぬめりを染み出している。

 

 (す、すごく……絡み付いてる……!)

 

 心の中で、続けて驚嘆の声を上げる輝男。

 ヴァギナの肉圧だけでなく、熱と愛液のぬめりも、剛直に絡み付いたまま離れずにいる。

 義息自身を自分の中でしっかりと確保すると、真純は腰の動きを更に強める。

 上下運動を繰り返したかと思うと、前後にうねる動きを交互に仕掛ける。

 

 「あぁんっ、んんっ……ハァッ、あぁっ……ハァ……うぅ……あぁ……」

 

 悩ましく腰を動かす真純の口から、妖艶な喘ぎが絶えず漏れる。

 真純の喘ぎに、肉と肉の衝突音とベッドがきしむ音が重なる。

 みだらな三重奏を聞き入っていると、輝男は突然、身を震わせる。

 

 「うぅっ!」

 

 間も無くして、真純は輝男の上にまたがったまま身を震わせる。

 

 「て、輝男さん……ますます、大きく……固くなって……」

 

 腰を振り、くねらせながら、艶やかに歓喜の声を上げる。

 真純の中では、輝男自身が限界まで固く、膨張している。

 膨張一途の剛直と狭まる一方のヴァギナは、すぐに強烈な摩擦を引き起こす。

 

 「うぅっ、んんっ……んくぅっ……」

 

 内側からわき上がる摩擦にのけ反り、何度も艶やかにうめく真純。

 すると、真純は動きを止め、ガクッとうな垂れる。

 行為を中断すると、薄赤色に染まる裸体に汗をにじませながら、荒い吐息を繰り返す。

 

 「か、義母さん……」

 

 仰向けの状態を続けている輝男が、心配そうに見上げながら言葉をかける。

 輝男の憂いの声に、真純はゆっくりと顔を上げる。

 火照り切ったかのような顔を恍惚にほほ笑ませ、輝男に目を向ける。

 

 「輝男さん……今度はあなたが動いで……」

 

 艶を帯びた声でうながす義母に、義息は返す言葉を言えずにいる。

 

 

 真純はベッドの上で仰向けになりながら身悶え、のたうち回る。

 

 「あぁ、いいわ! もっと、もっと強く腰を動かして……!」

 

 艶めかしく悶えながら、艶を帯びた声を上げる。

 真純の真向かいでは、輝男が懸命に腰を前後に動かしている。

 義母にうながされるがままに、前後運動を強めていく。

 

 「ヤ、ヤバい……! ヤバいよ……義母さん……!」

 

 熱を帯びたかのような裸体に汗をにじませ、荒く息を弾ませながら、苦悶の声を上げる。

 真純の中では、ギュッと締め付けを強める四方の肉壁に囲まれながら、剛直が懸命に行き来を繰り返す。

 ヴァギナと剛直の間で引き起こされる摩擦は、輝男と真純に得も言われぬ刺激をもたらす。

 輝男は股の辺りかグツグツとわき立つ沸騰感を痛感している。

 一方の真純は、中から増していく苦痛をまぎらすかのようにその身を悶えさせ続ける。

 

 (ダ、ダメだ……腰が……止まんない……!)

 

 腰を振り続けながら、内心、苦悶の声を上げる輝男。

 輝男の腰は、まるで別の生き物のように義母の体を貪欲に荒らし続ける。

 汗を噴き出しながらもうっすらと目を開けると、恍惚の極みに達したかのような義母の美貌と、大きく波打ち、揺れ続けるFカップバストが否応無く目に焼き付かれる。

 みだらに耽り切る真純の姿を見て、輝男は顔を真っ赤にしながら表情を強張らせる。

 と、次の瞬間、

 

 「あぁっ! ダメだ! 出る……出ちゃうよ……義母さん……!」

 

 剛直で真純の中を荒らし続けながら、暴発が間近いことを痛切に叫ぶ。

 輝男が体を震わせ、歯を食いしばり、限界にさいなむと、

 

 「て、輝男さん……いいわよ……そのまま…義母さんの中に……」

 

 恍惚とした声で真純がそううながす。

 

 「で、でも、そんなことをしたら……」

 

 「大丈夫。義母さんは、今日は大丈夫だから……」

 

 真純は優しく言葉をかけて、輝男の懸念を取り払う。

 今の義母の言葉に安心したのか、輝男はがむしゃらに腰を振り続ける。

 肉と肉の衝突音に、

 

 「か、義母さん……義母さん……!」

 

 「き、来て……輝男さん……義母さんの中に……あなたの熱いのを……」

 

 熱に浮かされたかのような義息の声と、愛する義息を求める義母の声が重なる。

 真純の中は、これ以上は無理なくらいにギュッと狭まっている。

 そして、輝男が二、三回、腰を強くぶつけると、

 

 「か、義母さん……あぁっ!!」

 

 輝男は義母とつながったまま、体をのけ反らせ、絶頂の声を上げた。

 間も無くして、真純もまた、体を大きくのけ反らせ、

 

 「あぁっ……あぁ――――――……!」

 

 腹の底から絶頂の叫びを上げた。

 真純が果てると同時に、ギュッと締まり切った彼女の中を濃厚な白濁が満たしていった……

 

 ◇ ◇ ◇

 

 明朝学園高校校舎内の廊下を、輝男と桜月が並んで歩いている。

 放課後に入って久しい時刻、二人の他には辺りを行き交う者はいない。

 階段に差し掛かり、そのまま下階へと向かうと、

 

 「……それで、真純さんと初めてエッチしてから、今までどれくらいシちゃったの?」

 

 桜月がやや恥ずかしそうに顔を赤らめながら、横にいる輝男にたずねる。

 輝男は、恥ずかしさと気まずさの入り混じった顔で正面を向きながら口を開く。

 

 「もう、何回、ヤったかわからないくらいだよ」

 

 輝男がため息交じりに言葉を返すと、

 

 「もしかして、今も毎日のように……?」

 

 桜月は、恐る恐るといった様子で続けてたずねる。

 

 「いや、さすがに、今は、前ほど頻繁じゃなくなったけどね……」

 

 「……でも、一、二回はヤっちゃってるんだよね……」

 

 桜月が気まずそうに言うと、輝男は深くため息を付く。

 二人はそのまま一階に着くと、その足で生徒玄関に向かう。

 

 「義母さんは、女の子と絆を結ぶことを教え、俺の疲れを癒すために、何度も俺とセックスしたけど……

 義母さん自身、俺のことを強く求めている節があって……

 初めてエッチした後、二、三度目のセックスをする時、義母さんが言ってくれたんだ。

 “ほんの数年前まで、まったくの赤の他人であった自分を母親として受け入れ……

 自らも、少しずつだけど確実に身も心も成長していく……

 そんなあなただからこそ、義母さんはあえて、それが禁忌であることを承知の上で、あなたと体を重ねている……

 浅ましい欲望からではなく、あなたとの大切な絆を確かなものにしたいから……”

 だから、俺も近親相姦なんていけないことだとわかっていながらも、義母さんを拒まずにその身を受け止めている。

 義母さんも、事あるごとに俺を温かく優しく抱擁し、俺と進んで体を重ねてくれる……」

 

 自ずと神妙な面持ちを見せながら言う輝男に、桜月は何も言い返せずにいる。

 輝男はそのまま、内履きから靴へと履き替えると、

 

 「でも、義母さん、こんなことを言ってくれたよ。

 “これから、何度、義母さんと体を重ねることがあっても、今、あなたが絆を結んでいる人たちとは、長く関係を大事にしなさい”

 ……ってね」

 

 輝男がそう言葉を続けると、桜月は輝男をまっすぐに見つめながら口を開く。

 

 「輝男君……私……真純さんみたいになれるかしら……?」

 

 神妙な面持ちを見せながら、輝男に向かって言葉をかける。

 すると、輝男は桜月をまっすぐに見つめながら、笑みを浮かべる。

 

 「そのままの君でい続けたら、君だって、義母さんみたいになれるよ。

 ……さすがに、義理とはいえ自分の子供とエッチは無理だけどね」

 

 輝男がそう言葉を返すと、桜月はクスッと笑みをこぼす。

 間も無くして、静まり返った生徒玄関に、輝男と真純、二人の笑い声が響く。

 他に誰も見ず、また知る由も無い、三学期初日の放課後のとある一幕がそこにあった……

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